社会人留学完全ガイド:成功のためのステップバイステップ
社会人留学を考えていらっしゃる皆様のために、ここでは成功への道順を1つずつご紹介させていただきたいと思います。
お時間が許されるようでしたら、留学前にぜひご覧になっていただければと思います。
社会人留学の準備:始める前に知っておくべきこと
はじめに、社会人留学に出るための準備について詳しくご紹介させていただきたいと思います。
目的別留学計画の立て方
『社会人留学』と一括りに言っても、多種多様の社会人留学があるため、留学に出る前には必ず留学の目標と目的を設定する必要があります。
しかしながら、人によっては英語力の向上が目的だったり、海外の永住権資格の取得が目的、またはキャリアチェンジやキャリアアップといったものを目的とするなど様々です。
●目的と目標の違いとは!?
しかしながら、ここで気をつけていただきたいのは、目的と目標は違い、目的が『ゴール』であることに対して、目標は目的に向かって進んでいるかを示す『指標』のことを意味するという点についてです。
例えば、帰国後に外資系企業で働くことを目的とした留学を計画するのであれば、留学の目標としては『TOEICスコア850点以上取得』や『海外企業でインターンシップ経験を積む』といったことを設定しておくと良いです。
- 留学の目的と目標は明確にしておく!
留学先の選び方と研究方法
次に、留学の目的や目標を設定することができたら、自分に合った留学先を選んでいく必要があります。
しかしながら、ここでも『留学先』と言っても、世界は広く、留学する国によって留学の得意不得意があるため、留学生は、必ず自身の留学目的や目標に沿って留学先を設定する必要があります。
その際、参考にしていただきたいのは、国の成り立ちや経済状況・政治、それに文化等です。
例えば、「最新のAI関連について学びたい!」と言う目的がある方の場合、フィリピンやマルタといった国ではなく、アメリカやカナダのモントリオールなどAI研究や産業に発展した国や地域を選択しておくと良いです。
- 留学目的と留学先の特徴は一致させる!
ビザ申請と必要書類の準備
次に、ビザ申請や必要書類の準備に関してですが、実は、これらのビザや留学に必要な申請書類は国や留学内容によって大きく異なります。
そのため、留学目的や渡航予定先が決定しないまま、ビザや必要申請書類等について考えてしまうと、膨大な量の情報を集めることになってしまうので注意が必要です。
また、ビザに関する条件やスクールに提出する書類は、毎年のように変更されていますので、必ず政府サイトやスクールからの案内を確認する必要がありますので、忘れないでおいていただければと思います。
- ビザや渡航に必要な書類は留学計画が完成してから考える!
留学の計画とか全く考えていなかったです・・。
留学計画の完成度と留学の成功確率は切っても切れない関係にあること覚えておいてください!
資金計画と経済的な準備はどうすれば良い?
次に、留学生が最も気になるであろう留学費用と、費用の準備方法について紹介させていただきます。
留学のための貯金と予算設定
留学費用を貯めるにあたって、まず皆様に考えていただきたいのは、貯金額と予算の設定についてです。
特に、海外の滞在費や学費は年々高騰しており、コロナ後とコロナ禍を比較して2倍以上の学費となっているスクールも珍しくありません。
そのため、例えば、3年後の留学を考えていたとして、予算設定のため、現在の留学費用を調べたとしても、全く参考にならないことが多いので注意をする必要があります。
そこで、留学の予算が気になる方は、まず年間の留学費用として200万円を目標にして貯金していただければと思います。
- 留学費用は年間200万円を目途として準備する
奨学金や支援制度の活用方法
次に、社会人のための留学奨学金や支援制度についてご紹介させていただきたいと思います。
残念なことに、日本国内で、社会人向けの奨学金と呼べるようなものを簡単に見つけることはできません。
と言うのも、社会人にとって留学はあくまでも選択肢であり、必須な進学ではないためです。
●困ったら日本政策金融公庫
しかしながら、日本政府がバックアップしている金融機関である日本政策金融公庫は、社会人にも低金利で融資をしてもらえるので、ぜひ参考にしておいていただければと思います。
特に、目的とする留学を行うために、自分の貯金が足りない時、日本政策金融公庫の利用をすることで、キャリアやスキルアップの時間を一気に短縮することができるのでオススメです。
- 教育ローンを利用してキャリアやスキルアップを一気に進める!
