大学を卒業して留学すると就職がヤバいリアルな訳!
ここにいらっしゃる大学生の皆様の中には「私は大学卒業後に新卒枠を捨てても留学に行こう!」や「留学費用が無いから卒業後にアルバイトしてから留学に行きます!」と言うかたもきっと多いのでは無いでしょうか?
しかし、注意して頂きたいのは「皆様が考えていらっしゃる以上に大学卒後の留学にはリスクと危険性がある!」と言う点です。
そこでここでは、大学卒業後の留学におけるメリット・デメリットを含めて、「卒業後の留学がどうしてリスクが大きくなるのか?」という理由と、「留学前に絶対に知っておいて頂きたいポイント!」について詳しく解説してみたいと思います。
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60秒で一気にまとめてみました!良かったら先にご覧ください。
留学前に新卒・既卒・第二新卒を知る!
はじめに大学生の皆さんに知っておいていただきたいのは、大学生の就職活動に関する基礎的な知識についてです。
大学生の就職には募集枠が大きく分けて3種類用意されていて、それぞれ『新卒採用枠』『既卒採用枠』『第二新卒採用枠』と言う3つのカテゴリに分けられます。
そして、採用枠にはそれぞれの『メリットとデメリット』があり、この3種類の知識が無ければ大学生は留学後に就職活動において大きな失敗をしてしまう危険性があるということを心に留めておいて頂く必要があります。
そこで、まずは以下の3つの採用枠の特徴についてご覧ください。
新卒採用とは?
新卒採用とは、多くの方が既にご存知だと思いますが『主に高校や大学など在学中に就職活動を行う方が対象になる採用枠』で、企業インターンシップを経験したり、企業説明会に参加して、企業へのエントリーシート(応募用紙)を提出していたりするのが、もれなく新卒採用枠の方々となります。
ただし、コロナ禍で就職活動が困難になった際、「卒業後3年以内を新卒として採用して欲しい!」という厚生労働省からの要望を受け、大手企業を中心に『卒業後3年以内を新卒枠として採用する』という動きが大きくなりました。
そのため、コロナ以降は、新卒枠を高校・大学卒業から3年までの人たちとしているケースが増えています。
- 新卒採用はニュース等で良く耳にする『日本型雇用』や『メンバーシップ型雇用(新卒一括採用型雇用)』と呼ばれるものが主な雇用スタイルになります
既卒採用とは?
次に既卒採用についてですが、既卒採用とは『大学を既に卒業してしまって就職・フリーター・無職(ニート)をしている方が対象となる採用枠』です。
ただし、既卒者の中でも、先に紹介した卒業後2~3年以内であれば新卒採用枠や、後ほど紹介する第二新卒採用に該当する方は、それぞれの採用枠への応募が可能となっています。
一方で、既卒採用枠の中でも『学校卒業後3年以上経過してしまった方』や『正社員としての就職経験者』は一般的に新卒採用枠へは応募ができないため、就職活動時には中途採用枠の中でも既卒採用枠へと応募となります。
つまり、既卒者の中には『新卒採用枠(第二新卒採用)の対象者』と、そうした特別な採用枠に応募できない『既卒採用枠の対象者(中途採用)』の2種類のかたがいらっしゃるとお考え下さい。
- 既卒採用対象となる方の中には新卒採用枠での採用応募が可能な方と、完全に既卒枠でしか応募ができない方がいる
第二新卒採用とは?
第二新卒採用とは、既に大学を卒業しているのですが『新卒枠などを利用して企業への就職経験がある方の中で学校卒業後3年以内の方を対象にした採用枠』です。
特徴としては、大学を卒業して1~2年勤務したものの心が折れてしまった方や、合わないと思って即時退職した方、それに更なるキャリアアップを目指して転職活動をした方などが混ざっていますが、同じ中途採用枠の中でも、既に社会人教育を受けているため既卒者枠とは違って採用が優遇されるというポイントがあります。
- 学校を卒業してどこかの企業で社会人教育を受けたことが有る人で卒業後3年以内の方が第二新卒枠!
私は大学卒業後に1年間の留学を経験したのですが新卒枠での応募が可能なんですね!
企業によっては新卒枠としてNGを出していることもあるのですが、基本的には新卒枠での応募が可能です!
新卒・既卒・第二新卒採用のメリットとデメリットとは?
