もし大学生の皆様が自分に留学が必要か迷ったら?

正直言って、ココア留学に相談される留学生のほとんどは、「留学に行きたい」や「自分の将来を考えて留学に行くべきだと思う」と言う風におっしゃられます。
しかしその一方で、こちらをご覧になっていらっしゃる皆様のほとんどは、「自分には留学が必要だろうか?」と迷っていらっしゃるのではないでしょうか?
そこでここでは「大学生の皆様が本当に留学が必要かどうか?」その本当のお話をご紹介させていただきたいと思います。
自分が何をしてきたか?

大学生になると、将来にうっすらと就職活動が見えるようになってくるため、どうしても「自分は何をしてきたのか?」と迷う人たちが出てきます。
でも「大丈夫」。
皆様の周りにいらっしゃる社会人の方々は、皆同様に同じように悩み、そして今では、時に社会の理不尽に耐え、時に下げたくない頭を下げながらも、毎日、汗水を垂らしながら立派に働いていらっしゃいます。
日本では、卒業直後の大学生に対して、採算を度外視した『徹底的な社会人教育』が行われるため、どんなに悩んでいようと出社さえ続けられれば、3年で社会人として立派な姿に成長することができます。
つまり、一般的には大学生の皆様にとって『留学は必要ない』と言う事を知っていただければと思います。
立ち位置は確認しておく
ただし、少しでも「海外留学への憧れ」や「海外滞在経験をしてみたい」と言う、外国への憧れがある場合は、大きく話が変わってくるため、自分の立ち位置だけはまずご確認いただければと思います。
自分の立ち位置と言うのは、今、自分が置かれている状況のことを指します。
「これまで自分が何をやってきて、どのような状況にいる、そして、今どのように感じているのか?」について考えておいてください。
もし可能であればスマホのメモ機能等で構いませんので全て書き出しておいていただければと思います。
そして、考えがまとまりましたら引き続きご覧ください。
何を求めているのか?

今置かれている自分の立ち位置や感情などを理解していただけたところで、次に皆様に考えていただきたい事は、『自分が何を求めているか?』という理想についてです。
例えば将来、億万長者になって高級車を乗り回し、飛行機で悠々自適に海外を飛び回っている様子を想像される方もいらっしゃるでしょうし、YouTuberやInstagramerとして活躍し、VIPとしてクラブイベントや世界のリゾート地を回っているかもしれませんよね?
ここで皆様に気をつけていただきたいのは、どんな将来の夢や理想でもいいのですが、それをできるだけ具体的に想像しておいていただければと思います。
お時間が許されるならば、スマホのメモ機能などに自分の身に付けているものや住んでいる場所、そして持っているスキルに周りにいる人たちなども合わせて記載しておいていただければと思います。
それが完了しましたら次にお進み下さい。

わたしはカフェとかでパソコン仕事をしているフリーランスの人に憧れます!

では、どんな人がその仕事に就いているでしょうか?自分が持っているスキルも書き出してみましょう♪
なぜ将来に迷うのか?

さて、いよいよ皆様にとって留学が必要かどうか?の本題へと入らせていただきたいと思います。
先に皆様に考えていただいた自分の立ち位置から、その次にイメージしていただいた皆様の将来のビジョンまで、どれくらいの差がありましたでしょうか?
人によっては全くかけ離れた姿を想像していらっしゃると思いますし、別の人にとってはそんなに変わらないビジョンが見えていたことでしょう。
そして次に、現在の自分から将来の自分へ矢印を引っ張ったとして、その過程にはどのようなものがあるでしょう?
中には『大企業に就職する』というステップを考えられる方もいらっしゃるでしょうし、他には『筋トレで鍛える』とか『ダイエットする』と言うステップが必要な方もいらっしゃるはずです。
最後に確認として、そのステップ全てを今のあなたにプラスしたときに、将来のビジョンにぴったりになっていればOKです。
ここでもし、「過程においてマイホームの犬を飼い忘れていた!」などがあれば、過程の部分に書き加えておいていただければと思います。
過程に何があるか?
お疲れ様でした。これであなたにとって留学が必要かどうか分かりました。
先ほど書き出していただいた、現在の自分から将来のビジョンの自分に対して矢印を引っ張り、そこに記載していただいた過程の中に、『英語力』や『国際教養』『海外関連』など留学に関する話題が出ていなければ、皆様にとって留学は必要ありません。
ただ一方でそうしたものが1つでもあれば、社会人になる前に必ず留学を経験しておくことを強くお勧めさせていただきます。
というのも、社会人になってからの留学は、学生の頃とは違いリスクが非常に高くなることや、親や親族など身内などからの反発もかなり強くなるためです。
他にも時間や費用的、それに学習効率もやはり社会人になった後ではかなり落ちているので、学生のうちに留学に出て後悔されるケースはかなり低いとお考えください。
留学に迷わなくなったなら!

さて、今回は留学に迷う迷わないについてのお話から、留学が必要か必要じゃないか?と言うお話をさせていただきましたが、以下に状況をまとめましたのでご覧ください。
留学は必要か?を考えるステップ
-
- Step.1 現在の自分を考える
- 自分の置かれている状況や現在の立ち位置など詳しくイメージします
-
- Step.2 将来の自分は?
- 自分が将来どのようになっているか詳細まで想像します
-
- Step.3 過程を考える
- 現在の自分から将来の自分へ矢印を引き、過程で必要なものを書き出します
-
- Step.4 過程に留学がある?
- 過程に「英語関係」や「海外関係」のものがなければ留学は必要ありません
-
- Step.5 留学が必要だった
- 社会に出てからの留学はリスクが高いので、学生のうちに必ず留学をしてください
もし大学生の皆様が自分に留学が必要か迷ったら?まとめ

留学に迷っている皆様は、心のどこかで将来のビジョンに海外や英語などといったものを漠然と想像されていらっしゃる方がほとんどです。
ただそれは、自分の人生にとって必要であるものなのか?それとも必要でないのか?を見極める事はなかなか難しいことです。
特に、大学時代はあっという間に過ぎてしまいますので、その間に決断をしなければ、留学について考えるチャンスさえ無いままに就職活動・卒業ということになってしまいます。
留学が必要であるかどうかは、こうした簡単なテストで明確にすることができますので、もし皆様の周りに留学に迷っていらっしゃる方がいらっしゃれば、こちらの考え方を是非ご紹介していただければと思います。