留学して知ることになる文化の違いTOP3!
海外留学に出ると、様々な場面で日本と海外の文化の違いを感じることになるのですが、ここではそんな留学をして気づく文化の違いTOP3についてお話しさせていただきたいと思います。
普段はキャリアに特化した留学のお話ばかりをしておりますが、ここでは「あるある!」と、楽しみながらご覧いただけたら嬉しいです。
留学で感じる文化の違いとは?
はじめに、留学で感じる文化の違いについて、日本と留学先の国による違い、例えば、『日本とアメリカ』や『日本とオーストラリア』といったものを想像される方が多いと思いますが、実際は『日本と世界中の国々の文化の違い』を感じることになります。
といいますのも、留学先では世界中の国々から集まった留学生たちと一緒に学ぶ機会があったり、一緒に働いたりする機会があるためです。
留学先ならでは異文化体験!
留学先には、英語力アップや学位の取得、それに移住や仕事などを目的として世界中からたくさんの人々が集まっています。
そのため、留学先での異文化体験と言うのは渡航先の国、1国という訳ではなく世界中の人たちになるため、留学を経験していらっしゃらない人からすると信じられないほどの体験量になります。
例えば、カナダに留学していたとしても、クラスメイトとして仲良くなったのはサウジアラビア出身の男の子で、毎日、一緒に生活しているうちにサウジアラビアの文化に触れることになるのも珍しくありません。
- カナダ留学したはずなのにサウジアラビアとの異文化交流ができることも!
日本での異文化体験とは違う?
また、コロナ以降、日本にも多くの外国人観光客や留学生が戻ってきていることもあり、再び、世界中の人たちとコミュニケーションを取る機会というのは増えてきています。
しかしながら、日本で出会う外国人との異文化交流と、海外留学中に出会う人々との異文化交流は似ているようで全く別物になっていることを忘れてはいけません。
というのも、日本にいる外国人は日本や日本の文化に対して興味があったり、日本の情報やコミュニティに対して知識があったりするかたばかりで、彼らにとって日本での暮らしが異文化体験になることはあっても、私たち日本人にとって本当の意味での異文化体験になることがないためです。
本当に驚きのある異文化体験というのは、「日本に対して全く知識や理解の無い方との間で起きる!」と覚えておいて頂ければと思います。
例えば、私の場合、メキシコから留学に来ていた留学生に対して枝豆を勧めたところ、食べ方を知らずに皮まで食べてしまってビックリすることになったのも良い体験となっています。
- 留学先で会う外国人は日本の文化についての知識がないこともあるため一段階上の異文化交流となりやすい!
たしかに日本にいる外国人の方々は日本について何かしらの知識がありますもんね!
日本について全く知らない人たちとの異文化交流は面白いですよ!
文化の違い3位は世界地図の違い?
留学して多くの方が驚くのは、『今まで自分たちが見てきた世界地図と全く違う地図を世界の人たちが使っている』という事実を知ったときです。
世界で違う世界地図?
上の画像を見て、日本を探してみてください!
おそらく、多くの方が「あれ?日本は何処だろ?」と少し戸惑ったと思うのですが、その最大の要因として日本が地図の右端に描かれているためです。
実は、世界地図は、世界の国々で自国が地図の中心になるようにして描かれるため、私たち日本人にとって日本が右端に描かれている地図を見せられると、脳が一瞬パニックを感じて違和感を感じてしまいます。
それと同様に、外国人に日本でよく見られている日本中心の地図を見せると、自分の国を見つけるのに時間が掛かるのは、新鮮で面白い異文化交流になります。
- 世界の国々で自分の国が中心に描かれた世界地図が使われている!
一歩踏み込んだ世界地図での異文化交流とは?
こうして自分の国が中心になっていない地図を見ると、知らず識らずのうちに日本を中心に考えていた自分と、自分の標準が世界標準とは限らないと言う事実と向き合うことになります。
特に、感受性の高い高校生以下で留学に出られたかたの場合、こうした地図1つをとっても文化の違いを大きく感じる機会になります。
- 自分が世界の人たちと同じ感覚を持っているとは限らない!?
日本を探すのに時間が掛かってしまいました!
特にイギリスやアメリカなど時差のある国の地図は違和感があって面白いですよ!
