留学全般

留学が不安な人が嵌りやすい落とし穴

留学が不安な人が嵌りやすい落とし穴のイメージ

留学に出かける前と言うのは、「これから未知の世界へ出ていく」わけですから、希望が膨らむ半面、誰しもが少なからずとも留学に対して不安を感じるものです。

しかし、あまり知られていないことですが、実は、この「留学が不安だ」と感じる留学生の心理を巧みに利用した、留学予定者だけでなく、その御両親や祖父母までをターゲットにした“ビジネス”が存在しています。

「留学費用・準備のココア」は、そんな「留学を不安に思う心理が切っ掛け」となり、「留学に大金を注ぎ込んでしまう方が1人でも減る事」を願い、留学の裏事情を交えた、「留学が不安な人が嵌りやすい落とし穴」について紹介させて頂きたいと思います。

是非とも、ここで紹介する内容は、留学者本人だけでなく、その御両親や祖父母の方々も、お子様お孫様が留学に出かける前に、御一読頂ければと思います。

留学は心配・不安といった感情と常に隣り合わせ

留学は家族が心配している様子

始めに、留学には「心配や不安」と言った感情は誰しも持ち合わせる思いで、「自分だけが特別に『心細い』と感じている訳では無い」と言う事を再確認させてください。

ココアが初めて留学に出かけたのは10代の頃で、場所は「オーストラリア南西部」だったのですが、英語は全く話せないまま1人きりで飛行機を2度乗り継ぎ、目的地まで辿り着いた経験が有ります。

私自身、当時は「血気盛んな青年だった」のですが、それでも1人で「生まれて初めての飛行機」、「生まれて初めての海外」、何もかもが初めての経験ばかりで、顔には出してませんでしたが、正直、手に汗を握るような“恐怖感”で一杯だったことを思い出します。

自分自身では「他の方より多少は度胸が据わっているタイプ」だと感じていたのですが、そんな「自信過剰傾向の強いココアのような人間」でも不安で押しつぶされそうになるのが留学なのです。

そこで、まずは「自分だけが留学に対して“心細い思いをしている”と言う訳では決してない」ので、もう1度、ココアを読まれている皆様に再確認して頂ければと思います。

両親は自分以上に心配をしている

もし、留学予定者本人がココアを読まれているのであれば、是非自覚して頂きたい事があります。

私の場合も、私が知り合った留学やワーキングホリデー参加者、ほぼ全員に当てはまった事ですが、実は、「留学で実際に渡航される本人よりも、日本に居る両親や祖父母、それに恋人や友達の方が、渡航される本人よりも何十倍も、あなたが留学する事に対して不安を感じている」と言う事実です。

そして、その身近な方々の心配されている思いを“癒す(ケア)”事ができるのは、渡航者本人だけで、「他に代わりになるような人はいない」と言うことを覚えておいて頂ければと思います。

留学先出発後、1~2ヵ月もすると、「自分自身の不安感や恐怖感と言った感情は何処かに行ってしまうものです」ので、留学前には、是非とも自分の心配では無く、「現地へと送り出してくれ、心配してくれている方々の思い」を尊重して頂ければと思います。

「周りの方々を気遣うのはどうしてか分かりますか?」

そうです。答えは簡単で、あなた自身が不安に思う気持ちは1~2ヵ月で消えてしまいますが、送り出す側は、「あなたのことを留学中ずっと心配しているから」ですね。

お金で安全を買えるのは大金持ちだけ

さて、いよいよ前置きが終わったところで、ココアがお得意としている「留学の裏事情を徹底的に解説するお時間」がやって参りました。

留学に息子さんや娘さんを送り出される御両親方から、「どうすれば息子・娘は安全な生活ができますか?」「安全な生活にはいくら必要ですか?」と言う直球勝負の質問を受ける事が多々あります。

私の答えは決まって、「息子(娘)さんは大丈夫です。何も心配は有りません。息子(娘)さんは自分自身で自らの身を守る術を留学中に学ばれる事になりますので、どうぞ、まずは肩の力を抜いて安心なさってください。」と答えています。

