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大学卒業後の留学を守れ!コロナでキャリア崩壊?

大学卒業後の留学を守れ!コロナでキャリア崩壊?のイメージ

大学卒業後に留学に出ようとする方のほとんどが、「私の留学目標は海外で働くことです」だったり「海外で永住を目指します」と言うものだったりします。

ただ、そのほとんどの方が『日本でアルバイトを経験してから海外留学に出ようとするもの』だったり致します。

今回はコロナ禍での大学卒業後の留学について、大学生にとってちょっと怖いかもですが、人材紹介業免許を持っているココア留学だからこそ話せる『リアルな帰国後の就職のお話』をさせていただきたいと思います。

ガチで困る卒業後の留学

海外の友人たちが話す様子

皆様は『有効求人倍率』という言葉について、聞いたことがある方はいらっしゃいますでしょうか?

「なんとなく、それって就職関連の言葉でしょ?」と言うことをご存知の方は、きっと多いはずです。

ただ、有効求人倍率が一体どういう風な状況であれば就職にとって有利で、逆に、どのような数字であれば就職に不利な状況なのか?と言う事について詳しく知っていらっしゃる方は少ないはずです。

そこで早速ですが2021年4月30日に厚生労働省により発表されている有効求人倍率について以下のデータをご覧ください。

有効求人倍率

有効求人倍率(2021年3月)
都道府県 1月 2月 3月
全国1.101.091.10
北海道1.020.870.96
青森県1.040.971.04
岩手県1.141.201.23
宮城県1.191.201.25
秋田県1.391.371.40
山形県1.251.221.31
福島県1.311.321.35
茨城県1.341.361.39
栃木県1.121.111.08
群馬県1.261.261.25
埼玉県0.981.010.99
千葉県0.990.970.96
東京都0.910.920.88
神奈川県0.890.890.87
新潟県1.231.171.21
富山県1.341.361.40
石川県1.171.211.23
福井県1.641.641.70
山梨県1.131.131.23
長野県1.211.231.28
岐阜県1.411.411.39
静岡県1.051.051.07
愛知県1.041.081.05
三重県1.231.221.25
滋賀県0.971.011.07
京都府0.960.991.00
大阪府0.970.960.95
兵庫県1.021.010.99
奈良県1.191.211.25
和歌山県1.061.051.12
鳥取県1.331.351.38
島根県1.421.431.47
岡山県1.411.411.38
広島県1.151.181.21
山口県1.361.391.45
徳島県1.191.221.22
香川県1.441.461.40
愛媛県1.251.301.31
高知県1.091.081.13
福岡県0.940.940.94
佐賀県1.211.231.26
長崎県1.061.091.12
熊本県1.261.311.38
大分県1.161.181.17
宮崎県1.281.331.35
鹿児島県1.171.211.22
沖縄県0.770.750.76
北海道1.020.870.96
東北1.211.201.25
南関東0.930.930.91
北関東・甲信1.221.231.25
北陸1.301.281.32
東海1.111.131.12
近畿1.001.001.00
中国1.301.311.34
四国1.251.281.28
九州1.061.071.08

※ (厚生労働省:2021年度4月30日発表より)

データは2021年3月時点の各都道府県別の有効求人倍率を示したデータですが、こちらは2021年の5月の緊急事態宣言前の有効求人倍率を示したものになります。

ご覧になっていただければわかるかと思いますが有効求人倍率は基準値である1.00倍より数字が上か下かが重要なポイントになり、例えば100人の就職希望者に対して企業から100人分の採用募集がある場合、その有効求人倍率は1.00倍となります。

つまり仕事を探している人と、仕事を募集している人数が全く同じと言う状況を意味します。

そして、有効求人倍率は基準値を1.00倍として、数字が大きければ大きいほど就職希望者にとって仕事がたくさんある状況を示し、反対に、数字が小さければ小さいほど仕事の募集が足りていない状況を示します。

つまり上の表を見ていただければ分かると思いますが、日本全体の仕事は有効求人倍率1.10倍と1以上の数字となっていますが、例えば東京都0.88倍、神奈川県0.87倍、北海道0.96倍、沖縄はなんと0.76倍とコロナにより日本の就職状況は一気に悪化をいたしました。

また、もう少し状況を分かりやすく解説しておきますと、有効求人倍率が1.00倍を下回るということは、例えば、誰も就職先として誰もが避けたいと思っている『ブラック企業』でさえ就職することが難しい状況が東京や沖縄などで起こっていることを意味します。

「コロナによって日本の就職状況がどのようなものになっているか?」リアルな状況に関して、少しは危機感を共有して頂けたのではないでしょうか?

