ワーキングホリデーの仕事と帰国後の就活を攻略する
留学エージェントや、ワーキングホリデーを斡旋している会社では、教えてくれないワーキングホリデー時の仕事と帰国後の就職について、ココア留学では真実をぶちまけてしまいたいと思います。
ここで紹介する内容は、ワーキングホリデーに夢や希望を抱いている方にとっては、非常に辛い物となっておりますので『打たれ弱い方』には決してオススメできません。
「ココア留学だから本当に心配をして言ってくれているんだ!」「ココア留学だけが話してくれている!」と思って頂ける方を対象とさせて頂きたいと思うので、その他の皆様には大変恐縮ではありますがブラウザの『戻る』を押して頂ければと思います。
ワーキングホリデー中にどのような仕事で働けますか?
これまでココア留学では、多くの方々のご質問や疑問にお答えしてきましたが、ワーキングホリデーを希望されている方から「ワーキングホリデー中にどのような仕事で働けますか?」と言う質問をほぼ毎日のようにお受けします。
理想とは違うワーホリの厳しさ!?
正直なところ、留学エージェント等のホームページで紹介されるような『スキルアップに繋がる良い仕事に就ける方』と言うのは、ワーキングホリデー参加者全体から考えるとほんの一握りしかいらっしゃいません。
さらに現実は酷いものになっており、ワーキングホリデービザを使って渡航をしたにもかかわらず、仕事経験を全く積まないまま帰国に至ってしまう方も沢山いらっしゃいますので、ワーキングホリデー事情は皆様が想像されているよりもボロボロになっているのが本当のところです。
しかしながら、あまり多くは無いとはいえ、当然ですがしっかりと働いて経験を積んで帰国される方もいらっしゃいます。
まずは、一般的にワーキングホリデー期間中にどのようなお仕事をしているか、参考のため以下にリストアップしてみたのでご覧ください。
●ワーホリ中に就ける主な仕事
- レストランバーなどのウェイター(サーバー)
- 調理師(日本料理店など)
- 美容師
- 掃除係(早朝や深夜)
- 農業(収穫など)
- 牧場(牧場の手伝い)
- お土産物屋店員(日本人が多い店)
- 宿泊施設などの受付
- 工場関係の作業員
- スーパーの店員
- 旅行代理店
- 家政婦・ベビーシッター
上記は、ワーキングホリデーで働いている方をチラホラ見かけるお仕事ですが、主に『英語能力があまり必要でない職業』か『日本語を武器として使えるような職業』、もしくは『日本人としての良さやスキルを出せる職業』となり、『言葉』によるハンデを受けにくいものになっています。
次に紹介する職業は、私が実際に知り合った方々の中で、正直「本当にワーキングホリデーでそんな仕事に就けたのですか?」と思わず驚いた、高い英語能力とプラスアルファ―の能力が必要とされる職業です。
- 銀行関係の職員(雑務だと言っていたが、窓口も担当)
- 企業の会計士(資格を持っていたのかは聞かず)
- 日本語教師(日本でも教師だったそうです)
- 小さな飲食店の店長(自己資金で開業)
- 語学学校のカウンセラー(日本では英語教師)
先にご説明したワーキングホリデーの職業リストと、このハイレベルな職業リストの違いを見て、私と同様に驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、どの職業が良くてどの職業が悪いと言うのは、「どのようなキャリア育成を行っていくか?」や「ステージとしてどのような段階にいるのか?」によって変わるため、職業差別的な意思は全くありませんので予めご了承ください。
●職業とキャリアとお給料の話
しかしながら、やはり一番気になる金銭的な面でお話させていただきますと、上のリストの中でも農業関係・工場関係などのお仕事は、例えば、オーストラリアなどでは「日本でアルバイトをするようも割りの良い仕事だ!」と言えるような給料を支払ってくれるところが多いです。
なぜかというと、これらは『重労働』と呼ばれる仕事だからなのですが、特にオーストラリアは日差しは強すぎて、屋外での仕事は皮膚ガンのリスクが著しく高いことが分かっており、「オーストラリア人は炎天下での作業は全くやりたがらない」ということが根底にあります。
また工場などでのライン作業員などの単純作業員は「将来的なキャリア育成が難しい」ということで、日本とは違ってキャリア育成に関して慎重な海外では人気が無いことが多いです。
しかしながら、ワーキングホリデーが行われるのは、海外ということもあり、日本とは環境が異なることもあり、「仕事を選ぼう」と思うと、どうしても『言葉』と言う大きなハンディを受けてしまう事になります。
そのため、ワーキングホリデーの基本的な概念に従い「大きく稼いでやる!」と考えるよりも、「海外滞在費用の足しにアルバイトをする!」と言う感覚で渡航される事をオススメさせて頂きたいと思います。
- ワーキングホリデーでの仕事は選べる範囲が限られてくる
- キャリア育成はかなり難しいと知っておく
オーストラリアのワーキングホリデーでは正社員採用はかなり難しいと聞きましたが本当ですか?
