留学全般

留学と年齢の深い関係!年齢に合わせた留学計画とは?

よく聞かれる名言に「人生は何歳になってもやり直せる!」と言うものがありますが、ほとんどの人は「そんなはずは無い!」と薄々気づいていらっしゃるかと思います。

そこでここでは、切っても切れない『海外留学と年齢の話』について詳しく案内させていただきたいと思います。

少し長いお話になりますが最後までお付き合い頂けましたら幸いです。

動画で見たい人はこちらから!

50秒で年齢別に留学の要点をまとめてみましたので、ご覧になって頂けた後で続きを読んで頂けると、スムーズに理解して頂けると思います!

留学と年齢の関係は重要なの?

はじめに「なぜ留学と年齢の関係がそんなに重要なのか?」という根本的なお話をさせていただきたいと思います。

皆様も既にご存知かと思いますが、どうしても留学と年齢の関係は深いものになってしまっています。

しかしながら、「具体的には一体どういう風なポイントが年齢に影響してくるのでしょう?」以下の例をご覧になってみてください。

語学と耳の関係とは?

多くの方はご存知かと思いますが、人間の耳は歳を重ねると段々と聴き取りづらくなってきます。

そこで皆様は「何歳ごろから聴力が落ちてくると思いますか?」、多くの方は「50歳以降じゃないかな?」や「仕事を退職する60歳以降じゃないですか?」と言ったことを思い浮かべたはずです。

●聴力が落ち始める年代とは?

しかしながら、実は、聴力は10代ごろから高音域で徐々に低下していき、ほとんどのかたで20代には老化が始まります。

そのため、聴力の低下は日本語を含めて全ての言語を聞き分けるための能力の低下を意味するため、どうしても年齢を重ねると語学の習得が遅れるという傾向があります。

以下は、NHKからの引用ですが、グラフで示されたように『聞く能力そのもの』は年を重ねることで確実に衰えてくることが分かっています。

※ (出典:NHK健康ch)

年齢と新しい環境の関係とは?

次に大きなポイントになるのが、『年齢と新しい環境への適応能力の関係性』についてです。

人は年齢を重ねると、だんだんと新しいことに取り組むことから逃げようとする傾向が生まれてきます。

それは、精神的な適応能力の低下もあるのですが、肉体的な適応能力の低下もまた大きく関係しており、20代後半から30代前半になると、新しい体験や経験を避ける傾向が急に強くなってきます。

●年齢とコミュニケーションも関係している?

また、年齢とコミュニケーションに関するストレスについても、深い関係があることが分かっており、人は年を重ねれば重ねるほど、他の人とコミュニケーションを取ることに対してストレスを感じやすくなります。

そのため、年齢や世代別の友達の数に関するアンケートを取った結果を見ても、年齢を重ねるごとに友人や親友の数が減ってくることが分かります(以下の表を参照)。

そうした中で、全く新しい環境に身を置くことになる海外留学では、日本での生活の何倍もコミュニケーションを取ることが必須になるため、20代後半以降のかたにとって大きなハードルとなってしまうこともあります。

世代別の友達人数
年齢 友達の人数 親友の人数
18~22歳 44.8人 4.9人
20代 21.4人 3.3人
30代 15.1人 2.9人

(出典:オリコン調べ)

  • 年齢を重ねると聴力が落ちるため英語の伸びに影響する
  • コミュニケーションによるストレスが大きくなることも問題!
留学生

20代後半だからまだまだ若いと思っていました・・。

COCOA

「徹夜がしんどくなってきた・・」と感じたら、そこからは以前の体調や気持ちに戻ることはなかなか難しいと考えておいた方が良いです・・。

留学に最適な年齢は何歳?

留学と年齢の関係について知っていただけたところで、続いては「留学に最適な年齢は何歳なのか?」というお話をさせていただきたいと思います。

留学に最適な年齢のお話をすると、どうしても「それは違うよ!」と否定される方が出てくるのですが、それはどうしてか分かりますでしょうか?

実は、留学と一括りに言ってもその目的は様々で、単純に語学を伸ばすことを目的とした『語学留学』から、大学進学を目指した『海外進学留学』、それに社会人の転職を目指した『転職キャリア留学』や海外永住を目指したような『永住権取得留学』など目的はバラバラだからです。

年齢によって変わる留学適齢期!

