高校生留学

高校留学は誰にいつ相談すればいいの?親御様も必見!

高校留学は誰にいつ相談すればいいの?親御様も必見!のイメージ

中学生や高校生になると、海外などの『外の世界』に興味を持ちはじめる学生さんが多くなってきますが、親御さまとしては「え!海外留学!?」「普通に日本の学校に行くと思ってた・・」と驚かれるのではないでしょうか?

「うちの子が海外留学に行きたくて・・・」と周りの人に相談しても、「いつ行くの?」「どこの国に行くの?」と逆に質問攻めされてしまったりしますよね。

そんなお悩みを抱えていらっしゃるお父様・お母様に、ここでは高校留学を「誰」に「いつ」相談したら良いか?と言うお話をさせて頂きたいと思います。

お子さんに「留学したい!」と言われたら?

公園で海外の友人と話すようす

小学生でも留学に行く時代?

最近では留学の『若年化』が進んでいて、小学生でも夏休みなどを利用して「子供だけで留学に行く」ということも珍しくなくなってきています。

小学生ならば「異文化に触れる!」「英語を話せる楽しさを知る!」ということだけでも大きな成長のキッカケになるため、親御さまが我先にと積極的に留学相談をされたりしていますが、中学生・高校生ぐらいになると、親では無くお子さんご本人から「海外の学校に通ってみたい!」というお気持ちが生まれてきたりします。

それは、小学校・中学校の間にテレビやインターネット動画、それに先生や友達などからの影響を受け、外の世界に飛び出していこうと言う気持ちが内側からこみ上げてくるようになるためです。

また、自分から「高校留学をしたい!」と言ってくる子達は「海外でこんなことをしてみたい!」という夢や目標を持っていたり突き進もうとしていたり、夢や希望とは逆に、日本の学校生活に生きづらさを感じていて「今までとは全く違う人生を歩んでみたい!」と考えている子達などがおり相談のレベルは非常に高いです。

当然、お父様・お母様としては、急にお子様から相談を受け「どうしたらいいのかな?」と悩まれていらっしゃることでしょう。

そんな時、親御さまには高校留学の情報を集めはじめる前に、まずはお子さんのお気持ちに耳を傾けていただけたらと思います。

高校生はどんな留学をすればいい?

中学生・高校生のお子さんから「留学したい!」と言われたとき、親御さまとしてはどのようなお気持ちになるでしょうか。

「大学生になってからでも遅くないのでは?」と思われるかもしれませんし、「長期間、親元から離れるのは少し寂しい」と感じられるかもしれません。

そこで、留学の機会を最大限に活かして頂くために、親御さまに『高校生の留学』をどのようにイメージしたら良いかをお伝えできたらと思います。

まず、高校生のご年齢ですと未成年ではあるものの、学習能力としては既に高い状態にあるということが1つのポイントになってきます。

最近では日本国内の教育格差が話題に上がることもあるものの、ここで経済協力開発機構による国際的な生徒の学習到達度調査(通称PISA)のお話をさせて頂きますと、実は海外諸国を比較したときに日本の高校生の数学的リテラシー・科学的リテラシーの2分野がランキング上位に位置していることが分かります。

読解力に関しても平均点を上回るスコアを確保していますので、つまり日本の高校生は世界と比べてもある程度の学習到達度が確認されていることになります。

そうした学習能力をお持ちの高校生に合う留学となると、やはり現地の高校に通ったり、英語などを身に付ける留学であったり、あるいは「海外でコレをやりたい!」と目標を持って行く留学になるのではないでしょうか。

『とりあえず異文化交流をする』という留学ですと、物心つく前のほうが圧倒的に効果が高いので、高校生であればもう少し具体的な留学のほうが得るものが大きくなるかと思います。

また、海外経験から得た学びを将来に活かすことや、英語学習の吸収の良さを考えますと社会人よりも大学生、大学生よりも高校生のほうが伸びしろが大きく、可能性も幅広いことは否めません。

ですので、高校生で海外留学に行かれるのは留学のタイミングとしては決して早くなく、むしろ学びを得やすい時期だったりします。

そして、お子さんの留学のチャンスを最大限に活かしていただくとしたら、『異文化交流』以上のものをイメージして頂くとご本人にマッチした留学プランを立てやすくなるかと思います。

高校留学を相談してみよう!

テーブルでメモを取りながら話す様子

高校留学についてご相談される時は、大きく分けて2つの相談があります。

1つは日本の高校へのご相談、もう1つは留学エージェントへのご相談です。

そこでまずは日本の高校へのご相談についてお話していきます。

日本の高校に相談してみる

日本の高校に通っている高校生の場合、あるいは中学生で日本の高校入試にて合格が出ている場合、その高校の留学制度について聞いてみる方法があります。

ご存知の方も多いと思いますが、高校によっては交換留学のプログラムがあったり、授業の一環として短期留学を採用している学校もあります。

そのため、高校の留学プログラムでは留学中も単位を取れたりするので、たとえ長期の留学に出たとしても「進学年齢に影響がない」という利点があります。

留学プログラムのココをチェック!

