大学卒業後の留学で就職活動を攻略できるのか?
コロナ以降、大学生の就職内定率が93%を超えるようになってきており、大学卒業後にフリーターになったり、海外留学に出る人は本当に少なくなりました。
それもそのはず、大学卒業後に海外留学に出る人たちは、卒業する大学生の100人に1人、つまりは1%にも満たないためです。
そこでここでは、大学卒業後に海外を目指すたった1%のマイノリティの大学生のために、正直『めちゃくちゃ厳しい1%の現実』と『マイナスを跳ね返す帰国後の就職活動攻略法』について、お話しさせていただきたいと思います。
卒業後に留学するマイノリティの心構えとは!?
友人のほとんどが就職活動を行っている中、ここにいらっしゃる皆様は、自分自身への危機感を、多かれ少なかれ感じていらっしゃると思います。
それもそのはず、中学校・高校・大学と深く考えることなく進学して、将来が約束されたレールの上で生活してきた中で、社会に出ると同時に圧倒的なマイノリティになるのは怖いですもんね?
それは例えば、中学校の学年集会で100人の学生が全員制服で整列している中、1人体操着に着替えて校庭で運動していることを想像していただければ、「どれほどマイノリティなことをしようとしてるか?」イメージしやすいと思います。
ここでは厳しいお話も多く出てしまうことになるのですが、マイノリティでも良いから社会に飛び出していくことへの真実に向き合いたい方にとって必須のお話になりますので、良かったら最後までご覧ください。
- 大学卒業後の留学はマイノリティな選択!
卒業後に留学に出て良いのか、心配になってきています・・。
そんな時には、良かったら最後までご覧になってください!
卒業後の留学成功者の数がヤバイ!
「大学卒業後に留学に出ることについて、そのメリットについて語ってください!」と言われると、「自由に将来が選べるよね!」や「1度きりの人生なんだからいろいろ挑戦しなくちゃ!」と、答えられる方が多いです。
一方、大卒、直ぐに留学された方や社会人留学生に対して「帰国後は英語を活かした仕事や外資系企業等で勤務できているか?」と質問をすると、ほとんどの方が「現在のところは留学を活かした職業に就いていません」とお答えになられます。
大学卒業後の留学の成功率は?
そこで、仮に大学卒業後の留学について『成功者と呼ばれる存在が10%いる』と仮定した場合、大学卒業後に海外留学にいく人の割合は卒業生全体の1%いるならば、単純計算で、留学成功者は大学生全体の0.1%、つまり1000人に1人しかいないことになります。
これは例えば、1000人の学生がいる中学校をイメージしていただいて、そのうちの10人が卒業後に留学へと出ますが、そのうちの『1人しか成功しない』という割合と同じです。
つまり、海外留学で成功しようと考えた場合、1000人に1人逸材になる可能性があるということと同義となります。
- 大学卒業後の留学で成功できれば1000人に1人の逸材!?
大学卒業後に留学した成功者はどれくらい?
マイノリティの世界を分かりやすくグラフにまとめてみましたので、以下グラフで『①卒業後の留学者(オレンジ)⇒②大学卒業者(緑)⇒③日本の大学生(水色)』の順番に押してみてください!!
既にピンクで表示されている棒グラフが大学卒業後に留学に出た人の中でも、『留学に出て正解だった!』と胸を張って答えている人の人数です。
※ グラフはクリックで動きます
大卒留学の成功者 | 卒業後の留学者 | 大学卒業者 | 日本の大学生 |
---|---|---|---|
600人 | 6,000人 | 56万人 | 260万人 |
※ 大学卒業者のうち1000人に1人が留学で成功した場合
グラフを順番に押していくと、大学卒業後の成功者さんが全くいなくなってしまいました・・
そうなんです・・。それほど大学を卒業してから留学に出ると「留学を成功させる」というのが難しくなってくるんです。
マイノリティの就職攻略方法!
