社会人留学

海外就職を目指した留学は甘くない?

海外就職を目指した留学は甘くない?のイメージ

ここ最近、「海外就職やインターンシップを目指した留学がしたい」や「海外永住権を取得に有利な職業で留学を作って欲しい」というご相談が殺到しております。

しかしながら、ご相談者の多くは海外における就職状況をあまり知らないままご相談されることが多いため、日本と海外のギャップに苦しまれる方もたくさんいらっしゃいます。

ここでは、そんな日本と海外の就職事情の違いについてご紹介するとともに、実際に皆様が海外就職を実現するためにどのような行動をとれば良いか?心構えでカウンセリングに望めば良いのか?詳しくご案内させていただきたいと思います。

海外と日本の就職事情の違い

オフィスで働く外国人男性たち

まず初めに、「皆様には日本と海外の就職状況によってどれほど違うのか?」というお話をさせていただきたいと思います。

一般的な留学会社では、こういうお話になる時必ずと言っていいほど「面接の方法が違います」や「履歴書の書き方が違います」と言う風な解説をされることが多いのです。

しかし、ココア留学は留学会社では考えられないほど世界経済に対して精通していることもありますので、今回は面接や履歴書などの小手先のお話ではなく、世界経済レベルのお話をさせていただきたいと思います。

世界の失業率と日本

「日本の失業率と世界各国の失業率を比較して、一体どちらが高いのか?」皆様はご存知でしょうか?

なんとなく「海外の方が高いんじゃないかな?」とお考えになっていらっしゃる方も多いかと思いますが、答えは「正解」です。

ただ「日本と比べてどれくらい失業者は多いと思いますか?」というと、ほとんどの方は想像もできないかと思います。

そこでまずは、独立行政法人 労働政策研究・研修機構がまとめた2021年3月発表の最新のデータをご覧ください。

世界の完全失業率

  • 日本:2.9%(21年1月)
  • アメリカ:6.3%(21年1月)
  • イギリス:5.1%(20年10月)
  • ドイツ:4.6%(20年12月)
  • フランス:8.9%(20年12月)
  • イタリア:9.0%(20年12月)
  • スペイン:16.2%(20年12月)
  • 韓国:5.4%(21年1月)

独立行政法人労働政策研究・研修機構

こうしてご覧になっていただければお分かりになられるかと思いますが、日本の失業率は他の国々と比較してかなり低いことがわかります。

そうした中で、アメリカやイギリスといった国々は日本の2倍の失業率となっていることを頭の片隅に置いておいていただければと思います。

実際には更に厳しい就職状況

こういう風に世界の失業率についてお話しすると「日本は就職では困らないよね?人材難だけど失業率が2.9%もあるんだ!」「アメリカとか失業率2倍だって言うけどそんなに大したことないんじゃない?」とおっしゃられる方が必ずいらっしゃいます。

ただここで重要なのは、この世界の失業者に『外国人労働者が含まれていない』と言う点です。

実際に日本での失業率も、外国人は日本人の2~3倍と言われています。

更に、そうした外国人失業者の中に留学生やワーキングホリデー者は含まれていないので、実際に失業率がどれほど高いかは言うまでもないかも思います。

海外は即戦力のみ採用

壁の前で微笑む留学生の女性

続いては、海外の就職に関するお話になりますが、実は、ここ数ヶ月、海外でキャリアチェンジを考えられる方からのご相談も殺到しております。

ただし、そうした方々に注意していただきたいのは、海外では即戦力のみの採用が行われていると言う点です。

日本では「会社がITについて教えてくれるから、働きながら勉強します」と言う方が一定数いらっしゃいますが、海外の会社ではこうした事はまずありません。

と言うよりも、たとえ運良く入社ができたとしても、基本的には勉強させて貰えるどころか、『仕事の指示さえ受けることがない』ので、自分で考えて行動しなくてはいけません。

海外の会社は従業員と対等の立場をとりますが、「あなたの能力に応じて給与は支払いますが、能力がない方には辞めてもらいます」と言う姿勢は崩さないので、「働きながら勉強しよう」と言う風には考えないようにしていただければと思います。

気づけば呼び出されて首を宣告されるか、給与がゼロになっていることも考えられます。

日本のIT経験者が通じない

最近では、日本のIT経験者が『海外で通用しない』と言うケースもちらほらと出てきています。

先日、日本の某大手IT企業出身のTOPエンジニアの方に、日本のIT技術についてのお話をお伺いしたところ、「完全に先進国では通用しないレベルにまで落ちている」との指摘がありました。

確かに、海外の採用情報を見ておりますと、必ず大学にて『プログラムやITスキルでディプロマ以上取得』、加えて『3~5年の経験』と言う条件付けが行われています。

留学生
留学生

日本のITエンジニアなら世界中で通用するかと思ってました!!

