留学先でそのまま就職成功の秘訣!3つの絶対ルールとは!?
「退職して海外で働きたいです!」や「大学卒業後、すぐに海外就職を目指します!」といった海外で働くことを目標にしたお問い合わせを沢山いただきます。
一方で、「就職先見つけられるかどうか不安です・・」や「就職活動はどのようにするのでしょうか・・?」といった海外就職に関する不安や心配の声も数多くいただきます。
そこで今回は、「海外就職を目指したいけど不安だ!」という皆さんに、海外で就職先を見つけるための3つのポイントを伝授させて頂きたいと思います!
何よりもビザ!ビザ!ビザ!
留学では、『観光ビザ(Visitor Visa)』や『学生ビザ(Study Permit)』といったビザを取得して渡航することになりますが、実は、このビザの選択と最適の利用方法を知ることこそが、留学後にそのまま海外就労する上で最も重要なポイントになります。
海外では『就労許可』が無いと働けない!?
もしかするとご存知の方も多いかも知れませんが、例えば、オーストラリアで学生ビザを取得すると1週間に24時間(正確には2週間で48時間)までの就労が可能になります。
それは、オーストラリアの学生ビザが『学校に通い勉強をするための利用されるビザ』であると共に、就労の許可が付与されているビザとなっているためです。
そのため、同じ学生ビザであっても、アメリカの学生ビザには就労許可が付与されていないため、原則的に就職はもちろん、アルバイトなどの就労も禁止されています。
つまり、留学先の国で学校期間終了後も残り、そのまま働くためには兎にも角にも就労を許可されたビザを取得することが必須と覚えておいていただければと思います。
- 海外で働くには就労許可が付与されたビザが必須!
海外で就労可能なビザの種類は?
『就労許可が付与されたビザ』というのは、各国それぞれのビザ制度によって違ってくるのですが、その中でも海外で働くことを考える人が取得する5つのビザについて解説いたします。
●COOPビザ(コープ)とは?
1つ目の就労許可が付与されたビザで、最近、有名になってきているのが、カナダで企業インターシップなどをするために取得する『COOPビザ』です。
COOPビザは、就労体験や実習などが単位に盛り込まれたカレッジに進学する際に取得することになる学生ビザの一種で、時間制限はありますがアルバイトなどの就労も許可されることになるため、大学生の休学留学でかなりの人気になっています。
- COOPビザは大学生の留学時に利用されることが多い!
●ワーホリビザ(ワーキングホリデー)とは?
ワーキングホリデービザとは、正式には『ホリデー(休暇)』を目的としたビザなのですが、学習・休暇・就労など大きな制限もなく、他のビザと比較して圧倒的に自由度が高いビザになります。
ただし、ビザは31歳までに申請する必要があるなど、こちらも他のビザと違い年齢制限が設けられているので、利用するタイミングには注意が必要です。
- ワーホリビザは休暇目的のビザだが就労許可もついている!
- 年齢制限がついているビザなのでタイミングには注意!
●卒業ビザ(PGWP)とは?
卒業ビザは、『Graduate Visa』や『Post Graduate Work Permit』と国によって様々な呼ばれ方をするのですが、カレッジや大学などの高等教育機関を卒業した後に申請できる就労許可が付与されたビザのことを意味します。
ビザ制度は国によって大きく異なるのですが、期間が2~4年間など長期の就労許可を得ることが可能になることが多いため、学校を卒業後に本格的な就職やキャリアアップが可能になるのも大きな魅力です。
- 卒業ビザは高等教育機関を卒業すると申請が可能になる!
- ビザ期間が長いため就職やキャリアアップも視野に入る!
●就労ビザ(Work Permit)とは?
就労ビザは、主に企業が外国人労働者を雇用する際に利用されるビザのことで、海外就労を目指すかたにとって、喉から手が出るほど欲しいビザの1つになります。
ただし最近は、世界的にビザ取得難易度が跳ね上がっていることから、専門分野でTOPレベルのスキルを持っている人材のみが取得している状況になっています。
- 就労ビザの取得を希望している人はとても多い!
- ハイレベルなスキルを持っている人だけが取得出来ている状況!
●永住権(Permanent Resident)とは?
永住権(PR)とは、5年や10年毎の更新はあれど、海外で就労や学習はもちろんのこと、自由な形での滞在が許可されたビザ(権利)のことを指します。
最近は、世界中の人が海外永住権の取得を目指すようになったことから、取得枠が物理的に足りない状況になっており、当然のことながら希望しても取得できる人は一握りの人になってきています。
- 永住権を取得すると自由な形での滞在が許可される!
- コロナ以降は世界的に取得難易度が跳ね上がっている!
【番外編】ワーキングホリデーは注意!?
海外で就労を目指す人は、これまで紹介してきたビザを取得するのが一般的ですが、その中でも取得が容易なワーキングホリデービザの取得を目指すかたは注意が必要です!
