留学・ワーホリで語学学校に行かない理由は3つ?
「語学学校に通わずにワーキングホリデーに行って働きたい!」と希望する方からのお問い合わせが、海外の物価高の影響もあってコロナ以降は増えてきています。
そこでここでは、YOUTUBEやインスタグラム、それにSNSなどでは知ることができない、海外教育とキャリア育成の目線から、『語学学校への通学を考えなくてもよい3つのタイプ!』について紹介いたしますので、自分がそのタイプに当てはまるのかどうかを確認してみてください!
既に英語が書ける・話せる人!
まず、当然のことかも知れませんが、既に英語でのコミュニケーションが十分にできる場合、無理に語学学校へ通う必要はないと言えます。
しかしながら、就職先のクオリティを求めたり、コミュニケーション力を必要としない日本食レストランや清掃担当員以外での仕事を見つけようと思った時には、単純な日常会話レベルの英語力では不十分であることがほとんどです。
どれくらいの英語力が必要?
例えば、「現地企業の事務職としてオフィスワークを経験したい!」や「現地企業が経営しているローカルレストランで働きたい!」と思ったときには、最低でもビジネス・ホスピタリティで必要な英語力は身に付いていなければいけません。
そこで参考までに必要になってくる英語力についてお伝えしておくと、ボーダーラインとしてTOEIC850相当、IELTS6.0-6.5相当の英語力があれば、海外で上記のような仕事に就けるチャンスが生まれてきます。
ただし、言語を超えたコミュニケーション力が高いかたや、行動力や積極的なかたの場合、上記の英語力に達していなくても幸運を引き寄せて多くの人が憧れるような職に就けていることもあります。
- 高い英語力があれば語学学校が必要ないケースも!
- コミュ力が英語力を超えるケースもある!
英語力アップ以外の目的?
また、語学学校は文字通り、語学を学ぶ学校ではあるのですが、実は、語学学校に通うことで語学を学ぶ以外にも大きなメリットがあります。
それは、孤独な留学先で一緒に頑張れる仲間や友人を作ることができるという点や、これから海外で外国人として生きる上で必須となる、初級レベルの海外生活情報が得られるという点にあります。
そのため、例えば、英語力を十分に持っている人でも、交友関係の中から海外生活を有利に進める切っ掛けになるケースも珍しくないため、効率的な留学を期待している人は通学を視野にいれておくほうが良かったりもします。
また、スクールカウンセラーや就職カウンセラーなどが常駐していて、卒業生であれば、卒業後も親身に相談に乗ってくれる学校もありますので、「相談できる・帰れる場所がある!」ということは、精神面においても大きなメリットがあります。
- 語学学校への進学をすることで効率的な留学になりやすい!
- 友人や学校カウンセラーなど精神的なサポートが得られやすいのもメリット!
どうやって生活すれば良いか迷っていました!
留学生は「どうすれば自分の海外生活を有利にすることができるのか?」について、考えておくことを強くオススメいたします!
渡航の目的が自分探しの場合!
「自分が何をやりたいのか?何に興味があるのか?将来やりたいことを見つけたいのか?」などという、『自分探し』を目的にした海外渡航やワーホリは、長期休暇やギャップイヤーと呼ばれる、就職・進学までのブランク期間に行われるケースが多いです。
そうした中で、留学に対する考え方や在り方もドンドン変化し、多様化してきている中で、『自分探し』を考えていらっしゃる方の場合は、「語学学校へ通う必要は無いのではないか?」と考えております。
ただし、留学が多様化している原因は、社会が多様化しているからであって、Chat GPTやロボットなどAIを搭載したアプリやシステムを当たり前のように利用できるようになってきた今、自分探しの時間を海外に求めることができるほど、時間や費用に余裕があるケースは減ってきています。
自分探しに語学学校はコスパ最悪!?
そもそも留学とは、『海外に長期間とどまって勉学すること』とされており、英語でも『Studying Abroad』とされているなど、留学には必ず『学ぶ』ということがセットになっています。
ただし、ここで大学生や社会人の皆様に注意しておいて頂きたいのは、語学学校へと進学するようことを目的とした渡航は、実は、日本では『留学』として履歴書の『学歴・職歴欄』に記載することができず、いわゆる『語学研修旅行』という扱いで『資格欄』または『自己PR欄』に記載する必要があります。
つまり、学位を取得することを目的としていない海外渡航は、多くの人が想像している以上に評価が低いものとなってしまっています。
特に、コロナ後は、海外の物価高や円高の影響を受けて、大幅に学費が高騰している中で費用対効果は更に悪いものとなってしまっており、自分探し期間中のステータスやキャリアを心配している人の選択としてはオススメできないものになっているので注意が必要です。
- 語学留学ではステータスやキャリアを守ることはできない!
自分探しの渡航は期間的に難しい?
自分探しの渡航は、どうしても方向性が定まっていないままに海外に出ることになるので、その時間に意味を持たせることは難しいものになりやすいです。
最近では、メンタルヘルスに問題を抱えている人が増えているため、企業の採用担当者は、どうしても自分探しのために海外に飛び出しているような行動履歴がある人の採用を避ける傾向があり、単純にマイナス評価の対象となってしまうことも珍しくありません。
そのため、自分探しの渡航を希望している社会人の場合は、退職から次の就職活動開始までの期間を6ヵ月以上あけないことが必須となるため、語学学校への通学などではなく、現実的に社会からの評価を下げることなく海外滞在が可能となる渡航期間1~3ヵ月の間に必ず探している自分を見つけ出せるように渡航計画を作り込むことに集中して頂ければと思います。
1~3ヵ月程度の留学では英語力の伸びも限定的になってしまうので、自分探しの渡航となるのであれば語学学校への進学は選択肢から外しても良さそうです!
