留学費用を借りる?教育ローンを賢く使う方法とは!
留学相談にいらっしゃる皆様の中には、理想とする留学モデルや夢・目的があるにもかかわらず、「どうしても留学予算が足りない・・」ということで諦めてしまう方がいらっしゃいます。
そこでここでは、留学費用が足りない方々や夢を諦めそうになってしまっている皆様のために、教育ローンを賢く利用する方法について詳しく案内させていただきたいと思います。
留学費用を集める3パターン!
留学に行こうと思ったけど想像した以上に留学費用が高くて、「どうすれば良いんだ・・」と悩んでいらっしゃる方もたくさんいらっしゃるはずです。
そうしたときに皆さまに考えていただきたいのは、以下の3パターンのうちのどれをチョイスするかだとお考えください。
- 働いて留学費用を貯める
- 奨学金やクラウドファンディング等の融資を受ける
- 銀行などの教育ローンなどを利用する
しかしながら、実は、それぞれにはそれぞれのメリット・デメリットがあるので、皆様には簡単に知っておいていただければと思います。
- 留学費用を用意する方法は大きく分けて3通り存在している
①働いて留学費用を貯める!
メリット
留学費用を自力で貯めるのは、まさに安定の行動で、お金を貯めることができなかったら留学を諦めることができますし、周りから心配されることもありません。
留学費用を貯めるために働くことは、正社員やアルバイトとして働く事がまさに王道となることは言うまでもありません。
デメリット
留学費用を貯めるまでにはどうしても膨大な時間がかかり、気がつけば年齢だけ重ねてしまい様々なチャンスを失ってしまうことが多いです。
特に、英語の伸びと年齢は非常に大きな関係があるため、吸収率の落ち始めている20歳以降の留学やワーキングホリデーの際には要注意となります。
- 自分で留学費用を貯めるのは王道
- 留学時期が遅れることでチャンスが減る
②奨学金やクラウドファンディング等の融資を受ける
メリット
海外の奨学金は対象レベルが高すぎるため道のりは困難を極めますが、返済不要の奨学金を受けることができるのであれば、特に経済的な負担なく留学に出ることができるようになります。
また、社会的弱者やシングルマザーやシングルファーザーなどの貧困層のご家庭の場合には、地方政府からの補助金が出されていることもあるのでチェックしておくと良いです。
他にも社会的貢献度が高い留学ができたり支援者に対して将来的な見返りを準備できる方は、クラウドファンディングなどで留学費用を集めることが出来ると比較的に短期間で留学費用が準備できることもあります。
デメリット
奨学金の対象として選ばれるには非常に多くのハードルが設けられており、そもそも数が非常に少ないので選ばれること自体が難しいのが大きなデメリットとなります。
特に、当然のことながら数に限りがあるため成績優秀者から順番に選ばれていくことや、海外の奨学金の場合にはそもそも日本人が対象になっていないことがほとんどだったりします。
- 成績優秀者であれば奨学金のチャンスがある
- クラウドファンディングで資金が集められたら返済の必要性もない
- 海外の奨学金はそもそも日本人が対象外のケースが多い
③銀行などの教育ローンなどを利用する
メリット
教育ローンは比較的に誰にでも留学費用を貸し出ししてくれ、その審査もさほど厳しくなっていないという大きな特徴があります。
また借入先によっては住宅や車など他のローンと比較して金利も非常に安いので、大きな負担を感じることなく利用ができます。
デメリット
教育ローンは必ず返済が必要になるため、利用する際にはそもそもの将来的な返済計画が必須になります。
特に留学で利用する場合には、必ず4~5年先まで見据えた返済計画が立てられるような留学コンサルタントに相談することが必須になります。
「とりあえず海外留学に行きたい!」と言うようなものでは無く、例えば「留学中に○○の学位を修めて帰国するため給料が××万円アップするから十分に返済できる!」という形にしておく必要があります。
- 教育ローンは比較的に誰にでも留学費用を貸し出ししてくれる
- 利用する際には将来的な返済計画が必須!
留学費用を準備するのは絶望的だと思っていましたが、こうやってみると「諦めるにはまだ早い!」と感じました!
