社会人留学必見!留学目的がこれならヤバいTOP3!
留学コンサルティングにおいて留学相談者は、コンサルタントから「留学目的は何ですか?」と必ず質問を受けます。
そこでここでは、社会人の留学目的が「これだとヤバい!?」と言われてしまうTOP3についてご紹介させていただきたいと思います。
英語力をアップするため!
はじめに、多くの社会人が挙げられる「私は英語力をアップするために留学に行きたいです!」という留学目的や留学の目標について紹介させて頂きます。
正直、90%以上の社会人の留学相談者から「英語力を上げるために留学に行きたいです!」や「海外の人と英語でコミュニケーションを取れるようになるために留学に行きます!」という声を聞きます。
ただ、ここで気をつけていただきたいのは、こうやって語学向上を目的にされていらっしゃる方の大部分が、「日本で語学を向上させることができなかった・・」という、いいわけできないバックグラウンドを持っている点です。
語学留学は社会人向けの留学じゃない?
15年ほど前であれば、オンライン教育がまだまだ進んでいるとは言えない状況で、日本でも『オンライン英会話』といわれるようなサポートを展開している会社も2~3社しかない状況でした。
ただ、最近はオンラインで世界中とつながり英語学習ができる環境が整っており、英語教育はもちろん、世界中の大学が発表した論文なども日本に居ながらにして閲覧できるようになるなど、インターネットを通じた教育は目まぐるしい速さで発展してきました。
そのため最近では、有名人や教育の専門家の中にも「日本で英語学習はできる!」や「語学留学はコスパが悪い!時代遅れだ!」と言う人も増えてきました。
つまり、学生による語学留学なら許容範囲となっているのですが、『社会人の語学留学』となりますと社会的な評価が以前と比較して大幅に下がっているので注意が必要です。
- 社会人の語学留学に対する社会からの評価が下がってきている!
社会人に求められる英語力と現実の差?
次に、社会人の皆様が英語力アップを目標として掲げた場合、当然、目的としては就職活動に活かしたり、仕事に活かされたりすることを考えていらっしゃると思うのですが、実際にどれくらいの英語力を身につけるつもりで留学を考えていらっしゃいますでしょうか?
「英検準1級でしょうか?」それとも「TOEICスコア800点以上でしょうか?」
もし、皆様がそうしたスコアを目標にした英語留学を考えていらっしゃったとするならば、実際に社会人の皆様が目指す英語力はその少し先の英検1級やTOEICスコア900点以上になることを覚えておいてください。
というのも、学生であれば英検準1級やTOEICスコア800点でも企業から新卒採用枠として高い評価を受けることが可能なのですが、社会人は既卒枠にて就職活動を勝ち抜く必要があるためです。
留学経験者が希望する職業は被ってる?
既卒枠での就職というのは、短大や大学を卒業した後の就職活動とは大きく違い企業は『即戦力人材の採用』に力を注いでいるため、「これから英語を伸ばしていきます!」といった、これから大きな成長が必要な人材を評価する企業は新卒採用時と比較して大幅に減ってしまいます。
また、社会人で英語力がある人の多くが留学後に希望する職業というのは、外資系企業やフライトアテンダント、それに高級ホテルのスタッフや貿易、または英語を使った職業に集中しています。
そのため、中途半端に英語力を身につけたとしても、結局、ライバルと比較して英語力が足りない結果となり、「就職活動や採用後の仕事に活かすことができなかった・・」というケースも珍しくありません。
特に、英語に自信がないかたがワーキングホリデーなどで海外に1年滞在した程度では、ビジネスレベルで英語が使えるようになる可能性は低いのでご注意ください。
- 社会人の語学留学やワーキングホリデーではビジネスレベルで英語が使えるようになる可能性は低い!
完全に語学力のためだけの留学を考えていました・・。
例えば、英語力アップを目標に掲げた留学を考えた場合、社会人に対して求められる英語の勉強量は膨大なものになる可能性があるのを忘れないでください!
海外に住んでみたいと思っていたから?
次に、初めて海外留学に行こうとする社会人の方に留学目的についてお伺いしたとき、「子供の頃から海外に長期滞在してみたいと思っていたので・・」とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
正直、『子供の頃からの夢』について、他人が色々と意見する必要はありませんよね?
ただ、留学コンサルタントとしての立場からすると、社会人留学に関する相談をされたかた全員に対して、成功ルートへと駆け上がっていただけるように留学計画を組み込むため、どうしても意見をする必要が出てきてしまいます。
子供の頃からの夢と周りの反応?
