留学全般

留学にペットを連れてく?ペット問題と寂しい現実。

留学にペットを連れてく?ペット問題と寂しい現実。のイメージ

ココア留学には、ペットを飼っていらっしゃる皆様や留学先のホームステイファミリーのペット問題など留学相談が耐えません。

そこで今回は留学とペットにまつわるお話について、詳しくご紹介させていただきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

ホームステイ先のペットのお話

子猫が花と遊ぶようす

留学生にとって非常に大きな問題になるのが、『ホームステイ先のペットに関わるお話』です。

基本的にホームステイに入る前には、必ずペットの可否を留学生に対して尋ねられることになるため、例えば犬や猫アレルギーがある方も安心していただける環境が留学先では既に整備されていると言えます。

しかし、時折問題になるのが、留学生とホームステイファミリーによって違う『ペットの飼い方』や『ペットに関する認識の差』についてです。

日本と欧米では違うペットの飼い方

最近では日本でも犬や猫などのペットを家の中で飼う家庭が増えましたが、欧米の文化を持つ国々では、そのほとんどの場合において家の外でペットを飼っている姿を見る事はありません

欧米諸国の文化圏ではペットは完全に各家庭の一員として迎えられており、そこに人間とペットの境目が薄いご家庭も数多くあります。

また、日本のように外の小屋で犬を鎖に繋いで飼っていると、動物愛護団体から「ペットを虐待しているのでは無いか?」という疑いの目を向けられる可能性もあるほど、ペットと人との関わり方が大きく異なります

そのため、もしこちらにいらっしゃる皆様の中に『犬は家の外で飼うもの』と言う強い固定観念を持っていらっしゃるかたがおられましたら、ペットなしのご家庭を選択されることを強く推奨させていただきます。

ペットが多すぎて留学に行けず

こちら向きに走ってくる子犬

次に、留学とペットの関係として非常に重要な問題として、『ペットが多すぎて留学に行くことができない』と言うものが御座います。

正直言って、犬や猫の寿命は人間の寿命同様に長くなる一方で、最近では20年やそれ以上の年齢まで元気に過ごしているワンちゃんやネコちゃんもいます。

そのため、例えば大学卒業後に何となく飼ったペットが、気が付けば自分が40歳を過ぎても元気にしており、「病院にもなっていないです!」と言うことも珍しくなくなりました。

ペットを預けて留学へ?

こうしてペットの寿命が延びている中、「ペットをご家族や友人に預けて留学やワーキングホリデーに出よう!」と考えていらっしゃるかたも増えてきています。

ただ、こちらで注意しておいていただきたいのは、『業者にペットを預け留学に出ることを希望される方』です。

最近では、ペットを有料で預け受ける業者が出てくるようになり、業者によっては長期間のペットのお預かりを行って頂けるようになったことで、「私はペット預かりサービスを利用して留学に出るので問題ありません!」という方も度々いらっしゃるようになりました。

ただ、現実的にペットは1匹または1頭単位で費用がかかってくることになるため、何匹かのペットがいる場合、その飼育費用は膨大なものとなってしまいます(1匹につき150,000円~250,000円/1ヵ月)。

しかしその一方で、安価にペットを受け入れている業者を見つけたとしても、『大切なペットの散歩をしないどころか劣悪な環境で飼われてしまう』という問題もニュース等で取り上げられるようになっています。

もし、ペットを複数匹、飼っていらっしゃって親など信頼できる人物に預かって頂くことができないと言う方は、残念ですが留学に出ることは現実的ではないとお考えいただければと思います。

留学生
留学生

私は猫を2匹飼っているから・・留学難しいですね。

COCOA
COCOA

そうですね・・。そうした方はオンラインで海外留学を体験できる時代ですので、そういったサービスのご利用も視野に入れてみてください!

ペットは基本的に連れていけない?