【団体留学 or 個人留学?】

少し本筋から離れるお話になりますが、社会人の方から留学相談で次のようなお話を伺うことがあります。

「高校時代に留学してたのですが、当時は英語力が伸びなくて・・・」

正直、「せっかく留学していたのに、どうして?」と思いますよね。

そこで、よくよく話を聞いてみると、実はそのほとんどが驚くほど同じパターンだったりいたします。

留学先で英語が伸びなかった!という方は、実は学生時代に団体留学をされていることが多いのです。

つまり、日本の高校のプログラムを利用して『日本の同じ高校』に通う数十人の生徒たちが『海外の同じ学校』へと一斉に留学をされているんですね。

その場合どのような留学生活になるかと言いますと、一応海外にはいるものの、顔見知りの日本人学生が同じ学校に通って団体行動をすることなります。

そうすると、当然、生の英語に触れたり・海外文化を体験したりする機会が少なくなることは、皆さまにもご想像頂けると思います。

また、現地の学校に通うことができても、現地の高校生と同じ授業を受けられるか?というと、これもプログラム次第となってしまい、例えば、日本人留学生のクラス・現地学生のクラスが完全に分かれている場合等ですと、どうしても日本語環境になりやすかったりします。

そのため、団体留学は親御さまや先生方からすると安心な留学の形ではあるものの、本気で留学したい!英語を身に付けて帰ってきたい!という方でしたら『個人留学』のほうがマッチしているケースがあります。

気心の知れた友達と一緒に過ごす海外生活は、それだけでとても楽しく、帰国した時には「最高の留学でした!」と感じることができます。

しかしながら、周りの人に留学経験を語るにつれて「あれ?留学したのに遊んでばかりだったかも」「もっと色んな出会いを経験したかったな」と思う時がくるかもしれません。

もちろん、高校によっては生徒が固まらないように留学先を分けていたり、現地の学校でネイティブの生徒たちと授業を受けられる等、プログラムをしっかり管理しているところもあります。

なので、その高校でどれくらい留学プログラムに力を入れているか?を確認してみて頂けたらと思います。

留学エージェントに相談?

地球儀が光る様子

もし「個人留学のほうが合っているかも?」と思ったら、まずは留学エージェントにご相談してみることをオススメします。

なぜなら、個人留学の場合に考えるべきことは「学校選び」だけではないからです。

国や地域・学校選びは、留学されるご本人にとっては最初に興味をひかれるところだったりしますので、なんとなく『留学相談=学校選び』というイメージがあるかもしれません。

ですが、個人留学の場合は留学プランニングの可能性が広がりますので、学校や地域だけではなく幅広い留学相談が可能だったりいたします。

海外に行く意味とは?

例えば、お子さんから「海外の高校に行きたい」と相談されたとき、お父様・お母様は「どうして海外じゃないとダメなの?」と思いませんでしたでしょうか。

実際には、海外でしか経験できない事は本当に数え切れないほどあるのですが、数多くある留学プランをザっと見てみても親御さまとしてはピンとこないかもしれません。

ですが「海外に行きたい」と考えたお子さんの心の中には、海外でしかできない何かが見えていらっしゃるかもしれませんし、あるいはお子さん自身が「なぜ自分が海外に行きたいのか」まだ気付いていらっしゃらない場合もあったりします。

そうなると、まず確認しておきたいポイントとしては「海外のどんなところに興味があるのか」という部分になるのではないでしょうか。

個人留学の良いところは、留学する国や学校を相談するだけでなく、「そもそも高校留学がお子さんにマッチしているのか?」という所から相談をスタートできることです。

国や地域・学校などは、まずは第一に「どういうことに興味があるのか」を考えた上で、あとから設定していくのが上手なプランニングの仕方になります。

高校生ができることは「高校に行く留学」だけじゃない!

高校生の留学というと「現地の高校に通うんだよね?」と考えてしまいがちなのですが、実は高校生の留学には様々な方法性があります。

もちろん現地の高校に通うこともできますし、その一方で、高校に通わずに海外で好きな勉強にチャレンジすることもできます。

スポーツや芸術などに興味がある学生さんや、将来の夢をお持ちの学生さんであれば、高校生の『今』だからこそやり遂げたいこと・学校の勉強以上に大切なことがあるかもしれません。

とはいえ「じゃあどんな留学があるんだろう?」とインターネットで調べてみると、ものすごい数の情報が出てきてしまったりしますよね。

そうなると、親御さまだけで「どんな留学がお子さんにとってベストなのか」を検討されることは難しく、結構なご心労になるのではないでしょうか。

その点、留学エージェントに相談してみることでプロのカウンセラーの意見を聞くことができますし、留学準備なども適切なサポートを受けることができます。

留学エージェントでは『相談会』や『セミナー』など、何人かで高校留学の概要を聞くことができる機会があったりします。

でも、お話した通り、高校生の留学の形は千差万別なので、基本的には『個別相談』をお薦めします。

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高校留学は〇〇の時期から相談する!