また、金銭に関しての質問に対しては、「まず始めにご理解頂きたいのは、留学中の安心はお金では決して買えるものでは有りません。渡航中、もちろん事件や事故に巻き込まれる留学生もゼロだとは言いませんが、このような問題を未然に防ぐためにお金を出すならば、ボディーガードを雇い常に息子(娘)さんと共に行動を共にさせる事になりますよ。」と言う回答をしております。

この私の回答を読んで、ココアの事を「人の気も知らないで冷たい人間だ」と思われる方も大勢いらっしゃると思いますが(涙)、私が先のように答えていた本質は「金銭で事故や事故を未然に防ぐ」と言う事を実行しようとした場合、「100万円や200万円ではまず不可能だ」と言う事を理解して頂きたいからです。

このような回答をする留学エージェントや斡旋協会は、まず世の中に存在しないでしょうが、私が「お金と安全」について、どうして冷たく突き放すのかと言うと、実は、次のような体験をオーストラリアでしてしまったからなんです。

ココアのサラリーマン時代体験 in オーストラリア

ココアは、一時、オーストラリアのシドニーにてサラリーマンをしていたのですが、その時、仕事の関係で偶然知り合った当時21歳の女性大学生がいました。

ココアは、彼女の知っている他の日本人の方々よりも「少し海外経験が豊富」だったため、彼女は何か困った事が有ると連絡をしてくるようになり、時にはみんなで一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べるような事も有りました。

そんなある日の事、彼女から「明日の昼間はお仕事ですか?もしお暇だったら、みんなでオペラハウスに行くんですが一緒に来ませんか?」と言う誘いを受けました。

運の悪いことに、彼女が誘ってくれた日は、「夕方から会社のボス宅で一緒に夕食を食べる約束」が事前に入っていたため、昼のオペラハウスだったので「絶対に行けない」と言う事はなかったのですが、ボスとの夕食が予定されていた中、少し緊張していたことも有り、彼女からの誘いを泣く泣く断る事にしました。

それからしばらくして、彼女と同じ語学学校に通っていた知人と町でバッタリと出会い、「彼女が急遽帰国した」と言う話を聞きました。

「まだ、留学期間が2~3ヵ月も残っていたのに、なぜ帰国を・・」と、残念に思ったココアは、「帰国の理由」について聞いて良いものかドギマギしていると、彼女の知人は、私の思いを察してたのか「彼女の帰国理由」を話してくれました。

そして、その「彼女の帰国の原因」となったのが、彼女が私を誘ってくれたあの「オペラハウス」だったのです。

オペラハウスの予定日当日、彼女は、語学学校の友人数人とオペラハウスへと向かったのですが、そこで、彼女が肩から下げていたカバンが“突然”背後から引っ張られたそうです。

負けん気の強かった彼女は、とっさに「泥棒!」と大声で叫び、カバンが盗まれないよう握りしめたそうなのですが、不運なことにその強盗は大男だったので、周りに居た友人も他の観光客も、余りの突然のことに驚き、そして「武器を持っているのでは?」という恐怖心から全く動けなかったそうです。

すると、彼女の大きな悲鳴に焦った泥棒は、カバンにしがみ付いていた彼女を思いっきり殴り飛ばし、彼女が意識を失ったのを確認すると、カバンを奪い逃げ去ったとの事でした。

運が悪い事に、その泥棒が殴った場所と言うのが“彼女の顔”だったため、警察が来るころには当然目の周りは赤く腫れ上がってしまい、そのまま救急車で病院へ直行したとの事でした。

そして、殴られた場所が場所だったため、「女性にとって辛すぎた」と言う事と、「オーストラリアが怖くなった」と言うのも勿論有ったのでしょう。

その後、航空券を直ぐ手配した彼女は、「私へのメッセージも友人達へのメッセージも無いまま帰国してしまった」との事でした。

留学は、海外に行くことになるので、どうしても日本での生活より危険が身近に溢れており、その危険から“絶対(100%)身を守る”と言うのは、正直言ってココアでも無理なんです。