飼い主からの支持を待つ犬

次に、国によってはペットを留学に連れて行くことが可能な国もあることについて、ご紹介させていただきたいと思います。

あまり知られていませんが、国によってペット同行の可否や検疫方法それに検疫期間は異なりますが、留学にペットを同行させることが可能な国もあるため利用をお考えになられるかたもいらっしゃいます。

ただし、ペットと一緒に留学をしようとした場合、ペットは荷物として飛行機に乗り込むことになるため、気圧管理や空調の管理が一切行われていない貨物室で海外へと飛び立つことになります。

そのため、当然ですが海外に到着後には衰弱してしまったり、到着後には『既に亡くなっている』と言うケースも珍しくありません。

しかし近年では、動物愛護団体やペット愛好家の働きかけにより、ペットが飛行機の客室内に連れて入ることが許されていることがあり(エアカナダ等)、日本でも大きな話題になりました。

コロナで再び状況は一変

しかしながら、コロナのパンデミックによりペットはおろか人の移動も厳しい制限が加えられようになったため、最近では、コロナウィルスを媒介する可能性のあるペットの移動は『ほぼ不可』であるとお考えいただければと思います。

また『ほぼ不可』とお伝えする理由として、ペットの事まで考えて留学を行っている方が今現在は皆無ですので、政府に問い合わせたところで「笑われてしまうほど情報が無い」とお考えください。

ただし、もし移動が可能であっても、当然のことですが人間でも14日間の隔離が必要な国が多い中、検査や検疫によるペットにかかる時間や負担は非常に大きなものになるとお考えいただければと思います。

留学エージェント使わない?
留学エージェントなしでの留学は無謀ですか?

こちらにいらっしゃる方は余り関係ないかもですが、留学エージェントを使わずに留学することを考えていらっしゃる方に必見のお話です。正直、利用の価値はあるのでしょうか?

留学エージェントなしでの留学は無謀ですか?

ペットがいる方のココア留学の利用

外の世界に飛び出したいウサギたち

このように留学とペットには非常に大きな関係と問題がある中、ココア留学ではペットを飼われれていらっしゃるご本人のご留学およびワーキングホリデー等のご相談は一切お受けいたしておりません(ご家族や友人など信頼できる預け先が無い方)。

ペットを飼っていらっしゃる方がココア留学へとご相談される場合には、必ずカウンセラーより「留学時のペットの世話は誰が行うのか?」と言うご質問にお答えいただくことになります。

例えば、先にご紹介したようなペットお預かりサービスや長期預かり施設等に預けることを考えていらっしゃる方のからの留学相談は、全て『ご相談不可』となりますのでご注意いただければと思います。

ペットを同行させる場合

また状況によってはペットを同行させる留学に関しても『不可』とさせていただく場合もございます。

と言いますのも、留学中、留学先と日本との間でどのような法律変化が起こるかも予想できないため、例えば「留学時はカナダに愛犬を連れて行くことができたのに、帰国時にはペットの狂犬病問題が出て帰国ができなくなった」というような場合、とても大きなトラブルになるためです。

また、海外ではペット可能物件は探すのは非常に困難であるだけでなく、当然ですが滞在費用も跳ね上がりますので、実際にご予算的な面を考えても現実的では無いとお考えください。

留学中の家賃について!
留学やワーホリ中の家賃や家具は一体どうするの?

留学生の中には、留学中の家賃はどうしたら良いんだろ?と悩んでいらっしゃる方も少なくありません。よかったらこちらも併せてご覧になられてみてください!

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留学にペットを連れてく?ペット問題と寂しい現実。まとめ

一緒に仲良く寝ている犬と猫

さて今回は、留学とペットの関係について詳しくご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

留学を考えていらっしゃったのに、がっかりされてしまった方も中にはいらっしゃったかと思います・・。

ただ、飼っていた愛犬が歳を取り、認知症となり毎晩鳴き叫び起こされ、肝臓が弱ってからは自ら点滴の針を刺し・・という2年近く介護を経験すると、さすがにペットの世話を放棄した留学を応援することは、なかなかできそうにありません。

大変、身勝手なのは承知の上なのですが、ココア留学のサポートの可否について、ご理解およびお許し頂けたらと心より願っております。