留学費用・予算

留学費用が安いと教育の質は絶対に落ちる!?

留学費用と教育の質の関係はある?

海辺に佇む留学生

「10年前の留学相談と比べて、最近の留学相談はどのように変わりました?」と聞かれて、真っ先に頭に思い浮かぶことがあります。

それは「安い留学費用にこだわっている人が本当に増えた!」という費用面についてのご相談です。

実は、10年以上留学関係に携わっている方や、教育関係の10年以上第一線で活躍していらっしゃる先生方とお話をすると、上記のような共通の認識を持っていらっしゃることが非常に多いです。

しかしながら、安い留学にこだわっている皆様には、必ず注意していただきたい点がいくつかあったり致します。

そこでここでは、『留学費用』と『留学の質』についてフォーカスしながら、「留学費用は抑えながら教育の質を保つこと」について、留学関係者さえも知らないお話を交えながらご案内させていただきたいと思います。

実は厳しい海外の留学費用事情とは?

海外のビジネスマンが行き交う道

「留学費用を抑えたクオリティの高い留学」について話す前に、どうしてもはじめにお話しさせていただかなくてはいけないことがあります。

それは「世界各国の国々では留学生に対して最低限の資産証明を求めている」という点についてです。

例えば、海外で学生としてのステータスで滞在するためには『スチューデントビザ(学生ビザ)』が必要になります。

そして、その学生ビザを取得するためには、銀行などの金融機関から発行される『残高証明』と言われる正式な資産証明書が必要となります。

これは銀行が「○○さんは当行に××円、預金していらっしゃることを私どもは責任を持って証明いたします!」というものになります。

さて、ここで問題になるのは「世界の国々で留学に必要な残高証明(預金残高)とは、いくらぐらいになのでしょう?」というところですね!

実は、皆さま驚かれることが多いのですが、世界各国において、留学生の想像を超えるほど高い預金残高の証明を求められることが多々あります。

例えば、アメリカの4年制大学に進学する場合の残高証明書は、『500~1,000万円』が推奨されていたり、カナダは、1年間の滞在で『学費とは別に約100万円以上の証明』、そしてオーストラリアは、『1年の滞在の場合には約200万円以上の残高証明』が必要になります。

要するに、世界の教育業界のスタンスとしては「富裕層以外は留学に来るな!」という思いが見え隠れしているようにも感じてしまいますよね・・。

そこで留学費用を抑えたい方にも、先ずは「基本的に留学は富裕層のためのものである」という認識をまずは持っていただくことが、留学のスタート地点としては入りやすいかと思います。

留学経験後に長期留学を希望した割合(単位: %)
  留学希望者の割合
2013 77.8
2014 78.0
2015 77.1
2016 78.1

※ 文部科学省のデータからも次の留学まで計算に入れた留学を作る必要性が示されている。
(文部科学省: 2017年度調べ)

留学費用を抑えて質を上げる方法とは?

海外のカフェで笑顔の留学生

皆様に『留学費用は高い』ということを認識していただけたかと思いますので、いよいよですが本題へと入ってみたいと思います。

先にお話しさせて頂いたように、留学費用は高いものではありますが、実は、やり方によっては「留学自体のクオリティをあまり落とさないまま、費用だけを落とすことは不可能ではない場合」があります。

また、それにはいくつかの方法があるのですが、ここでご紹介させていただくのは「留学に複数年間の幅を持たせて行う」という方法です。

留学に複数年間の幅を持たせる方法とは?

あまり知られていないのですが、留学におけるコストパフォーマンスは「留学期間が長ければ長いほど良くなっていくと言う傾向」があるのですが、下手に期間と予算に縛られた留学を作ってしまうと、「パフォーマンスが出ていないし気が付けば留学費用も合わせて一気に上がってしまっている」と言うケースも散見されます。

正直言って、たくさんの国へと留学したのに「私は英語が得意です!」と言えない方にとっては、耳の痛い話になっているかと思います。

しかしながら、一般的には800万円や1,000万円と言った、まとまった留学費用を準備できない人ばかりですので、どうしても留学の質、つまり『希望する成果に対しての現実のギャップ』が大きく開いてしまっていたりします。

そこで皆様に、是非、実践していただきたいことは「3年という時間を設定して、その間、何年の間海外で滞在し、そして何処で何を学ぶか?」を考え、そして実行することです。

例えば、「予算的に留学期間としては半年が限界となってしまう方でも、その2年後にさらに半年の留学に出る」といったプランニングを立てることは不可能では無いですよね?

もう少し具体的なお話をすると、これは「一時的に短期留学に出て、世界でさまざまなことを学び吸収し、その後、帰国して働きながらお金を貯めて再度留学する」というものを、渡航前から視野にいれ留学計画を立てるというものになります。

実は、初めての留学から3年が経ち「後々考えてみるとこういう風なプランになってしまっていた」とおっしゃられる方というのは沢山いらっしゃいますが、現実的に最初からこのように留学計画を立て、短期留学に出られる方はほとんどいらっしゃいません。

ただ、こうした計画を立てるだけで成果が全く違ってきますので、是非、皆様には実践して頂きたいと思います。

海外の学習スタイルに沿っている!

実は、こうした学習の方法は、『大学の休学制度』や『海外のカレッジ制度』にも似ており、日本ではあまりメジャーではありませんが、海外の多くの大学生が実践している学習方法だったりもします。

ボクシングで言うところの『ヒット・アンド・アウェイ』のような形にはなるのですが、ヒット部分では『海外にて重要な部分(教育の主軸になる部分)』を学び取り、アウェイ部分の『日本期間ではインプットと覚えた知識の定着』を図ります。

特に、留学に対しての傾向と対策が立てられるのも大きな特徴で、費用を極力抑えながら時間をかけながらゆっくり伸ばすことが出来るのも大きなポイントといえます。

ただし、こちらのヒット・アンド・アウェイとなる学習方法で注意していただきたいのは、こうした留学を考えられる方の多くが、「日本に帰国した際にアルバイトをしてから海外に行こう!」と考えがちである点です。

ヒット・アンド・アウェイ形式で留学をされる際には、必ず『海外で学んだ分野での仕事に正社員として勤務する』と言うことを意識して頂き、そのためには何処まで海外で身に付けて来なければいけないのか?も必ず渡航前に逆算しておいてください。

残念ながら日本でのアルバイトでは職歴としても厳しいですし、一番大切な『自身のスキルを伸ばすこと』にはつながっていきませんので・・。

日本国内では、必ず留学先で学ぶことと直結した内容で働くんだ!」というように、考えていただければと思います。

留学費用が安いと教育の質は落ちる!?まとめ

前進している動物

いかがでしたでしょうか?

こうして各国が求める学生ビザ取得のための残高証明のお話をしただけでも、「留学費用ってびっくりするぐらい高いなぁ・・・」って思ってしまいますよね?

しかし、3年や4年と言う比較的長い期間を設けてから、その上で目標を設定して、実質の留学期間を設定することで、留学は費用を大幅に抑えることができ、更にそのクオリティは大化けすることも可能になります

留学費用に悩む方がいらっしゃいましたら、是非、ヒット・アンド・アウェイ留学など、オリジナルの留学作りの参考にしていただきましたら幸いです。

そして、少しでも多くの方に安い留学費用でクオリティの高い留学、教育レベルの高い留学を経験していただけましたら、それ以上の喜びはありません。最後までお読み頂きましてありがとうございます。