悩んでる時間がもったいない!~内向型人間の冒険留学~
内向型人間は海外でどう生きていく…?留学を悩むあなたの参考に!!
日本での転職をやめて留学を決断し、現在海外で働いているオリエさんの留学ストーリーをお届けいたします。
留学に行けるか不安…。向こうでちゃんとやっていけるか心配…。そう思い、留学への1歩を踏み出せていない皆さん。以下よりオリエさんの留学インタビューをご覧いただき、「不安だけど…私も留学に挑戦してみよう!」そう動き出すきっかけにしていただけましたら幸いです。
留学前のできごと ~留学のきっかけは?~
オリエさんの留学ストーリー・旅立ち!
Q.もともと日本では何をしていたんですか?
A. 留学にくる前は英会話スクールでフロントデスクの仕事をしていました。教育関係にずっと興味があったのと、幼いころ英会話スクールに行っていたこともあって英語は学生の頃から好きだったので。
あと、ボランティアとして、フリースクールで国語と算数を教えていました。
Q.留学に行こうと思ったきっかけは?
A.実は私、大学のときは心理学を学んでいたんです。自分自身のことで悩みがあったり、臨床心理士とかカウンセラーにも興味があって心理学を専攻していました。
ただ、カウンセラーになるには大学院に2年間行かなければいけないので受験勉強をしていたんですが、その時に自分のメンタルが弱くて諦めたんです…。
教科書に書いてある事例を読んで、心理的な悩みや症状を見ただけで泣いてしまって、、「こんな事ではカウンセラーにはなれない」と思いましたし、そもそも私は内向的で社交性が全く無いタイプの人間なので…(笑)
だけど、それを諦めて大学院の道が無くなったことによって、「もともと英語に興味があったし、思い切って留学に行ってみよう!」って思ったんです。それが1度目の留学を決めたきっかけですね。
Q.1度目の留学について教えてください。
A.大学卒業後に半年間(ハリファックスに4ヵ月・オタワに2ヵ月)、1ヵ月ESLをしてから英語教育のプログラムを受けました。
内容は座学で、テキスト沿いに理論を学ぶことや、自分でレッスンプランを立てて実際に先生役をして授業をするデモンストレーションをしたりしました。クラスメイトも先生たちもめちゃくちゃ良い人でしたし、プログラム自体はすごく充実していました!
ただ、英語においては問題なかったのですが…その時はとにかく自分に自信が無かったせいで、人との話すのに怯えていて、、苦い思い出がいっぱいですね。
初めての留学だったので何もかもが怖くて、図書館にずっと引きこもってました(笑)
Q.その後もう一度留学をしようと思ったのはなぜ?
A. 1度目の留学から帰国したあと英会話スクールで3年ほど働いていたんですが、転職しようかとすごく悩んでいて…。なので1人旅に出て、旅先で出会った人達に相談することにしたんです!
そしたら、その旅で出会ったゲストハウスのオーナーさんに「ワーホリに行ったらどう?」と提案されて、そこで初めてワーホリという選択肢が生まれました。
海外で働くなんて無理だと思っていながらも、転職したい理由の1つに、英会話スクールで働く外国人の先生たちが日本で立派に働いている姿を見て、「私も海外で働いてみたいな…。」という思いはうっすらとあったんですよね。
そして後日、旅先から帰ってきて行きつけのカフェに行ったとき、たまたま手相占いをやっていたので見てもらうことにしたんです。そしたらその人に「海外に行って色んな人と話したほうが良い!」と言われて…!!その出来事でさらに心が揺れて、2度目の留学に行こうと決意しました。
2回目の挑戦!~カナダについて~
オリエさんの留学ストーリー・留学中のできごと!
Q.現地に着いた時はどうでしたか?