次に、皆様に知っておいて頂きたいのは、先ほどの説明でも少し触れていますが、『新卒採用』『既卒採用』『第二新卒採用』に関するメリットとデメリットについてです。
新卒採用
●新卒採用のメリット
新卒・既卒・第二新卒の3つの採用枠の中でも、「多くの新しい人材を採用したい!」と思っている会社が最も力を入れている採用方法というのが『新卒採用』です。
特に、新卒採用は、社会人未経験の人たちを対象にした教育や研修プログラムを持っているような大企業が力を入れている傾向にあり、逆にいうと新卒枠しか採用していない企業もあります。
大手企業の多くは、豊富な財力と人材育成経験を元にして「教育費用を負担しても自社の将来にとって有益になる人材を採用したい!」という意向が強い一方で、終身雇用まで視野にいれた長期に渡り働くことができる人材の採用に力をいれています。
そのため、学生時代にインターンシップやアルバイトなどを通じて社会人のマナーやルールを覚えてこなかった方でも、給料を貰いながらスキルアップしたい方や社会人として新しくスタートする方には最適な応募枠となっています。
●新卒採用のデメリット
新卒採用のデメリットとしては、正直言って他の採用枠と比較すると無いに等しいのですが、たとえば「学生時代にアルバイトなどをバリバリしていて学生起業経験もある!」と言った方や「集団行動やレールの上の人生が苦手だ!」と言う方にとって、横一線に並んで育成される期間が長期間となる新卒採用枠での入社はあまりマッチしていないと言えます。
そういった方々であれば、新卒採用枠が無くても自分でスキルやキャリアを伸ばしていくことは可能なので、カリキュラムに沿った教育が逆に個性を潰す可能性があることまで意識すると、あえて新卒採用を選択する必要はないかもしれません。
- 就職後に社会人教育を希望する方は新卒採用枠での就職を目指すと良い
- 競争心が強い方や特化した能力を持った方はベンチャー企業などへの就職がオススメ!
既卒採用
●既卒採用のメリット
次に、既卒採用のメリットですが、今度は新卒採用のメリットと比較してメリットと呼べることがあまり多く無いというのが現状です。
しかしながら、外資系企業や海外の企業、それに即戦力を欲しがる中小企業は、新卒採用を行って社会人教育を行うほどの余裕や時間が会社に無いことも多く、そもそもの採用募集が中途採用をメインにしている会社も多いです。
そのため、特に、社会人教育を受ける段階をスキップして即戦力として働きたかったり、特定のベンチャー企業に対して強い思い入れがあって、「その企業のメンバーとして一緒に働きたい!」と言う方には既卒採用がマッチしていて就職後のメリットも大きいです。
余談ですが、海外の企業や経営者の多くは「そもそも教育は学校で受けてくるもの!」という認識が強く、新人教育そのものの概念がかなり薄いため、経験者採用や中途採用が採用の主軸になっているケースが多いです。
●既卒採用のデメリット
既卒採用のデメリットは言うまでも無いのですが、即戦力ではない方にとっての採用や内定を貰うことが非常に厳しいという点が挙げられます。
既卒採用では、老若男女やスキルやキャリアを問わずに様々な方が応募するため、学校を卒業後、フリーターや無職となってしまっていたり、就職に有利なキャリアや学位がなかったりすると、採用を勝ち取ることは難しいです。
また、運よく採用を勝ち取っても、それまでの生活とのギャップの大きさに退職してしまうケースも多く、中には、「採用後1日で辞めてしまった・・」というケースもチラホラ報告されているので注意が必要です。
- 即戦力となっていない方は採用後の試用期間中に解雇されるケースもあります
- 会社によっては出社初日だけが育成期間と設定されているケースもあります
第二新卒採用
●第二新卒採用のメリット
次に、第二新卒採用のメリットについてですが、第二新卒対象者は同じ中途採用でも既卒者とは違って、会社から「既に社会人教育を受けてきている伸びしろのある若い人材」と言う目で見られるため、既卒者と比較して圧倒的に就職は有利です。
また、第二新卒者の多くは、1社目で社会人にとって基礎的な知識や能力を身に付けていることが想定された採用枠なため、転職後は、専門性のあるノウハウやスキルを実践形式で身に付けていくことになります。
そのため、新卒採用時のように基礎的な反復によって個性を消されてしまう可能性も低いですし、能力の証明さえできれば新卒採用よりも高給での採用も期待できるのが、大きなメリットとなります。
●第二新卒採用のデメリット
一方、第二新卒採用のデメリットとしては、求人を出している企業のほとんどが「新卒時に入った会社をなぜ辞めたのか?」について気にしている点にあります。
特に最近は、メンタルヘルスの不調によって退職する人が増えているため、1社目の企業を退職した理由がメンタル関連のものであったり、退職後に半年以上のブランク期間が有る場合には、たとえ第二新卒の採用枠であったとしても採用されることは非常に困難になります。
そのため、既卒者よりも有利な就職条件となる第二新卒採用ですが、重要なのは『前職の退職理由』や『辞めかた』にあるとお考え下さい。
- 今、「最も就職活動が有利だ!」と言われているのは第二新卒採用の応募対象者!
