留学が辛い・日本に帰りたいと思った時の解決方法TOP3
留学に出発する前までは、パスポートの期限やら学校やホームステイのことなど多くのことに考えを巡らせて期待や不安を持つものですが、中には「留学に行ってしまえば何とかなるだろう!」と、気が付けば楽観的に考えしまい、留学に対するワクワク感だけで進んで行ってしまう方がいらっしゃいます。
しかし、当然ですがワクワク感がいつまでも続くことは無く、留学先で不安や挫折を味わう中で、精神的にポジティブな面が失われネガティブになってしまい「留学が辛い!日本に帰りたい!」と思ってしまう生徒さんもいらっしゃいます。
そこでここでは、「日本に帰りたい!」という気持ちが生まれてしまった時の『解決方法』についてご紹介していきます!辛い思いをしていらっしゃる方々の何かのヒントになれば嬉しいです。
動画で見たい人はこちらから!
留学が辛くて帰りたくなる気持ち、本当に良くわかります。
「そんな時にどのように考えて行動すれば良いのか?」何かの助けになるかも知れないので良かったら動画をご覧ください。
帰国を考える
「留学が辛い!日本に帰りたい!」と思ったら、先ずは真っ先に帰国を考えましょう!
「えっ?帰国について考えてもいいの?」と不意を突かれてしまった方もいらっしゃるかと思いますが、「留学が辛いな・・」と感じた時に想定しなければいけない一番の最悪な状況は、『うつ状態になってしまうこと』です。
うつ症状が進行すると、何にも手が付かないようになり、人に会うことや話すことに恐怖を感じたり、ベッドから起き上がれなくなるなど、『帰国』という手段すら取れなくなってしまいます。
そこで「辛いなぁ、日本に帰りたいなぁ」と思った時は、まずは「いつでも帰れるんだ!」と思う気持ちを持っていただければと思います。
本気で帰国しようと思えば、明日でも、1週間後でも、1ヵ月後でも、いつでも日本へ帰ることはできてしまいます(コロナ期間は非常に難しかったですが・・)。
帰りたくなったときはネガティブな思考をストップさせるために、休んで、体力や気力、思考力を回復させることを優先させて頂ければと思います。
ココア留学では、こうした生徒に対して休学制度やバケーションの申請を打診したり、裏でご家族の方や学校の方と調整することもあるのですが、積極的に学校の休暇制度を利用して何もしないという時間も作ってみるようにしてみてください。
- 海外でうつ症状が進行して行くことは絶対に避ける
- 学校の休暇制度の利用も積極的に考える
うつ状態になってしまったら
ココア留学でサポートする中でも、年に数名はうつ症状を訴える生徒さんがいらっしゃり、特に、コロナ後はSNSなどの影響もあり、サポートを必要とされる生徒さんは増加傾向にあります。
夜、寝つきが悪く、寝不足になってしまったという軽い相談から、人と話すことが怖くなってしまったという方まで様々いらっしゃいました。
そんな方々へ、まずお伝えするのは「何も考えず、休んでください」という言葉です。
このような状態になる方の多くは「なんでこんなことも出来ないんだろう?」とか、「これが出来なかったら将来が不安・・」というように、何かに真剣に取り組もうとした結果、思う様に進まず、反省を繰り返すうちに、負のスパイラルに陥り、ネガティブな思考から抜け出せなくなってしまったおっしゃいます。
そのスパイラルから抜け出すためにも、頭が休みたくない状況であったとしても身体は休め、正常な思考を取り戻すことが必要です。
また、症状によっては専門医への受診を推奨させて頂くケースもありますが、「やばい!」と感じた時には「早急に対応することが大切だ!」と覚えておいて頂ければと思います。
- 頭が休めない状況ならば体を休めること
- 体が休めない状況ならば頭を休めること
日本で家族や友達に囲まれていてもコロナで精神的に弱っている人が多い訳ですから、頼れる人のいない留学先でうつ病になってしまうのも理解できます・・。
特に、夕方や夜は気持ちが落ちてしまいやすい時間帯になるので、SNSを始め、ゲームやYouTubeなどを見すぎたり、やり過ぎないようにすることも大切です!
