SE・プログラマーの留学!IT技術者として海外勤務!!
以前では考えられなかったことですが、ここ数年、ITエンジニアやSE・プログラマーのみなさんからの留学相談が激増している事はご存知でしょうか?
それもそのはず、日本での『時間外まで普通に勤務すると言う過酷な労働環境』や『こんなに働いたのにこれだけ?と言う低賃金』のためです。
しかしながら、海外留学に出られたITエンジニアの皆様からの『HELPを求める声』が後を立たないため、ここではITエンジニアのための留学について詳しく案内させていただきたいと思います。
少し長いご案内になりますので、作業中のプログラム作成については、一度、手を置いていただきまして最後までお読みいただければ幸いです。
ITエンジニアの悲惨な状況とは?
近年では、どこの会社も日本のITエンジニアの募集について苦労をしており、特に『SE(システムエンジニア)』の皆様の給与は毎年のように上昇しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとなっています。
しかしながらその一方で、「ITスクールを卒業したばかりのプログラマーはどうか?」と言うと、その多くの場合が、典型的な『THE日本企業』に雇われ、当然のことながら定時には帰ることができないと言う風な生活を送っています。
こうした状況になる最大の要因としては、エンジニアのみなさんであれば既にご存知かと思いますが、IT分野の考え方として『たくさんの凡才よりも1人の天才』と言う根底の考え方があるためです。
そのため「え?この給料でSEさんを雇用するつもり?」と言う求人もまだまだ多く、地方都市については、そもそもSEとプログラマーの違いさえもわかっていらっしゃらない会社経営者もたくさんいるような状況となっています。
そりゃあ、ホリエモンさんやヒロユキさん、それに与沢さんなどの富豪たちの生活を見ていますと、海外を目指そうと言う若いエンジニアが増えるのは当然のことといえますよね・・。
以下のグラフを見て頂けると、「日本のプログラマーさんのたちの状況が世界的に見て悪いか?」感じて頂けるかと思います。
※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます
国名 | 給与(時給) |
---|---|
日本 | 305.9万円 |
アメリカ | 780万円($70,098/year) |
カナダ | 510万円(C$52,650/year) |
イギリス | 422万円(£29,417/year) |
オーストラリア | 660万円(A$78,077/year) |
ニュージーランド | 590万円(NZ$75,124/year) |
※ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング2018年年間平均TTS為替レート採用。
(indeed:2019年度調べ)
加速するITエンジニア不足!
日本の経済産業省やIT関連の専門家によると、今後、日本のIT人材の人材不足は、どんどんと加速していくことが予想されています。
その人数と言うのは、現在、日本のITスキルを持った人材は約100万人ほどいますが、2030年にはその約半数となる約45万人ものIT人材が不足すると言われています。
これはつまりプログラマーやSEなどの専門知識を持った皆さんにとって、大きな追い風が吹いていることを意味しており、分かりやすく説明すると『仕事をやめてしまっても、スキルさえあればいくらでもある』と言うことを意味しています。
そのため日本の企業の中には、他の企業や部門では使えないプログラム言語をあえて採用したり、IT人材を育成するのではなく流れ作業員の1人とすることで、人材流出を防ごうとしているところもあります。
また派遣のエンジニアの中には、使い捨てのように利用されてしまうかたも少なくなく、過労から精神的な病気を抱えてしまう方もいらっしゃいます。
そうした日本のバックグラウンドから、優秀なIT人材の海外流出が止まらず、ITエンジニアの労働環境の見直しが必須となっています。
※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます
年 | IT人材数 | 人材不足 |
---|---|---|
2015年 | 994,070 | 0 |
2016年 | 1,004,879 | 0 |
2017年 | 1,018,099 | 0 |
2018年 | 1,031,538 | 220,000 |
2019年 | 1,045,512 | 260,835 |
2020年 | 1,059,876 | 303,680 |
2021年 | 1,070,559 | 314,439 |
2022年 | 1,081,063 | 325,714 |
2023年 | 1,091,050 | 337,848 |
2024年 | 1,100,836 | 350,532 |
2025年 | 1,110,121 | 364,070 |
2026年 | 1,114,225 | 380,856 |
2027年 | 1,118,085 | 398,183 |
2028年 | 1,122,367 | 415,387 |
2029年 | 1,127,276 | 432,270 |
2030年 | 1,133,049 | 448,596 |
※ ITエンジニアは今後10年以上は安定した職業になると予想されている。
(経済産業省:2019年度調べ)
留学しているSE・プログラマーに聞いてみた!
あまりにもひどい日本の労働環境に耐えかねて、海外を目指すエンジニアの皆さんたちからのご相談が鳴り止みません。
そうした中で、いち早く海外留学・ワーキングホリデーに出られた、ITエンジニアの皆さんが海外でどのような苦労や問題を抱えているのでしょう?
匿名ですが、実際に留学中のSEさんにお話をお伺いしましたのでご覧ください。
日本ではどのような仕事をされてましたか?
日本ではSEとしてプログラマーを5~6人ほど抱えて、広告やイベントなどで使う映像関連の仕事をしていました。
留学を志したきっかけはなんですか?
あるイベントのセットアップ担当として働いていた時、目の前に海外から招待した著名人の方々がいらっしゃいました。
そこでコーディネーターが色々と英語で話してるのを見て「自分もこうやって外国の人たちと、英語で話せるようになったらいいのになぁ」と思ったのが留学のきっかけです。
留学前の英語力はどうでしたか?
英語力は、プログラミングで使う程度や海外から入ってきた仕様書をGoogle翻訳を利用して軽く理解する程度でしかできませんでした。
現在留学中ですが英語は伸びましたか?