※ グラフをクリックして自分の希望職の応募状況を確認してください
応募可能 | 年齢によって応募可能 | 応募不可 | 未定 | 本社しか回答不可 | 無回答 | |
---|---|---|---|---|---|---|
建設業 | 38 | 15 | 2 | 23 | 19 | 3 |
製造業 | 25 | 16 | 4 | 37 | 16 | 2 |
情報通信業 | 33 | 26 | 2 | 30 | 7 | 3 |
運輸業・郵便業 | 27 | 6 | 1 | 31 | 27 | 8 |
卸売業・小売業 | 21 | 12 | 2 | 32 | 28 | 6 |
金融業・保険業 | 15 | 14 | 4 | 32 | 30 | 6 |
不動産業・物品賃貸業 | 28 | 11 | 5 | 45 | 11 | 1 |
学術研究・専門技術サービス業 | 32 | 15 | 3 | 38 | 12 | 1 |
宿泊業・飲食サービス業 | 33 | 4 | 2 | 26 | 27 | 8 |
生活関連サービス業・娯楽業 | 25 | 12 | 5 | 32 | 20 | 7 |
医療・福祉 | 56 | 9 | 2 | 20 | 12 | 2 |
サービス業 | 27 | 13 | 2 | 40 | 13 | 4 |
※ 無条件で新卒枠に応募可能な企業は30%程度
(労働経済動向調査: 2024年度調べ)
「新卒採用が良いかな?」と思ってましたが、海外留学で得たノウハウを使ってベンチャー企業を目指すのもありですよね?
大きく伸びているようなベンチャー企業での就職は、その後の人生や自己の成長に大きな影響を与えるので挑戦してみる価値が大いにあります!
採用枠によってライバルが違ってくる!?
次に皆様にお伝えしたいのは「採用枠が変わってくることで、実は、一緒に就職活動をするライバルもまた変わってきてしまう?」という点についてです。
採用方法により変わるライバル!
採用方法によって就職枠を競い合うライバルが変わるということは、「採用難易度も変化する!」ということに繋がりますので、採用方法別に詳しく説明させて頂きたいと思います。
●新卒採用時のライバルとは?
新卒採用枠を争うことになるのは、同じく新卒枠に応募可能な求職者になりますが、具体的には『学生』もしくは『就職浪人(就職が決まらないまま卒業した既卒の方)』や『就職留年(就職が決まらなったから大学をあえて卒業せずに新卒枠を残した方)』になります。
そのため、ライバルは同年代になることがほとんどで、スキルや将来性も同じぐらいの学生たちが多いため、『ライバル関係』というよりも『就職活動をしている仲間』という風に感じるケースも珍しくありません。
ただし、新卒採用は『昨日の友は今日の敵』ではありませんが、同じようなキャリアや能力を持った人たちがライバルになることが多いとお考え頂ければと思います。
- 新卒採用時のライバルは自分と同じようなキャリアやスキルを持った人たち!
●既卒採用のライバルとは?
次に、既卒者のライバルについてですが、こちらは先に紹介したように応募者の年齢やキャリア、それにスキルなど様々な人たちが応募するため、採用を競い合うライバルの幅は本当に広いです。
そのため、時には自分と同年代の人たちもいたりするケースもありますが、中には大企業でバリバリ仕事をこなしてきた30~40代から、中小企業やベンチャー企業で切磋琢磨してきた20代など様々なバックグラウンドを持った人たちと競い合うケースも珍しくありません。
新卒採用枠や第二新卒採用枠とは違って、人気な企業に就職することを考える場合、超ハイキャリアな人たちがライバルになる可能性があるのが、既卒採用の特徴だとお考え下さい。
- 既卒採用のライバルは幅が広い!
- 人気企業では超ハイキャリアな人材がライバルになりやすい!
●第二新卒採用のライバルとは?