というのも、ワーキングホリデーは国毎に取得回数が1回と制限されていて、例えば、「語学学習のためにビザを取得したけれど、就労経験が欲しいから再申請をしたい!」と思っても申請が許可されないためです。
しかしながら、ワーキングホリデービザ以外で「海外就職を目指そう!」と考えた場合、他のビザは比べ物にならないほど取得難易度が高いため、将来の海外就職を泣く泣く諦めることになるケースも少なくありません。
そのため、メディア等で、ワーキングホリデービザの取得に関して安易に行われることが多いですが、将来のチャンスを残したい方は、無計画にワーキングホリデービザを取得しないよう注意してください。
- ワーキングホリデービザは最後の切り札に残すこと!
ビザって本当に重要なんですね・・。
「ワーホリしたときの職歴があったから永住権取得に繋げることができました・・」というケースも多いので、ビザは本当に重要です!
学位や資格を最大限に活用せよ!
海外就職を考える場合には「ビザが大切だよ!」ということを知って頂いたところで、続いて2つ目のルールとして、海外で就職する際に重要な『学位』や『資格』についてお話させて頂きたいと思います。
日本の資格や免許は使えない!?
「日本で取得した管理栄養士の資格は役に立ちますか?」や「建築士や美容師免許って海外で役に立ちますか?」という質問を受けることはとても多いのですが、残念ながら日本で取得した資格は、たとえ日本政府が認めた国家資格であっても『日本国内においてのみ有効』であり、ほとんどの場合において海外では無効となっています。
そのため、海外で就職することを考えた場合、留学生はどうしても評価が低くなってしまうケースが多いです。
特に、士業(弁理士、行政書士、公認会計士)のかたや、教師として英語を教えていた先生など、『資格がなければ働くことができない職業』の場合、キャリアは専門分野になっている一方で他業種では活かしにくいという特徴があるため、「海外では高い評価を期待することは難しくなる」ということを事前に知っておくと良いです。
- 海外では資格や免許が使えないことが多い!
- 資格が必要な仕事は海外では逆に評価されづらい!
日本の学位は海外で使えるのか!?
そこで気になるのは、日本で取得した大卒や大学院卒などの『学位』についてですが、こちらも結論から申しますと「日本で取得した学位を海外で利用するのは難しい!」というのが本音となります。
というのも、これは日本においても同じなのですが、例えば「インドで大学ランキング2位は何処ですか?」や「バングラデシュで大学ランキング3位はどこでしょう?」と言われて即答できないのと同じように、海外では「慶応や早稲田大学を卒業した!」と言っても、ほとんどの人が慶応や早稲田大学を知らないため、日本のように高い評価を受ける機会はほとんどないです。
そのため、重要なことは大学名や大学のバリューではなくて、専攻分野やコースとなるケースがほとんどとなります。
特に、手に職がつくことが証明されるようなIT・プログラミング分野や、数学・エンジニア分野を卒業した学位がある場合には、海外就職時には他の学位と比べて一定の評価を受けやすいです。
- 日本で取得した学位を海外で利用するのは難しい!
【番外編】使える資格もある!?
これまで、「日本の資格や学位は海外では使えない!」というお話をさせて頂きましたが、コロナ以降は、世界的な『労働者不足』による影響で、人手不足となっている職業に関しての資格や学位を国際的に評価する動きが出てきています。
例えば、看護師や介護士、それに保育士などの資格は、日本で取得した資格であったとしても、国によっては資格取得期間の短縮や書き換え・就職活動で優遇措置を受けることが可能となっていたりすることがあります。
しかしながら、外国人労働者への需要や人手不足の状況は刻一刻と変化していますので、海外就職を視野に入れる場合には、自分の学位や資格を最大に評価してもらえる国へと渡航することが重要です。
- 学位や資格を最大に評価してもらえる国へと渡航することが重要!
海外でドライブしたいと思っていたのですが、運転免許も海外では再取得ですか?
運転免許は、お近くの運転免許センターなどで『国際免許証』を発行して貰えば運転可能になりますよ(国によって規定は異なります)!
海外ではキャリアとコネが命!
そして、就職成功に繋がる3つの絶対ルールの最後となりますが、3つの中で最もリアルな『キャリア』と『コネ』についてのお話をさせて頂きたいと思います。
日本の就職よりも重要なキャリア!?
日本では、まだまだ「年齢や学歴といった項目が採用時に影響する!」と言われていますが、海外での中途採用ではどんなポイントが見られているかご存知でしょうか?
「身だしなみ?コミュニケーション力?語学力?」でしょうか?
もちろん、どの項目も重要ですが、実は、海外就職するに当たり重要なのは『キャリア(経験・スキル)』とされています。
●採用は即戦力だけ?
