英語ができない大学生が半年の留学するとどうなる?
「英語が話せるようになりたい!!」と思っていらっしゃる大学生は物凄い沢山いらっしゃいますが、正直、「わざわざ高いお金を払って留学して勉強する?」と聞かれると、「私は今の生活と英語力で満足しているので!」と答えてしまいますよね?
ここではそんな大学生の皆様や新大学生となる高校生の皆様のために、「ちょっとだけ留学に行きたくなるお話」と「大学生にとって半年の留学が人生にどのような影響を与えるのか??」と言うお話をさせて頂きたいと思います!
宜しければ通学途中のバスや電車の中でお座りになってお読みください!歩きながらだとのめり込んじゃって危険ですので!
半年が人に与える影響とは?
まず留学のお話へと入らせて貰う前に、皆様に「半年と言う期間がどれほどの学習時間になっているのか?」という期間と時間について考えて頂きたいと思います。
例えば、「半年の間。私は毎日4時間英語の勉強をしました!」と言う方がいらっしゃったとしたら、以下のような計算になります。
半年間の英語勉強時間
4時間(勉強時間)×180日(約半年)=720時間
ここで、この「720時間を時給1,000円でアルバイトしたらどうなるか?」を考えて行きたいのですが、単純計算で72万円の収入になります。
そして、矢継ぎ早になりますが「72万円はどれほどの価値があるか?」を考えますと、例えば、友達や彼氏・彼女と一緒に3万円の高級ディナーを食べたら、合計24回ものリッチ体験ができるほどの価値があることが分かります。
また、他のアクティビティに置き換えると以下のようになります。
●720時間・72万円の価値は?
- 6万円の温泉旅行なら12回
- 20万円の高級腕時計ならば3本
- 36万円のバイクなら2台
想像するだけでも半年の学習時間と仮定した720時間と言う時間が、多大な価値を持ち、人生に及ぼす影響が大きいと感じて頂けるかと思います。
しかし、これが英語力を伸ばすという意味での720時間となると、一転、かなり厳しい時間になることを、皆様は何となく過去の経験を通じて知っていらっしゃるのでは無いでしょうか?
そうです。例えば、中学や高校生生活での6年間で、皆様が学校および家庭や塾などを含めた英語学習時間は3,000時間を軽く超えていますが、自信を持って「私は英語を話せます!」と言い切れる方は、ほとんどいらっしゃらないのでは無いでしょうか?
そこで先ずは「英語を身に付ける!」と言う道のりが「どれほど険しい道のりなのか?」という大きなポイントについて何となく想像しておいて頂けたら嬉しいです。
- 毎日4時間の学習時間でも半年で英語を伸ばすのは簡単ではない!
私なんて長くても30分も勉強して無いので英語を伸ばすのが難しい理由が分かりました・・。
数字化してみると見えないものが見えてくる時があると言いますが、英語の学習時間と成果の関係は数字化すると本当に分かりやすくなりますよね!
英語ができる世界とできない世界の違いとは?
次に、「英語が話せる人と英語が話せない人って、どれくらい違うか?」というお話へと入っていきたいと思いますが、「その違いがどれだけあるのか?」と言うと、正直、無数にあって挙げきれません。ざっと考えただけでもこれだけになります。
- 映画が字幕なしで見れる
- 英語の本が読める
- 外国人の友達ができる
- 外国人の彼女ができる
- 英語ができるとカッコいい
- 英語を使った仕事に就ける
- 海外旅行を怖がらずにできる
- 外国人観光客とも触れ合える・・
本当に例を出すとキリがないのですが、その中でも、ここで皆様にお伝えさせて頂くのは『将来性の収入と安定性』についてです。
先ほどお話させて頂いたように、半年間、4時間毎日勉強しても身に付けることができない英語ですので、英語を身に付けることは簡単なことではない訳ですが、逆に言うと英語を身に付けてる人と言うのは本当に貴重な人というのは何となくイメージできますよね?