留学は「留学中にどのようなことをしたいのか?」そして「帰国後はどういったことを目指しているのか?」によって、留学に最適な年齢が変わってくるとお考え下さい。

当然のことながら、言語を覚えるような語学留学であれば年齢的には10代が好ましいですし、永住権を目指すような留学であれば30代になると「かなり厳しい」と言うご回答になります。

  • 留学は目的によって適齢期が変わってくる!

語学留学と年齢に関して

※ (出典:幻冬舎 GOLD ONLINE)

そこで、「語学留学の適齢期はいつごろなのか?」上記のデータを見ながら考えていきたいと思います。

上記の幻冬舎のデータによると、英語学習を本格的に始めた年齢(アメリカ到着年齢)が英語力に対して大きく影響を及ぼすことが分かります。

特に、8歳以降になるとスコアが落ち始めるため、語学を学ぶことを目的とした語学留学の場合、年齢が8歳以降であれば若ければ若いほど有利になることも分かります。

  • 英語学習は7歳以前に開始すると良い
  • 8歳以降の語学学習は出来るだけ早めに始めると良い
留学生

やはり英語学習は早い方が良いですよね・・。
私、勉強始めるの遅かったな・・。

COCOA

実は、同じように思っていらっしゃる方って物凄く多いのです。
ただ、何もしないと更に英語力は伸びなくなってくるので、今からでも良いので勉強を続けて頂けたらと思います!

ココア留学生の実体験

人生を賭けた留学を考えていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます!特に、ココア留学生は個性的な留学する方がたくさんいらっしゃいます!

人生1回きりだけん!夢では終わらない社会人留学!

年齢に応じた留学の大切さ

こうした年齢と留学についてのお話をすると、必ず留学生から「自分の年齢に合った留学ってなんなんだろう?」という質問をお受けすることになります。

そこで続いては、年齢に応じた留学を作るために、まず「皆様の年代の人が一体どのようなことをしているのだろう?」と言うことを考えることから紹介させて頂きます。

同年代は何をしているか考える?

例えば、自分の同級生が高校生として生活を送っているのであれば、海外留学で現地高校に通うような留学できれば、将来のために充分大きな財産になります。

また、周りの友達たちが既に社会に出ているような環境になっているのであれば、海外で語学を学ぶ語学留学だけではなく、さらに一歩踏み込んでインターンや職業経験を積む必要がでてきます。

「周りにいる5人を見れば、その人を知ることができる!」とよく言いますが、実際に皆様の周りにいる5人を見て、「自分がどのような留学をすれば良いか?」をイメージしていただければと思います。

  • 周りの5人を見て自分が海外で何をすべきか知ることが大切!

9歳までの留学に関して

小学校5~6年生になると反抗期が始まるため、10代になるまでの留学は、ご家族の考えにより子供を留学させることができる唯一の機会であるとお考え下さい。

留学目的としては『海外体験をすること』『親元を離れること』『英語を使うチャンスを持つこと』が理想的で、将来、海外高校やカレッジ進学を視野に入れるために、海外留学に関しての精神的なハードルを下げることを目的にすると大きな成果になります。

  • 反抗期前の留学は家族がコントロールできる最後の期間
  • 留学を身近に感じることができるようにすると良い!

10代の留学に関して

10代のご留学は一刻も早く留学を経験することで、ネイティブレベルまたはネイティブレベルに近い英語力を身に付けることができる可能性がある年齢となります。

そのため、メインの留学プログラムとしては15歳までは『英語を学ぶこと』や『長期で海外滞在をする』ことを目的にすると成果が大きくなりやすく、16歳以降は『英語力の向上』に加えて『海外での高校や大学・カレッジなどでの学位取得』を視野に入れると帰国子女枠での有名大学への進学や留学生枠での就職活動なども視野に入れることが可能です。

また、日本の大学生であれば、カナダのCOOPプログラムなどの海外インターンシップ体験ができるものに参加して就職活動を有利にするなど、就活のタイミングまで考えて休学などを利用すると効果的です。

  • 10代前半であればネイティブレベルの英語力を目指せる!
  • 帰国子女やインターンなどを考えるのも良い!

20代の留学に関して

20代の留学は、大学を卒業した時点で学生としてのステータスでは無く社会人となるため、留学によるキャリアブランクがリスクとして大きくなってしまう年代になります。

そのため、留学では英語の習得を目標・目的とするのでは物足りなくなってくるため、最低でも海外でのキャリア育成は必須という感覚を持ち、日本で培ったキャリアに上乗せしたり、転職を希望される場合には、将来、数年に渡るルート設計を用意することは忘れないようにしてください。

また、大学生であれば先にご案内した海外インターンシップ経験などは有効ですが、大学を卒業された後の社会人になると、インターンシップの経験は厳密には職歴にはならないので注意が必要になります。

  • 20代は留学がキャリアブランクに繋がる!
  • キャリア育成が必須になる年代でもある!

