大学生の留学で奨学金が使えますか?【5分で簡単理解!】
大学生の皆様が留学を考えるとき「留学費用がめっちゃ高い!!」とビビッてしまうかたが本当に多いのですが、次に皆様が考えるのは「もしかして奨学金のルートがあるのでは・・?」と言う淡い期待ですよね?
そこでここでは、メンドクサイ長い解説は一切排除して、ここにいらっしゃる皆様が奨学金を得て海外留学に出ることができるか5分、いや3分で理解して頂けるようにご紹介させて頂きます!
いきなり留学奨学金への最大の壁『英語力』!
いきなりですが、大学生が留学に出るために奨学金をゲットしようとした時に最大の壁となるのは『英語力』です!!
皆様、国際英語資格テストである『IELTS』を受験したことがありますでしょうか?
受験したことが無い方は、まずテストの受験から始まることになりますが、奨学金を受けるための英語力としては『IELTSスコア6.0以上』が目安で、英検で言うと準1級~1級レベルになるとお考えください。
そこで先ずは、こちらにいらっしゃる大学生の皆様の中で『英検準1級以上の英語力をお持ちの方』は、以下を参考にして頂ければ頂ければと思います。
しかしながら、海外留学経験者や帰国子女、それに外資系企業で勤務されていらっしゃる方のIELTSの平均スコアが『5.8』となっていますので、当然ですがIELTS6.0以上を持っていない大学生が大部分になることは言うまでもありません。
そこで「英語力にはちょっと自信がないよ!」という方は、以下の奨学金については読み飛ばして頂ければと思います。
IELTS6.0以上で海外短大大学に進学される大学生へ
■日本学生支援機構JASSO
独立行政法人の日本学生支援機構が紹介している奨学金で、基本的に「あぁ。あの人なら奨学金貰えるの分かる・・」という方が対象となるような奨学金を検索できます。
IELTS5.5以上(理系5.0以上)で海外短大大学に学部留学される大学生へ
■業務スーパージャパンドリーム財団
あの業務スーパーが行っている奨学金で、あまり知られていないですが国内名門大学の留学部門の方々の間では、後でご紹介する『トビタテ!留学JAPAN』より審査も簡単で自由だと有名ですが、知らない人はきっと多いですよね?
語学留学に関しての申請はNGです。しかし既に英語での授業に理解ができる方には、海外大学への学部留学(12ヵ月以内)などで最適なものとなっております。
- 周りの大学生と比較して優秀なら『日本学生支援機構JASSO』がオススメ
- 英語が得意で学部留学が希望ならば『業務スーパージャパンドリーム財団』がオススメ
私の場合、英語学習が必要になるので難しそうです・・。
留学される方の中で、語学学習が必要ない大学生は本当にほとんどいらっしゃらないので安心してくださいね!
トビタテ!留学JAPANと言う奨学金とは?
次に、ほとんどの大学生はご存知かと思いますが『官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム』というプログラムについてです。
簡単に言うと民間企業と政府が協力して「海外留学に出たい大学生に対して奨学金を提供しよう!」という制度なのですが、こちらの倍率は約3倍と奨学金にしてはそこまで高いものでは無く、英語力なども問われていないので狙い目です!
しかし、その一方で、トビタテ!留学JAPANも英語力アップなどを目的とした留学では残念ながら奨学金が出ないので、例えば「一芸が有って、それを海外で広めてくる!」と言ったものや「理系でロボット開発やITを学びたい!」ということができる方ならば応募チャンス有りです!!
しかしながら、「他の人より得意なこととか持ってないし、ボランティアとかやってる場合じゃない、自分で全部計画して海外でアポイトメントの電話して・・ってできる訳ないじゃん!」という方は、こちらもスキップしてください!
英語力は無いけど行動力が凄い大学生へ
■トビタテ!留学JAPAN
周りの友達の中でも「私が一番行動力がある!」という方ならば、審査が厳しく長くなりますが奨学金チャンス有りです!
- 得意分野が有ったり、日々、打ち込んでいることが有り、それが他の人よりも評価されているなら『トビタテ!留学JAPAN』で奨学金のチャンス!
学種 | 貸与割合 | |
---|---|---|
2007年 | 2017年 | |
大学・短大(通信除く) | 29.9 | 37.5 |
大学院 | 39.6 | 30.0 |
高等専門学校 | 11.3 | 7.3 |
専修学校専門課程 | 23.4 | 41.3 |
利用率 | 29.2 (3.4人に1人) |
37.2 (2.7人に1人) |
※ 高校生が減ったのは高校授業料無償化による。それでも3人に1人が奨学金を利用しています。
(日本学生支援機構:2017年度調べ)
大学生活ではずっと海外から来た留学生の『生活サポートボランティア』をやってきたので、私にもチャンスがありそうですね!
日ごろから国際的な社会貢献活動に携わっている大学生は、面接でも沢山アピールできる材料が沢山あるので選考する側にも好印象を与えそうですよね!