ここまで、大学卒業後の留学のマイナス面ばかりをお話をさせていただきましたが、これからは就職活動の攻略方法についてのお話をさせて頂きたいと思います。
ポイントはたった3つです!!
就職攻略のためのポイントその①
日本の就職活動を大学生の皆様に攻略していただくために、最も良い方法としては休学等の制度を使い大学卒業の時期を遅らせる方法です。
休学等を利用することにより、帰国後は、日本の新卒制度を利用した就職活動を現役で行えるというメリットも利用できるため、大企業への就職ルートも開かれ、その後のキャリア形成も安定的になります。
●休学が使えない人は?
しかしながら、ここにいらっしゃるほとんどの方が、休学制度の申請をすることなく卒業に向かわれているかと思います。
そうした休学制度を利用できない(されない)方は、大学卒業した後にフリーターになると言う選択肢をせず、そのまま留学することを強く推奨させて頂きます。
と言うのも、「留学費用が足りないから・・」といって、大学卒業後にアルバイト生活になってしまうと、どうしても留学まで半年や1年程度遅れが出てしまうことになり、その遅れが、留学期間を加えることで、結果的に就職までのブランク期間を長くしてしまうためです。
仮に、大学卒業後のアルバイト期間1年、留学期間1年、就職活動期間半年と仮定すると、大学をストレートで卒業していても、社会人1年目の年齢は26歳になり大学院卒者よりも上になってしまう可能性があることも忘れてはいけません。
- 可能であれば休学留学がベスト!
- 休学が使えない人は卒業後すぐに留学に行く!
就職攻略のためのポイントその②
そして2つ目は、当たり前のことですが留学期間中にキャリアアップできるような職に就くことができるように、自身のスキルを高めておくことです。
それは英語力のアップは当然のことですが、将来の職業をイメージできるITスキルだったり、デザインだったり、もしくはプログラミングやDX関連のスキルだったりと人によって様々です。
●インターン・ボランティアも視野に!
加えて、是非、経験しておいていただきたいのは、現地企業のインターンシップやボランティアなどの経験についてです。
海外でのアルバイトを考えた場合、どうしても飲食店のスタッフや清掃スタッフ、または工場の流れ作業員のお仕事しか見つからないケースが多いのですが、そうしたサービス業系の職業経験は、将来、サービス業での勤務を考えている場合を除いて帰国後の就職活動に活かすことは難しいです。
しかしながら、給料の発生しないインターンシップやボランティアであれば、オフィス関連やAI・IT関連、またはマーケティングやビッグデータ関連の仕事など、帰国後、サービス業以外の職業でも就職活動を有利に進めることができる職業経験を積める可能性も生まれてきます。
就職活動のライバルたちを「アッ!」と言わせてしまうような海外就労経験を持ち帰ることができれば、2~3年程度のブランクなんて全く怖くないので、大手企業や外資系企業での就職を考えていらっしゃる方に強く推奨させて頂きます。
- 留学前に英語を含めたスキルアップを行う!
- インターンシップやボランティアは就職活動を有利にする!
就職攻略のためのポイントその③
3つ目は「就職活動をあきらめる・・」と言う、完全にマイノリティの就職活動攻略方法になります。
そもそも大学を卒業して就職をしない時点で、マイノリティとなってしまっていますので、どうせならばそのままマイノリティの道を極め、帰国した後に起業もしくはフリーランス(個人事業主)として活動するという手もあります。
しかしながら、皆様もご存知の通りフリーランスの廃業率は高く、データ的には10年以内に約90%以上が廃業を経験するため注意が必要です。
もし帰国後の起業を考えていらっしゃる方がこちらにいらっしゃいましたら、必ず、留学前に、起業に至るまでの留学スケジュールと最低3年以上の起業に向けての計画を立てておくことをオススメさせていただきます。
- フリーランスという選択肢もある!
