社会人の留学目的がこの3つならリアルにヤバいです!

ここ数年、社会人の海外留学が人気を集め始めていることを皆様はご存知でしょうか?
その人気の引き金となっているのは、日本企業の人材不足で「留学して帰ってきてからも仕事がいくらでもある!」と言う思いで留学やワーキングホリデーに出る方々が増えているためです。
しかしながら現実は、そんなに甘いものとはなっておらず、留学から帰国した後に困る社会人の皆様が後を立ちません。
そこでここでは、そんな留学を考えていらっしゃる社会人の皆様のために「社会人の留学目標がこれだったらリアルにやばい!」と言う3つの留学目標についてお話しさせていただきたいと思います。
社会人の人が留学目標も無いままに留学?

社会人の皆様に「あなたの留学目標はなんですか?」というお話をしますと、「すいません。全く考えていませんでした!」とお答えになられる方も少なくありません。
実は、こうした方々のほとんどが『留学を仕事を辞めるための口実』や『仕事から逃げ出すための理由』として海外留学に出ることを考えていらっしゃるためなんですね!
しかしながら現実はさらに厳しく、今現在のお仕事の状況でさえ苦しいと思っていらっしゃる皆様が、「留学の目標や目的もないままに海外へと足を踏み入れることがどれほど危険なことなのか?」は言うまでもありませんよね?
そうした皆様を帰国後に待ち受けているのは・・、今の何倍も風当たりの冷たい日本社会のアウトローに対する目線です。
『留学=学生の続き』と考えていらっしゃる方もたくさんいらっしゃると思いますが、22歳以上の海外留学は『留学=アウトロー』となりますので、是非、しっかりとした目標や留学計画を立てることを心がけていただければと思います。
留学の目的が英語力はヤバすぎる!

さて、次に社会人の皆様に留学の目的について再度ご質問すると「私の目標は海外留学に出て、英語力をアップさせることです!」とお答えになられる方が社会人留学を希望される全体の90%以上にもなります。
しかしながらここにいらっしゃる皆様には「この回答がいかにヤバいのか?」と言うことを全く知りませんよね?そこで詳しくご説明させて頂きたいと思います。
留学に出る社会人の英語環境とは?
そもそも社会人の方が留学に出る場合、その多くの方々が既に学生から離れて時間が経ってしまっていますので、勉強する準備すらできていないと言うケースがほとんどです。
その状況を裏付けるかのように、留学を希望する社会人に対して「日常から英語を使っていますか?」と言うご質問をすると、そのほとんどが「ほとんどない!」と言う回答をされます。
こうした学習準備さえできていない状態では、たとえ心を決めて留学に出たとしても、『英語力が伸びるまでには必ず時間がかかってしまう』と言うふうにお考えいただければと思います。
英語は学生のうちに学ぶもの!
また留学されて1番最初にショックを受けるのは、自分より何ヶ月も後に留学をしてきた高校生や大学生があっさりと自分の英語力を抜いていくことです。
社会人の多くは22歳を過ぎているため、残念ながら既に語学を学ぶにはもうピークが過ぎてしまっています。
例えば、『Dog(ドッグ)』と言う単語1つをとって考えてみると、瞬間的に『犬』と言うふうに翻訳してしまっているかと思いますが、『DogをDogとして覚えられない段階』で英語学習にかなりのハードルがあるとお考え下さい。
と言うのも、留学中に習った単語が有ったとして、その単語が日本語訳として存在しない場合、その単語について一生理解することができないと言うことを示すためです。
特に英語は世界中で利用される言語であるため、日本語もそうですが毎年数万単位で単語が増えていますので、翻訳していたら間に合わないと思っておいてください。
挑戦する意欲は続く?
※ グラフをクリックするとデータも見れます
グラフの操作方法
上のグラフで女性(ピンク)をクリックしてみると、男女の世代別の『やる気』に関する意欲の推移を比べることができます。
怖いのは、30代を過ぎると急に新しいことを始めるためのチャレンジ精神(やる気)が失われていくことで、遅くとも20代のうちに始めないておかないと心の方から折れてしまうこともあります。

20代で今から英語学習とかってやっぱり遅いですよね?😭

全然、遅くありません😊最新の脳科学の研究によると「20代でも語学学習は遅く無い」と言うデータもあるので、やる気さえ持っていらっしゃるならば、是非、挑戦していきましょう💪
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
10代 | 72% | 72% |
20代 | 73% | 70% |
30代 | 67% | 65% |
40代 | 64% | 62% |
50代 | 60% | 56% |
60代 | 50% | 46% |
70代 | 48% | 35% |
※ 60代になると半数以上の人が意欲を失っている。
(Nomura Research Institute:2018年度調べ)
異文化交流がしてみたいはNG!!