就職活動を攻略する?
大学卒業後の留学で就職活動を攻略できるのか?

大学卒業後の留学で就職を攻略する方法はあるのか?ここでご紹介するよりも基礎的な内容がちりばめられています。

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日本社会に戻らない覚悟も必要?

草原で空を見上げる大学生

次に、大学生が大学卒業後にアルバイトをしてから海外留学に出られる際、注意していただきたいことについてお話しさせていただければと思います。

大学生の多くは将来的に事務職での勤務を目指されますが、実は事務職は日本国内において非常に人気な職業で、コロナ以前の人材難と言われた時においても有効求人倍率で1.00倍を下回る状況が続いていました(現在は0.20~0.36倍程度)。

そうした中で、ココア留学のように留学で培った語学力や経験を生かせる職業を例にとってみると、カウンセラー職の求人に関して言うと採用人数1人に対して約300~400人もの方々からご応募が集まっている状況となっております。

しかも、求職者のほとんどは海外のカレッジや大学を卒業している、いわゆる『ハイステータス人材』と言われる方々ばかりとなっています。

アルバイト後の留学はジョブホッパー?

そうした求人状況が大幅に悪化している中で、「大学を卒業した後に日本国内でアルバイトをし海外留学を経験するとどうなるか?」という質問に、率直にお答えすると「帰国後の就職は新卒時以上に困難を極めることになる」と言わざるを得ません。

と言うのも、日本国内では『転職回数が多ければ多いほど就職先がどんどん狭まってきてしまう』という背景があるためです。

日本企業の多くは、終身雇用や長期間の勤務を希望してくれる求職者を優先して雇用する傾向にあるため、『大学卒業後にアルバイトしてから海外留学』といった、どうしても転職回数が多くなっている職歴書は敬遠されてしまいます

そうした中、30歳になるまでに3回以上の転職を経験された方はジョブホッパーと呼ばれるようになり、いわゆる『ホワイトカラー』と呼ばれる多くの方が希望される事務職などの職種では履歴書落ちが多発してしまいます。

でも、3回の転職って、良く考えたら物凄い簡単に到達してしまうもので、例えば、大学卒業後にアルバイトで1回目の就職、海外留学中のアルバイトで2回目、帰国してから就職するまでのアルバイトで3回目の就職となってしまいます。

たったこれだけの行動だけで希望する就職先が一気になくなってしまうことを考えると、大学卒業後の留学が本当に恐ろしいものに見えてしまいますよね・・。

また、「アルバイトを職歴を履歴書に書かなかったら良いのでは?」とおっしゃられる方もいらっしゃるのですが、アルバイト歴が無ければ、今度は大学卒業後の履歴がスカスカになってしまい『ニート期間』となってしまいます。

加えて、語学留学のように学位を修めない留学は、本来であれば留学ではなく語学研修といった扱いとなっているため、厳密に言うと学歴として記載することもできません(最近では、記載するのは自由ですが採用時にプラスとならないという風潮があります)。

そのため、留学を終え日本に帰ってきたときは「就職がかなり厳しいことになることも意識して留学スケジュールの設定をして置くことも大切だ!」と心の片隅に置いていただければと思います。

留学生
留学生

大学卒業後のアルバイトは本当に注意ですね!

COCOA
COCOA

そうなんです!
注意点として採用担当者によっては、大学卒業後に語学学校へと通う流れも不思議に思う人がいることです。
ちなみに大卒後に海外のカレッジを卒業した場合、最終学歴は大学になります。

キャリアは積み上げていく?

彼氏と一緒に写真に写る海外の女性

そうした中で、大学生の卒業後、そしてアルバイト後に海外留学を経験することで、全てが悪い方向に進むわけではありません。

実は、計画的に留学を設計することによって、大学卒業後そのまま新卒採用で就職するよりも、海外でキャリアを積み上げた『ハイステイタス人材』として、いきなり高給での勤務が約束される留学をされる方もいらっしゃいます。

ただし、一般的な留学を経験してしまうと、留学先で仕事を見つける事はかなり困難な状況となっており、留学生の全体的には生活のために飲食店のアルバイトや清掃員として働く方がほとんどとなっているため、どうしても留学でキャリアを壊してしまうことになる方のほうが圧倒的に多いです。

キャリアを積み上げて行くには?

