留学やワーホリで保険に入らないのはアリ?

「これから留学に行こうと思うんですが、保険に入らないまま行くのとかってありですか?」こんなご相談が寄せられることが、ごく稀にですがあります。
結論から言いますと、皆様おそらくお気づきの通り『大NG』ですw
そんな皆様のために、留学保険について詳しくご案内させていただきたいと思います。
そもそも保険に入らない方法はある?

あまり知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、いつも留学保険の裏技として、『留学保険を安価にして留学に出る方法』と言うものがあります。
それがどのような方法かと言うと、こちらはココア留学生のにもご案内している方法なのですが『クレジットカードの海外旅行付帯保険』を利用した留学(正確には旅行)になります。
クレジットカードの海外旅行保険
実はクレジットカードによって、海外旅行期間中の保険が無料で付与されるものがあり、そちらを上手に活用するだけで海外留学保険料を無料にすることが可能です。
ただし無料にできるといってもどんなものでも無料にできるわけではなく、一定の条件や制限がありますので以下に記載させていただきます。
留学期間が3ヶ月以下
まず絶対の条件として覚えておいていただきたいのが、留学期間が3ヶ月以下となっている点です。
特に渡航目的が留学ではなく観光となる必要があり、ビザに関しても学生ビザでの渡航では無く『観光ビザ』での留学になることを忘れないでくださいね。
3ヶ月以上の留学はダメ?
3ヶ月以上の留学に対してクレジットカードの海外旅行付帯保険を利用しようとする場合、裏技として利用付帯を使って延期すると言う方法があります。
クレジットカードの中には、海外に出てからしばらく経った後に、そのクレジットカードを利用して現地の交通機関等の費用を支払った時点から保険が有効になるものがあります。
そうしたクレジットカードは『利用付帯保険を持ったクレジットカード』と呼ばれています。
とても便利なカードなのですが、実は、クレジットカードの付帯として利用できなくは無いのですが、残念ながら保険のカバー範囲が狭いため、3ヶ月以上の留学で延長する方法は使わないことを強く推奨させていただきます(理由は後ほどご説明させていただきますね)。
3ヶ月以下の短期留学でも複数のカード
そもそもクレジットカードの海外留学保険は保証範囲が狭いため、留学に適した保険とは言えないのが現実です。
そのため、狭い保証範囲をカバーするためには、少なくとも3枚以上のクレジットカードの保険を組み合わせる必要があります。
特にクレジットカードによっては、先にご案内した通り、クレジットカードを利用しなければ海外保険が適用されない場合(利用付帯)もありますので、組み合わせる際にも注意していただければと思います。
留学の保険加入は最低条件

次に、「どうして保険に入らなくてはいけないのか?」と言う、そもそものお話をさせていただきたいと思います。
今ではコロナにより留学生に保険加入が必須とされている国もあるですが、その条件として『日本国内の保険加入証明書』がない場合には強制退去処分と言う規定を設けている国さえあります。
実は、世界中の医療費と言うのは日本のように安価ものではなく、びっくりするぐらい高額です。
例えば、ココア留学生の中だけでも盲腸で緊急手術をしたかたや、スノーボードで背骨を骨折、よそ見をしていると壁にぶつかり肋骨を骨折など、例を挙げるとキリが無いほどの高額な保険支払いがあったりがあります。
これらの例は、軽く100万円以上の保険支払いが行われており、皆さん、本当に入ってて良かったとおっしゃられていました。
診察料が8万円?
他にも、手首をひねったので病院に行って診察を受けると、レントゲン等も無し・湿布や痛み止めなどの薬も出ないまま『8万円の医療請求が行われた』と言うのも日常の留学あるあるです。
また、海外では救急車を呼ぶだけで、乗る乗らないは関係なく3~4万円の支払いになるのは常識です。
保険がどれほど大切なのかよくわかる出来事ですね。
保険の途中加入はできるの?
さらに忘れてはいけないのは、日本の保証範囲の広い保険は海外に出てから加入することは一切できません。
これも後ほどご説明させていただきますが、留学生は必ず留学前に保険に加入しなければいけないと言うことだけ、先ずは覚えておいてください。
留学保険料はどれくらい?

