フリーターは英語で逆転?アルバイト生活からの留学!

アルバイト生活やフリーター生活をされていらっしゃる皆様は、大きな夢や自分のやりたいことを追求されていらっしゃったり、偶発的なことから会社が倒産して仕方なくアルバイト生活をされていらっしゃったり、どうしても就職先が見つからずアルバイト生活をしているなど、1人1人の取り巻く状況は様々です。
しかしながら、バックグラウンドはどうあれ、その全員に言える事は『日本で生活している以上は将来的な生活は不安定』と言うことです。
そんな中で、実はフリーターの皆さんからの海外留学相談・ワーキングホリデー相談が、ものすごい数で増えている事はご存知でしょうか?
そこでここでは、『フリーターの皆さんからどのような留学相談があるか?』と『日本におけるフリーター生活の現実』そして『フリーターのみなさんのための理想的な留学プラン』について詳しくご案内させていただきたいと思います。
海外に興味がある方、少しでも英語ができるようになって自分を変えようと思っていらっしゃる皆様にも最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
アルバイトと正社員の賃金差は大きい?

まず、フリーターの皆さんに知っておいていただきたい『日本におけるアルバイト生活者の現実と将来』についてお話しさせていただきたいと思います。
いきなり物凄い重い話から始まってしまうわけですが、皆様の優しさに甘える形で、日本政府が出している『正規社員と非正規社員の収入の差』などのデータを参考にしてご案内させていただきます。
日本のフリーターと正社員の給料の違い
フリーターの皆様の中には、なんとなくではありますが「正社員よりも良いお給料をもらっているんじゃないか?」と思っていらっしゃる方々がたくさんいらっしゃいます。
特に正社員で皆さんが何時間も残業して、上司とお客さんの間に挟まれながら神経をすり減らしストレスを溜めて行っている状況を考えると、アルバイト生活の方が心にもゆとりができますし、「日々楽しく過ごせてるよね?」と思われるかもしれません。
しかし、フリーターと正社員の年収差を見てみると、実は正社員の方が圧倒的に優遇されていることに気がつきます。
そこで日本政府が発表しているデータを見てみると、『正社員の平均年収は約323万円』となっており、『フリーターの平均年収は約209万円』となっています。
その給料の差がどれぐらいあるかと言うと、なんと『1年間で約114万円』にもなります。
単純に計算して、大学を卒業してから約10年間フリーターをやっていると、平均約1100万円以上の所得の差が生まれていることになります。
例えば、20代後半までアルバイト生活をしていると何となく「同級生と飲みに行くと、昔言っていた安い居酒屋にいかなくなった?」や「あれ?もしかして俺の所得に合わせて店を決めてくれた?」と思う瞬間があります。
それもそのはず、20代後半までフリーターをしていると、正社員の友人たちとの所得の差が、すでに数百万円以上にも広がってしまっているためです。
フリーターと正社員は立場も違う
さらに正社員として働いている友人達と話していると「どうやら普段は部下を連れて飲みに行っている」と言う話をちらほらと聞くようになり、「あれ?もしかして普段は部下におごってるの?」と言うことも感じ始めます。
「昔から面倒見のいいやつだから当たり前かな?」と納得はするのですが、「彼らにはもうすでに部下がいて出世コースに乗っているんだなぁ」と全く以て埋まりそうに無い差を感じるようになります。
フリーターをやっていて辛いのは、収入が少ないことではなく『自分の収入が少ないことで周りに気を使わせてしまう自分がいること』だったりするから不思議ですよね。
※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます
年齢 | 正社員 | フリーター | 収入差 |
---|---|---|---|
~19歳 | 179.2 | 165.5 | ±13.7 |
20~24歳 | 213.2 | 182.1 | ±31.1 |
25~29歳 | 245.7 | 198.2 | ±47.5 |
30~34歳 | 282.4 | 204.9 | ±77.5 |
35~39歳 | 313.3 | 207.7 | ±105.6 |
40~44歳 | 342.1 | 207.7 | ±134.4 |
45~49歳 | 372.8 | 206.1 | ±166.7 |
50~54歳 | 400.0 | 204.3 | ±195.7 |
55~59歳 | 400.2 | 206.2 | ±194.0 |
60~64歳 | 316.7 | 236.5 | ±80.2 |
65~70歳 | 283.3 | 208.2 | ±75.1 |
70歳以上 | 281.0 | 199.5 | ±81.5 |
全年齢 | 323.9 | 209.4 | ±114.5 |
※ アルバイトとフリーターの給与差は凄いです。
(厚生労働省:2019年度調べ)
フリーターから抜け出すのは簡単!?