『貴重な人⇒会社が欲しい人材⇒給与が高い』
そうなんです。実は、英語力がある人と無い人と比較して、例えば、TOEIC500点台の方と900点台の方となら平均年収が約100万円以上も違っています(doda平均年収/生涯賃金データ2021)。
先ほどお話した100万円でできること・・先ほどの72万円の計算でご案内した温泉旅行の回数に換算したら約16回分。それほど英語ができるかできないかで差が出る訳です。
- 英語ができるできないで給料が大幅に違う
- TOEIC500点台と900点台とで平均年収で約100万円以上差が出る
スコア | 評価 | |
---|---|---|
A | 860 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 |
B | 730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。 |
C | 470 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。 |
D | 220 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。 |
E | コミュニケーションができるまでに至っていない。 |
Listening | Reading | TOTAL | ||
---|---|---|---|---|
470~ | 4,964 | 1,016 | 895~ | 3,929 |
445~ | 5,851 | 1,619 | 845~ | 4,781 |
420~ | 6,825 | 3,099 | 795~ | 6,683 |
395~ | 8,380 | 5,678 | 745~ | 8,202 |
370~ | 9,608 | 7,491 | 695~ | 9,483 |
345~ | 12,440 | 7,536 | 645~ | 10,827 |
320~ | 12,861 | 8,505 | 595~ | 11,535 |
295~ | 13,357 | 9,401 | 545~ | 12,364 |
270~ | 10,305 | 9,940 | 495~ | 11,979 |
245~ | 9,957 | 11,587 | 445~ | 11,173 |
220~ | 10,077 | 11,996 | 395~ | 9,827 |
195~ | 5,688 | 8,504 | 345~ | 7,877 |
170~ | 3,859 | 9,462 | 295~ | 5,126 |
145~ | 2,069 | 8,292 | 245~ | 2,804 |
120~ | 1,163 | 7,389 | 195~ | 1,187 |
95~ | 536 | 4,236 | 145~ | 234 |
70~ | 84 | 1,913 | 95~ | 28 |
45~ | 8 | 297 | 45~ | 10 |
5~ | 42 | 113 | 10~ | 25 |
※長文読解などが弱いとされている日本人の特徴が出ています。
(TOEIC:2019年9月調べ)
英語ができるだけで生活が大きく変わるんですね!
実は、企業や団体が従業員に求めるスキルとしても英語力が1位となっているんですよね!
半年の留学で英語力がどれだけ伸びるか?
次に、いよいよ「大学生が半年留学した時にどれだけ英語力が伸びるか?」と言う本題に入らせて頂きたいと思います。
先ほど、「半年英語を勉強しても英語が話せる感覚にならない!」と言うお話をしたところなのに、再び「半年の留学が英語力にどれほど影響を与えるか?」と言うお話に戻ってきた訳ですが、「なんで?」って思いますよね?
答えは簡単です。「大学生ならば半年の海外留学で英語力がかなり伸びるため」です。
それはなぜか?再び計算してみましょう!
半年間の留学での英語に触れ合う時間
16時間(活動時間)×180日(約半年)=2,880時間
この計算を見て驚かれるかたも多いと思いますが、中学生から高校生に掛けて英語を学習した6年分の英語学習時間に迫る2,880時間にも及ぶ訳ですから、この半年での英語力の伸びは凄いことになるのは言うまでもありません。
例えば「Is Am Are」と言う初歩中の初歩から留学に出られた方ならば、『関係代名詞』や『倒置表現』に『時制の一致』などを学ぶレベルまで一気に到達できるとお考え下さい。
たった半年で6年分になるわけですから留学の恐ろしいほどの大きな影響力について感じて頂けるはずです。
- 留学では英語に増える時間がとても長い
- 半年の留学で完全英語漬けの生活をすると中高生の英語学習時間と同程度になる
大学生の半年留学における具体的な英語力の伸び
半年の留学は、英語が全くできない人を高校生レベルの英語力まで伸ばしてくれました。
また、大学生の中で英語が苦手という方は中学生2~3年生レベルは理解しているケースがほとんどですので、その場合は、TOEICや英検にIELTSにGTECなどのスコアをCEFRに置き換えると、だいたいの方が半年で1~2レベル上がるとお考え下さい。
例えば、英検準2級レベルだった大学生は半年で2級や準1級レベルまで伸びますし、IELTSですと一気に5.0~6.0と言ったカレッジ進学が見えてくるかどうか辺りまでの英語力を期待することが可能です。
- 大学生の半年留学で伸びる英語力は英検に置き換えると1~2レベル!