帰国を思い留まる
「結局、帰国を止めるの?」と思われたかもしれませんが、続いては帰国について思い留まるというお話をさせて頂きたいと思います。
明日と来週で違いがあるか?
今、帰国について考えていらっしゃる皆様にとって、例えば「明日、帰国をする!」と言うのと、「来週、帰国する!」と言うのではどれほどの差がありますでしょうか?
おそらく両者にそこまで大きな差となる方はいらっしゃらないかと思うのですが、もし1週間で大きな違いとなってしまうほど追い詰められてしまっている方は迷わずに帰国の道を選択してください。
しかし、明日と来週を比べてみて「それほど大きな差は無いかも?」と思われるようならば、体を休めて正常な思考力を取り戻したら、帰国の決断をする前に考えて頂きたいことがあります。
それは、「もし、あなたが日本へとこのまま帰国したとしたら、その先で何が起こるか?」ということについてです。
- 1週間が大きな差となるほど追い詰められている人は即帰国の選択をする!
ここで帰国したらどんな未来が?
さて、ここに残っていらっしゃる方は、超が付くほどの緊急性のある方々では無いようにしてください。
自分には緊急性が無いことを知って頂けた皆様には、漠然とした物事に対して不安になったり考えることは止めて頂いて、一旦、「今の自分がこのまま帰国したらどうなるか?」について具体的に思い浮かべてみてください。
留学に行く前の自分と、今の自分とで何か変わっていましたでしょうか?
「何も変わっていない!」と思うか「むしろ悪くなっている?」と感じられる方が多かったのでは無いでしょうか?
それもそのはず、「留学が辛い!」と思った時のあなたは、計画していた留学の志半ばで帰国を考えていて、「最後までやり切れば何かしら達成できているかもしれない?」と思えるところにすら到達できていないからです。
そして可能であれば、留学を応援して頂けた方々の顔を思い浮かべてみてください。何か熱いものが込み上げてくるかも知れません。
- あなたの留学を応援してくれている人がいる!
頼れる人に相談をする!
もし本気で帰国についての悩みが止まらないならば、お世話になっているエージェントに連絡してみるというのも1つの方法です。
ココア留学では、渡航した後もサポートが続くため、日々留学中の生徒さんから進路相談やキャリア相談などのご連絡なども頂きますが、生徒さんには必ず個別に定期的な連絡が入るようになっています。
場合によっては、生徒さんとコンサルタントの何気ない会話の中でも、実は、精神的なサポートもさせて頂いていたりもするのですが、そうした心理的なサポートを行っている人に相談されることも帰国前には視野に入れてください。
- 心理的に支えてくれるような人に的確なアドバイスを貰う!
うわーん!!ホームシックってこんなに寂しいのー?!もう耐えられない~!!
ホームシックは1~2週間、もしくは友達が出来た時点で抜け出せる方がほとんどです。そんな時は、海外にいることを気にせず、家族や友達に電話してみるのも1つの手ですね!
留学が嫌だと思う理由を考える
留学先に一旦留まることを選択されたあなたが、次にしなくてはいけないことは『原因の究明』に関してです。
今、あなたに留学が辛いという思いにさせている原因は、まだあなたの中に残っているのですから、これを根本的に解決していかなくてはなりません。
留学が辛いと思ったことには、必ず原因があるはずです。
英語力が上達しないことへの苛立ち、友人関係が上手くいかないことへの不安、家族から離れたことへの不安や心配など人によって様々だと思います。
ここで大切なのは、イライラした感情やモヤモヤとした不安を帰りたい要素として一緒くたにするのではなく、細かく分けて、それぞれ書き出してみることです。
- 留学が嫌だと思う理由、イライラやモヤモヤを細かく書き出してみる!
自分で解決できるものに注力する!