- 自分探しの渡航はキャリアを傷つけないために期間的に短くすることが鉄則!
- 短期では語学力を伸ばすことも難しいため語学学校に通う必要もない!
海外に行きたいんですが、留学後のキャリアや、社会復帰できるかが不安で・・
社会人の場合、自分探しの留学はどうしてもキャリアにマイナス影響となってしまうことが多いので、可能であれば、学位取得や海外でのキャリア育成など明確な目的を持った留学をオススメいたします!
通学しなくても何とかなると思ってしまう人?
人には、『物事を慎重に検討するタイプ』と『思い立ったらすぐ行動をとるタイプ』と、大きく分けて2つのタイプが存在します。
もし、あなたが思い付きで行動できてしまって、そこで失敗することになったとしても気持ち的に落ち込んだり、後悔することがあまりないタイプの典型的な『楽天家』ならば、語学学校に通う必要はありません。
思いつきで行動できるタイプ?
実は、思いつきで行動できるタイプの人は、生まれ持っての性格や経験の無さなど原因は様々ですが、人間が身を守るために持ち合わせている未知のものに対峙したときの『不安』や『心配』それに『危機感』などという感情が小さい可能性が高いです。
例えば、「ハサミやナイフが怪我をする可能性がある危険なものだ!」という認識や、過去にナイフで手を切って痛い経験をしたことがない子供の前にハサミをおいていると、「手を切るかもしれない!」や「危ない!」という考えよりも先に手をハサミに伸ばすのも、危機意識が小さいためです。
こうした「語学学校に通うかどうかどうしよう?」と迷うことなく突き進めてしまうような人であれば、語学学校に通う必要性は低いです。
- 不安や心配という感情が小さい人は語学学校に通わなくても良い!
失敗を小さくする語学学校への進学!
皆様もご存知の通り、英語の学習方法なんてインターネットやAI、それにアプリや言語交換やゲームなど無数にある中で、わざわざ英語を勉強するために語学留学を選択する必要は全くありません。
それなのに、なぜ留学では語学学校を選択する人は多いのか?
その最大の理由は、その先にあるカレッジや大学、最近では職業訓練学校(専門学校)やインターンシップ・プログラムなどへと進学できる確率が大きくアップし、留学の価値を最大化した状況で保証されるためです。
地図やGPS、それにスマホも無いまま森に入ると迷ってしまうことが多いですが、語学学校は留学生にとって暗闇で場所を示す灯台や、進むべき方向を示すコンパスのような役割になっているとお考え下さい。
- 語学学校に通うことで留学の価値が保証されやすくなる!
- 留学期間中も何のためにやってきたのか迷わなくて済む!
わたしは何も考えずに行動はできないタイプかもです・・。
『箱の中身はなんだろうなゲーム』で、箱の中に手をサッと入れられるかどうかでも、自分がどっちのタイプなのか判別できますよ!
語学学校へ行かないプランの作り方
ここまで、語学学校へ通わなくても大丈夫なタイプについて紹介してきましたが、では、その方々が渡航される際にはどのように渡航プランを作っていくのでしょうか?
語学学校へ行かないプラン
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- Step.1 渡航の目的、切欠を把握する
- まずは何のために海外へ行きたいのか、何がその切欠になったのかを再確認してみましょう。
目的や切欠によって、渡航後のプランは大きく変化します。
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- Step.2 英語力の確認
- ご自身の現在の英語力を確認し、自分の目的に必要な英語力があるのかを把握します。
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- Step.3 留学エージェントの必要性を確認
- 留学のプランニングや渡航までの手続きなどに不安を覚えるようであれば、留学エージェントの利用も検討されたほうが良いでしょう。
(※ただし、学校に通わない留学相談を受けてくれる会社はほぼないです)
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- Step.4 渡航準備
- 渡航に向けてビザ申請や航空券の準備などをしていきます。
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- Step.5 海外情勢や渡航規制について確認
- 渡航直前には、渡航に対して制限や特別な手続きが必要でないかなどしっかり確認しましょう。
- 語学学校に通わない人は情報と機会損失が大きくなるので、とにかく留学計画だけは完璧にすること!
ありがとうございます!でも私は語学学校に通います!
もし将来の可能性を最高まで高めたいときは、ココア留学にご相談ください!
膨大な知識量を持ってサポートさせていただきますね!
留学・ワーホリで語学学校に行かない理由は3つ?まとめ
海外へ渡航される理由は様々ありますが、目的・目標にあったプランで渡航し「行って良かった!」や「また行きたい!」と思える留学にすることだけは忘れないようにしてください。
留学は大切なお金と時間を大きく使ってしまうものですので、それで失敗したり、後悔してしまっては元も子もありませんので・・。
そのためには、必ず、しっかりとした渡航計画や将来のビジョン設計、そしてキャリアデザインが必須になってくることを覚えておいて頂ければと思います。
今回もかなり長い文章ではございましたが、最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。