そこで、「少しでも息子(娘)の安全をお金で買いたい」と思うのが親心ですが、「お金で買える安全」と言うのは、何か起きた後の保証や保険と言ったもので、「何か起きないようにする」と言うのは、最終的には自分自身(留学者自身)で守るしか方法は無いんですね。

御両親にはかなりショックなお話となってしまいましたが、「彼女の両親が安全のために何か“安心パック”のようなサービスに加入していたならば、この事件は避けられたでしょうか?」と問いかけてみてください。

「もし、安心パックサービスなどで彼女の身を守ることができるとするならば?」、正直、当時のココアが感じたような“やりきれない感情”や“怒り”は全く生まれることも無く、ココア留学のような留学情報提供を行うことも無かったと思います。

だって、そうですよね。「お金さえ払えば安全が買える」訳ですから、こうしてココアの苦い体験を持ち出して注意喚起を行う必要は無くなる訳ですからね。

大富豪の留学生活

少し重い話になってしまったので(汗)、ココアの知っている「この子はお金で身を守れているな~」と感じてしまった唯一の留学生の例を紹介してみたいと思います(苦笑)。

その留学生は中国人の当時18歳の女の子だったのですが、親が「中国成金」だったのか、ココアのような庶民からは考えられないような“かなりの大富豪”だったようで、留学中の滞在場所もアパートの最上階(ペントハウス)でした。

もちろん、アパートの入り口には“オートロック”はもちろん、“24時間の防犯カメラ”に“24時間の警備員”、さらには“ボディーガード”付きと、私の想像を遥かに超えてしまっている子も実在していました(苦笑)。

彼女に、パーティーに呼ばれて行ってみると、部屋には“召使い?”のような方、それに“調理師の方々”まで居て、もうこれは「留学なのか何なのか分からないような生活」をしていました(笑うしかないですね)。

さて、ここで「お金で子供の身を守る」と言う事は、「“普通”は不可能」と言う事を御理解頂けたなら、さらにディープな留学の話へとお進みください。

現地サポートの意味の無さ

現地サポートが高いと言うイメージ

留学業者の中には、現地サポート代として「1ヵ月○万円」と言う高額なサポート料を取るところも有りますが、これは「お金で安心が買える」と言う「一種の保険のようなものだ」とお考えになっている方は要注意です。

この「サポート料」と言うのは、留学エージェントによって取る業者も有れば取らない業者も有り、中には「24時間サポート」と銘を打って、「かなり高額なサポート料」を提示しているエージェントやワーキングホリデー斡旋業者も有りますが、ハッキリと言っておきたいと思います。

このような高額の留学サポートサービスは留学に一切必要ありません」。

大事なことなので、もう一度「高額な留学サポートサービスは留学には一切必要ありません!!」。

現地サポートサービスの実態

ココアがカナダ時代に出会った知人が、「年間20万円」と言う高額な24時間現地サポートサービスに加盟して留学に来ていたのですが、ずる賢いココアは「24時間現地サポートサービスの実態」に“とても深い興味”が有ったため、彼に「サポートは使った事は有るの?」と尋ねてみました。

すると、留学開始から既に半年が過ぎていた彼は、「電話番号は知っているけど、今まで1回も電話を掛けた事は有りません」と返答しました。

そこで、好奇心旺盛なココアは、さらに「折角20万円も払っているのだから、もしもの時のための練習も兼ねて電話を掛けてみない?(ニヤニヤ)」と留学サポートの実態解明の話題をぶつけてみました(ココアは本当に悪い奴ですよね・・)。

すると彼は、「何を言ってるんですか!?私は困ったらココアさんに電話しますよ~、その方が確実じゃないですか、でもココアさんが『調査してたい』って言うのなら電話をしても良いですよ~!!その代りに何か有ったらココアさんに電話しますからね」と言う事で、直ぐに商談成立です。

しかし、いざ「留学サポート」に対して電話を掛けるとなると「それなりの用件」が必要だったので、「家への帰り道、バスが急に止まってしまったので待っていると、訳も分からないまま、停車した場所でバスから降ろされてしまった。現在地は○○と言う場所だけど、家への帰り方が分からず困っているけど、どうすれば良いのか教えて欲しい。」と言う内容を、サポート側へと問い合わせてもらうことにしてみました。