30代の留学に関して

30代の留学は、20代と比較してリスクが非常に大きくなってくるため、語学力を伸ばすような留学をお考えの場合、先ずは「現職を辞めないで留学することができないか?」を考える必要があります。

特に、30代になると留学をしても英語力の伸びが限定的になり、海外就職に関しても就労ビザ取得の難易度が著しく上がり(国によっては不可能な水準)、海外でのビザ延長や永住権取得も厳しくなります。

そのため、必ず帰国後の生活も視野に入れた留学を意識する必要があるので、「なんとなく留学・・」というケースだけは避けたいです。

  • 成長速度が落ちているので留学期間は長めに設定する
  • 帰国後の生活も視野に入れた留学を意識する必要がある!

40代以降の留学に関して

40代以降の留学になると、海外でのキャリア育成や転職関連を意識した留学をお作りすることは困難になってくるため、『ストレス発散を目的』や『海外体験をするため』という位置づけの留学を考えると大きな効果を発揮します。

特に、1~3ヵ月程のバケーションや長期休暇を目的にした留学をされる方々も増えているので、「幼いころからの夢を叶える!」などの留学を希望されると満足のいくものとなるかと思います。

  • 40代以降の留学はキャリア育成や転職関連を意識した留学をお作りすることは困難!
  • バケーションや長期休暇を意識した留学が効果的!
留学生

こうして並べてみると、留学に求められるものが年齢によって大きく変わっていますね・・。

COCOA

小中学生の留学と大学生や社会人の留学目的が同じだったらマズイので、年齢によって求められるものはどうしても異なってくるんです!

就職を留学で意識すると?

ガクチカで留学を書こうと思ったら、実は、とても難しかったりします・・。大学生の皆様には、是非、ご覧になって頂きたいです!

ガクチカで留学経験がアピールにならない理由とは?

留学年齢から考えるモデルケース

さて、それでは実際に、「どのようにすれば自分の年齢に合った留学を作ることができるか?」というお話をさせていただきたいと思います。

実際に留学の詳細まで作り上げるとなると、どうしても留学の専門家の力が必要になるため、ここでは大きな枠組みを作る方法をフローチャート形式で紹介させていただきたいと思います。

年齢を意識した留学の作り方

  1. Step.1 自分の英語力を知る
    まずは自分の英語力を明確にしてコミュニケーション能力を考えます
  2. Step.2 自分の能力を知る
    海外では英語はスキルでは無くツールなので、他に「自分の持っている武器は何か?」考えます
  3. Step.3 自分の周りの状況を知る
    自分の周りの人たちが今何をしているのか?見て、「少なくとも同等のことを海外でやらなくてはいけない」と意識します
  4. Step.4 自分の現在の状況と目指す将来の様子との差を知る
    「目指す先と現在の差がどれだけあるのか?」考えます
  5. Step.5 4で知った差を埋めるような留学を作る
    理想と現実のギャップを埋めていきます。過程でプロにも相談すると良いです。
  • 現在の自分と理想の自分の差を埋めるような留学を行うこと!
留学生

私も、将来、成功したいです!

COCOA

もし良かったらココア留学で成功ルートを作り上げてくださいね!

社会人の留学は?

社会人の留学は目標・目的の設定がとても重要になります!留学を考えていらっしゃる方は、こちらを参考にしてください!

社会人の留学目的がこの3つならリアルにヤバいです!

留学と年齢の深い関係!年齢に合わせた留学計画とは?まとめ

今回は「年齢に応じて留学は変える必要がある」と言うお話をさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?

実際、こういう風に語る私自身もまた、今でも後悔の連続で、「あの日あの時にこういうことをやっておけばよかった・・」と思うことばかりです。

しかしながら、そうした失敗経験があるからこそ、「多くの留学生に対して成功ルートに案内できる・・」というジレンマもあり、「人生とは本当に難しいものだな・・」と思うことばかりです。

ただ、成功確率が低い留学に出てしまうと成功を『運』に頼ってしまうことになるので、人生を『賭け』にしないためにも、将来の安定や成功を手にする可能性を引き上げることだけは忘れないで頂ければと思います!