お金で夢を諦めなくてはいけないことって沢山ありますが、本当に諦めなくてはいけないかの判断は『実際に行動してみてから』でも遅くないですもんね!
教育ローンは賢く利用する!
さて、ここにいらっしゃる皆様には『3つの留学費用を賄う方法』についてお話しさせていただきましたが、それぞれには一長一短があることについて、お気づきになっていただけたのではないでしょうか?
特に、留学費用を貯めるための王道となる『働いて留学費用を貯める道』を選択される方の場合、働いてお金を稼ぐことになるため、どうしても留学に向けての貴重な時間を失うことになります。
そのため、どうしても留学費用が貯まる頃には20代中盤辺りになってしまい、気づけば留学に対する周りからの目線が厳しくなってしまったり、社会的な重圧が大きくなってしまったりとで、多くの方々が後悔されていらっしゃるという現状はあります。
また、社会人になると一気に時間が無くなってしまうため、学生の頃には継続できた英語学習も仕事の疲れでできなくなってしまったり、そもそもストレス発散のために給料を使い込んでしまうなどして、留学費用を貯めることができない人も少なくありません。
- 社会人になると時間が無くなり継続した英語学習ができなくなる
- ストレス発散のために給料を使い込んでしまうことも少なくない
教育ローンの借り入れ先には注意する
次に、教育ローンの借り入れ先に関しての注意事項についてもご紹介させて頂きたいと思います。
教育ローンと一括りに言っても、実は、借入先は様々で『日本政府が運営している教育ローン』から『銀行等』が運営しているもの、さらには『クレジットカード会社』が運営しているローンまであります。
当然のことながら、借入先の機関が日本政府や大銀行など大きければ大きいほどローンの際の返済金利や手数料が安くなり、小さな会社やクレジットカード等の教育ローンになればなるほど、返済金利は高くなります。
そこで、こちらにいらっしゃる皆様に覚えておいていただきたい教育ローン先の候補として、日本政府が運営している『日本政策金融公庫』という名前を覚えておいていただければと思います。
日本政策金融公庫の教育ローンとは?
日本政策金融公庫の教育ローンは、当然のことながら日本政府がバックアップをしている金融機関になりますので、他の教育ローンとは圧倒的に安定感が違います。
また、一般的な教育ローンには担保等の信用を提示することが必要になる場合もあるんですが、日本政策金融公庫の場合は間逆で『一定以下の世帯収入であること』という条件が用意されており、逆に貧困家庭の方々などが融資対象者の中心となっています(ただし借入人となる渡航者の親が過去の債務延滞や任意整理などがあった場合などは要相談)。
そこで、留学費用で困った時は、まず第一に日本政策金融公庫の存在を思い出していただければと思います。
- 留学費用の借入先として日本政策金融公庫を覚えておく
- 貧困家庭においても融資を受けるチャンスがある
国が運営している日本政策金融公庫というところがあるんですね!
他にも地方の金融機関や行政においても安価な金利で教育ローンとして貸し出してくれる機関もあるので、お住いやご実家が大都市圏外にある方はチェックされることをオススメいたします!
日本政策金融公庫の借り入れはいくらまで?
留学生の中には日本政策金融公庫を使って留学費用を捻出する方々が増えてきていますが、日本政策金融公庫の借り入れはいくらまで可能なのでしょうか?