海外での生活費と管理のポイント
次に、「海外での生活費がどれだけ必要なのか?」や、管理しておきたいポイントについてもご紹介させていただきたいと思います。
海外での生活費を考えるときの目安にしておいていただきたいのは、現在、「皆様が1ヵ月にどれだけの生活費を使っているか?」についてです。
というのも、留学費用は日本での生活費と密接に関係しており、単純に日本で毎月使っている生活費を2~3倍すると、学費や滞在費などを含めた生活費になっているケースが多いです。
●生活費だけみると日本より安い?
しかしながら、多くの留学生は、シェアハウス生活やアパートシェア、それにルームシェア生活と言う形で家賃を節約したり、外食を控えるなどして生活費を削減している方がほとんどになります。
そのため、どこの国に行っても海外の生活費は日本よりも安くなるケースが多いです。
また、物価の高い国に留学をした場合は、生活水準を大きく落とすかたが多いですし、発展途上国など物価の安い国に留学をされると、一人暮らしを行うなど、比較的良い生活を送っているケースが多くなることも覚えておくと良いです。
- 生活費だけにフォーカスをすると日本より安いことが多い
教育ローンの利用とかも考えたほうが良いですか?
留学計画がしっかりしているのであれば、「キャリアスタートは一刻も早く!」が鉄則なので、利用を視野にいれることをオススメいたします!
留学中の生活と学習はどうする?
続いては、留学中の生活と学習について紹介させていただきたいと思います。
海外での生活のコツと文化適応
まず海外での生活と文化の適用方法についてですが、海外生活に慣れるために最もオススメなのが、留学先の文化や歴史を学ぶことです。
日本でも地域ごとに文化や方言といった言語があると思うのですが、それは海外でも同じことです。
例えば、オーストラリアならば、オーストラリアの歴史や方言を、カナダであれば、カナダの国の成り立ちや独自の言葉を学ぶことで、現地の人たちとの距離が一気に縮まります。
また、世界中からやってきた留学生と仲良くなる時も同様に、例えば、韓国からやってきた留学生と仲良くなりたいのであれば、韓国の文化や韓国語への理解があると良いです。
- 仲良くなりたい国の人の文化や言葉を理解すると良い!
言語習得とアカデミックな成功
次に、留学生の皆様から質問を受けることが多い言語の習得とアカデミック的な成功についてですが、多くの場合において、言語を習得するには、それ相応の時間が必要になります。
言語習得期間は、人によって1年から数年間と大きな差があるため一概にお伝えすることはできませんが、その多くの場合において、皆様が想定している2~3倍程度の時間になります。
そのため、言語習得のためには「いかに留学期間を長く取るか?」が重要になってくるか覚えておいていただければと思います。
●英語に何かをプラスする!
また、留学期間を長くとるためのコツとして、単に語学留学だけに時間を割くのではなく、例えば、『英語+キャリアアップ』や『英語+プログラミング学習』などという風に、英語を使って何かを学ぶ機会を設けることをオススメさせていただきます。
単純に留学期間が伸びるだけで、言語に関する問題をクリアする確率は飛躍的にアップします。
- 英語力が伸びるには想定よりも時間がかかるケースが多い!