あなたには対象になる奨学金がありません・・
正直、ここまで読んで頂いている大学生の方が大多数だと思うのですが、残念ですがここまでくると留学を希望する大学生の皆様に対して可能性が高い奨学金制度はありません・・。
しかしながら、中には「ええええ!!ウソでしょ!奨学金のリストとかに色々書いてたよ!」と思っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうおっしゃる方も時折いらっしゃるのですが、上記に加えて各大学が行っている奨学金や県や街などが行っている自治体の奨学金などを見ると、これまでご案内したような要件や更に厳しい募集条件となってしまっているのが現実です。
「世知辛い世の中ですよね・・。」
ただ、それでもやっぱり社会人の留学はリスクが大きくなってしまうので、「なんとしてでも大学在学中での留学を経験しておきたい!」と考えていらっしゃる方がほとんどだと思います。
そうした方に奨学金では無く、日本政府が教育支援を行っている教育ローンを視野にいれてみてください。
- 大学生に対する留学奨学金は想像以上に少ない・難易度が高い
奨学金のリストとか見てたら「沢山あるのかな?」って思いますが、実際、募集要項を見ていると本当にハードルが高い気がします・・。
正直、「誰でも対象だよ!」というような大学生に対する奨学金は、残念ながら日本には無いというのが本音です。
奨学金と言う名の教育ローンに手を出す!
日本には先に紹介したような返済が一切不要となる『給付型と呼ばれる奨学金』と『返済型と呼ばれる奨学金』の2種類が有り、最終手段として返済型の奨学金を利用して渡航する方法です。
こちらは最終手段になりますが『日本政策金融公庫』と呼ばれる国の教育ローンを利用して渡航します。
日本政策金融公庫で教育ローン対象になるのは世帯年収が一定以下となるので注意が必要ですが、銀行などが行っている教育ローン金利よりもかなり安く設定されているので、返済型の奨学金を利用するならばこの方法より良いものは無いです。
ただ、「教育ローンと聞くとハードルが上がってしまうよね・・」と思われる方もいらっしゃる方がほとんどですよね・・。
利用される際は、必ず4~5年程度の将来設計と返済プランについても留学エージェントと一緒に考えておくことを強く推奨させて頂きます。
教育ローンでも留学したい大学生へ
■日本政策金融公庫
日本の高校や大学進学などに利用されている国の教育ローンで、利用件数は年間11万件以上にもなります。
日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)募集ページへ
- 日本政府が運営している『日本政策金融公庫』の奨学金は返済が必要
- 金利は他のローンと比較してもかなり低く設定されている
返済プランが無いままの利用は気を付けないといけなそうですね!
例えば、将来の給与がアップするので返済が可能となる見通しが立てられたり、社会人留学となるリスクを考えて、学生の間に留学をしておくと有利に働く場合などに利用を考えておくと良いです!
大学生の留学で奨学金が使えますか?【5分で簡単理解!】まとめ
大学生の奨学金について、いっくら調べても最終的に求められるのは「英語力」「学校の成績」「今までやってきたこと」「スキル」と言ったものになり、結局、留学を希望者される大学生の内、95%以上の方が受けられる奨学金は無いと言うのが現実です。。
「そこでどうするのか?」
そこで大学生が留学奨学金を目指すことができるのは以下のような方法になります。
- めちゃくちゃ英語を勉強する(⇒やれるならやってる感・・)
- 行動をしまくってアピールできるものを増やす(⇒バイト忙しいよ・・)
- アルバイトでお金を貯める(⇒貯まらないから奨学金探している)
- 教育ローン(⇒返済するくらいなら留学に行きたくない)
正直言って『奨学金ってほとんどの方にとって絶望的』ですよね・・。
そこで、ここにいらっしゃる大学生の皆さんに考えて頂きたいのは「どれだけ本気で留学をしたいか?自分の心に聞いてみる!」と言うとても重要なポイントです。
そして、本気で在学中に留学に出たいと思うのならば、短期・長期の留学などをガッツリと組み合わせて『留学奨学金を狙うための留学を作る!』と言う方法を考えてみるのも1つの手だったりします!
大学生のための留学奨学金を狙うための留学とは?
「留学奨学金を狙う留学って何?」となると思いますが、ココア留学は『そもそもが完全手数料無料で完全オリジナルの留学を1人1人のお作りしている留学会社』なので、留学奨学金を狙った留学を作成することが可能だったりします。
例えば、「最初から留学を2度に分けて計画して、1回目の留学費用としては短期(1~3ヵ月)の50万円留学でスタートして、『1回目の短期留学で奨学金留学金を狙う留学』にして、『2度目の長期留学を返済不要の奨学金留学』にする!」と言う方法を作ります。(費用50万円で1年以上の長期留学までをお作りします)
ただし、こちらの留学は誰にでもお作りできるものでは無く、時間的に有限な大学生活の中に織り込むには、初回の留学から作り込んで狙わないと絶対に達成できないレベルの高い留学になりますのでご注意ください。
(※ 私は既にフィリピン留学に行ったので、2度目の奨学金を使った留学だけを作ってください!は残念ながら手遅れのNGになります)
大学生の留学奨学金について
こちらのお話を読まれて、「あぁ・・私、やっちゃったな・・」と思われた方もきっと少なく無いはずです。
人生のリカバリーはいつも大変ですので、やってしまった方は振り返らずに、次のステップを全く新しい形で留学をゼロから作っていくことを考えて頂けたらと思います。
そして最後に家庭環境の問題で大学を諦めるものの、最終的にアメリカで実業家として成功したアンソニー・ロビンズの言葉をご覧ください。
『お金さえあれば、人生の問題はすべて解決すると思っているなら大間違いだ。
あらゆる問題の原因は、あなたの内面にある。
まずはそれに気がつかなくてはならない。』
1人でも多くの大学生の皆様に「最高のレベルで少しでも安い留学を!」ご提供させて頂くこと。皆様とご一緒に私どもも毎日奨学金についての勉強や見直しを行っておりますので、最新の奨学金留学についてはコンサルタントまでお気軽にご相談ください。