高校生留学

高校留学の相性診断!「私が現地校に留学したら危険!?」

高校留学の相性診断!「私が現地校に留学したら危険!?」のイメージ

グローバル化が進む現在の日本では、「高校生活を海外で過ごしてみたい!」「海外ドラマのような、海外の学校生活に憧れる!」そんな日本の学生が増えてきています。

ですが、実は現地校への留学はとてもハードルが高いということを皆さまご存知でしょうか?

そこでここでは、高校留学にはどのようなハードルがあるのかをご説明した上で、果たして自分は現地校への留学が向いてるのか?向いてないのか?という事についてもご紹介していきたいと思います。

早速以下より、高校留学の現実とその難しさについてご覧ください。

高校留学の主なプランとメリット

勉強する学生

高校留学と一言でまとめても、国や学校によって制度が異なるため、プランの数は多くございます。

そこで、まずは高校留学を大きくジャンル分けし、『現地校のメリット』についてご紹介していきます。

高校留学の主なプラン3つ

1、短期留学

短期留学は、短期間だけ海外を経験してみるという「体験型の留学」になります。

サマーキャンプなど季節ごとのショートプログラムや現地の高校にターム(学期)留学をする方法があり、中には海外の名門大学で開催されるものや大学で実験を行うなどハイレベルなプログラムを開講している短期留学もございます。

初めてだけど海外に挑戦してみたい!」そんな方にピッタリの留学です。

2、交換留学(1年間)

交換留学は、現地の高校に1年間留学をするプログラムで、「高校留学」と呼ばれたとき、ほとんどの方がこのプログラムをイメージされるかと思います。

1年間という長い時間を現地校で過ごすことになり、短期留学よりも深く海外文化へ入り込んでいくことが可能なため、英語力においてもより高い成果を得ることができます。

さらに、最近では海外に姉妹校を持ち「交換留学プログラム」を行っている日本の高校も多く、その場合留学先の学校でも単位が取得できることがあるというメリットもあります。

3、卒業留学

こちらはその名の通り、現地の高校に入学し、卒業までを目指す長期留学になります。

卒業留学では、英語力の会得はもちろんのこと、海外大学への進学や「帰国子女枠」で日本の大学へ進学することも可能になるため将来の選択肢を広げるチャンスを掴むことができます。

【現地校へ留学するメリット】

・憧れの海外ハイスクールライフを送れる!

海外ドラマや映画で見ていた憧れの学校生活を送ることができます。学校にはカフェテリアがあったり、海外ドラマでよく見るプロム(ダンスパーティー)に参加したりなど、日本では味わえない高校生活が体験できます。

また、同年代のネイティブのお友達ができることも現地校へ入学するメリットの1つです。

・日本とは違う高校のシステムを知ることができる!

日本の高校では、固定のクラスで決められた教科を学ぶことが一般的ですが、海外の高校では自分で好きな教科を選択・決定するケースが殆どです。

そのため、自分が本当に興味のある内容を学び、自分自身が設定したスケジュールで毎日の学校生活を送ることになります。

また、よく海外ドラマや映画で教室を移動しているシーンがありますが、授業の度に毎回クラスを移動するため、その分お友達も多くできるという点もメリットですね。

・自分の個性を見つけ、将来を考えられるようになる!

海外の高校は科目数が多いことも特長で、一般教科だけでなくその他「専門知識」も高校生で学ぶことができます。

:フォトグラフィー・ペインティング・アート・ファッション・ダンス・演技・フード・ホスピタリティ・環境学・メディア学・PCスキル等々)

また、海外では『自分がこの先何をしたいのか?』という、将来を見据えた進路を高校生の時点で考えるのが当たり前になっています。

上記の事から「私は○○がしたいから、先に就職をする」「僕はこの職に就きたいから、そのために必要な学位だけ取りに行く」など、大学進学以外の選択をすることも珍しくありません。

よって、自分のやりたいことや興味のある分野を見つけたり、「自分はこういう事が好きなんだ!」という自分の個性を見つけやすくなり、将来のことを早くから考えられるようになります。

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注意してほしい!現地校のハードルとデメリット

一人で座っていいる女の子

これまで、高校留学の主な3つのプランと現地校へ入学するメリットをお伝えしましたが、この3つには全て共通して『費用が高い』という親御様からするとネックになるポイントがございます。

現地校への入学を希望する場合、滞在費・学費ともに一般的な(大学生・社会人の)留学よりも高い予算設定をせざるを得ないのが現実です…。

費用を補助する「特別奨学金制度」のある高校留学プログラムもございますが、人数制限や審査が厳しいなど制度を利用できる難易度が高く設定されているところが殆どです。

合わせて、現地校への留学の場合、それよりも注意してほしいポイントがあるのです!!

そこで下記に、現地校への留学を考える皆さまが見落としがちの“現地校のハードル”についてお伝えしていきます。

現地校に入学する上で、最も大きなハードル2点とは!?