カレンダーに渡航スケジュールを書き込む

それでは、高校留学はいつから相談するのが良いでしょうか?

特に、いま中学生のお子さんをお持ちのお父様・お母様は、留学相談のタイミングがなかなか分かりづらいかと思いますが、結論を申し上げると、ベストな相談時期は『留学したい年の、前年の夏』です。

例えば、中学生のお子さんでしたら高校留学のご相談は『中学3年生の夏頃』が良いということになりますし、あるいは「高校2年生で海外留学したい!」と思ったら、高校1年生の夏頃から相談を開始できるということになります。

なぜ夏に相談するの?

前年の夏に相談となると、「そんなに早くから相談するんですね!」と感じられる親御さまもいらっしゃるかもしれません。

ここで皆さまにご質問ですが、海外の高校に入学する場合、何月頃になるかご存知でしょうか?

多くの方は「海外の学校って秋スタートなんでしょ?」と思われるかもしれません。

でも実は、場合によっては冬の時期に入学できたり、高校入学の前に英語学習をしたりと、海外に行くタイミングは1つではなかったりします。

前年の夏にご相談いただけたら、冬留学・夏留学の両方を検討することができますし、中学生であれば「日本の高校に進学するか否か?」を考えることもできます。

また、留学に行くのはお子さんにとって人生最大ともいえる大きな挑戦です。

時には勢いも大切ではありますが、まずは焦らずにカウンセラーと相談できるよう、余裕をもってご相談されるのがお薦めです。

夏を過ぎても相談は可能?

「前年の夏のご相談がお薦めです」とお伝えいたしますと、親御さまとしては「じゃあ秋や冬になってしまったらもう遅いですか?」と思われるかもしれません。

ですが、留学される時期によっては夏を過ぎても留学相談は十分に間に合いますので、一度ご相談いただけたらと思います。

通常、留学相談は早すぎず・遅すぎずのタイミングが良く、お薦めとしては『渡航の8ヵ月前』が目安となります。

例えば、来年の夏の留学をお考えの方であれば、今年の冬以降にご相談頂いても留学の手配・準備が間に合えば留学していただくことは可能だったりします。

ただ、留学の手配・準備のタイミングは、留学プランや海外情勢・渡航される生徒さんのご状況にも左右されます。

何より、現在中学生のお子さんの場合でしたら「日本の高校に進学するかどうか」を決断しなければならないかと思います。

そのため、高校留学をプランニングする際に一番無難なのは、様々な可能性を検討することができる『前年の夏』にご相談いただくことになります。

ですが、その時期が過ぎていたとしても「留学に行きたい!」というお気持ちがお子さんにありましたら、どうか「遅かった!」と思われる前に、まずはお話をお聞かせいただけたらと思います。

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高校留学は誰にいつ相談すればいいの?親御様も必見! まとめ

未来に向けて手を伸ばしているイメージ

こちらでは高校生の留学について、留学のプロの目線からアドバイスさせて頂きました。

記事の前半にもお伝えした通り、留学のタイミングは早ければ早いほど得るものが大きく、また将来にも大きく活かすことができるのは間違いありません。

大学生・社会人の留学生経験者に「留学生活はどうでしたか?」とお聞きすると、ほとんどの方が「良い経験をしてきました!」と回答されると同時に「もっと早く海外に出ていたら、もっと可能性が広がったのかなと思います」というお話もされます。

例えば、高校生のうちに英語を流暢に話せるようになれば、その英語力を活かして高校卒業後の進路をグッと広げることもできます。

海外の大学や専門学校に進学したり、将来はグローバルな業界で外国人と一緒に働いたり、海外で暮らしたり・・・といった選択肢も選ぶことができるとなると、高校生のうちに留学することの価値を親御さまにも感じて頂けるのではないでしょうか。

そして最後に・・・お父様・お母様には是非、お子さん自身が『留学計画の主体』になれるようサポートしてあげて頂けたらと思います。

留学の形は人それぞれですが、その核となるのは留学生ご本人のお気持ちやモチベーションです。

渡航されるご本人にとって、自分自身が最初からプランニングや準備にしっかり関わってきた留学であれば、その留学に対する真剣さや集中力も自然と高くなります。

最近では留学エージェントへのご相談も、中学生・高校生のお子さんご本人からお問い合わせ頂くことが本当に多くなりましたが、お子さんの海外留学に悩まれるお父様・お母様のお力になれましたら幸いです。

そして、限りない未来をお持ちの中学生・高校生の皆さま1人1人に、ベストな進路へと進んでいただけたらと思います。