留学で苦労したことTOP3と予防法!【留学前の心の準備】
海外へ長期で行くことになる留学では、今、日本にいるときには想像もできないトラブルだったり、『苦労』が待ち受けたりしていることがあります。
留学前から、「留学中にどんな苦労や大変なことがあるのか?」を知っているだけでも大きな違いがあるのですが、ここでは、その苦労を未然に防ぐための方法についてもお伝えしていきたいと思います!
滞在先編
そこで、まずは留学の『滞在先』でおきるトラブルや苦労することについて紹介させて頂きます。
ホームステイ先でのコミュニケーション
留学中の滞在先として、ほとんどの留学生がホームステイを選択しますが、英語が不慣れな中でコミュニケーションが上手く取れずに苦労することが多いです。
特に、ホームステイ先の家族が設定しているオリジナルの滞在ルールが理解できていなかったために、「ホストマザーに怒られた!」なんてことは、ほぼ毎日のように聞いています。
●ホームステイでのトラブルを回避するには?
もちろん英語が流暢であればコミュニケーション不足による行き違いを避けられやすくはなりますが、根本的なトラブルを避けるためには心の準備をしておくのが1番の近道です。
ホームステイはホテルではないので、おもてなしを受ける場所ではなく、自分が他人の家族に入っていって住まわせてもらっているという気持ちをもっていると、多くの場合において問題が大きくならずに済みます。
ただし、3ヵ月以上の滞在を手配されてしまっている場合は、長期に渡り一緒に住むことは時に家族以上の関係が必要になりますので、相手をリスペクトしながらも、『伝えることは必ず伝えるようにすること』で、ストレスの少ないホームステイ生活ができるようになります。
- 滞在期間が2ヵ月以内のホームステイは遠慮の意識!
- 滞在期間が3ヵ月以上のホームステイは家族の意識!
シェアハウス探し
シェアハウスも無限にあるわけではないので、探す期間は1~2ヵ月程度の余裕をもって頂ければと思うのですが、それでも、希望の滞在先が見つかるまで、「何軒も何軒も歩いて周った!」というのは良く聞く話です。
ただ、ネットで見た画像や映像だけを信じて入居を決めてしまうと、「住所の場所に家が無かった・・」や「お金だけだまし取られた!」というトラブルも数多く報告されているので、しんどいかも知れませんが、1軒1軒、地道に訪ねて回ることは必須だとお考え下さい。
●シェアハウスでのトラブルを回避するには?
シェアハウスでのトラブルを回避するには、滞在先を決定する前に、ハウスオーナーとの面会と契約書を交わすこと、そして、一緒に居住することになるルームメイト(シェアメイト)と会うことだけは絶対に忘れないでください。
また、お家を訪問する際は、1人での訪問は避けて友人たちと行くことと、可能であれば入口の扉は開けたままにしておくなど、逃げ道の確保も身を守る術の1つとして心に留め置いて頂ければと思います。
- シェアハウスには1人で訪問しない!
- ハウスオーナーとの面会と契約書を交わす!
- ルームメイトとも入居前に必ず会っておく!
【番外編】クレジットカードがATMに飲み込まれてしまった?!
海外に設置されているATMの悪性能は有名で、紙幣を上手く読み取ってくれなかったり、「キャッシュカードやクレジットカードを差し込んだら、そのまま戻って来なくなってしまった!」というトラブルは数多く報告されています。
こんな時は、慌てずにATM横に記載されているカスタマーサービスセンターの電話番号を探しましょう。
問い合わせれば、遠隔でATMを操作してくれることもあるので、その場を離れずに電話してみると対応方法を教えてくれます!
- ATMにクレジットカードを食べられてしまったら慌てずに問い合わせ!
ホームステイやシェアハウスでそんなトラブルがあるんですね!
滞在先でのトラブルは、留学で発生するトラブルの中でも最も高頻度なものの1つなので注意してくださいね!
語学学校・カレッジ・大学編
続いては、語学学校やカレッジ・大学などに進学した時におきるトラブルなど、注意しておいて頂きたいことを紹介いたします。
英語力が伸びないことによる精神的な苦労
「海外に行けば英語が話せるようになるだろう!」と思われていらっしゃる方になればなるほど、英語力が期待したほど伸びず、「なんで話せるようにならないんだ!?」といった焦りや苛立ちの中、メンタル的に厳しくなってしまうケースも少なくありません。
また、留学期間が6ヵ月以内などの短い人の場合には、そもそも一生懸命に勉強をしたとしても英語力の伸びは限定的になってしまうことも多いため、帰国間際になって理想と現実のギャップに苦しむ方も多いです。
●英語力の伸びに関する悩みを回避するには?