COCOA
COCOA

日本のITは優秀というイメージをお持ちの方が多いのですが、実は今では世界基準が高くなっています・・。だからこそスキルアップのために留学される方が多いです!

ライバルは欧米各国から来る人々

カフェでくつろぐ外国人女性

しかしながら、海外で正社員になるような就職について考えている人ばかりではないので、「他の仕事ならばいけるのでは?」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

そこで、海外のお仕事についての実態についてご紹介させていただきたいと思いますが、以下のクエッションに答えてみて下さい。

次の職業の内、海外で日本人が働いていたら「すごい!」と驚かれる職業は一体何でしょう?

1. コンビニの店員
2. スーパーのレジ係
3. カフェの店員

さて、周りの皆さんから驚かれる職業について、お分かりになられたでしょうか?

その通りです。実は、上記の1.2.3.どの仕事に就いていても、全て「すごいね!」と驚かれます

特に、日本では外国人の人たちがコンビニなどで働いていることをよく見かけますが、あの仕事を海外で日本人がやっていたら、正直、エリートだと思っていただければと思います。

ほとんどの場合、ものすごい努力家か、家族が富裕層、もしくは有名大学の卒業生ばかりです。

就職時のライバルは欧米の人々

次に、日本人として就職時にどうしても損をする部分があるのですが、それは、容姿によるものです。

これは差別的なものを意味するわけではなく、例えばスーツやオシャレであればイタリア人、精密機械であればドイツ人、執事といえばイギリス人など、それぞれイメージが重なる国の人たちは就職活動が有利に進みます。

と言うのも、実際ショップの店員になってみると分かるのですが、やはり、洋服の購入する際には『おしゃれな人』に相談に乗ってもらいたいし、紅茶を運んできてくれるのは紳士的であって欲しいと言う願望がお客様のほうにあるためです。

なので、海外での就職活動を行う時は、日本人を全面的に売りにできる職種に就くと有利にことが運びやすいです。

休職して社会人留学?
社会人留学で休職はアリ?退職して賭ける?

海外就職ができるか不安という方の中には、日本で休職して留学を考える方もいらっしゃいます!ただし休職の場合もしっかりとプランニングが必要になりますので、宜しければこちらをご参考にされてください。

社会人留学で休職はアリ?退職して賭ける?

理想的な留学ルート

ピンクのチューリップ

さて、ここまで海外の就職についての難易度の高さについて、様々な角度からお話をさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?

そこで続いては皆様の海外就職がうまくいくようにするには一体どのようなルートを辿れば良いのか?と言うお話をさせていただきたいと思います。

流れをダラダラとお話しするとかなりの量になってしまいますので、要点だけフローチャートにまとめてみましたので以下をご覧ください。

海外就職を有利にする留学の作り方

  1. Step.1 現在の自分の立場を確認する
    自分に何ができて何ができないかを明確にしておきます
  2. Step.2 海外での仕事をイメージする
    海外で理想となる仕事のイメージをしておいてください
  3. Step.3 現在と未来のギャップを考える
    1.で考えた自分と、2.で想像した自分とのギャップを意識してください。何が足りていて何が足りていないか明確にします。
  4. Step.4 足りない部分を留学で補う
    学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
  5. Step.5 実際に留学を作る
    必要に応じてココア留学とご相談ください
  6. Step.6 半年は世界の情報を読み込む
    国によっては就職状況が全く違います。最新のビザ情報や就職状況、ニュースを調べます。
  7. Step.7 実際に留学準備に入る
    学校や滞在先の手配入国の準備などをします
留学費用が心配な方へ
なにかとかかる留学費用!どうやって用意する?

長期の留学にあたり留学費用が心配!という方はこちらの記事もご参考ください。日本でなんとなくアルバイトしてお金を貯める・・というのはもったいないです!!

なにかとかかる留学費用!どうやって用意する?

海外就職を目指した留学は甘くない?まとめ

湖畔を眺める外国人男性

海外の就職について甘く考えていらっしゃる方が非常に多いので、今回はあえて厳しめの内容を皆様にご紹介させていただくことにいたしました。

といいますのも、甘いお話はいくらでもすることが可能なのですが、実際に苦労されるのは留学先に着いて現実とのギャップを知ることになる留学生、皆様自身になります

基本的に日本で難しいと感じていることは、海外で同じことに挑戦すると100~1000倍ほど難しくなってしまいます。

今の自分に何ができて、将来の自分は何ができていれば良いか?を留学に盛り込むことが大切だとお考えいただければと思います。

本日も最後までご覧になっていただき本当にありがとうございます。