そして最後に、第二新卒採用でのライバルですが、第二新卒採用でのライバルは『第二新卒採用で応募できる人』になります。
つまり、何らかの理由によって1社目を退職された人たちなので、新卒採用同様に年齢やスキル、それにキャリアについて大きな差が無い人たちがライバルになります。
一方で、やはり1社目の企業規模や職業内容、それに退職理由などは人によって大きく異なっているので、同年代だけどバックグラウンドは大きく違う人たちがライバルになる傾向があります。
- 第二新卒枠は同年代だけどライバルのバックグラウンドは様々!
留学生の就職活動ではライバルが変わりますか?
留学経験者としての就職を考えた場合、ライバルは海外のカレッジや大学・大学院を卒業した方々にまで広がってくるので、語学留学の方々は注意しておいてください!
立場によって大きく違う卒業後の留学へのアドバイス
『人材会社』や『リクルート企業』に相談すると、どうしても日本での就職をオススメする内容になりますし、一方、『留学会社』や『旅行代理店』は日本での新卒枠や就活を軽視する内容ばかりになります。
そこで、ここでは完全な中立的な立場から「卒業後に留学に出たらどうなる?」ということについて、語らせて頂きたいと思います。
大学卒業後に1年間の留学するとヤバい!?
上記は大学卒業後にアルバイトで半年程度留学費用を貯めて、1年の留学を経験したあとで新卒採用枠に応募するケースですが、帰国の就職活動期間を考えると社会人スタート年齢が最悪26歳になってしまうことが分かります。
そこで、「帰国して直ぐに留学生採用枠を利用して就職活動をしたら良いんじゃない?」とお考えになられる方もいらっしゃいますが、その場合、就職活動でライバルになるのは『海外大学・大学院・カレッジの卒業生たち』になってきます。
●海外の高等学位保有者とは?
海外大学・大学院・カレッジの卒業生たちは、少なくとも大学に入学できる程度の英語力やコミュニケーション能力(英検準一級・TOEIC850点・IELTS6.5以上)を持っているため、留学で得たものが『英語力』ならば太刀打ちができません。
そのため、留学生枠では1年間の留学が逆に採用時マイナスポイントになってしまう可能性があるため、もし「留学後も新卒採用枠で入社して企業によるしっかりとした社会人教育を受けるたい!」と考えるならば、留学生枠では無く、一般の大学生と同じ時期の就職活動期間を経て同じ時期に入社をする必要があるとお考え下さい。
また、『新入社員としての年齢』や『入社時の年齢』が26歳となりますので、現役で大学を卒業した同期からすると既に3年間の遅れになってしまいますので注意が必要です。
- 『1年間の留学』と考えていても、帰国して就職することまでを考えると年齢を大きく重ねてしまう
大学卒業後に留学に出るメリットは無い?
留学会社が「大学卒業後に留学に出るメリットは無い!」と言い切ってしまうのは変な話ではありますが、正直いって『新卒で入社した企業において新人教育を受けること』ほど有益なものはありません。
「正社員としてお給料を受け取りながら社会人としての長期間の教育まで受けることができる・・」こうしたことを留学生(外国人)に対して提供している国や企業は、ほとんどありません。
●海外の就職活動は違う!?
欧米の文化を持った国々の場合、実は、就職活動は比較的に簡単で、面接にパスすると「じゃ、明日からインターンとして出社して!」と言われます。
そして出社すると「君のデスクはあそこだから、後は自由にやって!では健闘を祈る!」と言う感じで、初めて入った会社なのに仕事を教えてもらえないというケースも珍しくありません。
そこで、インターン生は自分から進んで周りのスタッフさんや同僚に仕事内容を聞いたりノウハウを教わりながら『インターン期間中に自分が有能であると示す』ことになります。
しかし、結果が全ての欧米の文化圏では、どんなに頑張っていたとしても『利益を出せない人は会社からは認められない』ので、インターン期間終了と同時に首を宣告されてしまうことも珍しくありません。
そこで、「日本の新卒枠がどれほど学生にとって有益なのか?」という点について、留学に出る前に、再度、見直しておいても良いと思います。
- 日本企業の社会人教育は海外の会社では受けられない
大学卒業後に留学に出るならば・・
とは言っても、幼い頃から海外留学経験やワーキングホリデーに行くことを夢見ていて、それなのに「そのまま就職・・」というのはあまりにも辛いですよね・・。
そのため「私は就職活動をせずに卒業後に留学へ行きます!」という大学生はとても多いです。
そこで、ここにいらっしゃる皆様に、是非、知っておいて頂きたいのは大学を卒業したらすぐに留学に出ることの重要性についてです。
●大学卒業後の留学が良くないモデルケース
