留学のお見積もりが簡単に分かるのはおかしくない?
留学を検討する際、留学費用のお見積りについて、気になっていらっしゃる方も少なくないと思います。
しかしながら、お問い合わせ時に「お見積りが欲しいです!」とご連絡いただくことがありますが、実は、「留学費用のお見積りは簡単には出せない!」という教育団体ならではの裏事情があります。
そこでここでは、「お見積りくらい簡単に出せるでしょ!」と思われがちな、留学費用のお見積りについての裏側についてお伝えして参ります。
見積もりが簡単に出せない理由
「カナダの語学学校6ヵ月で、その後、ワーキングホリデービザに切り替える予定のプランで見積もりをください!」や「オーストラリアで語学学校に3ヵ月通ってから、カレッジに進学するつもりです。見積もり希望」
上記は、実際にココア留学へとお問い合わせ頂いたことのある内容で、1つ目は『カナダで語学学校6ヵ月分の学費』で、2つ目は『オーストラリアで3ヵ月の語学学校+カレッジの費用』に関するお見積りについてです。
留学費用はどこまで含めるのか?
ここで皆様に考えて頂きたいことは、「留学費用についてどこからどこまでを含んでご提示すれば良いのか?」という点についてです。
例えば、滞在費や交際費、通学の交通費、通信費、航空券代、保険費用、それにビザ代や手配料などは留学費用として含んでご案内すべきものでしょうか?
また、カナダやオーストラリアといってもかなり広いので、何州の何市への留学かによっても学費は大きく変わりますし、滞在先がホームステイなのか寮なのか、それともホテルや友人宅なのかによっても変わってきます。
他にも、単純に語学学校と言っても1国だけで何千というスクールがあり、受講期間やコマ数、それにコースの種類によっても費用が大きく変わるため、「留学費用のお見積りは簡単に出てこないものだ」とお考え頂ければと思います。
- 留学の選択肢は何万、何億通りもある!
- 留学のお見積りは簡単に出せるものではない!
留学の種類がそんなに多いとは思っていなかったです!
新しいスクールやコースなどは、ほぼ毎日のように出てきていることも覚えておいてください!
希望通りのお見積り?
次に、「〇〇留学のお見積りが欲しい!」というケースで、注意して頂きたいポイントについて紹介させて頂きます。
本当にその留学プランで良いの?
留学生の多くは、予算重視で留学を考えているため、見積もりに対しても1円でも安いものを期待しています。
しかしながら、たとえ留学費用が安かったとしても、想定していた以上に英語力が伸びなかったり、目指していた進学や学位取得ができなかったとしたら、どう思いますか?
正直、留学費用が無駄ですよね?
もし本気で留学を考え、「英語を話せるようになりたい!」や「何かスキルを身に付けたい!」、または「キャリアや経験として日本に持ち帰りたい!」と思うのであれば、予算よりも先に留学内容にフォーカスを当てて頂ければと思います。
●自分に合った留学プログラムのお見積り!
そうすることで、自分に合った留学の適正価格を知ることができ、「想定した予算や留学期間が適切だったのか?」についても知ることが可能になります。
また、最初から留学費用やプログラムが決まってしまっている短期のパッケージ留学については、ツアー旅行のようなもので、『一般的な日本人にマッチした平均的なプログラム』となっており、1人1人の留学に対してマッチしたものにはなっていないので注意が必要です。
- 留学と海外旅行は違うことも忘れない!
- 留学では何かを学んで帰ってくることが重要!
留学内容を作ると節約になる?
また、実は、オリジナルに留学内容を作り込むことで、長い目で見た時に無駄な出費を抑えることに繋がったり、必要な教育に集中して自己投資できるようになるため、最終的に留学費用が安くなることも珍しくありません。
加えて、留学生の多くは、留学の自分自身と向き合わないままに、一般的な留学に出ていってしまうため、自分探しの留学になってしまっているケースも珍しくありません。
自分探しをすることは悪いことではありませんが、自分の将来の方向性を設定した上で留学することは、目的なく過ごす時間をゼロにすることができますので、ピンポイントで質の高い留学に安価で行けることになるのでオススメです。
- 留学のプランニングは留学費用を安価にできる!