そもそも、英語力の伸びについてメンタルが厳しくなってしまう方の多くは、留学の目的や目標の設定が正しく行えていないケースがほとんどです。
例えば、看護師として働いている方が半年間の留学で、留学の目的を『外国人患者にも対応できる看護師になるため』、目標は『留学期間中にTOEIC850点(英検準1級)を取得する』と設定した場合、少なくとも日本でTOEIC600点(英検2級)レベルの英語力が無ければほとんどのケースで到達できません。
また、TOEIC850点(英検準1級)レベルでは、医療現場で英語を使うことによる責任とストレスに耐えられない看護師さんが多いようで、せっかく留学で伸ばした英語を職場で利用していないケースも珍しくありません。
そこで、留学の目的や目標を現実的に考えながら、しっかりと設定しておくことで、理想と現実のギャップに苦しむことも少なくなりますので、メンタルヘルスに不安を感じている方も安心して渡航して頂けると思います。
- 英語力は簡単には上がらないので留学の目的や目標をしっかりと設定しておく!
カレッジ・大学へと進学したものの・・
「留学では自分の好きな分野を学ぶべきだ!」という風に考えて、海外でカレッジや大学に進学したものの、卒業後、取得した学位の関係でビザの期間が短くなってしまったり、就職活動が厳しくなってしまったりすることもあります。
というのも、国によっては理系分野でなければ就労ビザの期間が短く設定されていたり、プログラムによっては就労ビザや永住権取得へと繋がらなかったりするものもあるためです。
●カレッジや大学進学時のトラブルを避けるには?
カレッジや大学進学時のトラブルを避けるには、留学前から世界経済や政治の動きなどを考えながら、確率の高い将来設計を行っておくことをオススメいたします。
例えば、銀行の窓口担当者などは、既に海外では、AIやロボットの導入により職業そのものが無くなってきているので、今から学位取得をして目指したとしても就職できる可能性はかなり低くなっています。
そのため、カレッジや大学に進学するかたは、将来の方向性まで想定して考えてくれるような人に相談されることを忘れないでください。
- カレッジや大学進学の際には将来の設計も忘れない!
【番外編】時差の影響で初日に登校できなかった!?
時差が大きく開く国へ渡航する際に、最初に直面するトラブルは『時差ボケ』といっても過言ではないです。
多くの生徒さんは学校スタートの直前に現地に到着されますが、登校初日に向けて、ドキドキや緊張して眠れなかったり、追い打ちをかけるように時差ボケで眠気が全く起きなかったことで、「前日は徹夜をしてしまった・・」という話もよく聞きます。
●時差ボケによるトラブルを避けるには?
時差ボケの対策法として最も良いのは、飛行機の照明に合わせて自分の睡眠を合わせることです。
というのも、飛行機は到着先の時間に合わせて乗客の食事や睡眠時間を調整してくれているので、機内の照明に合わせて活動したり、眠っておいたりすることで時差ボケになるリスクを下げることが可能です。
「こんな時間に眠れないよ・・」というケースでも、アイマスク等を使って目を閉じておくだけでも時差ボケによる影響は大きく変わってくることを少しだけ覚えておいてください。
- 時差ボケを避けるには機内の照明に従って行動すると良い!
全く、そこまで考えていませんでした・・!
将来のキャリアまで考えておくだけで、人生を有利に進められるようになるのでオススメです!
キャリア・仕事編
続いては、将来のキャリアや仕事についてのトラブルや悩みについて紹介させて頂きます。
就職までの道のり
「海外で働きたい!」や「ワーホリでアルバイトしたい!」という希望をよく伺いますが、そうした方が就職に結びつけるための道のりで苦労されていらっしゃることについてご存知でしょうか?