オーストラリアの人材紹介やキャリアサポート系の企業様とお話をすると、英語やスキルなどは関係なく『ワーキングホリデービザ』というだけで正社員での採用は絶望的になるそうです。
ワーキングホリデー中の仕事の探し方・見つけ方
次に、皆様が気になる『ワーキングホリデー中の仕事の探し方・見つけ方』について紹介させて頂きたいと思いますが、基本的には、海外での就職活動といっても日本での就職活動と大きな違いはありません。
主な仕事探しの手段としては、現地の新聞・情報誌・掲示板、またはインターネットによる検索などが一般的で、手堅い方法としては直接店にレジュメ(履歴書)などを持ち込み自分を売り込む方法があります。
しかし、日本での就職活動と大きく違う点が1点だけあります。それは、自分自身の売り込み方です。
海外企業と日本企業の違い
●日本企業の場合
まず日本の企業ですが、近年は日系企業の体質が少しずつ変わってきているものの、やはり『終身雇用』と『企業 > 被雇用者』と言う2点については、根強い特徴と言えます。
例えば、人材を採用する際には『終身雇用』を基本としているため、「雇用後に能力を育てていければ良い」と言う、長い目で企業の利益を見据えた採用がベースとなります。
そのため20代ぐらいの若手世代ですと、重宝される人材は『変に癖が無く使いやすい人材』となる傾向があり、新卒採用を盛んに行っている企業も多く見られます。
つまり、従業員の能力を「白紙の状態から企業側が育て上げる」ということになりますが、これは他企業でも通用するような能力を育てるのでは無く、『自企業に特化した専門的な能力育成』を行うケースが多いため、いざ従業員が転職しようと思うと、他企業でも通用するような能力が無いため困難になることも珍しくないです。
また、転職が難しい従業員は会社を辞める事ができなくなり、会社にしがみつくことが必要になってくるため、さらに『企業 > 従業員』と言う関係が強くなる傾向にあります。
●海外企業の場合
一方で海外企業の場合は、日本企業のように終身雇用と言う形態を取らず、従業員がいつ仕事を辞めるか分からないため、企業が人材を育てると言う意思は無く、能力は個人(=本人)が育てるものと言う形態を取っています。
そのため、求められる人材と言うのは常に『即戦力』であり、能力が無い者に対しての雇用は無いと言う厳しい考えが基本になります。
しかし、自分自身のスキルアップに務めて能力を高めた者には、能力に応じた他企業からの『引き抜き』や『スカウト』などが有るため、日本の年功序列のような形では無く、給料も自ずと右肩上がりで上昇していく事が可能です。
また、従業員はいつでも会社を辞められるように、他企業でも通用する能力を自分自身で考えながら伸ばしているため、転職が比較的容易で、企業側としてもその姿勢を尊重しているため『企業 = 被雇用者』となる形が成り立っています。
海外企業のマイナス面としては、『仕事ができない人や会社にとってマイナスになる人は問答無用で即クビ』となるので、日本企業のように将来を計算することは困難になります。
- 日本企業は従業員をゼロから育てようとしている
- 海外企業は即戦力となる人材のみを雇おうと考えている
海外での就職活動は面接で売り込む
日本での就職活動の場合、中途採用枠での面接でない限りは『自分を強く売り込む』と言った行動を取らないことが一般的となります。
それは日本人としての民族性もありますが、先に紹介したように「日本の企業が使いやすい人材を欲している」と言う側面も影響しているためです。
しかし海外の企業は、日本の企業と違い『終身雇用』では無く『即戦力』となる人材を欲しているため、日本企業の面接スタイルでは『自己表現力不足』と受け取られてしまい、どうしても会社からの高評価を得る事は難しくなります。
そのため面接の際には、外国企業に対して好印象を与えるような方法で挑む必要が生まれてきますが、ここでキーポイントとなるのが、先ほどご案内した『企業 = 被雇用者』と言う海外の雇用スタイルです。
海外企業の場合、「企業と社員は対等な立場である!」という認識があるため、考え方によっては「自分自身もまた1つの個人企業である!」と想定することができると思うのですが、この考えを使うと自分(=社員)にとって企業は一定期間中の取引相手と言う認識を持つことができます。
