留学全般

国選びには要注意!あなたの留学先、その国で大丈夫?

国選びには要注意!あなたの留学先、その国で大丈夫?のイメージ

「留学したい!」と思い始めた時に、「寒いのが嫌いだから・・」や「暑いのが苦手なので・・」という理由だけで渡航先を決定しようとしていませんでしょうか?

実は、こうした天候の問題だけで留学先を決めてしまうと、『目的・やりたい事』と『行きたい国』がマッチしていなかったり、『費用対効果』や『タイムパフォーマンス』が最悪になってしまうことも珍しくありません!

そこでここでは、多くの留学希望者が抱えている矛盾したケースについて幾つか紹介した上で、留学計画のポイントについて説明させていただきたいと思います。

コミュニケーションなのにフィリピン?

英語を習っている子供

1つ目は、留学先でやりたい事や求めている内容と実際に留学を希望している国が矛盾しているケースですが、特に、フィリピン留学を考えていらっしゃる方に多い傾向があるので注意して頂ければと思います。

矛盾ケース① やりたい事と異なる!

コロナ以降は激減しましたが、コロナ前は「英語でのコミュニケーション力を上げたい!」「現地の人との関わりを持ちたい!」「スピーキング力を上げたい!」「会話重視でスキルをつけたい!」という希望を持った方々から、フィリピン留学に関する相談をお受けする機会が数多くありました。

フィリピンの魅力と言えば他の英語圏の国々と比較して安価に受けられるマンツーマンレッスンとなっていたのですが、どうしても母国語はタガログ語という背景もあって、スピーキング力をアップさせるには向かない国となっています。

また、スクールによっては外を出歩くことさえ危険な地域となっていることもあるため、話しかけてくる人に対しては詐欺や強盗に注意する必要があるなど、どうしても貧富の差が大きいため理想とは違ったケースが散見されます。

  • スクールによっては異文化交流どころか外を出歩くことさえ危険なケースもある!

座学では大きな縁の下の力持ちに!

一方で、外には出ずにスクールにて長時間学習するという『スパルタでの英語学習スタイル』は想像以上に有益で、例えば、「短期間でTOEICをアップさせたい!」という方には最適です。

特に、フィリピン留学はもともと韓国人が率先して開拓した留学先なだけあって、TOEICに関する攻略法や有効な学習方法を多数取り入れているため、座学メインでの語学留学先としては他に並ぶ国はなくダントツに良いです。

正直、スクールから外に出ないような状況を想定して治安にさえ目をつむれば、中学・高校生なら短期間で英語力を大幅にアップさせることも可能なので、日本での英語学習時間を大幅に削減することを視野にいれた留学もアリです。

  • フィリピン留学は短期間でのTOEICスコアのアップなどには最適!
留学生
留学生

私、フィリピンで英会話を伸ばすことを考えていました!

COCOA
COCOA

「何のために英会話を学ぶのか?」を意識してください!
例えば、将来、フィリピン人を相手に仕事をするのであればフィリピン系の英語に耳を慣らすことが最短ルートです!

じゃあ、フィリピンはどんな人に合ってるの!?
2ヵ国留学はフィリピンでスタートするとマズイ!?

フィリピン留学のメリットやデメリット、そもそもフィリピンはどんな国なのか?などを詳しく説明しております。現在フィリピン留学を検討されている方は、ぜひ一度この記事をご覧いただき、本当に自分のやりたい事とマッチしているかをしっかり確認してみてくださいね!

2ヵ国留学はフィリピンでスタートするとマズイ!?

費用を抑えたいのにアメリカ・イギリス?

記念撮影をしている外国人女性たち

2つ目は、「できる限り安く留学したいです!」という強い希望があるにもかかわらず、留学希望先として学費や物価が世界を代表して高い国を選んでいるケースです。

矛盾ケース② 費用と国が異なる

たしかに、「アメリカに行きたい!NYが憧れ!」「映画で見ていたロンドンに行きたい!」「ヨーロッパ圏のおしゃれな国に留学したい!」そう思われるお気持ちはすごく分かります。

ですが、アメリカやイギリス、ヨーロッパ圏の方は物価が非常に高いため、どうしても留学費用(特に生活費)は高くなってしまいます。

特に、コロナ以降は世界的なエネルギー高による光熱費の高騰や、留学ブームを受けた留学生の滞在先不足による家賃の大幅な高騰など、皆様が想像していらっしゃる以上に留学費用は高くなっています。

ですので、もし「留学費用を抑えたい!」という希望がある場合は、物価が高い国は避けることをオススメいたします。

  • 「留学費用を抑えたい!」のに物価が高い国はNG!

物価が高い国への留学は長期が良い?

多くの方が物価が高い国への留学を考える際、1~3ヵ月程度の超短期での渡航を検討されますが、実は、これが最もコスパが悪い選択なので注意が必要です。

物価が高い国と言うのは、必ずといって良いほど働いたときの収入が良いので、留学後に働くことまでを視野にいれることで、投資した留学費用以上に稼げてしまうことも珍しくありません。

特に、アメリカやイギリスで帰国後の職業に繋がるような学位や職歴を積んでくることができれば、正直、日本での将来は約束されたようなものなので、是非、長い目線を持って留学を考えて頂ければと思います。

  • アメリカやイギリスで帰国後の職業に繋がるような学位や職歴が積めたら勝ったも同然!
留学生
留学生

高いから少しでも安くって考えてしまってました・・。

COCOA
COCOA

「高いなら国を変えて避ける!」もしくは「高い分の見返りを得て帰る!」と考えてみてくださいね!