というのも、コロナ禍で留学やワーキングホリデーが禁止になっていた頃は、歴史的な人手不足による影響で、皿洗いなどのエントリーレベルのアルバイトの時給が「5,000円超になっていても働き手が見つからない!」という時期がありましたが、コロナ以降は留学生の殺到で全く逆の状況となっているためです。
現実的には、留学生の多くはアルバイト先を選べないような状況になっていて、例えば、最低賃金になっているような日本食レストランや居酒屋でも、ひっきりなしに履歴書を持参する留学生がやってくるような状況となっているためです。
そのため、留学先でのアルバイト探しは競争率が凄いことになってしまっているため、困ってしまう方が増えてきています。
●アルバイト探しで悩まないために?
留学中のアルバイト探しを有利に進めるためには、『英語力 + 働くスキル』の両方を揃えることが必須です。
そのため、留学生の中には、カナダのCOOPプログラムなど企業でのインターンシップができる留学プログラムで渡航して、海外で職歴を稼ぐことができるようにすることも1つの手です。
- 企業インターンシップなどを留学プログラムに組み込む!
突然の解雇の可能性
苦労して見つけたアルバイト先でも、実は、突然の解雇になる可能性は、皆様が思っていらっしゃる以上に高いです。
例えば、仕事を終えた後に店長に呼ばれ、「明日からは来なくて良いよ!」と言われてしまうことは、留学生にとって日常茶飯事です。
●突然の解雇にどう対応する?
アルバイト先を突然解雇されてしまう原因は、景気が悪くなったり、お店にとって更に好条件のスタッフが見つかったりなど様々なのですが、海外では突然解雇されても文句が言えるような環境ではないことがほとんどです。
そこで、解雇されてしまっても次の仕事が見つかるようにスキルアップを心がけておいたり、そもそも解雇されないようにオーナー(経営者)と良好な人間関係を作っておくことも覚えておいてください。
また、可能であれば『自分にしかできない仕事』に就職することができていたら、将来に渡って大きな強みになる可能性があるので、「何のアルバイトで働くか?」なども計画的に行動することもオススメいたします。
- 良好な人間関係を作っておくことで解雇されないように備える!
- スキルアップを心がけ、解雇されても大丈夫なようにする!
【番外編】留学でキャリアを壊さないために
メンタルヘルス問題を抱えている人が増えている関係もあって、日本では半年以上のブランクがあるかたの採用を避ける企業が増えてきています。
そのため、社会人の皆様にとって留学は、どうしてもキャリアダウンに直結してしまいやすいものとなっているため、海外でのアルバイトをされる場合においても注意して頂ければと思います。
特に、ジョブホッパーと呼ばれる20代で2回以上の転職経験がある人材も、再就職が難しくなるので、可能であれば将来に繋がる仕事をされることを心の片隅においておくようにしてください!
- 留学するとブランクができるから再就職が厳しくなる!
- 将来に繋がる仕事ができるのがベスト!
日本ではブランクがあったら採用を敬遠する企業が多いんですね!
再就職希望者へのアンケートを検索すると、「再就職時にブランクは影響する!」と大部分の人が回答しているものばかりが見つかるので注意したいです。
困った時の対処方法
様々な場面で、様々な苦労があるがあることを知って頂いたところで、最後に、困ったことやトラブルが起きた時の対処方法を簡単にお伝えしていきます。
困った時のフローチャート
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- Step.1 まず落ち着く!
- あわてていては、考えられるものも考えられません。まずは落ち着いて、何が出来るのか考えましょう。
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- Step.2 助けが必要か?自分で解決できるか?
- 緊急事態の場合は、助けが必要なことが多いかと思いますが、時間が解決してくれることや自分自身で解決できることもあります。
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- Step.3 必要に応じて各所に連絡・相談!
- 誰かに話すことで考えがまとまったり、アドバイスを貰えることがあります。
- トラブルに巻き込まれた時は冷静に行動する!
こんなことまで考えて留学を作っているなんて聞いたことなかったです!
実際は、もっともっと深い内容で留学を作っていますので、キャリア等が心配になるようでしたらココア留学へとご相談ください!
留学で苦労したことTOP3と予防法!【留学前の心の準備】まとめ
海外では「日本ではあり得ない!」と思うビックリするようなことが起きたりします。
今まで直面したことが無い事柄に対して、慌てないということが難しいかもしれませんが、兎にも角にも冷静に判断することは必須なので、落ち込んでいるときも、焦ってしまっているときも、まずは落ち着いて考えることだけは覚えておいて頂ければと思います。
そして、もし「私は将来に繋がる留学がしたい!」というかたがこちらにいらっしゃいましたら、ココア留学へ相談して頂ければ嬉しいです!