つまりは、企業に対して同等の立場である自分が『自分自身と言う商品』を売り込み、そのリース代(レンタル代)としての対価(給料)を得るための『商談場所』と言うのが『企業面接』と言う事になります。
面接が商談場所と言う事は、『自分自身と言う商品』を実際の価値よりもずっと安く借りようとする企業であれば「この商談は無かった事に・・」と自分のほうからお断りをする事も可能ですし、企業側から「どうしても君の能力が欲しい・・」と言うのであれば自分を高く売り込むことだって可能という訳です。
外国に長く滞在している日本人によく見かける傾向として、「英語を話すと人格が変わってしまう」と言う現象が有りますが、それは海外では自分を売り込まないと職(仕事)が得られない事にも深く関係しているように思います。
海外で面接を受ける際は、自分自身がプロモーター(興行主)となり、「いかに自分が他者よりも優れているか?」「自分を雇う事で企業にはどういったメリットが生まれるのか?」をしっかり説明し、自分自身が即戦力である証明をするようにすると、海外の企業には好印象を与えやすくなります。
- 海外での面接では自分を如何にプロデュース出来るかが勝負!
現地企業で実際に採用を受けた面接の話
少し難しいお話が続きましたが、ここで私がオーストラリアに居る時に知り合った友人のお話をしたいと思います。
その友人はある大手ブランドの小売店でショップ店員として働いていて、「すごく良い職に就けたもんだなぁ」と私は感心しきりだった訳ですが、それがなぜかというと、実は、彼女の英語力がTOEIC800点(英検準1級)ほどと、海外では「英語力がある!」と胸を張って言えるレベルではなかったためです。
しかし、それにもかかわらず大手ブランドのショップの店員なんて言う圧倒的なコミュニケーション力を必要としている仕事を手に入れていたから驚きとなった訳です。
そこで、「どうやってそんなにも良い仕事を手に入れたのか?」とどうしても気になってしまった私は、大変失礼と知りながらも彼女がショップの店員になるまでの経緯を尋ねてみることにしました。
すると、彼女は大変親切にも仕事に就くまでの話を丁寧に教えてくれました。
海外では見本にしたいAさんの就職活動!
面接まではインターネットで応募するだけだから、いくらでも辿り着けるんです。でも、面接になると『英語ができない事』と『経験が無い事』と言う理由で何度も落とされました。
そうですよね・・・。
でも、正直落とされてもあまり大きなショックは無かったんです。実は、本当に働きたかった場所と言うのが今のショップ(仕事場)だったんです!
え!働きたかった会社とは違う会社で面接してたんですか!?
内緒の話ですが、他のショップを何回も受けてたのは今の職場のための面接の練習のためだったんです。面接で聞かれる事ってある程度決まっていますよね?そんな面接を複数の企業で受けていると何となく傾向が見えてくるんですよね!
なるほど!確かに日本でも同業種の面接では同じようなことが聞かれますよね?
今回のショップは、全身をブランド(彼女が働いている店のブランド)で固めて直接レジュメ(履歴書)を持ち込んでみました。すると直ぐに面接をしてくれたので、『ここのブランドが好きだぁ~』と店長(当時の面接官)相手に静止されるまで褒めちぎり続けました。
それって本当に凄いです!そこまで話続けることができるAさんの英語力も凄いですし!
たぶん、私が一方的に話していたから、あの時、店長は私の英語レベルがここまで低いとは気が付かなかったのかも?
本当に凄いです!でも、店長はAさんの英語力に気が付かなかったんじゃなくて、Aさんの頭の良さと頑張りに気が付いて採用したんだと思います!
もちろん、彼女が働いている環境はバリバリのローカル(地元企業)ですので、2ヵ月が経った頃、英語力は信じられないほどの上達ぶりを見せていて、何倍もの成果がたった2ヵ月で有ったことは言うまでもありません。
ワーキングホリデー先での仕事の裏事情
ワーキングホリデーに夢を抱いている方にとっては少し酷な内容となりますが、続いてはワーキングホリデー先での仕事の裏事情についてご紹介していきたいと思います。
ワーホリの真実とは?
