大学生留学

大学生の1年間の休学留学がトレンドになる格差社会とは?

大学生の留学と言えば短期留学だった!

短期留学を楽しむハーフの大学生

恐らくご存知の方も多いと思いますが、これまでの大学生の留学と言えば『短期留学』が主流で、大学生の留学全体に占める短期留学の割合は約99%という怖いくらいになっていました。

しかし、最近の留学のトレンドは徐々に変わり始めており、さらに意識の高い学生の間では「大学生で短期留学ってヤバいんじゃない?」という話をよく聞くようになってきていることは余り知られていませんよね?

ほんの2~3年前までは、短期留学の大学生を増やそうと言う試みが大々的に行われていましたが、その傾向も今は下火になりつつあり、しかも政府が短期留学を増やそうとしている世代は大学生から高校生へとシフトし始めていたりするので時代の流れは早いものです。

そこでここでは、自分たちの将来について心配する大学生の皆様、そしてそのご家族のために、「最近の大学生のトレンドが短期留学から1年の休学留学へと変化している」というお話をご紹介させていただきたいと思います。

他ではなかなか聞くことができないお話だと思いますので、もし皆様のお時間を許されるようでしたら最後までお付き合い頂きましたら幸いです。

インバウンドビジネスに英語が必須の時代へ

「島国日本」をイメージする海外の海

まず初めに大学生の短期留学が減っている最大の理由となっている『日本の経済状況』について少しだけお話させていただきたいと思います。

世界の経済大国日本と言われた時代も終わりを告げ、悲しいことにGDPは中国に抜かれ世界第3位となってしまいました。

更に経済専門家たちの間では、今後さらなる経済状態の下落も何年かうちに現実となってしまうだろうと予想されています。

そうした中で、海外の富裕層をターゲットとした仕事であるインバウンドビジネスは急激な成長を見せており、良い風に考えると、いわゆる日本の『おもてなし』が世界的な広がりを見せていると言う状況になっています。

しかしながら、実は、東南アジアを代表とする”発展途上国”と呼ばれる国々の状況を見てみると、こうしたインバウンドビジネスが大きくなっている国では、『外国人を対象にした仕事をしている人』と『国内の住人を対象にしている仕事』との間で非常に大きな金銭的格差が生みだされる原因になっていたりします。

そして、その格差を生み出している根本的ものがコミュニケーション能力であり、つまりは『英語力』となっています。

企業も英語ができる人材にフォーカス

近年では翻訳技術の発達により以前に比べ翻訳ソフトも高性能になりましたが、それでもやはり企業側にとって通訳を介さない語学力のある人材は貴重です。

と言うのも、企業にとって英語ができる人材を雇用することは、海外へものを売り出すことができたり外国人を対象にしたビジネスを可能し、そして外国人を対象としたビジネスを行うことで日本国内だけをターゲットにした事業に比べて大幅に利益率が高くすることができると言うメリットがあるためです。

これがどういうことかと言うと、英語を武器にして世界的なビジネスを広げることができる会社は成長し、それ以外の会社と言うのは苦しい立場に置かれると言うことを意味しており、さらにこの解釈を噛み砕くと、「英語を武器にして働いている人材は貴重なので給料がますます高くなるが、英語が話せない人材はどうしても収益率が悪いため給料がますます低くなる」ということを意味します。

留学を考えていらっしゃる大学生の皆様には、是非、「これが現在の日本が置かれている立場なんだ!」と考えていただければと思います。

日本人留学者数の多い大学
学校名(公私) 派遣数(人)
立命館大学(私) 1,543
関西外国語大学(私) 1,525
早稲田大学(私) 1,478
関西学院大学(私) 1,449
芝浦工業大学(私) 1,025
東京大学(公) 1,021
立教大学(私) 922
同志社大学(私) 883
城西国際大学(私) 858
明治大学(私) 852
近畿大学(私) 838
東京外国語大学(公) 836
国際医療福祉大学(私) 819
法政大学(私) 819
北海道大学(公) 811
上智大学(私) 808
千葉大学(公) 798
東洋大学(私) 776
広島大学(公) 744
慶應義塾大学(私) 744