英検で1レベルアップするのって本当に凄いですよね!
ただし、コロナ以降は大学生の留学では将来の就職のためにインターンシップまでを考える必要が出てきているので、『英語+何かスキルや経験』を持ち帰ることは忘れないでください!
留学の半年は人生そのものまでを変えてしまう
ただ、実は、留学がもたらす影響はこんなもので終わりません。留学は人の人生そのものを大きく変えてしまうことも珍しくありません。
例えば、これまで字幕を付けて聞いてみていた映画を字幕なしで楽しめるようになったら、世界が大きく変わってくると思いませんか?
他にもSNSで流れてくる英語での情報が翻訳アプリなどを利用せずに読めるようになったら、入ってくる情報量が全く違ってくると思いませんか?
留学から帰って来ると、それまでの日本での生活が嘘だったかのように、日本での日々の生活が違ってきます。
日記なんて小学生以来1度も書いて無いという人が、留学中に身に付けた日々の習慣で『帰国後も片言の英語で日記を書き続けている』なんていうことは、とても良くある話です。
また、自分の価値感そのものも、良い意味で海外での出会いや友人が変えてしまいます。
「たまたま、同じクラスで隣の席に座ったドイツからきている女性に恋に落ちた。そして、その女性に対して、自分の考えていることを具体的に伝えたいためだけに英語を必死で勉強した。」
留学とは、自分が変わる瞬間にも出会うものだとお考え下さい。
- 留学が人に影響を与えるのは英語力だけでは無い!
海外留学を経験して帰ってきた友人が凄く大人になっていて驚いたことがあります!
留学した本人は自分の変化に気づかないことも多いのですが、留学から帰国するのを待っている人たちからすると、大きな変化に驚いてしまうことも少なく無いです!
英語ができない大学生が半年の留学するとどうなる?まとめ
「僕は昔から英語が余り得意では無いんですが、海外の生活に憧れてまして・・、やっぱり英語が話せるとカッコいいなと思って留学に行きたいんです・・」
「私、英語が全くできひんねん!だから留学までに頑張って英語を勉強して伸ばすんよ!」
「将来の日本はグローバル社会でしょ?だから英語くらいできないとなって?でも英語の勉強とかってしたことないし、今からやる?って言われても何から始めるの?ってなりますよねw」
大学生や高校生は「英語・コミュニケーション・勉強・恋愛・友達・バイト・将来・お金・ファッション」など、様々なものに振り回される生活で、「私、こんなことしたいな!」と思っても、次の日には昨日のことを忘れてしまって「やっぱり私はこれがしたいんだ!」と全く違うことがやりたくなっている人も珍しくありません。
いろいろな大学生がいて、いろいろな人生や考え方があって当然ですが、その中でも1つだけ間違いなく言えることがあります。
「50歳、60歳、70歳の方が若い頃に留学をしたことを後悔している・・」と答えた人に1度も出会ったことが無いこと。
『If you can dream it, you can do it.
夢見ることができれば、それは実現できる』
ウォルト・ディズニー
もし良かったら半年の留学で、そしてその先の期間まで見据えて自分自身を大きく変えてみてください。