ワーキングホリデー斡旋を行っている業者の中には「美容師さんなら大丈夫。手に職があればいくらでも仕事が有りますよ!」と言うような甘い勧誘文句を使うケースがあります。
確かに専門職の仕事募集が他の職種と比べて圧倒的に多く見つけやすいと言うのも事実なのですが、実際は、本当に個人の能力次第・・と言うような現状で、仕事は有っても日本のように基本給を得られるような想像をしていると「えっ?本当にこれだけ?」と思わず突っ込みを入れてしまうような収入になる事もあります。
海外はそれほどの実力社会になっていると思っておいてください。
●仕事がないワーホリ
また、安い賃金で募集を出しても『英語力レベル不問』とするだけでワーキングホリデー参加者から沢山の応募が集まってしまうため、もちろん国や地域によって異なりますが、ワーキングホリデー参加者に人気のある都市部などでは、ほとんどの場合に雇用の需要と供給のバランスは崩れてしまっています。
そして更に悪い事に、経営者の中には1年間で帰国してしまうワーキングホリデー参加者を『使い捨ての労働力』と考える人も少なく無く、いまだに国が定めている労働者の最低賃金をさらに下回る給料で雇用をしているようなブラック企業も珍しくありません。
- ワーキングホリデーで仕事が見つからないこともある!
ワーホリを安易に考えない!
もしもここに、「現地に行ってから英語を勉強すれば大丈夫!」と安易に考えておられる方がいらっしゃいましたら、どうぞ少しでも良いので英語の勉強をされてからワーキングホリデーへと出かけてください。
ワーキングホリデー渡航者の全体的な英語レベルが上昇すれば現地企業(ローカル)で働く方が増え、ブラック企業に働きに行く人が減り、それは雇用の需要と供給のバランス改善に繋がります。
そうした小さな雇用の需要と供給のバランス改善は、ブラック企業が無くなる事を意味し、皆様の次にワーキングホリデーに行く人の助けともなります。
どうぞ、ご自身の安いワーキングホリデー実現のためにも、今後の新しいワーキングホリデー者のためにも、日々の生活や仕事で大変お忙しいとは思いますが、渡航前に少しでも英語の勉強をして頂けることを心よりお願いしたいと思います。
- ワーキングホリデー者が多い国や地域では雇用のバランスが崩れてしまっている
- ブラック企業では最低賃金以下で働かされている人がいる
ワーキングホリデーって「自由!」ってイメージでしたが、「だんだん自由って責任があるよな・・」って感じるようになってきました。
日本でキャリアウーマンとしてバリバリ働かれていた方が、意図せず、海外では飲食店で皿洗いのアルバイトとなってしまっていることが数多くあります。
自由だからこそ、逆に慎重な準備が必要になることを覚えておいてください!
ワーキングホリデーに有利な看護師・調理師
続いて、日本での職業がワーキングホリデー先で有利になりやすい職業について紹介させて頂きたいと思います。
先ほども少し紹介させて頂きましたが、やっぱり専門職の方と言うのは、日本での再就職についてもそうですが、海外での就職も圧倒的に有利なものとなっています。
調理師
仕事探しに資格や手に職があるというのは、かなり強いのですが、その中でも一番有利な資格は『日本での調理師資格』となります。
日本料理屋での調理師としての仕事は、世界的な日本食ブームの影響もあり、どこでもゴロゴロ転がっている状況で、四季を選ばず1年中仕事探しが可能です。
また、調理師経験が5年ほどある友人が試しにフレンチレストランの面接を受けてみたところ、10分ほどの談笑の後、即採用で「明日から来てほしい」とお願いされたそうです。海外では完全にチャンスの大きいお仕事だと言えます。
美容師
美容師についてですが、美容師の仕事も季節を選ばないため年中何処でも有ります。
しかし、先に少しご紹介させて頂いたように、店にもよって違うとは思いますが、私の知っている美容師で『給料に対して文句を言っていない人』は1人もいらっしゃらないのが現状です。
その1番の要因として、例えばカナダのケースですと、美容師と言うのは「店に雇われる」と言うより個人事業主として「店の設備を借りて営業する」というスタンスが影響しています(日本でいうシェアサロンの形態)。
つまり、1人のヘアカットを行った場合、その人から受け取った代金の一部を1人分の設備使用料として美容室(オーナー)へと支払うシステムです。