日本は現在かつてないほどの人材不足になっているため、実は、フリーターやアルバイト生活をしている人の数は、年々減少してきています。
特に、若い世代である24歳以下のフリーターの人数は大幅に減ってきており、ここ20年で約120万人いたフリーターは約60万人となっており、当時の約半数にまで減りました。
このようにフリーターが減った要因として、企業による正社員としての雇用促進による影響もありますが、最も大きいのは『アルバイト生活は企業に搾取されている』と言う、フリーターの皆様の気づきが大きいといえます。
しかしながら、このデータを見るとフリーター生活を抜け出すのが簡単なように思われるのですが、実は、データに反して、フリーターのみなさんが正社員として採用されることには大きな壁があり、非常に難しかったりします。
※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます
年 | 15~24歳 | 25~34歳 |
---|---|---|
2002年 | 117 | 91 |
2003年 | 119 | 98 |
2004年 | 115 | 99 |
2005年 | 104 | 97 |
2006年 | 95 | 92 |
2007年 | 89 | 92 |
2008年 | 83 | 88 |
2009年 | 85 | 92 |
2010年 | 84 | 98 |
2011年 | 86 | 98 |
2012年 | 77 | 103 |
2013年 | 80 | 102 |
2014年 | 73 | 105 |
2015年 | 70 | 96 |
2016年 | 63 | 91 |
2017年 | 64 | 88 |
2018年 | 61 | 82 |
※ フリーターの人口は全体的には減ってきている。
(厚生労働省:2019年度調べ)
フリーターに必要なのは英語+スキル!

フリーターの皆さんが正社員採用を目指される時、その事前のヒアリングで口を揃えておっしゃるのは「できれば精神的な苦痛があまりなくて、楽な仕事がいいですね?」と言う、仕事におけるストレスについてのお話です。
正直言ってしまえば、フリーター生活で会社からのストレスを受けて来られなかった方々にとって、正社員で働くストレスは非常に大きなものになるため、どんな仕事に就いたとしても、確実にアルバイトでのその日暮らしよりはストレスが増してしまいます。
その最大の要因としては、ストレスの低い仕事になればなるほど人気なため、『勉強も人付き合いも優秀な方々』や『キャリアやスキルを持っていらっしゃる方々』が、既に重鎮として居座っているためです。
つまりは、これまでフリーターとして働いてこられた方々が、ストレスフリーの同じ職場で働いたとしても、スキルやキャリアがない人は、どうしても重鎮の下での『コマ』として勤務することになるので、気がついたら社会に消耗させられてしまう・・という構図になっています。
フリーターは英語+スキル!
そこでフリーターの皆様におすすめさせていただきたいのは『英語+スキル』を身に付けてからの就職活動です。
悔しいですがアルバイト生活をしてきて、どんなに苦労したとしても、高校や大学を卒業してから時間が経っていると、就職の面接時に「君はなぜアルバイト生活をしてきたんですか?」「フリーター生活をしてきて、うちの会社で働けると思う?」と面接担当からの厳しい指摘を受けます。
正直、こうした面接の最中には『採用担当の何百倍も稼いで会社に利益をもたらす自信がある!』や『少なくとも私の方が人生の修羅場をいくつも潜ってきた!』と思うのですが、悲しいことにその考えがあるだけで、日本での採用へはつながらなかったりしてしまいます。
こうした悔しい思いをしないために、皆様には是非『英語+スキル』を身に付けていただきたいと思います。
英語だけじゃダメと言う現実!