予算が心配だったのですが、将来のほうがもっと心配です!
留学はしっかり作り込めば、将来の収入を引き上げることにも繋がりますので、安心にも繋がります!
それでも見積もりが知りたい!
それでも、「やっぱり先に見積もりが無いと検討できません!」という方もいらっしゃいますよね。
特に、2~3年後の留学を検討されていらっしゃるような場合、大まかな予算を知った上で、「2~3年かけて留学費用を貯めたいです!」というケースもあるかと思います。
そんな時には、以下のような計算方法についても参考にしてみてください。
留学費用は生活費に合わせて!
円安や円高などの影響もありますが、実は、海外での生活費は、日本での生活費に10万円/月をプラスして頂けれると、だいたいの生活費が計算できます。
しかしながら、「国によって物価が違うのではないですか?」と疑問に思った方も多いと思います。
もちろん、国や地域によって物価や生活費は大きく異なっているのですが、プラス10万円ほどの予算感を持っておいて頂ければ、たとえ生活水準の高い国で合ったとしても、節約で対応できるレベルの誤差になります。
そのため、留学の相談をしなくても海外の生活費の目安を知ることができるのでオススメです。
- 日本での生活費にプラス10万円をすると海外の生活費はカバーできる!
学費はどれくらい?
次に、海外の学費に関してですが、こちらは何を学ぶかや国によって大きくことなってくるため、10万円~100万円/月(またはそれ以上)と、幅があることを知っておいて頂ければと思います。
ただし、多くの方が留学に出られるケースとして、アメリカやイギリスなどの高額なカレッジや大学などを選択しなければ、月15万円~くらいの学費となっていることが多いため、参考にして頂ければと思います。
また、留学先によっては、たとえ物価が高くてもアルバイト収入を計算に入れることもできるため、留学プランによっては最終的にプラスで帰国することを視野にいれることも不可能ではないことも覚えておいてください。
- 留学先でお金を貯めて帰国する留学生もいる!
留学先でお金を稼いで帰ってくることもできるんですね!
ただし、「稼ぐこと」を視野にいれる際には、選択する職業や将来のキャリアプランなどが重要になるので、専門家への相談することだけは忘れないでください!
ココア留学のお見積り
ここまで、「留学のお見積りは簡単には出ない!」という点について、お話して参りましたが、それでは実際に留学のプランニングするにはどうしたらよいのでしょう?
留学費用の概算確認方法
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- Step.1 留学の目的や希望を確認する
- どんな留学目的や希望をもって留学へ旅立とうとしているのか確認します。
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- Step.2 最初の留学期間とご予算設定
- 基準となる留学期間と予算を仮に設定していきます。
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- Step.3 ベストプランを作る
- 基準の留学期間と予算も元にしながらも、希望や目的の達成のためのプランを組んでいきます。
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- Step.4 最終的な留学期間と予算の決定
- ベストプランを組み立てた上で、最終的なお見積りを出します。
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- Step.5 留学に向けての準備
- 留学に向けて具体的な準備を進めていきます。
- 自分と向き合い留学目的はしっかりと設定しておく!
- 目的に合わせて留学費用を設定する!
安ければ良いとだけ思っていましたが、目が覚めました!
留学はプランニング次第で、皆様の可能性や将来を簡単に潰してしまうものになること忘れないでください。
留学のお見積もりが簡単に分かるのはおかしくない?まとめ
留学生の中には、人生を賭けた留学を検討していらっしゃる方もいらっしゃいますが、留学費用に負けてしまって、『気づけば自分を納得させる形で留学目的や目標を変更してしまう』というケースも少なくありません。
ただ、ここで皆様に知っておいて頂きたいのは、留学目的や目標をお金によって変更することは、『自分の可能性や夢を売ってしまうとこと』と同義となるくらい辛く厳しいことです。
例えば、カナダでは無理でもオーストラリアでは可能だったり、オーストラリアでは無理でもアメリカでは可能になるなど、世界視野で考えれば道が開けるケースもあります。
そこで、もし本気で留学を検討されていらっしゃる方がこちらにいらっしゃいましたら、夢を諦める前に、ココア留学へとご相談頂ければと思います。