※ 日本は世界と比較して教育期間がかなり短い。国民の平均教育レベルの高さと社会人教育のレベルの高さにより、GDPが支えられいるとも言える。
(OECD経済協力開発機構:2017年度調べ)

格差が生まれている有名TOP大学との差

格差が生まれているイメージ

さらにこうした格差が生まれる状態に拍車をかけているのは、親や祖父母などの貧富の差がダイレクトに子供や孫の世代まで影響していると言う現実です。

現在日本の学力TOPをほこる東京大学などを代表とした有名大学の学生の内、そのご両親の年収が950万円以上を超えている富裕層の階級以上となる割合は、なんと全体の60%を超えています。

これが一体どういうことかと言うと、両親が富裕層であれば子供たちは良い大学に進学できる可能性が高いが、一方で家庭的の経済状況が苦しい場合はどうしても良い大学に進学する可能性が低いということを意味しています。

基本的に良い大学に進学すると卒業後の年収も一般的な大学に比べ高くなるため、必然的にその子供たちもまた良い大学に進学するチャンスが広がっていくことになります。

それもそのはずです。富裕層のご家族は子供に小さな頃から英語教育を行っており、「英語が話せる環境が当たり前」と言う環境で育っているためです。

つまりは「英語を話せるかどうかが1つのステータスになり、将来の生活レベルを決定するポイントになっている」と言うのが今の日本の現状であると覚えておいていただければと思います。

気づき始めている大学生の行動の早さ

留学を考えている大学生

そんな中、やはり有名大学に通う大学生からはこうした現状に気づき始めている子たちがかなりの数います。

というのは、周りにいる学生の多くが幼い頃から英語教育を受けてきた富裕層の子供と言うケースが大多数を占めるため、より敏感に自分たちの置かれている状況について察知したわけです。

そうした子供たちの多くは、「2~3ヶ月の短期留学くらいで英語が身に付くはずがない」と英語力を短い期間で向上させることが難しいと言う現実についても気づいているため、留学と言う選択肢を選ぶ際、必ずと言っていいほど1年以上の長期留学を選択します。

しかしながら1年の留学期間を得るためには、どうしても学校を休学せねばなりません。

ただ、日本の大学の多くは「1年間の休学費用を年間学費の半額となる50万円程度と設定している」と言う事実がありますので、そう考えると、休学留学のハードルは決して低いものではありませんよね。

今すぐにでも海外に行きたい!留学に出たい!英語を勉強したい!」そんな意識レベルが高い大学生が増え始めているのに、こうした様々な原因が重なり学びたい学生たちの足かせになっていることを日々痛感しています。

そんな時はどうすれば良いか?

まずは留学の休学留学に詳しい専門家へとご相談ください。

休学留学について力を入れている留学カウンセラーさんは、必ず何百ページもある学校のシラバスを読み込み「何とかして留学費用を抑えられないか?」と考えて頂けるはずです。

そして、その後で一緒になって休学留学の道筋を示してくれますので、休学という大きな決断を取ろうとしている大学生にとっての大きな力になっていただけます。

また、その時の注意点としては、留学の方法は無数にあるので、その中から最適な留学をチョイスすることが最も重要になると心に留めておいて頂けたらと思います。

大学生の1年間の休学留学がトレンドになる格差社会とは?まとめ

さて、ここまで「大学生の留学のトレンドは1年間の休学留学になってきている」ということについて熱く語らせていただきましたが、1人でも多くの学生に「海外で戦うためには短期留学ではダメだ!」と言うことに気がついていただければと思います。

特に夏の短期留学で日本人大学生がたくさん集まる寮では、「毎晩のように飲み会や宴会が開かれパーティー三昧となっているケースも珍しくない」と言う報告を学生からお受けすることも増えてきています。

どうしても意識レベルの高い留学生は長期留学を選択するため、こうした傾向が年々ひどくなっていると言う噂も耳にいたします。

長期留学に出ることに不安を感じるのであれば短期留学を選択するのも1つの手ではありますが、現在は1年の休学の割合も年々増えておりますので、ぜひここにいる皆様にもそうした『休学留学を選択する勇気』を持っていただければと思います。

そして1人でも多くの留学生が世界という舞台で、輝けることを心より願っております。