A.やっぱり緊張はありました。でも社会人として仕事をしたのと、その時のアメリカ人のボスがすごく怖くてそれを乗り越えていたので、自信がついているところもありました(笑)
あとは、2回目のカナダ留学で前よりは慣れていたので、「もう一度来たからにはちゃんと頑張らないと!」という感じでしたね。
Q.ホームステイはどうでしたか?
A. フィリピン系のお母さんの家庭でした。海外なのに毎日朝ごはんもちゃんと作ってくれたり、みんな優しくしてくれてすごく良いお家でした。
私の他にもホームステイの子が何人もいて、日本人・韓国人・ブラジル人・メキシコ人・コスタリカ人とか色々な国の人の友達もできて楽しかったです。
Q.留学中の印象深い思い出は?
A.仕事を探している際に例のアメリカ人のボスにリファレンスを書いて頂いたことですね!
あの時はボロクソに言われていましたが(笑)私が何度も面接に落ちて、落ち込んでいるときに「前の会社で働いてる時みたいに頑張れば大丈夫だよ。」って励ましてくれたり、リファレンスもすごく良い事を書いてもらえて嬉しかったです。
"彼女がカナダに行くと決めた時、「いつでも戻ってきていいからね」と言って送り出したんです。"と書いてあって、それを見て泣きそうになったのを覚えてます。
Q.カナダの良いところは?
A.まず、前はハリファックスとオタワに居たんですが今はバンクーバーに居ます。バンクーバーは他と全く雰囲気が違って、色んな人種の方がミックスしてるので差別が全くないのが良いですね。
あとは移民です。こっちに住んでる人、住もうとしている人が多いので、そういった人達と話すと面白いし勉強になります。どういった目的で来ているとか、その国の今の状況とか…色々な人から色々な話が聞けるのでそこがすごく良いです。
ハリファックスやオタワは、白人の方とかネイティブカナディアンが多かったと思います。街の雰囲気でいうと、ハリファックスは1番田舎でした。オタワは首都だからかキチっとしてるイメージです。政府の仕事が多いのかなという印象で、寒かった記憶があります。
あともう1つカナダの良いところは、仕事が楽なところです!日本とはプレッシャーが違います!!(笑)私の思い込みかもしれないですが、バンクーバーの方が緩いです!
例えば、お客さんを待たせてもこっちでは普通というか…(笑)日本ではお客さんを待たせたら、冷や汗出るじゃないですか?でもそういうのがバンクーバーでは無くて、逆に焦っていたらカナダ人の同僚に「なんで焦ってるの!?」って聞かれます(笑)
現地の学校やお仕事について
オリエさんの留学ストーリー・学校と仕事編!
Q.今はどんな生活をしてるんですか?
A.今は学校を無事に卒業して、午前中は事務、午後は公文教室のお仕事をしています。子供関係の仕事を探していたので、この仕事に就けてとてもうれしいです!
公文教室では最初にリーディングのマル付けのお仕事から入って、そこから段々仕事を教えてもらってフロントデスクにヘルプで入ったり、授業準備のやり方を少しずつ教えて貰ったりしています。来週からはカナディアンの小さい子向けに、リーディングと数学をサポートすることになりました。
やっぱり、周りがみんなカナディアンなので自分の英語や発音がどれだけダメかよくわかって勉強になります。
Q.学校はどうでしたか?
A. 私はいきなりコープ(ビジネスプログラム+有給インターンシップ)からだったので、生徒さんも仕事をしている人が多くて、みんなかなり独立した感じでしたね。
ESLの先生は全員カナディアンですが、コープの先生は自分の専門分野を教えている移民の先生が多かったです。なので、移民からどうやって就活したか?などを話してくれてすごく勉強になりました。
クラスでは就職準備とかレジュメの書き方とか、ビジネスの基本を学んだり…。あとは、先生たちが自分の経験をいろいろ話してくれて、それで雰囲気が分かったりしました。
ちなみにITの企業で働いていた先生は、会社のレクリエーションのゲームに参加しなかっただけでクビになった~と言ってて、バンクーバーはなんでもありだなと思いました(笑)カナダの人はきっと楽しむことを大事だと思っているんでしょうね。
Q.印象に残っている授業は?