海外では日本のように「未経験者歓迎!」といった求人情報は少なく、ほとんどの場合において採用希望分野での『〇年以上の経験』や『〇〇以上の学位』といった制限が設けられています。
というのも、海外は日本の新卒一括採用のように「とりあえず採用してから人材を育てる!」という考え方ではなく、即戦力となる人材を求める傾向が強く、「教育は学校で受けるもの!」という認識を持った経営者も多いです。
そのため、面接時の質問でも「君は何ができるのか?」や「どんな経験をしてきたのか?」、または「失敗したときにどのようにリカバリーをしたか?」などと言った、即戦力人材かどうかを判断するものが多いです。
- 海外就職ではキャリア(経験・スキル)が必要!
海外就職ではコネが命!?
日本の中途採用でも『コネ(コネクション)』が重要とされていますが、実は、海外の就職時ほど「コネがものをいう!」という思いになる瞬間は他にはありません。
海外で外国人として留学生が就職を目指す場合、雇用者の多くが気にする異なるのが『求職者のバックグラウンド』についてです。
それもそのはず、外国人労働者を採用することは雇用者にとって様々なリスクがあり、時に、文化や習慣、また宗教の違いによって、コツコツ積み上げてきたビジネスを台無しにされてしまうケースもあるためです。
そのため、経営者の多くは従業員の血縁者や友人など、自分や周りの人と接点のある人物の採用を最優先する傾向にあるので、海外で就職を勝ち取るためには様々なコミュニティへと参加して人脈を作ることがとても有益です。
- 海外で就職しようと思ったらコネを作ること!
- 様々なコミュニティへと参加して人脈を作ることも有効!
【番外編】アルバイト経験もキャリアになる?
海外では、日本のように『アルバイト雇用』と『正社員雇用』のハッキリとした区分が少なく、どちらも職歴やキャリアとして考えてくれるケースが多いため、履歴書には積極的に記載しておくと良いです。
日本で就職活動をする場合には、20代で2回以上の転職回数がある人は『ジョブホッパー』と呼ばれて、書類選考落ちや面接時に不利になるケースが多いのですが、海外は日本とは違って転職回数が多さが問題になることは少ないです。
そのため、たとえアルバイトや派遣としての職務経験であったとしても、しっかりとアピールしておくことをオススメいたします。
●海外は終身雇用じゃない?
ただし、「海外は日本と違って転職する人が多い!」というのは以前の話となってきていて、コロナ以降は、企業側も長期での雇用を望むケースが増え、欧米圏の国々でも転職希望の数は減ってきています。
海外では日本よりも格段に速いペースで働き方は変わってきているので、最新の情勢に合わせて行動することも忘れないようにしてください。
- 海外の就活ではアルバイト経験でもアピールできる!
- 日本での就活時には多すぎる転職回数はマイナス評価対象になる!
海外での就職がこんなに違うなんて知らなかったです・・。
海外留学に出るとキャリアに影響を与えてしまうケースがどうしても多くなるので、しっかりと準備して挑んでください!
海外就職を確実にするルート
これまで、海外就労のためのビザや資格、経験についてみてきましたが、実際にはどのように海外でのお仕事をゲットしていくのでしょうか?
平均的な例として、1つのルートを紹介していきます!
海外就職を確実にするルートとは?
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- Step.1 英語力のアップに集中する
- 海外就労には最低限どれだけの学習期間が必要か?渡航前に明確に知っておくことが重要です。
日本食レストラン以外での海外就労を目指す時には、兎にも角にも英語力があることが前提です。
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- Step.2 就労のためのビザを検討する
- 学生ビザからどのビザへ変更していくのかなども事前に考えておきます。
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- Step.3 専門知識・経験を習得する
- ローカルショップや現地企業への就職には、英語力+αの知識を身に付けておくとかなり有利です。
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- Step.4 求人を探す
- 1日や2日では理想の雇用先と巡り合うことは難しいです。
また、良い求人は直ぐになくなってしまうので、日々、チェックしておくことが大切!
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- Step.5 履歴書・カバーレターの添削や面接練習
- 英文の履歴書は日本のものとは異なります。学校の先生やAIなどに添削してもらうのも良いです。
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- Step.6 いざ面接へ
- 採用担当者と「どれだけ多くの接点を持つか?」がカギとなります。頑張って下さい!!
- 面接はもちろん英語になるので面接練習も忘れない!
キャリアを考えた留学相談も可能でしょうか?
もちろんです!
様々なバックグラウンドを持ったかたのサポートを担当していますので、是非、ご相談ください!
留学先でそのまま就職成功の秘訣!3つの絶対ルールとは!?まとめ
留学生の大部分は、海外留学を経験しても海外で就職することはありません。
それも、正確に言うと「できません!」という言葉の方がしっくりときてしまうのが現実です。
しかしながら、ココア留学では、留学生の可能性について世界中の留学ルートから膨大量の教育・キャリア・経済・政治情報を分析して、留学生の成功にフォーカスを当ててコンサルティングを行っていきます。
そのため、他社とは違い、時にはガチガチに勉強が詰め込まれた『厳しい留学』をお作りすることもありますが、留学後に「本当にココア留学を利用してよかった・・」と感じていただけるよう努力していますので、もし良かったら以下よりご相談ください。