文化の違い2位は巻き寿司が逆?
留学生の多くは、海外で寿司を食べることになるのですが、この寿司が日本とは大きく違うため『日本と海外の文化の違い』を感じることになります。
海外で巻き寿司を見かけると、日本の巻き寿司のようにご飯を海苔で包んでいるのではなく、ご飯で海苔を包んでいるものを数多く見かけます。
日本の巻き寿司は、ご飯が海苔で包まれているため手でつまんで食べやすくなっている訳ですが、海外の海苔巻きはご飯巻きになっているため、手で食べようとするとベタベタしてしまいます。
このギャップに日本人留学生の多くは文化の違いを感じることになります。
- 海苔が内側に巻かれている海苔巻き(ドラゴンロール)にビックリ!
巻き寿司が日本と海外で違う理由とは!?
実は、海外で海苔巻きが日本とあべこべになっている理由として、欧米圏の文化の人たちが海苔を苦手としていることが多いためです。
その理由として見た目が黒っぽかったり、日本人はあまり感じないのですが、磯の香りが苦手だったり、または歯ざわりが嫌いだったりというものからです。
日本人にとって全く抵抗のない海苔ですが、「欧米の人々にとって食べ物に見えない!」というのを知ったとき、感覚の違いにビックリされると思います!
- 欧米圏の文化の人たちは海苔が苦手!?
え!海苔が内側だったら必要ないような・・。
他にも外国の方々はお好み焼きの上で「動くカツオ節が怖い!」という人もいますので、是非、お好み焼きパーティーを開いてみてください!
文化の違い1位はレディーファースト
そして、留学生が感じる堂々NO.1の文化の違いは『レディーファースト』です。
欧米の文化圏は女性中心?
欧米の文化ではレディーファーストが徹底されているため、女性が少しでも重い荷物を持っていると、「私が持ちましょうか?」と声をかけてもらえますし、バスや電車で立っていると席を譲って貰えたりします。
日本では考えられないことですが、欧米の文化圏ではこれは完全に一般的なことなので、初めて留学に出た方は文化の違いにビックリされます。
- 海外のレディーファースト文化の凄さに驚く!
日本人男性は肩身が狭い
一方、レディーファースト教育を受けていない日本人男性は、海外の男性のレディーファーストの文化に泣かされることになります。
日本人男性の多くは、全く文化の違いについていくことができず、中には「日本人男性は冷たいのね!」と言われてしまう人もいます。
日本人男性の皆様は、もし女性が重そうなカバンを持っていたら、迷わず手を差し伸べるようにしてみてください!!
留学で異文化交流はこんな感じ
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- Step.1 留学生活に慣れる【留学1ヵ月目】
- 留学生活に慣れる中で「え?こんなことあるの?」と言う文化の違いを感じます
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- Step.2 言葉の壁を越えて異文化を感じる【留学2~3ヵ月目】
- 言語の壁を乗り越えた異文化にカルチャーショックを受けます。例えば『わびさび』を外国人に説明したり。
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- Step.3 仕事や学校で違いを感じる【留学3ヵ月~1年】
- 留学先の国についてある程度の理解が深まると、本当の意味での文化の違いを感じるようになります。例えば、信念や考え方などの違いを知るようになります。
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- Step.4 異文化に対して違和感が無くなる【留学1年以上】
- ここまで来ると『違っていて当然』と言う感覚になり、異文化交流をしていると言う感覚さえ無くなります!
- 日本について詳しく知らないことを痛感される方も少なくない!
目が合ったときにウィンクされることにも驚いたことがあります!
「あれ!あの人、私に興味があるんじゃない!?」って思ってしまいますよね!
ウィンクも文化の違いによるものだと知ったときには驚きますよね!
留学して知ることになる文化の違いTOP3!まとめ
これからの時代は、世界と日本との距離が今まで以上に近くなってきますので、世界でも戦っていけるバランス感覚のある人材に対する需要が急激に増えてくることが予想されています。
そのため、こうした世界を舞台にした様々な異文化に対して抵抗なく受け入れることができるかについても、大きなポイントになってくることは間違いありません。
些細なことかも知れませんが、外国の人たちと触れ合う中で感じた感情は、一生、忘れることがない大きな宝物になるので、その感動を1人でも多くのかたに知って頂けたらと思います。