留学に対する嫌な理由を細かく書き出せたならば、続いては書き出した内容について『自分で解決できること』と『自分で解決できないこと』に仕分けしていきます。
例えば、英語力が上達しないことへの苛立ちであれば、勉強方法の見直しや時間の経過によって自己解決することが可能なので、自己解決ができるものにします。
一方で、母の手料理が食べたいや日本の友人と一緒に遊びたいと言ったものは、自分がいくら頑張っても解決することができないので、自己解決ができないものにします。
また、友人関係が上手くいかないことへの不安については、クラス替えや最悪、転校により付き合う人を変えてみたり、進学で環境が変わることによって不安が消えていくことがありますので、自己解決ができるものとします。
留学生のほとんどが漠然とした将来への不安や現状への苛立ちによって、留学を断念するまでの精神状態に陥っていますが、このように細かく要因を見ていくことで、「自分が対処すべきことなのかどうか?」「自分が悩むべきことなのか?」ということが明確になります。
自己解決ができないものは自分でいくら頑張っても解決できないので、悩むのは自己解決ができるものだけにして、まずは自分の努力でどうにかなる部分を解決することから始めてみてください。
また、他には留学カウンセラーなどに聞いて貰ったり、言葉に出してみることで楽になれる方もいらっしゃるので、一度誰かにすべてを話してみるというのも不安解消の方法だと覚えておいて頂ければと思います。
- 自己解決できる悩みにのみ集中して対処する
- 文字や言葉に出して不安を解消する方法もある
1136の法則
前述で要因を細かく分けて分析することをあげましたが、時には悩みや心配など関係なく、精神的に落ち込む時期があります。
ココア留学では、これを「1136の法則」と呼んでいます。
詳しくは下記に紹介する記事をご覧頂きたいのですが、要は留学に対するワクワクした気持ちには上がり下がりがあり、モチベーションに影響する『時期』が留学にはあるということです。
この時期は、いくら要因を考えても、不安に陥るだけだったりするので、目の前のことに集中することを心がけてみてください。
- 1136という留学中に不安定になる時期がある!
ありがとうございます!
どのように悩んだら良いかさえ分かっていなかった自分に気づきました・・。
悩みが多い人は同時にたくさんのことを考えてしまっていることが多いので、「自分が本当に悩むべきことは何なのか?」に焦点を当てると良いです!
解決するまでのステップ
これまで、留学をやめたい!帰りたい!と思った際の解決方法について、順を追ってお話してきましたが、解決するまでの1つのステップをご紹介していきますね!
解決するまでのステップ
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- Step.1 いつでも帰国できる心持ちを持つ
- 前述の通り、心に余裕を持つためにもこの気持ちを持っておくととても気楽になれます。
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- Step.2 休む
- とにかく休んでください。
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- Step.3 一旦帰国を思い留まる
- 冷静に次の進路を考えるためにも、一旦立ち止まってみてください。
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- Step.4 自分の体力や精神状態について把握する
- 辛いと思う気持ちや帰りたいという気持ちが落ち着いたら、その時に自分の健康状態が少しネガティブなっている軽いものなのか、身体にも影響が出るほどの重い状態なのか、一度ご自身と向き合って確認してみてください。
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- Step.5 留学が嫌だと思う理由を考える
- 漠然とした不安を抱えるのではなく、細かく要因を分けて、対処法を考えてみてください。 この際エージェントに相談してみると、別の視点からアドバイスを貰えるかもしれません。
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- Step.6 帰国するべきか、残るべきかの判断
- やっとここで、最終判断をしていきましょう。今帰ることのメリット・デメリットを今一度考えてみると、モチベーションにも変化があるかと思います。
- 留学は多くの人にとって一生に1度のイベントなので、ゆっくり考えると良い!
本当にしっかりと考える気持ちが生まれました!
ここまで明確に留学に関する悩みの解決や考えたについて書かれた動画や書籍などは無いので、参考にされてみてくださいね!
留学が辛い・日本に帰りたいと思った時の解決方法TOP3まとめ
ここまでご覧頂きまして、ありがとうございます。
少し精神論的なお話になってしまいましたが、留学に何か目標や目的をもって行かれた方は常に全力投球だったりするので、一旦立ち止まる時間を作ると、少し心の余裕が出来ることもあります。
逆に立ち止まることによって焦りが出てくる方もいらっしゃいますが、疲れた思考では、適切な判断も出来ませんので、立ち止まるというよりは休んでいると思い、リフレッシュする自分のための時間を作ってあげると良いのではないでしょうか。
留学は人生の中でも大きな自己投資の一つになりますので、何か選択する際は、不安や心配などの衝動的な気持ちによるものではなく、考えた上で行動されて下さいね。
考える際のサポートや落ち込んだ時の話し相手にココア留学コンサルタントが居ることを覚えておいてくださいね。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。