友人や家族に「海外に長期滞在したいから留学に行きます!」と伝えると、おそらく友人やご家族からの大きな反対を受ける可能性は皆様が想像していらっしゃる以上に多いです。
と言うのも、「海外で長期滞在しよう!」と考えるかたのほとんどが、「勤務している会社を辞めること」を想定していらっしゃるためです。
海外にて長期滞在を経験すると、その期間が長ければ長いほど無職の期間、つまりはキャリアのブランク期間が長くなってくることを意味するわけですが、実は、このブランク期間がある方の再就職はブランクが無い方と比較して大幅に難しくなる傾向があります。
採用とメンタルヘルスの問題
調べて頂ければ直ぐに分かると思うのですが、企業の多くはメンタルヘルスに問題を抱えている人の採用を避けるために、面接時にあの手この手の方法を使って見極めようとしています。
例えば、面接時のストレス耐性に関する質問や採用適性検査も「求職者がメンタルヘルスに問題を抱えていないか?」を見極めるものになっていたりします。
そして既にお気づきの方も多いと思いますが、メンタルヘルスの状況をなんとか見極めようとする企業にとって、『キャリアにブランク(無職期間)の有り・なし』が採用に対して重要な指標になっている訳です。
つまり、海外で長期滞在に関わらず半年以上の無職期間があるかたは、たとえメンタルヘルスに問題がなかったとしても書類選考時点で落とされてしまうことが多くなるため、どうしても再就職が難しくなってしまう傾向があります。
- キャリアにブランクがあると再就職のハードルが上がってしまう!
長期滞在なら退職しない選択も?
また、海外の長期滞在先としてアメリカやイギリスそれにオーストラリアやカナダを考える場合、滞在目的がたとえ一定期間の滞在であったとしても、政府公認の滞在許可証つまりビザが発行されます。
そしてその滞在許可期間は、日本人が想像するような海外旅行を考えた1~2週間程度のものではなく、3~6ヵ月といった中期間の滞在までイメージできるような期間の滞在許可が得られてしまいます。
そのため、海外に長期滞在することだけが目的とするならば、わざわざ会社を退職してリスクのある選択肢を選ばなくても休職で十分なので、社会人の皆様は、是非、参考にして頂ければと思います。
特に、最近では1度辞めた社員を再雇用するブーメラン採用といった採用制度もありますが、やはり退職した会社に戻ると周りの目や評価についての違和感などを感じる切っ掛けにもなりかねませんので、休職制度の利用についても視野にいれて頂ければと思います。
- 海外の長期滞在だけが目的ならば休職制度の利用についても視野にいれてください!
メンタルヘルスには全く問題ないのに、ブランクが原因で再就職の際にマイナスな影響が出るときがあるんですね・・。
多くの企業がブランクについては目を光らせているので注意しておいてください!
キャリアアップして収入をアップさせるため
そして3つ目ですが、この「海外でキャリアアップして今よりも収入をあげたいと考えています!」という留学の目的についても、社会人の皆様からよくお伺いするものだったり致します。
一見すると立派に見える留学の目的ですが、実は、理想と現実は大きくかけ離れており、「社会人留学経験者の多くは、帰国後に英語や語学力を活かした仕事についていない」と言う点が挙げられます。
帰国後に派遣社員・レストラン勤務!?
社会人留学生の大部分は、帰国後は英語講師や外資系企業または、海外を飛び回るようなバイヤーのお仕事、それにキャビンアテンダントや企業コンサルタントのお仕事で働くことを目指しています。
しかし現実は、留学から帰国後してみると、想像していた以上に日本の生活が窮屈に感じるようになってしまい、派遣社員やレストランでのウェイターやウェイトレスなどのアルバイトやパートとして勤務されるかたがたくさんいらっしゃいます。
当然、派遣やアルバイトとしての雇用形態になるため、新卒で入った会社よりも気軽に勤務できることが多いですが、正社員と比べて「働けなくなったら解雇されてしまう・・」というような状況で勤務されていらっしゃるかたも少なくありません。
また、留学先でせっかく上げた英語力も、職場で英語を使う機会はどうしても限られてしまうため、1年もしないうちに留学前の英語力に戻ってしまう方も少なくありません。
- 留学から帰国するとアルバイトやパートとして勤務することになる人が多い
- 英語を使わない環境では1年もすると英語力も元に戻ってしまう
帰国後にサービス業になる理由は?
帰国後にレストランなどのサービス業(ホスピタリティ系)の仕事に就くことになる人が多い理由として、実は、海外でのキャリアアップが日本と比較して難しいからという背景があります。
というのも、海外は日本と比較して圧倒的な学歴社会になっており、特に日本とは違って高卒や大卒といったざっくりした学位ではなくて、学部や専攻および取得している学位などが厳しく評価されることになります。
例えば、社会人のかたが日本では未経験分野となるIT系でキャリアアップを目指す場合、どうしても『英語力・IT系での勤務経験(スキル・キャリア)・IT系での学位』の3つが就職活動で必要になるため、実質、ほとんどの方が海外でのキャリアアップに挫折しています。
また、当然、外国人として就職を勝ち取るのは皆様が想像される以上に簡単なことではないため、ほとんどの方が海外で飲食店勤務などのサービス業系のキャリアとなってしまい、帰国後の就職活動にも悪影響が出ているという現実があります。
- 海外は日本よりも学歴社会となっている!