良くあるケースとして「僕は大学を卒業したらアルバイトを数ヵ月間して、9月頃から1年もしくは2年海外留学に行きます!」という留学の作り方を相談される方がいらっしゃいます。
しかし、先に案内しているように、例えば、卒業後の9月から1年留学に出て新卒枠を考える場合、大学生の就職活動と合わせた動きになるため、就職活動は大学卒業後の3年目から始まり、社会人スタートは大学卒業から4年後になってしまいます。
当然ですが、自分の同期は既に社会で3年以上働いているので、部下も何人も抱えているようになっていて、正直、金銭的・ステータス的な大きな差が生まれてしまいます。
●埋まらない差・・
また、残念ながら1度ひらいてしまった差を埋めることは日本社会において「非常に難しい・・」というのが本音です。
そのため、1年で計画していた留学は、気が付けば帰国後にまたワーキングホリデー制度などを利用してオーストラリアやカナダ、それに留学中に彼女や彼氏ができたからと韓国や台湾などを目指す方もいらっしゃいます。
しかしながら、ワーキングホリデー参加者の大部分が行う仕事はどうしても『アルバイト』になってしまうため、残念ながら2度目の留学に出てしまうと新卒採用をされた同期との差を埋めるどころか、帰国後には「さらに差が開いてしまう・・」という厳しい現実が待っています。
特に皆様に知っておいて頂きたいのは、海外でのアルバイトは仕事に就いている本人からすると「日本の何百倍何千倍も大変なことをやっている!」と感じているのですが、日本社会からの評価は低いので注意してください。
- 海外でアルバイトしていても日本では職歴として見て貰えない
- 大学卒業後に1度ひらいてしまった差をワーキングホリデーなどで埋めるのは非常に難しい
大学卒業後に留学に出たリアルなお話
実際に、大学卒業後に留学に出る人はたくさんいらっしゃいますが、留学に出た中の大部分の大学生は、その後『日本ではマイノリティ(少数)』と呼ばれる存在になってしまいます。
マイノリティとなりながら海外を転々として27歳で帰国した時、ある友人は会社を継いで何人も部下を抱えていたり、研修医だった友人は医師として勤務を始めていたり、塾講師をやっている知人は塾を開業していたりと、海外と日本の時間の早さの違いを実感することになります。
大学を卒業して海外に出るならば、帰国後は、世界で学んだコミュニケーション能力や知識やスキルなど、全てを使って就職活動を行ってみても現実は上手くいきません。
それは「年齢を重ねている分、自分の理想が高くなってしまっていて就職できない」ということがあるためです。
そのため、海外留学をした方の多くが、不安定ではありますが個人事業や会社などを起業する人が多いという実情もあります。
しかし、当然、「新規企業した会社の90%以上は数年で倒産する」と言われておりますので、留学前に「日本社会の現実がどれほど大変か?」についても事前にしっておいて頂けたらと思います。
- 23歳と27歳の就職では会社に求めるものが違う(会社側から求められるものも違う)
確かに27歳で就職経験が無いとかって、今だったら精神病とか何かあったんじゃって思われてしまいますよね・・。
そうなんです。
問題はその先で、就職経験が無い方の多くは帰国後もアルバイトや派遣での契約になってしまうため職歴が更に悪くなってしまいます。
そのため、例えば人気の事務職などでの正社員雇用のチャンスは本当に見つからなくなってしまうので注意してください。
大学を卒業して留学すると就職がヤバいリアルな訳!まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
「大学卒業後の海外留学がいかに難しいものなのか?」皆様に感じて頂けたのでは無いでしょうか?
もしここに「それでも私は大学卒業後に夢を追いかけて海外留学に絶対行くんだ!」とおっしゃる方がいらっしゃいましたら、是非、ココア留学へとご相談ください。
少なくとも3年以上の計画を完璧に作り、『海外永住権を視野に入れた留学プラン』や『キャリアアップへと繋げて外資系企業へ入れるような留学プラン』または『特殊な技能を海外で身に付けてオンリーワンを目指す留学プラン』など様々なルートで留学をサポートさせて頂きます。
大学生の中には、「どうしても将来に迷ってしまって・・就職するか留学するか・・」という方もいらっしゃるはずです。
ココア留学では、留学の計画はもちろん、帰国後の就職のサポートまでを完全に無料で行っている唯一の留学会社ですので、お気軽に留学のプロへとご相談頂けたらと思います。
『No man is free who cannot control himself.
自分をコントロールできない者に、自由はない。』
Pythagoras
留学の夢を追い続ける皆様の成功を心より願っています。大学生の皆様に良き留学ライフを!