- フリーランスは廃業率が10年で90%を超えることも忘れない!
フリーランスの廃業率って90%以上なんですね!
そうなんです!
なので簡単に考えないように準備していきましょうね!
就職活動を攻略する理想の留学プランとは!?
さて、これまでお話しさせていただいた内容を読んでいただければ、勘の良い皆様なら「大学卒業後の留学は時間との勝負!」ということに気づいていただけているのではないでしょうか?
そこで理想となるタイムスケジュールを作成してみましたので、以下の流れを追いながら皆様の留学が一体どのような状況なのか感じていただければと思います。
就職活動を攻略する理想の留学スケジュール
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- Step.1 留学相談をスタートさせる【卒業6~8ヵ月前】
- 4年時の秋にはご相談をスタートするのがベストです!
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- Step.2 具体的な留学計画を立てる【卒業5~7ヵ月前】
- 4年時の冬に『語学の計画』や『帰国後の就職プランの設計』を行います
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- Step.3 英語力を測定して留学期間と時期を決める【卒業4~6ヵ月前】
- 学校のオンラインテスト(民間の英語試験)などを受講して英語力を診断します
(※ 実際に立てた留学計画通りに学校に入学ができるかのチェックを行います)
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- Step.4 学校の申し込みを行う【卒業4~6ヵ月前】
- 学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
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- Step.5 ビザ手配をスタートさせる【卒業3~5ヵ月前】
- カウンセリングのプランに合わせて必要なビザを手配し完了させる
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- Step.6 航空券・荷物の準備をする【卒業3~5ヵ月前】
- このタイミングで航空券を手配することで留学費用の節約にも繋がります
(※ 先に手配してしまうと留学プランニングに制限が出てしまうのでタイミングが重要です)
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- Step.7 住民票を抜くなど役所の手続きを済ませる【卒業1ヵ月前】
- 留学によって役所での手続きが幾つか発生します
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- Step.8 大学卒業【留学2~3週間前】
- 卒業後は同級生たちは一気に社会人モードに、皆様は留学モードに!
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- Step.9 荷物をパッキングして出発!【4~5月】
- 荷物の最終チェックをして留学に出発します!
留学に必要・便利な持ち物リスト【2024年版】【印刷可】
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- Step.10 無料キャリアコンサルを受ける【帰国2ヵ月前】
- ココア留学の職業適性チェックやキャリアコンサルを受けます!
(※ 面接のセットやスキル不足な方は学校延長、インターンルートを組み込みます)
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- Step.11 帰国後に新生活へ
- 帰国後のサポートや滞在先手配やご相談もココア留学の無料サポート範囲内です!
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- Step.12 面接・内定・就職へ【帰国1ヵ月以内】
- このスピードで就職まで動くことで安心・安定の留学になります
ありがとうございます!
詳しく相談させて頂きたいです!
もちろんです!
他社とは全く違う角度から留学を作る会社なので、コンサルティングにご期待ください!
大学卒業後の留学で就職活動を攻略できるのか?まとめ
「人生はいつ始めても遅くはない!」という人がいますが、実際そう語っているのは成功者の皆様だけで、成功していない人にとっては「人生は時すでに遅し・・」といった状況になってしまっています。
正直言って、人生は何度でもリカバリーできるようにはできているのですが、1度失敗のレールに乗ってしまった人たちにとって、そこから這い上がる努力は、並大抵のものではないです。
だからこそ、ここにいらっしゃる皆様だけには、そういった現実が後に待っていると言うことを知っていただき、事前に何かしらの対策を立てていただきたいと言う思いを持って、今回のお話をさせていただきました。
人生には苦労はつきものですが、知っていて足を踏み込んだのと、知らずに足を踏み込んでしまったのでは全く意味が違ってきます。
1人でも多くの人に、マイノリティの生活に入っていくためには覚悟が必要だと言うことを、心の片隅に置いておいて頂ければと思います。
最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。