さて、そこで気になる海外留学保険の保険料に関してですが、残念ながら海外留学保険は高いです。
料金にして1年間で約17~22万円になり、さらに保険料は年々値上げが行われ続けています。
保険会社によっては、その会社が取り扱う最も安い海外旅行保険で年間50万円を超えるようなものもあります。
正直、留学生にとっては非常に痛い出費となりますが、遊学費用にこうした保険料を入れる事は忘れないようにしておいていただければと思います。
保険料が高い本当の理由は?

しかしながら、どうして留学保険がこんなに高いのか?保険の真相についてお話しさせていただきます。
まずここで思い出していただきたいのは、先ほど『3ヶ月の短期留学であればクレジットカードの海外旅行付帯保険でカバーできる』と言うお話です。
3ヶ月以内なら無料なのに、それ以上の期間になると一気に高額になる海外旅行保険に加入しなくてはいけないのは、何か不公平な感じがしますよね?
実は、こうしたことになるのは、クレジットカードの海外旅行保険と留学保険と比べると、その保険利用度が全くと言って違うため、こうした料金の差が生まれてくるとお考え下さい。
旅行先で病院に行く人は少ない
普通に考えていただければ分かると思うのですが、海外旅行中に海外の病院にわざわざ行く人って本当に少ないですよね?
例えば、カンボジア旅行中に風邪を引いてしまっても、ほとんどの方の場合、帰国してから病院に行きますよね?
そうなんです。短期留学や旅行者のほとんどは海外で病院を利用することがないため、短期の保険のみクレジットカードは無料でカバーしてくれているのです。
それが、留学のように海外滞在になっている場合には、すぐに病院を利用しますよね?
特に最近の留学先では、日本人看護師や通訳がいる病院も少なくないため、病院の利用率は非常に高いです。
1回の診察と治療費で10万円程度になることを考えると、3回の病院利用で元が取れてしまうことになります。
加えて、加入する保険によっては医療通訳者を無料でつけてくれるサービスを提供している会社もあるので、保険が本当に留学生にとって大切なものだとわかります。
スマホの盗難の多発も
また、以前は盗難と言えばカメラや財布だったのですが、最近ではスマートフォン等の高額な持ち物の盗難が殺到しており、保険にはその保証もついていることを考えると、保険の利用度の高さは言うまでもありません。
皆様もご存知の通り、スマホは1台で10万円を超えるような高額な機種も普通にあるので保険料が高くなる理由もうなづけます。
ちなみに、気を付けているココア留学生でも、スマホの盗難被害に遭うケースはよく報告されています。
日本の保険は途中加入不可
それほど利用頻度の高い海外留学保険なので、当然多くの方が考えるのは「最初の3ヶ月はクレジットカードの保険を使って、その後、何かの保険加入したらいいんじゃないの?」と言う方法です。
しかし、先にお伝えしたように日本の手厚い保障のある保険は、海外で途中加入することが不可能になっています。
最近ではYOUTUBEを情報源にして、何も考えないまま渡航してしまう方もいらっしゃるのですが、日本の保険は補償範囲が非常に広く、その分、利用することがとても多いものになりますので、留学前には忘れずに日本の保険に加入するようにしてください。
また、ココア留学でも保険のご案内を手配することは可能ですので、万が一、必要な場合は以下のような流れになるので参考にしてください。
留学保険の相談ステップ
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- Step.1 留学の最大期間を決定する
- 保険の利用は長い留学であればあるほど高くなるので、最長期間で設定します。
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- Step.2 実際に保険の問い合わせをする
- 「〇〇日から留学に行くので保険の案内が欲しいです」と以下よりココア留学に連絡をする
ココア留学の留学保険相談・お問い合わせ
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- Step.3 ココア留学より即日連絡があります
- 担当スタッフに住所を連絡します
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- Step.4 保険の資料が届く
- 保険の資料を受け取って自分の留学に合わせた保険に申し込みます
留学やワーホリで保険に入らないのはアリ?まとめ

ここでは保険加入の大切さについてお話しさせていただきましたが、皆様にわかりやすくお伝えすることができましたでしょうか?
他にも留学保険では、航空機の遅延やホテル代のカバー、それに滞在先の破損に、歯科治療費など、海外生活における様々ものをカバーしてくれるようになっています。
幸いコロナの影響で保険加入は現在100%になってるので、是非、こうした利用方法もあることを知っておいていただけましたらと思います。
保険料ってほんとに高いですが留学生一人ひとりを守る大切なものになっていることを忘れないでいただけたらと思います。