留学費用・予算

留学費用の効率の良い稼ぎ方は?半分を奨学金でコスパ最高?

留学費用の効率の良い稼ぎ方は?半分を奨学金でコスパ最高?のイメージ

時折、留学生の中からは「私には夢があってどうしてもこれを実現したいんですが留学費用がどうしても足りません。どうすれば留学費用を効率よく稼ぐことができますか?」と言う相談をお受けいたします。

これはなかなかに難易度の高いご質問で、一般的な留学エージェントやカウンセラーへとアドバイスを求めてしまっては、後々、大やけどをする危険性があるものになっています。

そこでここでは、ココア留学を利用されていらっしゃる皆様にお伝えしている「最も効率の良い留学費用を稼ぐ方法!」というものについて紹介させていただきたいと思います!

クレジットカードのローンは絶対ダメ!

しっかり計画ノートを取る女性

まず、留学費用を貯めることを考える人の多くが、実際に調べたことがあると思われるクレジットカードや金融機関などの、ローンについてのお話から始めさせて頂きます。

留学会社の学費支払いについて、時折、「クレジットカードでローンを組んでのお支払いなども可能ですよ!」といったものを見かけますが、教育関係者として驚くことが多々あります。

それもそのはず、クレジットカードのローンを使って留学費用のために「いくら借り入れをするのか?」は個人によって異なりますが、どんな場合においても借りたお金には利息が付くためです。

例えば、半年の留学費用として150万円の借り入れをした場合、以下に、留学費用の150万円をクレジットカードローン(5年/60回払い)で精算した場合の簡単な計算表を作ってみたのでご覧ください。

クレジットカードの留学費用後払い表
  初回支払い 2回目以降 分割払手数料 お支払総額
支払い 29,805円 29,700円 282,105円 1,782,105円

※ 分割金利は60回払いを適用。
(オリコカード:2023年度調べ)

ローンは上手に利用すること?

150万円の借り入れに対して+282,105円もの利息がついてしまう訳ですから、留学を希望される皆様にとって「軽はずみに利用するのは持続的ではない!」ということは分かりますよね?

特に、留学には教育ローンという形で、他のローンと比較して安価な金利で融資して貰える金融機関は沢山あることも併せて覚えておいてください。

また、ココア留学生の中には、日本政府が運営を行っている日本政策金融公庫を利用されるかたも沢山いらっしゃいますが、同様に5年返済計画で150万円の融資を受けても返済は+74,300円と金利は4分の1になっています。

  • 留学費用の支払いでカードローンの利用は絶対に避ける!

カードで分割払いの場合は?

こうしたお話をすると、「先にクレジットカードで学費を支払って分割でカード会社に返済をするのはどうですか?」ということをおっしゃる方がいらっしゃいます。

この場合、ショッピングリボ払いという形でのカード利用になるのですが、その金利は15.00%程度に設定されており、これまでに案内している60回(5年)に分けて返済する場合、金利は+54万6341円となります。

つまり、150万円の借り入れに対して200万円以上の返済が必要になるため注意して頂ければと思います。

  • 留学費用の支払いに分割払い(リボ払い)も使ってはいけない!
留学生
留学生

留学エージェントからクレジットカードの支払いをオススメされたことがあります。

COCOA
COCOA

クレジットカードは安心安全を担保してくれるものですが、それはある程度、金融に知識があるかたが対象になっていることも忘れないでください!

お金を貯めるならば正社員を辞めないこと!

少し裕福な暮らしをしている外国の女性のイメージ

次に、留学生の中には留学資金を貯めるために「私は昨日、夢を追うために新卒入社した会社を退職してきました!」というかたがいます。

そして、こうした方々は口を揃えて「私の会社は給料が悪いブラックなんで!アルバイトした方がお金が貯まるんですよ!」と嬉しそうにおっしゃるのですが、これって本当に安易に決断をしても良かったことなのでしょうか?

アルバイト・派遣はキャリアが壊れる?

会社を辞められた方が働くアルバイト先と言うのは、決まってリゾートバイトやホテルでの接客、それに飲食店スタッフにビル清掃といった仕事や、簡単データ入力にコールセンタースタッフなど、いわゆるアルバイトの中でも時給1,500円を超えるような高時給といわれるお仕事です。

一見すると割りの良い仕事のように感じられるかたも多いと思いますが、実は、皆様のキャリアを考えますと、将来的に大きなマイナス影響が出る可能性があるので注意が必要です。

再就職が難しいホスピタリティ系の職業?

日本ではサービス業などといわれることの多い仕事、例えば、飲食店のスタッフやホテルの受付などは、海外ではホスピタリティという枠組みとして説明されることが多い職業になります。

これは、いわゆる日本では『おもてなし』を主要業務にしている職業になるのですが、実は、こうしたサービス業系のキャリアになってしまった人というのは、違う業界や業種への転職が難しくなるといわれています。

特に、ホスピタリティ系のお仕事というものは、若いうちは募集も多く給料が良いように感じられるのですが、30~40歳にもなると他の業種と比較して平均給料が半分程度にまで下がってしまうため、仕事を辞めてしまう人が非常に多い業界(離職率が高い仕事)です。

そのため、どのようなキャリアを築いてきているかは人によって大きくことなりますが、『お金』のことだけを考えて安易にアルバイトを始めてしまうと、今度は将来にツケが回ってくる可能性が高くなることも忘れてはいけません。

  • 安易な退職・アルバイトの開始でキャリアが壊れてしまうこともある!

