留学を無駄と言う人は最新留学を知らない?

最近、SNSやYouTubeなどで「留学はマジで無駄だからやめたほうがいい!」と言ったショッキングなお話を耳にする機会が増えました。
留学会社と言う立場はおいておいて、留学経験者としての立場からしても、実にショックな話題だったりいたします。
そこでここでは、留学会社や経験者としての立場は完全に忘れて、「留学が無駄だったらいったい世界はどのようなものになるのか?」真剣に考えていきたいと思います。
そもそも無駄な留学とは?

まず初めにSNSなどで拡散されている『無駄な留学』とは、一体どのようなものが挙げられているのか?ご紹介させていただきたいと思います。
留学が無駄な理由
- 語学は日本で学べばいい
- 今の時代オンラインが主流
- 留学なんてしなくても日本で稼げる
- 留学しないで成功する人も多い
- そもそも留学している人は遊んでいる
こうして一覧を見ていただくと気づくのは、「全体的に留学が将来の生活にとってプラスにならないのではないか?」と言う意見が主軸だとわかります。
確かにもう時代はオンラインですし、言語は留学せずに日本でもどんどん勉強できちゃいますもんね!
実際に、わざわざ海外に出て勉強せずと日本で解決できる人がいるので、「留学は無駄だ!」という意見になるのは凄い良くわかりますよね。
ホリエモンさんも留学反対
実は、あの有名実業家のホリエモンさんも留学反対派で、反対の主張として動画で以下のようなものを話しています。
ホリエモンさんの留学無駄理由
- 高い費用を払って留学をするのは時代遅れ
- 海外留学で学べることはスマホで学ぶことができる
- 質の高いオンライン学習サイトで学んだり、有名大学の講義もネットで聞ける
- 興味のある論文はオンラインで読める
- 海外留学に行くような人は頭が良く自習できる
- 友達はSNSで自分にあった人と仲良くなれる
留学を賛成する人はどんな意見?

それでは続いては、『留学に賛成!』と言う人は一体どのような理由から留学に賛成と言っているのでしょう?
海外留学賛成側の主な意見をご覧ください。
留学賛成側の意見
- 留学先でしかできない経験ができる
- 語学力を伸ばすことができる
- 海外に住むことで本当の意味で文化を学ぶことができる
こうして留学賛成側の意見を見ていただければ分かりますが、「全体的に行動があって経験を得られる!」と言う風な考え方をしていらっしゃる方々が多いようです。
確かに、何事においてもそうですが教科書に書いてあることを読んだだけでは、「それは何のために覚えなくてはいけないのか?」「自分は何で勉強してるのか?」と迷ってしまう方も少なくないですもんね?
政府は留学を推進する方向へ
そこで日本政府の方針としては一体どのようなものになっているかと言うと、日本政府は留学を推進する方向で考えています。
また、最近の興味深い文部科学省大臣の発言として、「教職課程に海外留学の導入を検討する」と言うものもあり、教師が国際的な視野を身に付けるため留学が必須になる可能性も出てきています。
留学賛成派も費用の高さを感じる

こうしてみると留学賛成派は、無条件で留学に賛成してるように思われがちですが、実際には留学の費用面においては留学を無駄に感じる方が少なくありません。
特に、留学費用の無駄を感じた方の多くは、3ヵ月程度までの短期留学の経験者で、中には「1ヵ月半で親に100万円以上を出させてしまって、自分の英語は全く伸びずに本当に申し訳ないと思う」と言う風なお話を生徒さんたちから聞くことも少なくありません。
「留学経験としてはプラスだったけど、実際にスキルとして身に付いたか?」と具体的なTOEICや英検などの英語検定試験のスコアとなると成果が出なかったため、費用対効果は最悪だったと言うわけです。
留学費用が高いは?満足度が低い?
他にも気になる留学費用に関するお話としては、「留学費用が高いと感じるのは、留学そのものに満足いく結果を得られなかったからだ!」という意見を出す人もいらっしゃいます。
例えば、ブランドバックに高級車など高額なモノは世界中に山ほどありますが、実際にその価値を感じることができる人にとっては、『いくら高額なものでも購入に値するもの』になります。
しかしその一方で、「時計なんてスマホがあれば必要ない!」と考える方にとっては、ロレックスなどの高級腕時計はただの「バカ高い無意味なもの・・」と感じるのは間違いないですもんね。
留学を『過程』と考えること

