アメリカ大学院の最新トレンドと入学と将来の見通し!

近年、アメリカの大学院への留学はますます人気を集めており、2023-2024年度には過去最高となる留学生数が50万人を突破しました。
そこでここでは、アメリカの大学院進学と2025年の最新のトレンドとなっている学部と入学のコツについて紹介してみたいと思います!
アメリカの大学院の人気専攻!

アメリカの大学院では、STEM(科学・技術・工学・数学)の分野は留学生の間で圧倒的な人気となっていて、全体の半数を超える56%がこの分野を専攻しています。
というのも、STEM分野の卒業生には、卒業後に得られる就労ビザ(OPT)の有効期限や、企業就職時に発行されるビザ(H1-Bビザ)の発行数の上乗せなどの優遇措置が行われているためです。
●留学生に人気な専攻TOP3
- 数学・コンピューターサイエンス(25%)
- 工学(19%)
- ビジネス・マネジメント(14%)
特に、上記で挙げさせていただいた3つの専攻分野は、アメリカだけでなく日本や世界でも将来性抜群の3つの専攻になるので、主要な専攻分野ごとのポイントを詳しく解説していきたいと思います。
- アメリカの大学院留学者の半数以上は科学・技術・工学・数学へと進学している!

大学院への留学も興味があったので楽しみです!

今回はポイントだけに絞ってお伝えしてますので、詳しくは専門家へのご相談も忘れないでくださいね!
ビジネス・マネジメント(MBA:経営学修士)のポイント

まずは人気ランキング3位のビジネス・マネジメント(MBA:経営学修士)についてですが、MBAはキャリアアップや業界転職に役立つ学位として世界中で幅広く認識されています。
特に、進学を希望される場合には、コンサルティング、金融、工学業界からの応募が多いため、他の候補者との差別化が重要になります。
●MBA合格のためのポイント
- GMAT/GREスコア:競争力のあるスコアを確保することが必須
- TOEFL/IELTSスコア:非英語ネイティブ向けの英語力証明
- キャリアの進展やリーダーシップ経験:会社、起業、非営利活動などの実績
- 志望動機の明確化:なぜMBAを取得したいのかを論理的に説明
- 課外活動やボランティア経験:多様な経験がアピールポイントに
特に進学希望先の大学レベルによっては競争がハイレベルになっているため、社会人の方が進学を考える際には、アピールできるようなキャリアやボランティア活動などの社会貢献活動の経歴があると良いです!
●差別化のポイント
- 他の候補者と異なる独自の視点や経験を強調する
- 具体的なキャリア目標を持ち、それをMBAでどう実現するかを明確にする
●将来性
MBAは日本では男性と比較して女性の取得者が少ないことから、特に、女性が取得しておくと将来的に重宝する可能性が高いとされています。
アメリカでもMBAは女性が取得することで男性との給料差がなくなる数少ない資格の1つされていますが、日本では女性経営者や役員の人数が少ない分、学位取得者が社会から応援される機会は多いです。
そのため、今後、MBAを保有した女性の需要が一気に高まることが想定されるので、2025年に取得を目指す学位としてオススメです!
- MBAは男性だけでなく女性にとってもオススメの学位!

他にもMBAにはどんな利点がありますか?

特に、MBA進学者の多くが経営者や将来的に代表者となるケースが多いので、人脈作りにも良いかったりするんですよ!
コンピューターサイエンス(CS)修士・博士のポイント

続いては、人気ランキングで2位となったコンピューターサイエンスについてですが、コンピューターサイエンスはアメリカ大学院へと進学する意味があるとされる専攻の1つです。
特に、AI、データサイエンス、セキュリティ分野の研究が活発に行われており、アメリカが研究や事業で最先端を走っていることから、アメリカで学んでおけば、日本で専門家として活躍することを視野にいれることも可能です。
●合格のためのポイント
- 有名教授がいる大学を選ぶ:
→ 研究分野でリーダー的な存在がいる大学は研究の質や講義の充実度が高い - 研究経験を積む:
→ 大学院の審査委員は、研究に貢献できる学生かどうかを重視するため、学部時代から研究活動に積極的に参加しておく - 博士課程は研究分野のマッチングが重要:
→ 出願前に教授の研究テーマを調べ、自分の興味と一致する大学を狙う
●差別化のポイント
「研究者の論文を読み、どの教授が何を研究しているのかを知ることが重要」とメリーランド大学のトム・ハースト教授もアドバイスしています。
●将来性
コンピューターサイエンスは、日本では専門知識を持った働き手が少ないため、フリーランスや在宅勤務を希望する人にとっても取得がオススメな学位となっています。
特に、アメリカは同分野で世界最高峰となるため、アメリカで取得した学位があれば海外の仕事を日本で受けることも視野に入れることができるのは大きいです!
- コンピューターサイエンスの最高峰の国で学ぶことは将来性抜群!

データ分析に興味があったので進学に興味があります!

ビッグデータの分析スキルは、今後、データ主導型の意思決定が増える中で大いに必要視されると言われているんですよ!
工学(Engineering)修士・博士のポイント

工学系大学院には大きく分けてキャリア志向と研究志向の2つのタイプがあります。
- プロフェッショナル修士(M.S.):授業中心でキャリアアップ向け
- 研究中心の修士・博士(M.S. Thesis / Ph.D.):研究と論文執筆がメイン
- 応募書類を完璧に準備すること
- 志望動機書(プログラムと自分の適性をマッチングさせる)
- 学業成績(GPAは高いほうが有利)
- 英語力(プレゼンテーション・文章力も評価対象)
- 関連インターンや職務経験(企業や研究機関での実務経験が強み)
- 教授陣の専門分野での学びや経験があること
- 過去に研究実績や論文執筆経験があること
- 日本の大手企業への就職ルートが開ける!
●合格のためのポイント
●差別化のポイント
●将来性
工学分野も日本では人手不足が続いている分野となるため、場合によっては進学時に企業や財団からの奨学金などの支援金を受け取れる可能性もあります。
また、日本はトヨタやホンダにマツダなどの世界的な自動車会社やヤマハなどのバイク会社もありますし、SONYなどの大手電子機器メーカーへの就職ルートが開けることも大きいです!

日本にある世界的な企業で働けるというのも魅力ですよね!

正直、将来の安定性を考えたときに、これ以上の就職はないですよね!
アメリカ大学院の最新トレンドと入学と将来の見通し!まとめ

今回、挙げさせていただいた3つの人気な先行先は、主に、インドや中国人留学生が好んで専攻する分野とも一致しています。
そのため、進学時はもちろん、進学後も高いレベルでの競争が行われることになるため、そこで出会った友人たちは、卒業後、アメリカだけでなく世界中で活躍することも約束されます。
そうした仲間がいると将来を通じて一緒に仕事をすることに繋がったり、何かのタイミングで海外へと誘われたりすることもあるので、一生ものの宝になることは言うまでもありませんよね!