そうした中で「海外でキャリアを積み上げていくには一体どのようにすれば良いのか?」少しだけご案内させていただきたいと思います。

海外でキャリアを積み上げるには、留学前から「海外でどのような分野を学び、そして、どよような学位を修め、どのような職種につき、その先の人生で何をするのか?」を考え計画した留学を行うことです。

つまり、留学生から帰国や将来についてのビジョンまでを明確にしていき、留学から将来までのルートが綺麗に一本線上に並んでいくように作り上げていきます。

例えば、ITマーケティング・マネジャーを目指した留学であれば、学習内容ITマーケティング、アルバイトはIT関連のセールス、そして就職先はセール&マーケティング、その先にマネージャーを視野に入れていくと言う風に組み立てていきます。

簡単そうに見えますが、この計画は留学先の国、ビザ、学校の選択、コースの選択、将来の仕事の分岐ルートまでを意識すると、あまりにも膨大な情報量になるため、ルートは軽く数億通りは超えてきてしまいます。

正直、その中から最良の選択肢を選び、かつ留学する方に合わせて、実現可能なコースを作り上げることは至難の業となるため、もし必要であれば、ココア留学のようなキャリア育成を得意としている留学会社へとご相談ください。

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大学生のための留学ルート設計

THANK YOUと書かれたメッセージ

さて、それでは最後に大学生卒業後にアルバイトをすることを前提にしたキャリア設計の例として、1つプランをお作りしてみたのでご覧になっていただければと思います。

留学をお作りしてみたモデルは、大学を卒業した後、半年間のアルバイト期間を経て海外留学に出ようと考えていらっしゃる23歳の女性の留学ルートとなります。

キャリア留学モデル

  1. Step.1 大学を卒業する前に留学計画を立てる【大学4年生:6~9月】
    卒業前に留学の計画をしっかりと作り上げます
     →留学相談に行くことを目標にするのでは無く、しっかりと作りあげることを目指します
  2. Step.2 アルバイトを開始【大学4年生:6~9月】
    自分の留学先を決定した後、直ぐにアルバイトに集中します
     →アルバイト先は出来るだけ将来のキャリアに繋がるものを選択します
  3. Step.3 大学を卒業する【留学年:3月】
    英語の勉強とアルバイト生活が始まります  →この時点の努力が人生を左右します
  4. Step.4 いざ留学へ【留学年:9月】
    半年間のアルバイトを経て海外留学へ
  5. Step.5 語学学校やカレッジで学ぶ【留学年:9~12月?】
    少なくとも仕事が可能な英語力を目指します
     →TOEIC目安としては850点
  6. Step.6 カレッジ等で専門分野を追求する【留学:6~24ヵ月】
    留学前から計画していた学校で専門分野を学ぶ
     →海外でキャリア育成に海外の学位は非常に有利です
  7. Step.7 帰国前のキャリアカウンセリング【留学:18~24ヵ月】
    留学前に帰国後の就職先やルートを作り上げます
  8. Step.8 帰国!
    ここまでのルートを歩めばハイステータス人材として帰国が約束されます

大学卒業後の留学を守れ!コロナでキャリア崩壊?まとめ

将来について考える女性

さて今回は大学卒業後に留学を考えていらっしゃる皆様のために、少し厳しいお話となってしまいましたが、リアルな現実のお話をさせていただきました。

日本では職歴が多いことがジョブホッパーとみなされ就職困難となる原因の1つとされますが、実は、海外では評価される場合もあります。

それは、海外では『1つの職業を長年やっている人間と言うのは、経験値が浅く、他の企業からのヘッドハンティングも受けていない人材』という目で人材を評価することが多いためです。

それもこれも、日本と海外の企業体質の差が大きく出ている部分ではありますが、こうした海外と日本の就職の差についても、なかなか知らない方が多いですよね・・。

ただ、せっかく留学に出るわけですから、どうせならば少しでもクオリティの高い留学を経験し、帰国後も胸を張って同級生と話せるような留学計画を作っていただければと思います。