費用で迷ってる方はこんな記事も・・!
お金がないのに留学!それって逆に損してない?

そもそも、「費用をマックスまで安く抑えて留学したい!」と考えている方はかなり危険・・!?その理由を下記のリンクからじっくりご確認ください。

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英語学習のNZ・アイルランド!

ビールで乾杯をしている外国人男性

3つ目は、英語を目的としているのに、わざわざハードルの高い国を選んでいるというケースです。

矛盾ケース③ 英語が違う?

多くの方が驚かれるのですが、英語圏の国々といっても英語学習のためのニュージーランドとアイルランドだけは注意が必要になります。

それは『英語の発音が訛っている』という部分はもちろんなのですが、そもそも使っている単語が違っていたりスペルが違っていたりなど沢山あるためです。

例えば、ニュージーランドではボールペンなどの『Pen』のことを『ペン→ピン』と発音するため、正直、「安全ピンなどのPinじゃないの?」と間違ってしまうほど同じような発音をします。

学生の頃に覚えた英語と全く違うものが使われていると頭が混乱してしまうことにも繋がりますので、英語の習得を目標としての渡航だとしたら注意が必要になります。

  • 英語の訛が強い国への語学留学には気を付ける!

仕事を考えないなら気にしなくてもOK?

ただし、最近では世界中でIT化が進んだことから、世界中の英語圏の国々では子供たちがアメリカやイギリスのテレビ番組やドラマを見て育っています。

そのため、日本で20~30代の人たちが東北や沖縄で育っても、年配者のように東北弁や沖縄弁を話せないのと同じように、留学中に英語を教えてくれる先生や仲良くなる同年代の人たちの英語は全く問題ありません!

ただし、仕事を始めると職務内容によってはお客さんとしてやってくる年齢層が広くなったりすると、急に訛が強くなってくるため、留学中のアルバイトやワーキングホリデーでの仕事を考えた際には難易度が上がってしまいます。

また、日本と同じように地方都市に行けば行くほど英語の訛は強くなる傾向があるので、留学する国だけでなく地域選択も非常に重要になります。

  • 訛が強い国や地域では仕事を始めると大変になる!
留学生
留学生

学校の先生が綺麗な英語を話していたので大丈夫だと思ってました!

COCOA
COCOA

スクールの先生は『聞き取りやすい英語を話す訓練』を受けていることを忘れないでくださいね!

留学計画の最大ポイントを教えます!!

内緒話をしている外国人女性たち

ここまで、ありがちの矛盾ケースを3つほど紹介して参りましたが、最後に留学計画のポイントになる点だけお伝えさせて頂きます。

最大のポイントはズバリ、あなたが譲れない所と優先順位を決めることです!

自分が『譲れない所』と『優先順位』を決めよう!

「あなたは何のために留学に行くのですか?」あなたにとって『どうしても譲れない所』それさえ分かれば、留学というものは自然と作っていけて、あなたの理想に最も近い内容で実現させることが出来るのです。

例えば、以下のように考えてみてください。

●あなたの留学で譲れないポイント!

  • どうしてもイギリスに行きたい! → が譲れない
  • 綺麗な英語を身につけるのは絶対! → 国・地域が譲れない
  • 私は安い費用しか無理! → 費用・予算が譲れない
  • 将来のキャリアが重要! → 計画/プラン・目標達成が譲れない
  • 世界のどこかに移住したい → 国(移民法)+スキル+時間(年齢)が譲れない
  • 日本で彼氏が待っている → 留学期間・時差が譲れない

留学相談者の中には、「最大予算は1,500~2,000万円でキャリアに特化した留学を作って欲しい!」や「息子のために使える学費は年間1,000万円で滞在込みなら1,500万円で、4年間で6,000万円までなら視野に入ります!」という方も普通にいらっしゃいます。

これは例えば、同じ車の購入でも100~200万円で購入することを考えていらっしゃるかたから、数千万円~1億円までを視野にいれた留学を考えている人までいらっしゃるのと似ています。

人によって教育に掛けることができる費用というのは全く変わってくるので、留学に行こうと考えていらっしゃるかたは、「自分が何を譲ることができないのか?」というポイントをまとめてから、留学のプロへと相談されることをオススメさせて頂きます。

  • 留学は譲れないポイントを明確にすることが重要!
留学生
留学生

車を購入するときも「色だけは譲れない!」とか普通にありました!

COCOA
COCOA

そうなんです!
「譲れないポイント=あなたが留学に求めているポイント」になるので、それさえ明確になれば、あとはプロの留学コンサルタントに依頼すれば、最高の留学が完成します!

国選びには要注意!あなたの留学先、その国で大丈夫?まとめ

外国人女性3人の後ろ姿

皆様が留学先として候補にしていた国と自分の留学目的は、しっかりとマッチしていましたでしょうか?

また、目的が分からない方は「なぜ留学に行きたいと思ったのか?」というきっかけ、もしくは「将来どうなりたいか?どんな事をしたいか?」をイメージできれば、それに合わせた留学を考えていくことも可能です。

ただ、こちらにいらっしゃる皆様には、目先の安さや手軽さだけを重要視してしまって、中身のない留学に対して人生において最も重要な時間を捧げるのだけは、絶対に避けて頂ければと思います。