実は、日本政策金融公庫の教育ローンは、学校期間や留学期間さらに留学先などによって違うのですが、留学の教育ローンは上限を450万円としています。
さらに教育ローンの対象となる費用については以下の通りになっています。
- 学費
- 飛行機代
- 滞在費用(1年分まで)
- 食費(1年分まで)
そのため、留学生によっては留学先でカレッジや大学・大学院進学までを考えられる方もいらっしゃいますが、アメリカやイギリスなどにある一部の高額な学校で無ければ、基本的に「留学費用の全てがカバーできる」とお考えいただければと思います。
また、学校の入学許可証等についての提出についても審査が降りてからの提出で問題ないため、先に審査申し込みだけを行うことも可能です。
ただし、実際に融資の振り込みを受ける際には、必ず入学許可証や見積もり書の提示が必要になることは忘れないようにしてください。
- 日本政策金融公庫の教育ローンは上限が450万円
- 日本政策金融公庫で基本的には留学費用の全てがカバーできる
留学費用を全額借りないのも手
教育ローンを利用される方の中には、例えば、日本政策金融公庫の場合ですと融資上限である450万円まで全額借りようとする人もいらっしゃるのですが、実際には必要な分だけを借りる方もいらっしゃいます。
留学全体で必要になる費用が300万円だった場合に自分で貯めた留学費用が150万円だったとすると、教育ローンとして残りの150万円分だけ利用しても留学は可能になります。
借りる金額が小さくなればなるほど返済も用意ですし利息も付かなくなりますので、実際に必要な金額だけに融資を受けることも教育ローンの上手な利用方法となります。
ただし、先にお話しさせて頂いた通り日本政策金融公庫の教育ローンの金利はかなり低く設定されているので、その他のローンなどを利用する機会が生まれないように、少し多めに融資を受けておくことをオススメさせて頂きます。
- 融資上限まで融資を受ける必要はない
- 日本政策金融公庫は少し多めに融資を受けておくことがオススメ
計画を持った利用が重要だなって本当に感じました!
そうなんです!
キャリアデザインができていない留学ならば、教育ローンの利用は、逆に将来の自分の首を絞めることになるだけなので注意が必要です!
教育ローンの賢い使い方!
教育ローンは、どのローンも必ず最後には返済しなくてはいけませんので、最も大切な事は返済計画になります。
そのため間違っても「語学留学等への進学ためだけに教育ローンに手を出すようなことはない!」ようにしていただければと思います。
そこで日本政策金融公庫の融資を受け、留学に出て、返済を完了するまでの流れをフローチャートにまとめてみましたので参考にしていただければと思います。
留学から返済までの流れ!
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- Step.1 留学相談をスタートさせる【留学6~8ヵ月前】
- 留学相談のスタートさせて、留学に関してある程度のプランニングを考えていきます
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- Step.2 留学計画を立てる【留学3~8ヵ月前】
- 『語学の計画』や『将来のライフプランの設計』を行います
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- Step.3 英語力を測定して留学期間と時期を決める【留学3~5ヵ月前】
- 学校のオンラインテスト(民間の英語試験)などを受講して英語力を診断します
(※ 英語力を明確化することで語学学校期間やカレッジ期間、さらに就労までの期間も分かります)
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- Step.4 学校の申し込みを行う【留学3~5ヵ月前】
- 学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
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- Step.5 留学して英語力の底上げを行う
- 少なくとも希望の職でインターンシップを経験できるレベルまで英語力をアップさせる
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- Step.6 海外企業インターンシップ
- 海外の企業ではインターンシップは必須になります
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- Step.7 海外企業で正社員就職する
- 難易度はかなり高いですがインターンシップ先の企業でキャリアを作ります
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- Step.8 キャリアを持ち帰り就職!
- 帰国するルートに入ったならばお給料が跳ね上がります!
- 海外で正社員として雇用されたら大きなキャリアとなる
- 最低でも海外でインターンシップが経験できるレベルまで英語力を伸ばすことはやってくる
ココア留学さんのキャリアデザインってどんなものなのですか?
人材育成系の学校であれば半年で80~120万円は授業料は掛かるのですが、正直、同レベルやそれ以上のレベルで無料コンサルティングを行っていたりします。
正直、他社でココア以上のキャリアデザインのご提供は聞いたこと無いです!
留学費用を借りる?教育ローンを賢く使う方法とは!まとめ
ここでは教育ローンについて詳しく案内させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
特に、日本政策金融公庫については、借り入れ名義人として、必ず留学生の6親等以内の親族名義でなければ許可が下りません。
そのため留学希望者本人ではなく、そのご家族やご親族からの協力が必須になるため、少しだけ覚えておいていただければと思います。
また、銀行口座を共同名義人とすることで、ご家族の方に迷惑をかけることなく銀行からの融資返済を行うことも可能ですので、もし留学費用で悩んでいらっしゃる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談下さい。
ココア留学の方では返済ができるような、レベルの高い留学プランニングを立てることができる留学コンサルタントがおりますので、留学生のご家族にとってもご安心していただけるかと思います。