社会人の中には留学目的として「異文化交流を私はしてみたいと考えています!」と言う方が稀にいらっしゃいますが、こちらも大きなNGだとお考え下さい。
異文化交流を目的とするのは学生、特に高校生までが理想的で、最近では大学生の留学目的としても不適切となりつつあります。
と言うのは、皆様の身の回りにも外国人労働者や外国人旅行客が年々増えている日本では、わざわざ海外留学にまで出て異文化交流をする必要が全くないためです。
異文化交流をしようと思えば、外国人が集まるようなバーやレストランに行けば、いくらでも日本人との異文化交流を希望する外国人と出会うこともできますし、カルチャーイベントに参加すれば外国の方々から直接的に外国の文化も学ぶことができてしまいます。
「会社を退職して高い留学費用をかけてまで留学する意味はあるの?」「どうして学生の頃に留学しなかったの?」
帰国後の就職面接では、こうした冷たい質問が投げかけられること(採用担当官は質問をしなくても確実に心の中で思っていますので・・・)を、社会人の皆様は決して忘れてはいけません。
留学で視野を広げるには遅すぎる!?

社会人の皆様の中には留学の目的として「私は世界を見て自分の視野を広げようと考えています。そして、自分探しもしてみたいと考えています!」と言うふうにお答えになるかたもいらっしゃいますが、残念ながらこの目的も「かなりヤバい!」とお考え頂きたいです。
「そもそも何のために視野を広げる必要があるのか?」そんな冷たい言葉を、企業の面接担当官は頭に思い浮かべています。
それもそのはず企業の面接官たちは、社会人の皆様が留学やワーキングホリデーで海外に出た時点で『日本社会に適合ができなかったアウトローの人間』と言う認識でいるためです。
特に視野を広げることを目的としている方々の多くは、『どうしても心に問題がある方』と言うふうに周りからは受け取られがちで、精神的な耐性がない方だと思われてしまいやすいです。
最近の社会を見ていただければと、躁鬱病やパニック障害等を抱える人たちが非常に多いため、企業はそうした精神的な問題を抱えている人たちを強く敬遠しがちです。
もし自分の視野を広げることが留学目的だった場合は、必ず『プランB(視野を広げる以外の留学目的)』を用意しておくことを強くオススメいたします。
社会人の留学目的の見つけ方は?
「自分は何を目的に留学へと出ればいいのか?」と悩んでいる皆様のために、社会人のための魅力的な留学目的の見つけ方についてご案内させていただきたいと思います。
その見つけ方は単純で、以下のフローチャートについてご覧いただければ何かしらの目的が見つかるかと思いますので、その目的を自分なりにアレンジしていただければと思います。
留学目的を決める3ステップ!
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- Step.1 あなたの将来に必要なものは何ですか?
- あなたが将来に求めるものを3つイメージしてください
(※ 例えば、お金や地位や権力とかでも良いですができるだけ具体的に)
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- Step.2 先ほどの理想と現地のギャップの大きさは?
- 先ほどイメージして頂いた将来の姿と今の自分はどれほど違いますか?
(※ 例えば、現在の年収が300万円で将来の希望年収が500万円場合にはそのギャップが200万円になります)
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- Step.3 3つのギャップを埋めるのには?
- 先ほどイメージして頂いた3つのギャップを埋めるには何をすれば良いか考えます
(※ 例えば、年収差200万円のギャップを埋めるために何をすれば良いのか?)
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- Result 3つのギャップを埋める留学目的に!
- この3つをのギャップを埋めることが留学目的になります!
(※ 年収アップのために外資系企業を目指して最低TOEIC900点以上・海外勤務経験を持ち帰る)
社会人の留学目的がこの3つならリアルにヤバいです!まとめ

ここでは社会人の留学目的について、『絶対に選んではいけない3つのヤバい留学目的』をご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
どうしても社会人は留学やワーキングホリデーを日本社会からの逃げ場として利用される方が多いため、ここにいらっしゃる皆様が違っていたとしても、その悪影響をもろに受けることになってしまいます。
それほど社会人の海外留学と言うのは肩身の狭いものだとお考えいただければと思います。
そのため、学生の留学とはリスクが全く違うため、必ず留学計画を事前にしっかりと立て、少なくとも渡航期間を含めた将来2~3年ほど先のことまで意識して留学準備に動いていただければと思います。
そして万が一助けが必要になったら我々のようなプロの留学集団にご相談をされることを、強くオススメさせていただきたいと思います。
やはり一般の留学とは全く違った切り口で留学をお作りすることになりますので!
今回も最後までお付き合いいただきましてまことにありがとうございます。ここにいらっしゃる社会人の皆様全員に素敵な留学経験を送っていただければ幸いです。