留学相談で絶対に聞いておくべきことTOP3とは?

留学エージェントや留学カウンセラーといっても、正直言って凄い尊敬できるような人もいれば、お金のためだけにやっている営業カラーむき出しの会社まで、ピンキリというのが本音です。
そこでここでは、これから留学エージェントへ留学相談をお考えの皆様に、実際に自分が相談した留学会社の真偽を確かめる上でも、是非、『留学相談で絶対に聞いておくべきことTOP3』をご紹介させていただきたいと思います。
少し長いお話になっていますが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
語学留学は自分にとってプラスですか?

まず最初に留学カウンセラーに必ず聞いておきたいことからご紹介させていただきたいと思います。
留学カウンセラーとして数多くの留学生のサポートやご相談に携わっていると、ある程度の『傾向』と言うものが見え始めます。
それは、留学の経験を何かに活かせる人と活かせない人との留学計画の差です。
短期の語学留学の闇
最近では、ようやく日本でも「1~3ヵ月程度の短期の語学留学を『留学』と呼んで評価している国は他にはない」という留学の本当のところが伝わり始めていますが、コロナ禍の今でも短期の語学留学を希望される方は後を断ちません。
もし、こちらに短期留学を希望されていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、是非、留学会社やカウンセラーへと留学相談をされる前に、過去の短期留学経験のある先輩方や身の回りにいる人たちにご質問していただければと思います。
「短期留学で語学力は伸びたのか?」
過去の留学生のデータや傾向を見ると、短期留学では語学力を短期的にアップさせるには有効ですが、帰国後、1~6ヵ月もすると元の英語力へと簡単に戻ってしまいます。
そして、気が付けば語学留学は『良い思い出』として変わっていきます。
コロナ前の2019年には、毎年、約10万人近くの日本人が留学生として海外に飛び立って行きましたが、そのうちの90%以上が留学期間1~6ヵ月程度の短期の語学留学です。
そのため、皆様の周りにもきっと語学留学経験者が沢山いらっしゃるはずです。
是非、「語学留学して良かったか?」では無く、語学留学の目的である「短期の語学留学で語学が伸びたか?」そして「帰国後の今でも維持できているのか?」と尋ねておいていただければと思います。
短期留学で語学力が伸びない理由とは?
短期の語学留学は留学会社にとって『お試し』と言う形で、留学費用の少ない方からも売り上げを上げることができる、ドル箱留学となっています。
1ヵ月だろうと1年の留学だろうと、旅行券の売り上げは往復チケットの1枚のみ、1年の留学1人よりも、4人の3ヵ月留学の方が当然ですが会社に利益が出ますし、ご案内がしやすいです。
ただ、お試しで留学に出る方ほど、やはり1年以上の長期留学に出られる方と比較して『留学に対しての覚悟』が違います。
そのため、どうしても『お試し』で留学される方の語学の伸びは限られてきてしまうというのが現実です。
もちろん、短期の語学留学の全てが悪いのでは無いので、短期留学の目的について留学カウンセラーと一緒になって作っておくことを忘れないでください。
長くなってしまいましたが、留学相談でカウンセラーに聞いていただきたい質問1つ目として「語学留学は自分にとってプラスになりますか?」と聞いておいてください。
短期の語学力をゴリゴリに推奨してくるようならば、「あれ?語学留学がスキルアップじゃなくて思い出になる?」と少し周りを見渡してみても良いかも知れません。
留学費用の回収は可能なのか?

留学は、皆様が思っていらっしゃるその何倍もコスパが悪い物だったりします。
それもそのはず、留学費用として200~300万円掛けるだけで無く、その間、語学力アップの目標とはかけ離れた日本食レストランの店員や、日本では絶対にやらない将来のスキルアップに繋がらない清掃員や農場の作業員としてのアルバイト時間も使ってしまっているためです。
特に、お金であれば、将来、必死になって働いて稼げば取り返すこともできますが、日本で学生として学べた時間や正社員として働いれば積み上げる事ができたキャリアの時間だけは、一生かけても返ってくる事はありません。
それほど、留学というのは一般的にはコストパフォーマンスが非常に悪いものとなっています。
年齢を重ねればコスパは悪化する?
また、あまり知られていないことですが、留学は年齢を重ねれば重ねるほどコストパフォーマンスは悪くなっていきます。
例えば、中高生が行う1~2年間の海外語学留学を経験すると、それ以降、日本で英語の勉強がほとんど必要ないほど英語力はアップします(日本で外資系企業入社の目安となる英語レベルのTOEIC 800点以上も普通に視野に入れることができます)。
しかし、大学生が1年程度の語学留学を行うと、今では「語学のためだけに留学したの?」と言われるようになります。
そして更に、社会人が語学留学を1年すると、正直、周りから「本当に日本で社会復帰ができるの?」と心配されるようになります。
また、それが25~30歳頃になってくると、同期入社の友人たちは次々と部下がいる状況となり、その地位を全て捨てて海外留学に出るわけですから、そのプレッシャーの大きさは言うまでもありません。
そこで、ぜひ、留学カウンセリングのとき、自分がこれから出るであろう留学は、将来的に「留学費用や時間を回収できるのか?」とお聞きいただければと思います。
特に、大学生や社会人が留学に出られる場合には、最低でも語学の学習だけで終わらないように心掛けていただければと思います。