こう言ったお話をすると「いやいや俺は将来何をやりたいか分からないから英語だけでいいよ!」とおっしゃる方も少なくないのですが、実は、『英語だけ身に付けるのであれば、スキルだけ身に付けたほうが正社員採用には良かったり』します。
また、ここにいらっしゃる皆様の中には「そもそも英語はスキルじゃないんですか?」といった疑問も持っていらっしゃると思いますので一気にご回答させていただきます。
まず、英語力はスキルではなく『ツール』だと思ってください。
例えば、英語講師の場合、英語力をスキルとして捉えられがちなのですが、実際には『生徒に教えるスキル(能力)』があって、英語力がツールとして使われます。
また、通訳翻訳の場合も、実は、『通訳スキル・翻訳スキル』が先にあって、ツールとして英語が存在しています。
正確に言うと、通訳・翻訳スキルを身に付けるためには、英語力が先に必要になりますので、英語と言うツールを使って通訳・翻訳スキルを身に付けることになります。
つまりは、英語と言うツール(鍵)を使って、皆様の中に眠っている様々なスキルと言う引き出しの鍵を開けていくというようなイメージを持って頂けたらと思います。
日本の就職先が厳しい現実
次に、留学生の多くから「TOEIC 800点以上とビジネス程度の英語はできるんですが、経験やスキルがありません」と言うご相談をよくお受けしますが、残念なことに、こうした方が帰国してきた場合、就職活動は必ず難航してしまうことになります。
その要因として、留学生から人気の外資系企業は、主に即戦力となる人材を募集しており、『経験がない』という時点で採用が難しく、当然、海外大卒の子達も同じ採用枠を狙っていますので、TOEIC 800点クラスでは物足りません。
そこで頼みの綱となる日本の企業は、英語力を『必須』とはしておらず『優遇』扱いとなってしまうため、英語力以外ではなく『営業経験』や『事務経験』の方が優先されてしまいます。
そのためフリーターの皆さんが、いくら英語力を身につけたとしても、就職活動には全く活かせなかったりしてしまいます。
はっきり言って、この瞬間ですが、自分の人生を全否定されてしまったようで、本当に悔しい思いでいっぱいになります・・。
そこでフリーターの皆様には、ぜひ、『英語力+スキル』を身に付けていただきたいのですが、一般的な海外留学では、3年以上海外にいても、さすがにこの両方を身に付ける事はできません。
「それではフリーターの私はは、どのような留学をすれば良いのでしょう?」続きをご覧ください。
フリーターのための理想のキャリア留学とは?

フリーターの皆さんが留学やワーキングホリデーについてご相談にいらっしゃっている様子を見ていますと、実は、『ある共通点』があることが分かります。
それは『一発逆転を狙っている』という点です。
先にお話ししたように留学を志すフリーターの皆様は、会社からのストレスは受けていらっしゃらないのですが、『自分の友人や自分自身の理想と現実のギャップからくるストレス』は、膨大なものになっています。
そのため、フリーターの皆様に対して留学カウンセリングをしてみると『俳優や女優を目指しているフリーターの皆様からは、海外でデビューします』といった話を飛び出してきたり、『テレビや映画関係の制作を目指している方々からは、日本では採用されなかったけど海外ならやれるはず!』と言った、あまりにも非現実的な話が次々と飛び出してしまいます。
そこで、いざ本格的に夢を追いかける留学を作ろうとすると「留学費用がない学校で学ぶのはやめておきます」や「俳優は目指してるけど海外でレッスンを受ける時間はありません」と、どうしても基礎的な分野をスキップしようとされる方が目立ちます。
まずは、ここで夢を追うことと、現在の自分について少し考えておいて頂ければと思います。
フリーターが海外で正社員として働く!
次に、フリーターの皆様にとっては、日本で希望のお仕事に就職することが難しいとお話しさせていただきましたが、少なくともその100倍は海外で仕事をする事は難しいことについてもお伝えさせてください。
正直言って、海外で正社員として勤務できる日本人は、留学生全体の1%は軽く下回っているため、もし正社員として働くことができているだけでも『100人に1人の逸材』という事になります。
「日本で俳優は無理だったけど海外で正社員として働けば・・・」と思っていらっしゃる方は、日本の採用よりも即戦力のみを採用する海外では、インターンシップを行ったり、またはボランティア活動を行うなどして、スキルを1つ1つ積み上げていく必要があるとお考え下さい。
フリーターが夢を追うために海外で正社員に!
海外で正社員として生計を立てられる人は、必ずと言って良いほど『何かのスキル』を持っていますので、日本に帰国した後も『再就職は非常に安定的だ』といえます。
そして、日本での正社員としての就職が安定的なものになれば、会社の重鎮たちにこき使われることも無く、更には会社からのストレスからも解放され『夢に費やすための時間もさらに増やすこと』も可能になります。
それは例えば、30歳までに夢を諦めようと思っていた人も、生活が正社員として安定してくるので『40歳まで頑張ってみようかな?』と言うことまでも可能になり、30代で売れた人たちが少なくないのもまた言うまでも無いですよね?
