大学生留学

ガクチカで留学経験がアピールにならない理由とは?

ガクチカで留学経験がアピールにならない理由とは?のイメージ

「ガクチカで留学経験がアピールポイントにならないんですか?」と言うご相談を、大学生の皆様からお受けする事は珍しくありません。

そこでここでは、そもそも『ガクチカ』って何?と言うお話から、留学経験がアピールにならない理由と対策について詳しくご紹介させていただきたいと思います。

そもそもガクチカとは?

落ち葉を見上げる外国人女性たち

大学生の皆様の多くは既にご存知だと思いますが、「ガクチカって何?」と聞けない方のために、まずはガクチカの意味についてご説明させていただきますね。

ガクチカとは?

ガクチカとは、就職活動の面接時に聞かれる『学生時代に取り組んできたこと』や『大学生の時に頑張ってきたこと』と言う意味で、『学生時代に力を入れてきたこと』の略称になります。

就職面接では、面接官は学生時の活動や取り組んだこと、それに力を入れてきた事を知ることで、「就職希望者がどのような事に興味があって、どの程度の努力をしてきたのか?」を判断しようとしています。

面接官にとっては、毎日遊んできた学生よりも、スポーツや研究などに没頭していた学生の方が、我慢強かったり、一生懸命な姿勢は、将来の仕事に対する取り組み方と直結するため、『ガクチカ』が企業面接において非常に重要な質問になっています。

ガクチカで留学がアピールにならない?

そうした中、実は、ガクチカを答える際、留学について話をするのは、あまりプラスにならないと言うことについてあまり多くの方はご存じないのではないでしょうか?

そこで続いては、「なぜ留学が就職面接でアピールポイントとならないのか?」と言うポイントについてお話しさせていただきたいと思います。

ガクチカで留学が加点にならない?

大学生の多くは、企業面接の際、ガクチカで留学について語れば加点扱いしてもらえると言うふうに考えているのですが、実は、企業によって留学経験はマイナス評価にもなります。

と言うのは、留学経験者の多くは、海外の働き方事情を知っているため、日本の労働環境についての厳しさについて疑問を感じている人も少なくありません。

そのため、実は、留学経験者の離職率は高いと言うデータもあり、特に長期雇用を考える企業にとっては、海外経験のある優秀な人材であったとしても、『留学経験のある人は離職しやすい人』となり、留学経験がまさかのマイナス材料になってしまうためです。

短期留学が企業面接のマイナスに繋がる?

勉強している留学生の女の子

次に、ガクチカで留学がマイナス評価につながる最大の理由として、『留学経験者の大多数が短期留学経験者である』と言う点が挙げられます。

おそらく多くの方もご存知だと思いますが、短期留学は1週間~3ヶ月程度の留学があり、その中身は語学留学と言う名の海外旅行や海外滞在体験となってしまうケースがほとんどです。

どうしても短期の海外滞在ですと、語学力的な伸びを期待するのは難しく、異文化を知ると言う所までは行けても、異文化交流をすると言う所まで行けないのが現実です。

大学生の留学経験者のうち90%以上が、こうした短期留学経験者ですので、企業側から見るとガクチカが留学の人はどうしても『離職率は高いし語学力も無い』という風に見えてしまう訳です。

大学等卒業後3年以内離職者
  経験あり 経験なし
ボランティア活動 28% 61%
アルバイト 92% 6%
インターンシップ 17% 69%
留学 10% 76%

※ 3離職者の内、10%も留学経験者がいた。(大学生の留学経験割合は約3%)
(大阪新卒応援ハローワーク:2015年度調べ)

大学生の留学割合は?
大学生の留学経験者の割合3%!大学生がヤバイ本当の理由!

大学生の留学について、どれくらいの人たちが行っているのか?ご紹介させて頂きました。なかなか、こうしたデータは無いので良かったらご覧ください!

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世界の大学生のガクチカを知る

パソコンを使っている留学生2人

ガクチカと留学の相性が非常に悪いと言うことについて知って頂いたところですが、今回、ここいらっしゃる皆様には、是非、ガクチカで留学をアピールできるようにして頂きたいと思っているのですが、そのためにはどうすれば良いのでしょう?