2つの国で留学をするような留学プランも、最近では人気があるようなのですがどうなんですか?

もし海外で働いたりインターン経験を積むことを目指すならば、1つの国での滞在期間が長ければ長いほど有利です。直ぐに辞めちゃうような外国人を雇って仕事まで教えてくれるような会社は、現実的に考えて世界中どこにも無いです!
留学から帰国後の将来について

そして最後に留学相談時に聞いておいていただきたいのは、「自分がこれから目指す留学が一体どれだけ世界的に需要が出るのか?」という点です。
例えば、留学やワーキングホリデーで、海外のコンビニエンスストアでの勤務が決定すると、周りの留学生の友人からは「良くそんな良い仕事に就くことができたね!ホント凄い!」と驚かれます。
ただ、日本のコンビニでアルバイトの面接に行くと、正直言って、よほどの事がない限りは不採用になることの方が難しいのが現実です。
皆様は、これからそうした日本とは大きくギャップのある世界に飛び出そうとしていることを忘れないでください。
そうした中で、海外の飲食店で働くためにホスピタリティ分野を勉強していると、帰国後、「あれ?私、本当はデザイン系の仕事がしたいと思ってたのに、なぜ海外のホテルで清掃員として働いていたの?」というギャップに悩むことになります。
海外永住権を取得したい人も
また、海外で永住権資格を取得したい方も、永住権が取得できたけれど、その後、「日本では考えられないような貧乏生活だったらどうしよう?」とも考えておいてください。
留学はどんな行動をとったとしても、必ず将来に大きな影響を与えることになります。
そこで、「自分がこれから行う留学が、自分の将来にどのような影響を及ぼすのか?」についてしっかりと聞いておいていただければと思います。
理想の留学相談の流れ

さてここでは、留学相談時に留学カウンセラーに、是非、聞いておいていただきたいことを3つご紹介させていただきましたが、どれも非常に重要なものだとわかっていただけたのではないでしょうか?
以下には、留学カウンセリングの質を上げるためのモデルケースをフローチャート形式でお作りしましたのでご覧になっていただければと思います。
留学カウンセリングまでの流れ
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- Step.1 自分について知る
- 英語力はもちろんのこと、スキルや現在のステータスで何ができるのか?知っておきます。
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- Step.2 理想の留学と将来をイメージする
- 理想の姿が具体的であれば具体的であるほど、留学の精度は高まり自由度は下がります。
ただし、社会人の留学は精度を求めることを強く推奨いたします。
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- Step.3 留学の時期を考える
- 留学でコスパが悪くなるのは費用よりも時間の方です。
留学の時期は時間を優先してお考え下さい。
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- Step.4 周りの留学体験者に相談
- 語学留学の目的について聞いてみてください。
留学を単なる『思い出』にしないことが重要です。
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- Step.5 留学カウンセリングの予約
- もし留学相談先として率直な意見を話すココア留学を選んでいただけるなら、その時も是非、同様のご質問をしてください。
相談して直ぐにご提案できるような留学ではなく、何度もミーティングして作り上げた留学の違いをお話させて頂きます。
留学相談で絶対に聞いておくべきことTOP3とは?まとめ

皆様、数ある留学カウンセラーのお話の中で、こんなカウンセラーのお話に最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。
多くの方が留学を1円でも安くという風に言われますが、留学は必ずお金と時間を使うハイリスクなモノになります。
そのため、注目して頂きたいのは、留学費用うんぬんではなく、留学によって将来どれだけのリワード(恩恵)を受けられるか?だとお考えいただければと思います。
例えば、留学費用は600万円だけど「国際医師免許が取れます!」や「留学後の年収は1000万円を超えます」と言うと高いですか?安いですか?
このことを意識しながら、ぜひ、留学カウンセラーへといろいろお伺いしていただければと思います。
ここにいらっしゃる全ての方に、思い出以上の留学経験が手に入ることを心より願っております。