ぜひ、海外に出られる際には『英語+スキル』を意識して、そして『1つ1つスキルを積み上げていきましょう!」と言う言葉を思い出していただければと思います。
さて、最後になりますが、フリーターの皆様にとって理想的な留学の流れについてご案内させていただきます。
フリーターの留学準備ステップ
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- Step.1 留学相談をスタートさせる【留学6~8ヵ月前】
- 留学相談のスタートさせて、留学に関してある程度のプランニングを考えていきます
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- Step.2 留学計画を立てる【留学3~5ヵ月前】
- 『語学の計画』や『将来のライフプランの設計』を行います
海外企業インターンシップやボランティア、帰国後に即戦力の人材になれるルートで留学を作ります
社会人留学で休職はアリ?退職して賭ける?
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- Step.3 英語力を測定して留学期間と時期を決める【留学3~5ヵ月前】
- 学校のオンラインテスト(民間の英語試験)などを受講して英語力を診断します
(※ 英語力を明確化することで語学学校期間やカレッジ期間、さらに就労までの期間も分かります)
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- Step.4 学校の申し込みを行う【留学3~5ヵ月前】
- 学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
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- Step.5 ビザ手配をスタートさせる【留学3~5ヵ月前】
- カウンセリングのプランに合わせて必要なビザを手配し完了させる
(※ 就労プランに応じて病院の健康診断や海外の無犯罪歴証明書の手配が必要になります)
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- Step.6 退職調整や航空券・荷物の準備をする【留学3ヵ月前】
- 会社の退職時期の調整と航空券や保険の手配
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- Step.7 住民票を抜くなど役所の手続きを済ませる【留学1ヵ月前】
- 会社の退職・留学によって役所での手続きが幾つか発生します
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- Step.8 荷物をパッキングして出発!
- 荷物の最終チェックをして留学に出発します!
留学に必要・便利な持ち物リスト【2023年(コロナ対応版)】【印刷可】
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- Step.9 留学生活スタート!
- 留学先で就労ができるまで英語力と何らかのスキル(資格)をプラスさせる
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- Step.10 インターンシップorボランティアor就労開始!
- レストランや清掃員以外の仕事を経験する!
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- Step.11 滞在延長or帰国!【帰国予定3ヵ月前】
- 就労資格を使って更に滞在期間を延長させて英語力やスキルに磨きをかける!
(※ ここで帰国ルートに入る場合にはStep.12をスキップしてください)
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- Step.12 現地で就労+大きな収入を得る!【就労期間】
- ここまで来ると海外でも年収500万円以上が一気に視野に入ります
(※ 収入が支出を一気に上回ってきますので貯金ができる頃になります)
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- Step.13 帰国前に就職カウンセリングを受ける!【帰国予定2ヵ月前】
- 帰国をしてしまう前に必ず就職カウンセリングを受け、帰国と同時に面接を手配する
(※ 帰国をしてからだと最初の一手が遅れてしまうのと、留学中にやり残したことが分かりません)
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- Step.14 帰国!
- 帰国前に留学先での銀行や賃貸契約などを全て切ってから帰ります
(※ 帰国後には面倒ですが役所の手続きなども済ませます)
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- Step.15 企業面接!【帰国2週間以内】
- 帰国前に手配しておいた企業との面接を受けます
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- Step.16 就職していよいよ日本での新生活スタート!【帰国1ヵ月以内】
- 滞在先の相談もココアで合わせて手配しているので新生活がスムーズにスタートします!
フリーターは英語で逆転?アルバイト生活からの留学!まとめ

フリーターの皆様にとって耳の痛い内容が沢山あったと思うのですが、長い間フリーターを続けていると、気が付けば『自分を信じることさえ辛くなってしまう』なんていうこともありますよね?
特に、海外であれほど頑張って、寝る間も惜しみ勉強や仕事をやってきたのに『日本でこれまでの人生を全否定されるほど酷い面接対応をされた時』は、正直、立ち直れないほどで、ここにいらっしゃる皆様だけには「絶対に経験して欲しくない」です。
「夢を追う事にはリスクがあるよ!」とは何百回も言われていたんですけどね・・。
最後に、『中途半端な留学に出ること』だけは絶対にやめてください。使ったお金も時間も何もかもが無駄になってしまう可能性がありますので・・。
そして、もし「自分が俳優になるにはどんな留学をしたら良いんだろう?」「私がダンサーになるにはどんな留学が良いの?」と迷ったら、お気軽にご相談ください。『本物になるための黄金のルート』で留学をお作りさせて頂きますので。