そこで、イギリスのケンブリッジ大学の学生はガクチカで何をやっているのか?と言うお話をさせていただきたいと思います。

ケンブリッジ大学生のガクチカ

ケンブリッジ大学の学生に話を聞くと、『学生のうちにしか経験できないことをやる』という返事が返ってきました。

これは何も質問をした学生が特別と言うわけではなく、大学全体に浸透している空気がそういうものだそうです。

そのため、例えば、ケンブリッジ大学学生やハーバード大学と言った大学の学生たちに、「生活費だけですので日本で何かボランティアをしないか?」と言うオファーを出すと、なんと無償で何十人もの候補者が集まります。

また、そうして集まった学生たちへの面接で、「これまでどういったインターンシップやボランティアを経験したか?」と言う質問をすると、大手テレビ局や世界的に有名な証券会社でのインターンシップを経験している人たちばかりだったりします。

さすがにここまで目指す学生の方が少ないですが、少しだけ頭の片隅にこうした学生が世界にはたくさんいることを知っておいていただけたらと思います。

大学生の皆様へ
留学・ワーホリしたい大学生の皆様へメッセージ

大学生の皆様に向けてココア留学ではメッセージを作成させて頂きました。良かったらこちらも合わせてご覧になって頂けたら嬉しいです!

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ガクチカで留学をアピールするには?

考え事をしている外国人女性

お待たせいたしました。それでは本題となる、留学で学千川アピールする方法についてお話しさせていただきたいと思います。

短期留学は避ける?

まず、短期留学のほとんどが夏休みや春休みといった長期休暇を利用して渡航される方がほとんどなのですが、そもそもそうした長期休みは企業インターンの期間と重なってしまいます。

そのため、企業側からしたガクチカの評価を考えますと、どうしても先にお話せた離職率の高い留学経験者よりも、国内インターン経験者の方が魅力的に見える事は間違いありません。

そこで、大学生の皆様が留学に出られる際は、極力、短期留学という選択肢は避け、長期での留学経験を積むことをオススメいたします。

特に、日本では1年以上の長期留学経験者は0.1%ほどしかおらず、単に1年以上の留学経験を持っているだけでも、かなり大きなアドバンテージになるのは言うまでもありません。

語学留学は古い

次に、『語学力を身に付けるために留学経験をした』という学生も多いのですが、実は、語学留学をしたほとんどの人の語学力はビジネスレベルに到達していないと言う現実を企業側はよく知っています。

そこで大学生の留学では、語学留学のさらに先まで考えることを強くオススメさせていただきたいと思います。

さらに先にはどのようなものがあるかと言いますと、例えば、日本ではなく海外企業でのインターンシップ経験や海外大手企業での就労経験、また海外NPO法人でのボランティア経験などです。

少なくとも語学留学の領域でとどまるのではなく、ぜひ、『語学+○○』と言う形で留学を経験していただければと思います。

そうした留学を経験していただければ、必ず皆様のガクチカが留学であったとしても、企業担当者の目に留まりますので、発表時には驚きの声をあげてもらえることになるはずです。

ガクチカで留学をアピールにする流れ

  1. Step.1 留学相談をスタートさせる【留学6~8ヵ月前】
    留学相談のスタートさせて、留学に関してある程度のプランニングを考えていきます
  2. Step.2 休学計画を立てる【留学6~8ヵ月前】
    短期留学を避けるためには休学が必要。学校の休学は提出のタイミングがあるため先に行います
  3. Step.3 留学計画を立てる【留学3~6ヵ月前】
    必ず自分の強みと経験したい内容を考え留学に取り入れる
  4. Step.4 留学カウンセラーに本格相談【留学3~6ヵ月前】
    相談に乗ることができる留学カウンセラーはかなり少ないので注意!
  5. Step.5 学校の申し込みを行う【留学3~5ヵ月前】
    学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
  6. Step.6 ビザ手配をスタートさせる【留学3~5ヵ月前】
    カウンセリングのプランに合わせて必要なビザを手配し完了させる
    (※ ビザ状況に遅れが出ている場合は更に6~8ヵ月前に動きます)
  7. Step.7 航空券・荷物の準備をする【留学3ヵ月前】
    航空券や保険の手配をして本格化させる
  8. Step.8 住民票を抜くなど役所の手続きを済ませる【留学1ヵ月前】
    留学の方法によって手続きが変わるので留学カウンセラーに相談する
  9. Step.9 荷物をパッキングして出発!
    荷物の最終チェックをして留学に出発します!
    留学に必要・便利な持ち物リスト【印刷可】

ガクチカで留学経験がアピールにならない理由とは?まとめ

リュックを持っている外国人男性

ここでは、『ガクチカ』と留学の関係について詳しくお話しさせていただきましたが、就職志望の学生の皆様に届いたでしょうか?

もしこちらにいらっしゃる皆様のうち、1人でも良いので、今回のお話で「留学のレベルを高めたい」と思っていただけたら幸いです。

しかしながら、留学が就職活動にマイナスに働くようになったのは、『短期留学』と言う言葉を作り、留学と旅行の境界線をなくしてしまった、我々、留学エージェントに大きな責任があります。

世界にはそもそも『短期留学』と言う言葉が存在しない国もあるので、将来的に日本の留学もそうした姿に戻っていけば良いなとココア留学では考えていたりもします。

そして、こんなお話に最後まで付き合っていただけた皆様に心より感謝申し上げます。