留学期間で違う?大学生がお薦め留学場所TOP3!
知っておきたい留学先と留学期間の関係!?

大学生の留学相談者の多くから「私にとってベストな留学先はどこですか?」や「僕が留学に出るならば留学場所はどこが良いと思いますか?」といったご質問を頻繁にお受け致します。
実は、こうした留学先についてのご質問がある時点で、本音を言ってしまえば『自分自身の将来を考えていただくこと』をお薦めすることになります。
と言うのは、留学先と言うものは、単なる旅行先とは違い「必ず自分自身の将来に結びついていないといけない」ためです。
例えば、「将来、スキーの選手として活躍したい!」と考えている人が、「雪の全く降らないアメリカの砂漠地帯にスキー留学に行く!」と言うのはあり得ませんし、「スキューバダイビングのインストラクターになりたい!」と言う学生が「海すらないカナダの山奥へと留学に行きます!」とはなりませんよね?
つまりは、大学生ともなりますと、将来を模索して留学を設定する必要性が出て参ります。
しかしながら、なかなか自分の将来を考えて留学先を決定する事は難しいですよね?
そこでここでは、「自分がどれぐらいの期間留学ができるか?」ということから、留学期間に置いてのベストな留学場所について留学のプロの立場からご案内させていただきたいと思います。
特に、『大学1~2年生には短期留学』を、就職を控えた『大学3~4年生には中長期留学』をベースにしておりますので、ご自身の学年と留学期間を考えながらご覧ください。
大学1~2年生の夏の短期留学のTOP3

1位: フィリピン・セブ留学
大学1~2年生の夏の短期留学先として、やはり最も人気なのはフィリピンのセブ留学になります。
近年、大学生の短期留学の大部分がフィリピンのセブ短期留学となっており、友人達と一緒に留学と言う形で出られる方も少なくありません。
◯メリット
フィリピン留学最大の魅力といえば、物価が安いフィリピンならではと言える『講師とマンツーマンで受けられるレッスン』です。
また、学校が日本人や韓国人などのアジア人留学生のために作られているため、TOEICなどアジア諸国で人気のテストに強化されたレッスンに強いのも人気の要因です。
◯デメリット
フィリピンはまだまだ発展途上国であると言わざるを得ず、治安の面では日本よりも多少の心配が残るため現地でのトラブルに注意が必要です。
また、残念ながら留学生は日本人か韓国人が大部分ですので、国際交流を意識する留学には不向きです。
加えてフィリピンでは、主言語が英語では無くタガログ語となるため、発音を意識する人たちにとっては少々難あり、という実情があります。
2位: イギリス・ロンドン留学
続いて、大学生の短期留学場所として2位にランクインしているのが、イギリス・ロンドンです。
サッカーや音楽に芸術の中心地であるロンドンですが、近年になり日本人留学生が激減しています。
しかしながら、大英帝国の魅力は健在で、短期留学であったとしてもフランス旅行や欧州視察までを視野に入れることができるのは、イギリス留学しかありません。
◯メリット
世界の英語圏の中でも日本人の数がかなり少なく、やはり固有の文化を学べるのは大学生にとって大きな利益となります。
特に、イギリスまで留学に来ることができる人達は富裕層の場合が多く、そうした世界各国からの富裕層からなるクラスメイトから受ける影響は、やはり他の留学先とは大きく異なります。
そうした繋がりは短期留学であっても日本へと持ち帰ることができる財産になりますので、大学生の短期留学としてイギリスを外すことができません。
◯デメリット
イギリス留学の最大の弱点は、他の留学先と比較して圧倒的にコストが高くなってしまうことです。
語学学校の費用を他国と比べてみると、変わらないように見えてしまいますが、実際授業時間は『他の国の半分』になっていたり、『クラスメイトの数が倍以上』いたりしますので注意が必要です。
3位: カナダ・モントリオール留学
カナダのモントリオール留学は、短期留学を考える大学生に知っておいて欲しい留学場所になります。
モントリオール留学の最大のポイントは、公用語が『英語+フランス語』という、世界でも類を見ない地域へと留学ができると言う点です。
短期留学で英語とフランス語、2つの語学を習得することは非常に難しいですが、イギリスとフランスの文化、さらにそれが混じり合ったカナダの文化まで体験できるのはモントリオールしかありません。
◯メリット
モントリオールは世界トップレベルのコンピュータ・IT技術の先進地域となっており、ゲーム開発分野においても世界中から注目が集まっています。
そのため、モントリオールにあるマギル大学は、AI(人工知能)研究の世界TOP3位されており、自然環境が良いだけではなく最先端技術に触れる機会があるのも大きな特徴です。
また日本人留学生もほとんどいないため、海外から来た人達と仲良くなるチャンスが町中に広がっているのも大きなメリットといえます。
◯デメリット
モントリオールは英語だけでも生活は可能ですが、やはり街の中心言語としてはフランス語の方が強いです。
また、冬季になるとどうしても寒さに厳しい土地になりますので、それ相応の覚悟が必要になります。
ランキング | 国名 | 割合 |
---|---|---|
1位 | アジア | 30.8% |
2位 | ヨーロッパ | 17.6% |
3位 | 北米 (ハワイ・グアム含む) |
14.9% |
4位 | 南米 | 5.9% |
5位 | 中近東 | 4.7% |
6位 | オセアニア | 3.8% |
7位 | アフリカ | 3.5% |
※ 大学生の卒業旅行は『旅費』で選ばれているためアジアが断トツで多い。
(阪急交通社:2018年度調べ)
大学3~4年生の長期留学先TOP3

