留学全般

コロナで留学が必要な人たちが増える未来

コロナで留学が必要な人たちが増える未来のイメージ

「コロナになってから留学は大きく変わりましたか?」または「今後留学はどのように変わっていきますか?」と言うご質問をお受けすることがあります。

そこで今回は、コロナによって変わってしまった留学と、これからの留学について詳しくご紹介させていただきたいと思います。

コロナで変わったオンラインの壁

本を選んでいる外国人女性

コロナのパンデミック以前の留学といえば、旅行の延長線上のような留学が主軸で、留学生の90%以上は1ヵ月以下の短期留学となっていました。

しかし、コロナの影響により短期留学や海外旅行が一切禁止になったことに加え、オンラインでの学習に抵抗がなくなった学生が増えた事から、コロナ禍ではオンライン留学と言う形が、日本だけでなく世界中で一気に普及いたしました。

こうした変化は、世界中の学校にも影響与え、今では、日本にいながらして世界各国の有名大学の講義をLiveで受講することが可能になりました。

正直、世界中の教育専門家もここまでの変化が起こるとは誰も予想していなかったに違いありません。

拡大したのは意識レベルの差

眼鏡をかけている知的な留学生

そうした中で、大きな問題になったのはオンラインレッスンにおける学力差の拡大です。

日本で大きな問題になりましたが、オンラインレッスンではやる気のある学生の学力はどんどん上昇していった一方で、やる気のない生徒に関しては、さらに成績が落ちていくと言うことが確認されました。

確かに想像していただければわかると思いますが、勉強がどんなに嫌いでも、学校に通ってさえいれば少なくとも授業が耳に入ってきますが、オンラインレッスンに関して言えば、部屋には漫画やゲームに音楽などの誘惑がある中で授業が行われるわけです。

もともとやる気のない学生にとって、授業が耳に届くはずはありませんよね?

留学生
留学生

自分の部屋で授業を受けるってことですよね?集中できる気がしないなぁ・・。

COCOA
COCOA

どうしても「やる気の有無」によって成績に差がついてしまうので、自分なりに学習環境を整えることも大事ですね!

高校生が留学する目的は英語力じゃあかんの!?
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英語で給料が決まる時代へ

海外のオフィスで働いている外国人女性

そうした中で、コロナ禍で大幅に変わったのは、英語をビジネスレベルで使える人材の給与だと言うことについてご存じない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

こうしたデータは様々な企業によって調べられているのですが、人材会社Dai Jobのデータによると、英語が使えるか使えないかにより、コロナ前と比較して50代の女性の平均年収が1.7倍にも増えたことがわかりました。

これはオンラインにより世界中で英語を利用される機会が増えたことや、英語でのビジネスチャンスが増えたことを意味していますが、年収は約271万円もの差となっています。

また、英語が使える人と英語が使えない人とで比較した場合では、50代女性の年収は2.2倍もの開きがあることがわかりました。
(50代女性の平均年収は約310万円、ビジネスレベルの英語力を持つ50代女性の平均年収は約679万円)

完全に英語により給料が大幅に左右される時代になってきたとお考えいただければと思います。

なぜ50代女性の年収が上がる?

しかしながらここで例として挙げさせていただいたものは、50代の女性の年収だったわけですが、なぜ50代の英語力が給料に差を生み出すのでしょう?

それは、英語力が企業経営者や役員レベルに必須の時代がやってきているためです。

実際、男性のデータをとってみても、女性ほど大きな開きがないとは言え、ビジネスレベルで英語ができる人とできない人とでは、英語語ができる方の方が平均年収が70万円~80万円ほど高い傾向にあります。

コロナ後の年収格差は更に拡大する?

ただ、この程度の年収差で驚いている場合ではありません。

コロナ後は、人材不足の日本に世界各国からの労働者が移民として一気に押し寄せてきます

そうした中で海外からやってくる移民者の多くは優秀な人材が多く、今後、日本の企業で重要なポジションに就くことになることは避けられない状況となっています。

移民大国のカナダでは既にそうした動きが始まっており、既にカナダ人の平均年収よりも移民者の平均年収の方が高くなってしまっております。

そうした中で、今後はさらに英語ができるできないによって、給与に差が生まれることが予想されております。

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コロナ後の留学の考え方

飛行機と高層ビル

さて、「将来を意識するのであれば英語力がどれほど大切なものになるか?」ということについて少しご理解いただけたのではないでしょうか?

実は、既にアンテナの高い学生や社会人の皆様は、こうした日本の将来像について敏感に反応しており、実は、コロナ真っ只中においても長期留学のご相談にいらっしゃいました。

今から留学を考える方々と言うのは、その方々がパイオニアとするのであれば、第二陣と言う位置づけになるとお考え下さい。

第二陣の方々に必要なのは、これまで2年間も留学を我慢されていた方々が一気に留学に出ることになるため、どうしても予約が殺到してしまいます。

既に、2020年末には、過去最高の入学者数を記録する学校が出たり、進学コースが2021年夏まで満席となっているスクールも出始めています

先ずは、少しでも早く動く事を意識していただければと思います。

2022年の留学は?

2022年になると、留学希望者は完全に受け入れの限度を超えてしまい、入学拒否を受けることも少なくない見込みです。

また、学費に関して言うと、2021年3月現在は例年の80%から90%の費用で収まっていますが、既に例年の学費に戻す学校も増えてきています。

2022年度には例年の約1.2~2.5倍程度の学費を視野に入れていただけばと思います。

コロナで留学が必要な人たちが増える未来まとめ

スニーカーを履いている子供の足元

コロナにより給料がこんなに差があるとは知らなかった方もきっと多いはずです。

今後はこうした差はどんどんと広がっていくことが考えられておりますので、少しでも安い学費で留学をお考えになられる方はお早めにご相談いただければと思います。

今回も最後までご覧になっていただき本当にありがとうございます。