そうした中で、留学関係者の端くれとしてこちらにいらっしゃる皆様に、少しだけ知っておいていただきたいお話をさせてください。
皆様は、例えば「海外留学で伸びることは何か?」と言う質問をされたときの答えとして、先にご紹介した留学賛成派の意見である「英語が伸びる!」や「海外でしか経験できないものを得られる」と言うご回答されるのではないでしょうか?
そこで、ご質問を変えて「海外留学で伸びないものは何ですか?」というと、「あれ?海外留学に行って伸びないものは何なんだろう?」と回答に困られる人が多いです。
実は、留学が自分のスキルについて日本にいる時よりもマイナスになることは少ないんですね・・。
海外でキャリアを伸ばすのは難しい
次に、海外でスキルアップやキュリアアップを考えていらっしゃる方は非常に多いのですが、こちらも先にご案内させていただいたように語学が日本国内でもオンラインで学びやすい環境が整えられつつあります。
そうした中で、「留学って本当は無駄なんじゃないかな?」とお考えになられる方もいらっしゃると思うのですが、実は、キャリアを考えると留学は確実に必要なものになります。
例えば、最近本当に多いのは「夢は在宅や世界中の何処でも働けるようWebデザイナーなので、留学でキャリアアップしたいです!」と言うご相談なのですが、実は、Webデザイナーとして未経験の人が就職できるのは、世界を見渡してみても日本以外の国はないです。
それもそのはず海外では即戦力となる人材のみを採用するため、そもそもwebデザイナー関連の学校を卒業していなかったいなかったり、ディプロマやディグリーと言った卒業資格を持っていない限りは、正直、面接どころか相手にさえしてもらえないのが現実だからです。
そのため、『海外でキャリアを伸ばす』と言うのであれば、必然的に学校で学ぶ留学期間が必須になってくるとお考え下さい。
語学留学は時代遅れ?
そうした中で、最近のココア留学寄せられる相談の多くは、語学留学と言うよりもキャリアアップやスキルアップといったものが大多数を占めることになってきています。
多くの方が、世界に飛び出していきそして世界でインターンシップ経験や就労経験、そして永住権資格取得を目指すなど、かなりハイレベルな留学をされていらっしゃいます。
どうしても、ここまでの留学を個人で意識して作ることは難しいため、留学を語学留学レベルで止めてしまいがちですが、実際に、海外でキャリアを構築するところまで貫いてしまうと、誰も留学について否定できる人はいなくなります。
そのため留学は、目指す将来の夢の過程にあるだけで、実際に目指す将来にとって必要なものだとお考え頂けたら、凄いスッキリされるのではないかと思います。
海外でキャリア構築するには?
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- Step.1 自分自身を見つめ直す
- 自分に何ができて何ができないか?を考えてみる
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- Step.2 海外で使える資格はあるのか?
- 基本的に日本の資格は海外で使えないので、資格を失った自分に何が残るのか?意識する
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- Step.3 将来の自分をイメージする
- 将来、理想となるビジョンを明確にする
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- Step.4 自分の立ち位置と将来を比較する
- 将来のビジョンと現在の差を明確にして、何が足りていて何が足りていないかを考える
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- Step.5 留学に出る準備に入っていく
- ここに来て、はじめて留学に出る準備が始まります
留学を無駄と言う人は最新留学を知らない?まとめ

さて、ここでは留学が無駄と言うふうに考える意見について、「確かに短期の語学留学はもったいないなぁ」と感じながらお話をさせていただきました。
ただ短期の語学留学でも、小学生や中学生のようなスポンジのような子供たちにとってはとっては、非常に大きな経験になるため、それはそれで無駄であるとは単純には言い切れません。
留学は人によって程度や強度があってしかるべきだと考えるもので、それ自体をダメだと判断するよりも、留学を経験した後の様子や状況を見て判断していただけるとうれしいです。
実際に、自分自身の留学を失敗し続けた人が留学サポートをして『人のために役に立つこともある』のが、教育という世界ですので・・。人生どのように転がって行くのか分からないものですよね!