A.ブラジルからの移民の先生がクロスカルチャルコミュニケーションという『お互いの文化を理解する』というクラスをやってくれて、自分の経験や、これはしてはいけない、この国の人についてはこれはダメなどの話しをしてくれたりしてすごく勉強になりました。
Q.カナダで働くメリットは?
A.カナダで働くメリットはプレッシャーがあまりないところですね。残業もありはしますが、内容の濃さが違います。日本だと必死でやっている所をカナダでは1時間に1回はコーヒーブレイクしようか!みたいな(笑)歯医者さんに行っても治療しながら世間話されたりします(笑)
あと、給料の最低賃金が毎年上がっていたりするのでカナダは景気が良いなと思いました。
留学を通して感じたこと
オリエさんの留学ストーリー・留学での学び!
Q.留学前と今の自分を比べて変わったところは?
A.無理をしなくなったところですかね。カナディアンの働き方を見ているとみんな無理をしていなくて、例えば仕事中にご飯を食べている人がいたり、残業はしないとか、休み時間は絶対に取ることとか…
そういうカナダ人を見ていると、日本にいるときよりも働く上での気持ちが軽くなりました。
Q.これからの留学生にアドバイスはありますか?
A.英語の勉強はもちろんですが、留学をするなら最初はコープで学校に通いながら働くほうがいいと思います。
私はもともとワーホリで来ようとしていて、それでも大丈夫だろう!と思っていたんですが、いざ留学に来たらワーホリだと短すぎる!って思いました。
働くところを探す時間もそうですが、やっぱりビザが短いと雇ってもらえないので…。
今働いている所は両方とも面接で滞在期間を聞かれて、「1年以上働けます!」と言ってVISAが長いから雇ってもらったので、そういった面でもどのビザで留学するか?はしっかり相談しておいた方が良いと思いますね。
Q.自分の留学にタイトルをつけるなら何?
A.内向型人間の冒険 ~バンクーバー編~です!
何年か前に話題になった"内向型人間の時代"と言う本があるんですけど、それを読んで「私みたいな人間でも何とか生きていいんだ」って、すごく励まされたんです!
なので、めちゃくちゃ読んだその本からタイトルを取らせていただきます!(笑)今は人生のバンクーバー編を生きてる!という気分ですね。
Q.それでは最後に一言どうぞ!
A.もしも今留学に行くかどうか悩んでいる方が居たとしたら、『何もかも無駄じゃないので、失敗するのは全然いいし、やってみることに意味があるんだよ!』と伝えたいです。
特に私のように内向的な人は、やる前から「絶対できない!無理!」って思いがちだと思うんですけど…とりあえずやってみて、もし駄目だったら他のことをしてみたり、そこから切り替えていけるので、悩んでいる時間がもったいない!と伝えたいです。
私のような内向型の人間でも、留学をして今こうやって生きていけてます。
なので、このインタビューを読んで「こんな人でも行けるんだ」と思っていただけたら嬉しいです。
オリエさんの留学インタビューまとめ
皆さま、オリエさんの留学インタビューいかがだったでしょうか?
新しいことに挑戦する前はどうしても不安が付き物です。でも、「やってみたい」「海外に行ってみたい」そう少しでも思っているのならば、何もせずその気持ちを置き去りにしたままでは勿体ないです。
せっかく新しいステップに上がれるチャンスがあるのならば、オリエさんのおっしゃる通り『失敗してもいいからとにかくやってみよう!悩んでる暇があれば行動しよう!』その気持ちを持って、ぜひ一歩前に踏み出してみてください。
新しい道に進めば、絶対に新しい発見があります。このインタビューを読んで、オリエさんのように勇気を持って新しい道に動き出すきっかけへと繋げていただけましたら幸いです。