給料については固定給は無く、お客さんの髪を切った人数に応じての収入が出ると言うシステムですが、設備使用料が異常に高く、ハサミの手入れ料金などのメンテナンス費用も自腹なので、日系のサロンでは「正直チップが無ければやってられない」というレベルになっているケースもあります。
- 美容師のワーホリは仕事には困らないがサロンによって状況が大幅に違う
歯科技工士
歯科技工士について驚くかも知れませんが、海外では手先が器用な日本人技工士の技術が高く評価されており意外なかたも多いと思いますが強いニーズが有ります。
また季節に関係の無い職種なため1年中募集を見かけます。
しかも、その給料が日本と比較して良いことが多いので「私もこの資格があれば・・」と思われるかたも少なくありません。
給料が高い理由としては「日本の歯科技工士の技術力と言うのは世界的に評価されているため、少々高給だろうと欲しがる医院が多い」との事です。
- 日本ではあまり目立つことが無い技工士職ですが海外では高い需要があり
- 今後は3Dプリンタの精度が上がることで需要が下がる可能性もあり
WEBデザイナー・プログラマー
これも意外と驚く方もいらっしゃると思いますが、WEBデザイナーやプログラマーの需要と言うのはオーストラリアもカナダも比較的高いです。
その理由として、「英語と日本語のホームページ作成ができる人材が少ないため」とカナダのSE(システムエンジニア)の方がおっしゃっておりましたが、プログラマーの仕事についても日系企業を中心にデータベース管理などの募集を見かけます。
- WordPressなどの活用により素人でも質の高いWEBサイトの作成ができるようになったことから、WEBデザイナーだけの需要は低下へ
- HTML・CSSに加えてPHP・Javascript・Pythonなどまでカバーできるデザイナーの需要は急増中
SE・プログラマーとして留学に出られたり、逆に海外へとIT留学される方が増えてきています。世界中で通用するスキルさえ身に付ければ、IT技術者は最強と言っても過言では無いです!
看護師
意外に持っていれば良い資格として看護師資格が上げられます。
看護師資格と言うのは、その資格自体を使って看護師として働く事はできませんが、ベビーシッター(ナニー)や家政婦(オーペア)などや介護士として老人ホームなどで働く時に大きな後押しとなります。
ベビーシッターや家政婦と言う仕事は永住権の獲得にも大きな役割を果たす仕事で有りながら、住居まで付いてくると言う非常に人気の高い仕事ですが、その時に「日本で看護師をやっていた!」と言う実績が役に立ちます。
世界中どこでもそうですが、医師や看護師などの医療従事者と言うのは他業種の経験者と比べ信頼度が圧倒的に高いのが特徴で、面接などでも一目置かれる事が多くあります。
- 将来的に訪問看護に役立てるためソーシャルワーカーとしての経験を積まれる方もいらっしゃいます
こうして見ると、やっぱり日本での職歴を海外で活かした方が良い気がしてきました!
日本は海外の先進諸国と比較してキャリア教育が大幅に遅れているので気にされない方が多いですが、日本での学歴・職歴と海外で学ぶ内容と職業を繋げておいた方が帰国後の再就職も有利になります。
看護師・介護師のワーキングホリデー先での注意
『看護師』や『介護師』の方から一番良くある質問は、「看護師(介護師)として働きたいんだけど、どうやったら仕事を見つけられるの?」と言うものです。
職業柄だと思うのですが、特に看護師の方の多くは事前にキッチリと調べあげてからワーキングホリデーに出られるので、多くの方は「海外で看護師として働くのはとても難しい・・」と言う現実をこちらで回答する前に知っていらっしゃるかと思います。
つまりは再確認のためにご相談をされる方が、ほぼ100%となるのですが、その度に「無理とは言いませんが、3~5年ほど英語だけ本気で勉強したとしても最後は才能にゆだねられてしまうという狭き門ですよ」とお答えするしかないのが本音です。
なぜこう言った回答になるのかと言うと、それの理由は簡単で『命を預かる仕事では非常に高い英語が必須(IELTS7.5以上/TOEIC満点)/英検1級以上』だからです。
- 看護師に必要なIELTSスコアは7.5以上!
看護師はレベルが高い?