正直、私の性格が引っ込み思案と言う点に問題があるところもあるのですが、英語力の伸びは『少しずつ』と言った感じです。
留学のプランニングを教えてください
今後カレッジ、あるいは大学まで進学し、可能であればIT関連の企業でインターンシップを経験しながら、カナダでの就労を考えています。
留学するSEへのアドバイスをください
私の場合は完全に英語力不足だったのですが、そのためには1番大切なのは早く留学に出ることだと感じています。
日本に行くか行かないかで悩むくらいならば、絶対に行くべきだと思います。
ただ、単なる普通の留学をするのではなく、しっかりと海外で勤務できるところまでやらないと、結局、日本に帰って同じ職場で働くことになるのはやはり怖いと思います。
そのため、出国前にはできるだけしっかりとしたプランを作ることをお勧めしたいです。
ITエンジニアの理想とする留学とは?
さて、ITエンジニアの本音を聞いていただいたところで、実際に理想となるSEやプログラマーさんのための留学プランをご紹介してみたいと思います。
留学先に残って就労する、もしくは途中で帰国するルートもありますが、どちらにしても経験や海外就労キャリアを積んで帰ってくることができる留学プランになっています。
SE・プログラマーの理想となる留学ステップ
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- Step.1 留学相談をスタートさせる【留学6~8ヵ月前】
- 留学相談のスタートさせて、留学に関してある程度のプランニングを考えていきます
(※ キャリアアップ・転職・海外永住希望など、目的をはっきりさせておきます)
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- Step.2 留学計画を立てる【留学3~5ヵ月前】
- 『語学の計画』や『将来のライフプランの設計』を行います
(※ IT関連のコースでもかなりの数があるので、得意分野を伸ばすか別分野に移行するか考えます)
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- Step.3 英語力を測定して留学期間と時期を決める【留学3~5ヵ月前】
- 学校のオンラインテスト(民間の英語試験)などを受講して英語力を診断します
(※ 英語力を明確化することで語学学校期間やカレッジ期間、さらに就労までの期間も分かります)
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- Step.4 学校の申し込みを行う【留学3~5ヵ月前】
- 学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
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- Step.5 ビザ手配をスタートさせる【留学3~5ヵ月前】
- カウンセリングのプランに合わせて必要なビザを手配し完了させる
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- Step.6 退職調整や航空券・荷物の準備をする【留学3ヵ月前】
- 調整と航空券や保険の手配
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- Step.7 住民票を抜くなど役所の手続きを済ませる【留学1ヵ月前】
- 留学によって役所での手続きが幾つか発生します
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- Step.8 荷物をパッキングして出発!
- 荷物の最終チェックをして留学に出発します!
留学に必要・便利な持ち物リスト【2024年版】【印刷可】
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- Step.9 留学生活スタート!
- 英語力が足りない方は語学学校での学習からスタートします!
(※ IT技術者の多くはスピーキングなどコミュニケーション能力が低いです)
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- Step.10 インターンシップorボランティア【就労体験期間】
- エンジニアの皆様の中には、この時点でヘッドハンティングされ一気に就職や就労ビザまで決まる人も少なくありません
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- Step.11 滞在延長or帰国!【帰国予定3ヵ月前】
- 就労資格を使って更に滞在期間を延長させて英語力やITスキルに磨きをかける!
(※ ここで帰国ルートに入る場合にはStep.12をスキップしてください)
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- Step.12 海外での就労経験+収入!【就労期間】
- このステージまできたITエンジニアの給与は爆発します!
(※ エンジニア経験者の方の場合、この段階で年収1,000万円クラスの仕事も視野に入ります)
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- Step.13 帰国前に就職カウンセリングを受ける!【帰国予定2ヵ月前】
- 帰国をしてしまう前に必ず就職カウンセリングを受け、状況によって帰国と同時に面接を手配する
(※ 場合によってはStep.11で留学期間の延長。キャリア人材として帰国するルートを選択できます)
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- Step.14 帰国!
- 帰国前に留学先での銀行や賃貸契約などを全て切ってから帰ります
(※ 帰国後には面倒ですが役所の手続きなども済ませます)
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- Step.15 企業面接!【帰国2週間以内】
- 帰国前に手配しておいた企業の面接を受けます
(※ 基本的に仕事は選ぶことができるほど出てきます。英語を使ったエンジニア職も視野に入れます)
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- Step.16 就職していよいよ日本での新生活スタート!【帰国1ヵ月以内】
- 滞在先の相談もココアで合わせて手配しているので新生活がスムーズにスタートします!
(※ 留学中に心が折れてないように全体のルート作りがエンジニアの皆様には必須です)
SE・プログラマーの留学!IT技術者として海外勤務!!まとめ
ITエンジニアの皆さんからは「帰国後に個人事業主として生活をしたいです!」や「在宅ワーカーとしてクラウドワークスから仕事を受ける事を考えている」とおっしゃる方も少なくありません。
その全ての皆さんに考えておいていただきたいのは、どのように留学を作っていくかと言うプランニングの大切さです。
正直いって、「将来5~6年先のことを今から考えろ!」と言われてもなかなか難しいかもしれませんが、ある程度のプランニングもないまま留学に出てしまい、周りの楽しそうな学生たちに流されてしまい、結局、同じように遊んできてしまう方々も少なくありません。
そうならないためにも、ここにいらっしゃる皆様には『少なくとも1度はしっかりとしたカウンセリングを受けること』、これだけ覚えておいていただければと思います。
こんな簡単なことなのですが、この1度のカウンセリングが、留学やワーキングホリデーの大失敗を避けることになりますので!
そしてカウンセリングをする先に困った時は、以下よりココア留学のプロの留学カウンセラーまでお気軽にご相談ください。