1位: カナダ・バンクーバー/トロント留学
◯メリット
多くの大学4年生が長期留学に出る場合に最も気をつけなければいけないのは「その国で何ができるか?」と言うところです。
そうした点で、カナダのバンクーバートロントは留学生に対し非常に寛容的で他の民族を受け入れる文化があると言う特徴があります。
そのため、留学生が活動できる範囲が他の地域と比較してかなり大きく、ボランティアや社会貢献活動は当然ですが、インターンシップ活動においても『やらせてくれることが多い』と言うのが長期留学を行う大学生にとって大きな違いとなります。
◯デメリット
留学生に対して寛容的だと言う事は、逆に言うと『世界からの留学生が多い』と言うことを意味します。
そのため気を抜いて生活をしていると、英語の伸びが期待できないだけでなく異文化交流を行うチャンスまでなくしてしまうので注意が必要です。
2位: オーストラリア・シドニー/メルボルン留学
◯メリット
オーストラリアのシドニーの最大のポイントは、南半球にあるため日本とは季節が逆と言う点です。
つまり半年程度の留学に出られる大学生は、冬に渡航すると現地で夏を経験できるということになります。
また最近では、インターネットの普及により若い世代のオーストラリアなまりが著しく改善されてきましたので以前のように英語なまりについても心配しなくても良いような状況になってきています。
◯デメリット
デメリットとしては、オーストラリアの文化的背景が影響しアジア人への人種差別が完全には払拭されていないという点です。
短期の旅行では、あまり英語ができなかったり、深い関係になったりすることがないため感じる事はありませんが、どうしても長期滞在をするとそうした差別かとも感じられることが起こり得ます。
万が一、そうした差別にあった時は「無視して関わらないこと」を強く推奨させていただきます。
3位: アメリカ・ロサンゼルス留学
◯メリット
もし可能であれば、大学生のうちに1度は長期留学を経験してみたいのがアメリカのロサンゼルス留学です。
アメリカのロサンゼルスと言う地域は、アメリカ大陸の西側に位置するためアジア人にとってのアメリカ入国への窓口を兼ねていたりもします。
そのため他民族や留学生に対しても寛容的な一面がありながらも、世界のリーダーとしてのプライドがある国でもあるので、留学生は優しさと厳しさの両面を勉強することができます。
◯デメリット
デメリットとしては言うまでもなく留学費用が非常に高額になってしまうと言う点です。
例えば、隣国のカナダと全く同じクオリティで留学を作ると、約1.5~2倍の留学費用が必要になりますので注意が必要です。
留学期間で違う?大学生お薦め留学場所TOP3!まとめ

さて、これまで大学生が留学期間から選ぶ留学先TOP3について様々な角度からご案内させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
留学先と言うものは『季節がいいから』や『過ごしやすいから』といった気候的要因だけで決めるのではなく「皆様の留学本来の目的に合わせて自然と決まってくる」と言う形にしていただければ嬉しいです。
留学生の中には、「私は導かれてここにやってきました!」と言う生徒さんがいらっしゃいますが、それこそが留学の醍醐味であったりもします。
是非、こちらにいらっしゃる大学生の皆様の留学先選びの参考にして頂けましたら幸いです。
またココア留学では『完全無料』にて留学相談も行っておりますので、万が一困った事がありましたらお気軽にご相談いただけましたら幸いです。