質問用件が決まったので早速電話を掛けてみると、しばらくコールが有った後、「はい、○○サポートです」と電話先にオペレーターらしき人が出ました。

そこで、先ほどの困っている用件を順を追って丁寧に説明すると、「驚いたような反応」の後に次のような返答が返ってきました。

申し訳ありませんが、そのような質問はサポート対象外です。周りにいらっしゃる方に次のバスがやってくるのか聞いてください。

ココアは、彼の電話に耳をピッタリと張り付けて聞いてていたので分かったのですが、電話の声から“ヒシヒシ”と感じる「やる気の無い雰囲気」と、「電話を掛けている“知人”に対するイライラ」、この時点でココアは正直なところ驚いてしまっていたのですが、その後、「用件は以上ですか?」と冷たく聞きかれると、そのまま電話は切られてしまいました(驚!!)。

ココアは、呆気にとられている知人に対して、「今は夜の11時30分だから、サポート担当の人も眠いんだよ」と、空気を和まそうとしましたが「時すでに遅し」で、知人は「20万も払ってこの対応は何だ!!」と、怒りに声を震わせていました。

このような調査を行ったのも、実は、ココアは事前に「サポートの噂」について耳に聞いていたためだったのですが、まぁ、現地で「24時間の電話対応をしている人」と言うのは、「エージェント業の片手間に携帯電話を持たされている」と言う、「雇われの雑用係」が基本となるので、正直、このような電話に対して、いちいち対応をしていると「こんな安い給料じゃ、やってられないよ!!」と言うのが本音なんでしょう。

これまで紹介したように「安心サポート」や「安心パック」のような、根拠の無い安心やサポートを提供するようなサービスは、「役に立たない電話番号を教えて貰えるだけ」ですので、逆に、このようなサポートにお金を出して“安心を買ったつもりでいる”ような留学者も悪いのかもしれませんね。

留学業界関係者の黒い話

悩んで頭を抱えている様子

最後に、ココアが実際に耳にした、「業界のトップ」とも言われるような方が語った「留学業者の黒い理論」について紹介させて頂きたいと思います。

留学業界トップのA氏「日本人の多く馬鹿だから“無料”や“安い”と言う事を信用しない。『お金』を取られる事で“安心が買える”と信じている。だから、サービスを提供する場合には、例えそれが“無料サービス”のように“無償提供できるようなもの”であったとしても、“手数料”を取ってやった方が良く売れる。」

「ふざけるなっ!」と怒りを感じた方や「意味が分からない」と話の流れが読めなかった方もいらっしゃるかと思いますが、A氏が語った内容を分かり易く解説すると、以下のようになります。

留学業界トップのA氏「日本人は馬鹿だから“無料の商品”や“安い物”については全く信用しないから、無料で提供できるようなサービスであったとしても、“敢えて高額な値段を付けてやる”ことで、良く売れるようになる。」

このような留学業者の体質を作ってしまった理由は、留学に出かけた私達“料学生側の問題”で、留学に関する「不安や心配」と言うものが「過度な不安心理状態」を作り出し、その心の隙へと入り込んだのが「A氏の発言内容」となります。

留学者エージェントやワーキングホリデー参加者が、「安い留学の提供」へと“表立った価格競争”を行わないのも、留学に出られる方々が「安い=心配」と言う心理を持っていることが大きく影響をしています。

もし、これから留学に出かけられる方の全てが、「無駄なサポートに大切な留学費用を一切使わない」と言った考えを持って頂ければ、こうした「無駄なサービスを高額で販売する」ような悪徳エージェントは叩かれていくことになるでしょうし、次第に無くなっていくことになるでしょう。

どうぞ、ココア留学を読んでくださっている方々は、是非とも、将来的に留学に出かける方々のことも考え、自分の留学について心配しておられる方も多くいらっしゃると思いますが、どうぞ“過度な心配”だけはしないで頂ければと思います。

もしも、留学前に心配なことでココアが対応できるようなことがあれば、もちろん無料で対応させて頂きますので、以下のココア留学お問い合わせフォームより、ご連絡を頂ければ幸いです。