中には、「1年間留学して、それから現地の看護師専門学校に通えば看護師として働く事ができますか?」と言うご相談も大変多いのですが、正直、専門学校への入学基準が『看護資格保持』『4年以上の実務経験』『大学入学レベルの英語力』『専門学校では無く4年大学卒業単位』となっていたりするため、世界中どこの看護師も1年では相当厳しいのが現実です。
他にも看護師免許を取得しても就労ビザが無ければ勤務することができないので、看護師として勤務を目指される場合、国によっては就労許可がとても簡単に得られるワーキングホリデービザは将来に残しておくことも強く推奨させて頂きます。
しかしながら、ここで看護師の方が夢を諦めてしまうような情報だけを提供するような事は、ココア留学ではありません。海外で看護師や介護師を目指される方にとって朗報となるお話もご紹介させて頂きたいと思います。
- 海外で看護師を目指すときは、資格取得後の就労ビザのためワーキングホリデービザを残しておくと良い
看護師・介護師を目指すならインターンシップ制度は必見
専門職の中でも「看護師・介護師と言った生命に関わる仕事に就く事は難しい」と言う事をご紹介してきましたが、『インターンシップ制度』と言う研修制度を利用する事で、夢への扉が現実的なものになります。
まず、そのインターンシップ制度についてですが、インターンシップ制度とは「企業などで、給与(お金)を目的としない研修生として働き、将来の職における体験と職業経験を積む事ができる制度」のことを指します。『ボランティア』と言っても良いです。
そして、インターンシップ制度は基本的に『給料が無い』もしくは『小額』となりますが、それは当然のことながら正規雇用者と比べて仕事へのプレッシャーが小さいと言う事を意味し、責任重大な仕事に従事するための最初のステップとしてこれ以上の制度はありません。
つまり看護師・介護師を目指す場合、まずはインターンシッププログラムを利用して、プレッシャーの緩和された状態で医療現場で働きながら医療の専門的な英語や知識を身に付け下準備をし、その後、本格的に看護師としての専門学校や国家試験の受験を模索すると言う方法で留学されるかたもいらっしゃいます。
- 悠久のインターンシップのルートもある!
やはり必要になる英語力!
しかし、ここで問題なのが、英会話能力・英語理解力に不安が有る方の場合、「そもそもインターンシップ先が見つからない」と言うケースがほとんどで、最初の1歩目から踏み出せないのが現状となっています。
そこで、近年、将来の可能性の芽を摘んでしまっている状況を重く考えたココア留学では、海外の学校・クリニックと特別な事業提携を行い、英語力が低い看護師さんでもゼロからスタートできるような留学をオリジナルでお作りする機会も増えてきました。
例えば看護師の場合、コースによって異なりますが、留学期間の6ヵ月で専門分野に特化した医療アシスタント(メディカルアシスタント)としての英語や知識を学び、インターンなどの実務経験を経て現地で働くこと(ボランティア活動・研修)を目指したりも可能です。
●英語力があれば鬼に金棒!
看護師・介護師などを目指される方は、ある程度の英語力さえあれば、ワーキングホリデーだけでは無くインターンシップ制度についても参考材料に考えて頂くことで将来の選択肢が大きく広げることが可能になりますので、是非、そうした留学もできるということを覚えておいて頂ければと思います。
また、看護師としてインターンシップを経験できる専門学校へのご留学をお考えの方は、専門分野となるため高額な留学費用になってしまっているケースもありますので、しっかりと情報収集をしたり留学エージェントに相談したりしながら、ご渡航の準備を万全に行って頂ければと思います。
- 看護師として海外で勤務することは難しいので、インターンシップやボランティアも視野に入れておく
- ボランティアであったとしても中級程度の英語力は必須なので注意
海外で活躍する国際看護師になることを目的とした看護留学や病棟クラークやナースエイドとして、海外でアシスタントナースとして働くことを希望される方など様々な看護留学の形をご案内しています。
看護師の再就職
看護師資格保有者の場合、再就職が比較的容易だと言う話を先に紹介させて頂きましたが、多くの看護師の方はワーキングホリデー・留学・インターンシップへと出かける前に、看護師専用の職場案内サイト等を使って帰国後の再就職状況をチェックしておられます。
しかしながら、ココア留学では日本全国2万件にもおよぶ看護師の求人に対応できるようなアフターサポートも行っておりますので、ワーキングホリデーから帰国後される際にはキャリア相談と合わせてご希望いただければと思います。