ネットワーキングと現地での人間関係構築
次に、「留学先でどのようにすれば人脈を形成することができるか?」というお話をさせていただきたいと思います。
人によっては、友人やコミュニティーを作るのが得意な人と苦手な人がいると思いますが、そのどちらの場合においても、留学先では積極的に周りの人に声をかけていくことをオススメさせていただきます。
と言うのも、多くの場合、自分から動かなくては周りの環境を変えることができないためです。
ただし、日本と同様に海外にも、近づくと危険な人たちはいますので、最初の人脈づくりは、留学先のクラスメイトから始めることを強く推奨させていただきます。
- 留学先の友達作りは学校のクラスメイトから!
やっぱり英語の学習時間は長くかかるんですね・・?
社会人にとって英語学習の機会はこれが人生で最後になるので、思い残しがないようにしてください!
留学後のキャリアと人生への影響
そして、最後に、留学後のキャリアと人生への影響についてお話しさせていただきたいと思います。
留学経験を履歴書に活かす方法
社会人留学生の中には「留学に行きさえすればキャリアアップにつながる!」と考えているかたもいらっしゃいますが、実際は真逆で、多くの場合において、社会人留学は再就職にマイナス影響となります。
と言うのも、先も少しお話しさせていただきましたが、社会人にとって留学はあくまでもオプションであり必須の進学ではないためです。
特に、語学留学は、正確には、『語学研修期間』となるため、履歴書の学歴欄に記載することはできません。
そのため、留学を経験したことにより履歴書がスカスカになってしまう方も少なくないので、注意しておいていただければと思います。
- 社会人留学は再就職にマイナス影響となることが多い!
留学後の職場復帰とキャリアチェンジ
次に、留学後の職場復帰とキャリアチェンジに関してですが、こちらは「どれだけクオリティーの高い留学を経験してきたか?」が勝負になります。
例えば、留学期間中に数ヶ月、語学学校に通い、その後、レストランや農場(ファーム)でアルバイトしてきても、評価してくれる企業はかなり少ないので注意をしておく必要があります。
特に、キャリアチェンジまでを視野に入れている場合には、必ず海外でキャリアチェンジ希望の職に通ずる学位を修めるか、またはインターンシップなどの職務経験を積むことを忘れないようにしてください。
- キャリアチェンジを希望するなら学位か就労経験を積むこと
留学から得られる長期的なスキルと視野
もう1つ、知っておいていただきたいのは、留学による長期的な展望についてです。
先にご紹介させて頂きました通り、留学を経験することで、人によっては大きなキャリアダウンやブランク期間になってしまうこともあるのですが、留学を通して得た知識や人脈と言うのはプライスレスです。
人によっては、留学中に出会った人と結婚をするケースもありますし、留学がきっかけで、会社を起業するケースも珍しくありません。
また、日本に居ては絶対に起こらなかったことが、海外では起こる可能性がありますので、留学の可能性の大きさについても、ぜひ覚えておいていただければと思います。
- 留学の可能性は無限大!
社会人留学のコンサルの流れは?
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- Step.1 理想の将来を明確にする
- 「留学の先にはどのような自分がいるのか?」を明確にして頂きます
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- Step.2 現在の自分を明確にする
- 「自分は、どのような人間で、どのような立場にあるのか?」を明確にします
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- Step.3 理想と現実の差は?
- 『理想の自分』と『現在の自分』の差こそが留学で埋めてくる内容になります
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- Step.4 留学を作っていく!
- 「理想の自分になるためにはどのようなルートで歩んでいけば良いのか?」コンサルタントの腕の見せどころです!
私も留学コンサルティングを受けたいです!
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社会人留学完全ガイド:成功のためのステップバイステップまとめ
ここでは、社会人留学についての大きな流れや注意ポイントなど詳しくご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
正直、「私自身が留学を成功した!」とは言い切れないため、こうしたお話を皆様にすることができるというのが本音です。
留学と言うのは、毎日、研究や追求しても、奥が深くその本質に到達する事はなかなか難しいものですが、ココア留学では他者とは一味も二味も違う留学コンサルティングを行っておりますので、もし何かに迷うようなことがあれば、お気軽にご相談いただければと思います。