- 外国人労働者がキャリアアップできる職場で働く機会を得ることは難しい!
海外に行きさえすればキャリアアップに繋がると考えていました・・。
サービス業(ホスピタリティ系)からのキャリアアップや転職は本当に難しくなるので、「給料が良いから・・」や「海外出稼ぎ・・」などといった淡い誘惑にはくれぐれも注意してください!
留学相談は自分を見直す機会?
さて、ここまで留学のマイナスポイントをバンバンとお伝えしてしまったのですが、最後に、皆様の留学目的を考えていただく上で「留学相談がどれほど重要なものになるか?」というお話をさせて頂きます。
社会人の留学相談とは?
正直、社会人の留学相談をされた皆様に留学目的をお伺いさせていただくと、ほぼ99%の方が上記TOP3のうちのいずれか、もしくは2つまたは全てをお答えになられます。
しかしながら、そうした留学の目的ですと、どうしても留学に行って帰ってきたあとの就職活動が厳しくなってしまったり、将来の収入が激減してしまったりするのは紹介させて頂いた通りです。
そこで、社会人の皆様には、是非、留学エージェントなどへの留学相談を通して、「自分がすべきことは何なのか?」について考えて留学の目的を設定して頂ければと思います。
- 「自分がすべきことは何なのか?」を考えて留学の目的を設定する!?
やりたいことで将来は選ばない?
社会人の多くのかたが留学という選択肢を考える場合、どうしても「自分がやりたいことに対して真っすぐに生きる!」という風に考えがちなのですが、社会人になってしまったあとでやりたいことを追求することは将来にとって大きなリスクになります。
例えば、皆様のお父様やお母様が、ある日突然「私のやりたいことはマラソンでオリンピック選手になることだったので全財産をはたいて海外合宿に行ってきます!」というと、止めはしないものの「マジかよ?」ってなりませんでしょうか?
さらに、「全財産賭けるから失敗した時には生活の面倒を見て欲しい!」と言われると、たとえ親の夢だったとしても「え?」となってしまう方は少なくないはずです。
つまり、社会人の皆様が何か目的を設定される場合、単純に自分のやりたいことや願望だけに従って決断してしまうと応援してくれる人はいなくなってしまいますし、応援してくれる人が少ないということは可能性が低いルートに進もうとしている可能性があることも考えておいた方が良いかも知れません。
- やりたいことで決断すると応援してくれる人がいなくなる可能性もある
幅広い選択肢から将来を選ぶ?
留学相談とは、日本だけではなく世界レベルで幅広い視野や視点から自分を見つめ直す機会だと思っていただければと思います。
例えば、小学校卒業した後「イギリスの中学校に進学する?」それとも「お母さんと一緒にカナダで英語生活しながらフランス語圏の学校に通う?」という風なアドバイスに従い行動していたとしたら、どれほど人生が変わっていたでしょう?
もしかしたら、今頃は海外の方と国際結婚しているかもしれませんし、海外で永住権を獲得して新しい家族を授かっているかも知れません。
「今の自分がすべきことは一体何なのか?」そうした皆様の隠れた可能性や将来の成功ルートを探し出すことも、留学コンサルティングの醍醐味だと思っておいていただければと思います。
- 留学コンサルティングは日本だけではなく世界レベルで幅広い視野や視点から自分を見つめ直す機会
留学コンサルティングを受けてみたいと思います!
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社会人留学必見!留学目的がこれならヤバいTOP3!まとめ
さて、今回は社会人の留学について偉そうなことをたくさんお話ししてしまいましたが、実は、ココア留学にいる留学コンサルタントたちは「自分たちの留学はもっと良いものにできたはずだった・・」という悔しい思いを持ってコンサルティングに当たっています。
と言うのは、自分たちが留学に出た時にはココア留学というような将来の生活やキャリアまでを考えて留学をサポートして貰えるような会社が世の中には無かったため、全てが手探りのままで留学することになってしまったためです。
もし、自分が留学したときにココア留学で海外でのキャリアアップのルートの設計や本格的にコンサルティングを受けていたとしたら、正直、「今より2倍は稼いでいるだろうな・・」というのが本音です。
それほど、海外に出る際にはキャリア設計や将来に向けてのプランニングが重要だと感じております。
もし、こちらに将来に迷っていらっしゃる社会人の皆様がいらっしゃいましたら、是非、ココア留学で本格的な留学相談を始めてみてください。
皆様の将来が大幅に変化すること、30~40代になったとき生活が激変することをお約束いたします。