1、学校に馴染むこと

実は、現地校への留学で一番壁になったこと・辛かったことは何ですか?と聞いた際、多くの方がこう回答されています。

  • クラスに馴染めなかった
  • 仲の良い友達ができない
  • 放課後に遊ぶ友達がいない
  • 疎外感を感じる
  • 英語が早すぎて何を言ってるか理解できないから話に入れない

他にも「英語が分からなくてバカにされた気がする」という意見も少なくありません。現地校への留学では、一般的な留学よりも『学校に馴染む』というハードルが一層上がることになります。

これが一般的な留学(語学学校)の場合ですと、生徒全員が“母国語が英語ではない人”で構成され、全員が同じ境遇となるため、友達ができるスピードが早く『自分だけが外国人ではない』という安心感が生まれます。

また、周りのみんなも英語を学びに来ているため、「間違ってても話してみよう!」という英語を話すハードルが下がり、より早く英語環境に慣れ、英語に対しての恐怖心が薄まることも特徴です。

ですが、どうでしょう…?現地校のように、周りが全員『英語が喋れて当たり前』という人達だったら…?

きっと、英語を話すことさえも緊張してしまいますよね。

さらに、現地の高校生はスラング(若者言葉)を使うことが多いため、普通に英語を勉強しただけでは理解できないフレーズがひっきりなしに飛び交っています。

そういった中で、英語を話すことへの恐怖心が芽生えてしまいどんどん内にこもってしまう方、中には途中で留学を辞退することになった方もいらっしゃるというのが現実です。

2、トラブル時の対応

現地校への留学でもう1つネックになること、それはトラブル時の対応を全て自分で(英語)でしなくてはならないという事です。

  • 授業を変更したかったけど英語が分からなくて、怖いからやめた
  • ホームステイ先が合わなかったのに、コーディネーターに英語で上手く言えなくて替えてもらえなかった
  • 物がなくなったからサポートセンターに行ったけど英語が伝わらなかった

学校や滞在先で何かがあったとき、現地校の場合は一般的な留学とは違い、日本人カウンセラーが居ないケースが殆どで、上記のような状況でも全て自分で「英語で」説明しなくてはいけません。

例えばホームステイ先の家族が合わない、料理がまずいなどの不満があった場合、それを現地のホームステイコーディネーターに伝えます。

基本的にはしっかりと英語で伝えれば変更してくれますが、「あなたからもっと積極的にコミュニケーション取ってみたら?」などと提案されることもあり、一度の相談では替えてくれないケースもあります。やはり英語では伝えられる限度があることも正直な所です…。

一体なぜこのような現象が起きるのか?

それは、私たちが「日本人だから」という事にも1つ理由があります。

日本人はとても気を遣う性格で、相手の顔色で感情を読み取り、言いたい事を自分の中に留めてしまうというシャイな傾向があります。

これは日本人の良い所でもありますが、海外に行くのならば努力しなくてはいけない所でもあります

海外では、言葉にしないと何もわかってくれません。また、言いたいことをズバッと伝えるため、相手は普通に話してるだけなのに「私、今怒られてる?」と勘違いしてしまうことも多々あります。

ですので、海外にいくのであれば怖がらずに自分の気持ちをちゃんと伝えることがとても大切なのです。

【現地校の中にあるESLのクラスにも注意!】

留学生を受け入れている現地校では、ESL(母国語が英語ではない人向けの英語学習のクラス)を設置していることがありますが、現地校のESLは一般的な語学学校のESLよりもレベルが高いケースが多いです。

授業内容も、課題も、クラスメイトの英語力なども語学学校よりもハイレベルとなることがありますので、「英語が不安」という方はその点もぜひご注意くださいね。

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相性診断!私は現地校に向いてる?向いてない?

卒業証書をもった女の子

一目で分かる高校留学の相性診断!

【タイプA】現地校にピッタリタイプ!

  • 学校に行くのが好き/楽しい(※理由は勉強でも友達に会えるからでも何でもOK)
  • コミュニケーション能力は高いほうだと思う
  • 人見知りをしないほうだと思う
  • 人と話すことが好き
  • 新しい事にチャレンジするのが好き/怖くない
  • ポジティブな方だと思う
  • 人からよく「いつも笑顔だね」と言われる
  • 自分の思ったことを口に出せる方だと思う
  • 知らない町に一人で行ってもやっていけると思う
  • 英語が好き
  • 英語、得意ではないけど・・持ち前の明るさでなんとか乗り越えれるはず!
  • 海外ドラマのような学校生活にずっと憧れてる
  • 明るい人達、賑やかな場所で楽しむのがすき

【タイプB】現地校に向いてないかも…。

  • 学校に行くのが好きではない/憂鬱
  • いつも人に気を遣ってしまう
  • 人の目を気にして積極的に行動できないことが多い
  • 思っていることを言えずにストレスを溜め込んでしまう傾向がある
  • ネガティブな方だと思う
  • 知らない町に一人で行くのは怖い
  • 過去に不登校だったことがある/今も学校に行けていない
  • 無口・無表情でいることが多い
  • 賑やかな場所や人に囲まれるとストレスを感じてしまう
  • 人に物事をはっきり言われるのが苦手
  • 人の発言を深読みして考えすぎてしまうことがある
  • 大胆な行動をする勇気はあまりない方だと思う
  • 極力誰とも話さず静かにしていたい

以上の各13項目で、【タイプA】に多数当てはまる方は現地校への留学が向いているかもしれません!ぜひ留学のプロの方にアドバイスを貰いながら、どんな高校留学が良いかをご相談してみて下さい。

そして、【タイプB】に多数当てはまる方は、もしかするとあまり現地校への留学は向いていらっしゃらないかもしれません。

ですが、ご安心ください。高校留学の方法はたくさんございますので、現地校だけではなく、もっと視野を広げて、成功できる留学・自分に合った留学プランを考えていきましょう!

じゃあ向いてない人はどうすればいいの?

卒業式の写真

これまでのお話を踏まえて「自分はもしかすると現地校への留学は向いていないかもしれない…。でも高校留学には行きたい…!」そう思われた方も少なくないはずです。

そこで、そんな方々のために『現地校留学だけが高校留学じゃない』というお話もさせて頂きたいと思います。

現地校に向いてない人はオリジナル留学をするべき!

お伝えした通り、現地校に入学する際は大きなハードルがあり、向いている方と向いていない方のタイプが大きく分かれてしまいます。

特に『日本で学校に通うのはもう嫌だ!高校生活は、海外で1からやり直したい!』というように、日本での学校生活が上手くいってないことが理由の場合留学が失敗してしまうケースが多いです。

せっかく留学に行ったのに、「こんなんじゃ日本に居たほうがましだった。」そんなふうに思いたくないですよね・・?

そこで、現地校への留学を不安に思われた方に考えて頂きたいのが『オリジナル留学』です。

オリジナル留学ってなに?

オリジナル留学とは、留学期間・留学先・学ぶ内容などの留学プランを自分の好きなように選択する、個別プランニングでの留学のことです。

自分にとって何のハードルが一番高いのか?を考えて、留学した時の負担が少なくなるように留学をプランニングしていきます。この時、現地校への留学はせずに、一般的な留学と同様「語学学校への留学」を初めにされる方がほとんどです。

オリジナル留学をする理由としては、「特定の技術(スポーツ・ダンス等)を身につけたいから」「日本でずっと不登校だったから」「現地校に行ける程のお金が無くて安く抑えたいし、現地校へのこだわりも別になかったから」など、人によって様々です。

【オリジナル留学のメリット】

現地校にはないメリットとしては、「英語の負担が少なくなること」・「緊急時は日本語で相談できること」・「費用が抑えられることの3点が大きなメリットです。

やはり、初めての海外生活となると、想像もしていなかったハプニングも多く起きるため、“学校に行けば、毎日日本人のカウンセラーさんがいる”という安心感は留学生にとって、とても心強いものになります。

さらに、現地校と語学学校の一番の違いとしては、皆共通して「英語を学びに来ている」という状況のため、立場が対等になることです。それにより英語を話す怖さが減り、友達の数・できるスピードも圧倒的に早くなります。

オリジナル留学では『語学学校への留学』をファーストステップにして、まずは自分が海外で生活していけるのか?をチェックし、その後のステップアップに繋げる方が多いです。

また、初めは一度語学学校に入学して、英語をある程度身に着け、海外に慣れてから現地校へ入学する方法もあるため、オリジナル留学では一人一人の性格・英語レベル・目的などに合わせてプランニングすることができます。

ですので、今現地校への留学を心配された方はぜひ『オリジナル留学』を検討してみてくださいね。

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高校留学の相性診断!「私が現地校に留学したら危険!?」まとめ

高校生の友達

皆さまいかがでしたでしょうか。高校留学のプランやハードルについて少し知識を深められたでしょうか?

現地校への留学を考えている方はぜひ英語力だけではなく、その他のハードルがあるということも忘れずに、自分が知らない町で一人でやっていけるかどうかをしっかりとイメージした上で、留学へ挑んでみてくださいね。

そしてもちろん、「私の場合はどのタイプの高校留学が向いてるかな?」「もしオリジナル留学をするとしたら、どんなことができるの?」「オリジナル留学をしたとしても高校卒業証明は取れるの?」そういった疑問や気になることがある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ココア留学と一緒に、あなたに合った高校留学のカタチを考えていきましょう!

改めまして、最後までお付き合いいただきありがとうございました。この記事が、高校留学を考える皆さまにとって少しでもお役立てていましたら幸いです。