新しい生活は出費の連続?

また新しいアルバイトを始めてしまうと、どうしてもアルバイト先で新しい誘惑が生まれてしまうことにため、「なかなかお金を思うように貯められない・・」という話もお伺いします。

特に、これまで正社員として激務に耐えていらっしゃるかたの場合、軽い労働となるアルバイトを選択してワーク・ライフ・バランスを整えようとされる方も多いのですが、そうした方から「自分の時間が作れてしまうことで余計な出費が増えてしまった・・」という報告を受けるケースは本当に多いです。

先にも少しキャリアについてお話させて頂いておりますが、「費用が貯められないのでアルバイトの期間が延びてしまった・・!」ということは、その間、将来のキャリアにとってマイナス影響が貯まってきている可能性があります。

転職業界では「将来、飲食業界を抜けたいならば25歳までに辞めること」という格言のようなものがありますが、皆様の年齢にも注意しておいて頂ければと思います。

  • アルバイトを始めると逆に出費が増えてしまうこともある!
  • 飲食業界を抜けたいならば25歳までに辞めること!

実は正社員のほうが収入が多い?

また、皆様にとって意外なことかも知れませんが、実は、アルバイトよりも正社員のほうが給料は高くなっていることがほとんどです。

というのも、手取りの給料で考えてしまうと、支払い前に引かれてしまうためアルバイトと比べて収入が低いように感じてしまうかも知れませんが、正社員として働くと様々な社会的な保障が付いており、実際は、皆様が思っていらっしゃる以上に隠れた収入が出ています。

そのため、会社を辞めてから留学について考えるよりも、会社を辞める前にご相談頂いたほうが、様々な場合においてプラスになることが多いです。

もし、お仕事を辞めて留学に出ることを考えていらっしゃる場合、必ず先にキャリアや留学の専門家へ相談されることを強く推奨させていただきます。

  • 会社を辞める前にキャリアや留学の専門家へ相談すること!

正社員とアルバイトの給料はどれくらい違う?

※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます

グラフの操作方法

上のグラフで正社員の給与(ピンク)をクリックして頂くと、正社員とアルバイトや派遣で働く方々の平均給与を比較することができます。

「アルバイトの方が給与が良いのかな?」と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、アルバイトの給与はやっぱり驚くほど安いです・・。

  • 年齢を重ねるたびに正社員とアルバイトの給料差は大きくなる!
留学生
留学生

やっぱりアルバイトで留学費用を貯めるよりも、正社員で貯めた方が良さそうですね・・

COCOA
COCOA

アルバイトだとキャリアにもブランクができるので慎重に考えてください!

正社員と非正規社員の平均給与比較
  年齢 雇用形態 月収
20代 20~24歳 正社員 21万3200円
非正規 18万2100円
25~29歳 正社員 24万5700円
非正規 19万8200円
30代 30~34歳 正社員 28万2400円
非正規 20万4900円
35~39歳 正社員 31万3300円
非正規 20万7700円
40代 40~44歳 正社員 34万2100円
非正規 20万5600円
45~49歳 正社員 37万2800円
非正規 20万6100円

※ 賃金構造基本統計調査の結果。
(厚生労働省 :2019年度調べ)

留学費用はコスパが全て?
留学費用はコスパが全て!渡航期間で考えるな!!

留学費用について議論になることが多いのは「コストパフォーマンスを重視するかどうか?」についてです。留学はコスパを重視すべきなのでしょうか?良かったらご覧ください!

留学費用はコスパが全て!渡航期間で考えるな!!

留学のための目標金額は300万円!?

自然の中で将来をイメージしている女性

海外キャリアと留学費用についての関係性についてですが、ざっくり申しますと「海外でキャリアを積んで帰ってくるためには、どんなに安いプランニングしても生活費などを含めて約300万円が必要!」というケースがほとんどです。

「300万円ってめちゃくちゃ高いですね!?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、この300万円の留学費用というのは1年分の留学費用と言うわけではなく、実は、2~3年の留学期間を考えた留学費用だとお考えください。

例えば、3年間の留学費用が300万円だとするならば1年で考えると100万円になる訳ですが、キャリアを考えてここまでの金額に抑えられるというのは一体どうしてなのでしょう?

  • 3年間のキャリアを考えた留学が300万円!?

300万円で3年の留学ができる理由とは?

300万円で3年の留学プランニングができるのは、実は、最初の1年で海外生活を自分自身の収入で賄えるようにした留学プランニングを行うからなんですね!

ただし、このプランニングはかなり慎重に組み立てていかなくてはいけませんので、留学プランニングする側からすると皆様が思っていらっしゃる何倍も精神をすり減らしながら行うことになります。

特に、「今は良くても将来は?」というのは、皆様もコロナを経験されて何となくイメージできるかと思います。

経済状況や国際関係の悪化があったりした時にもフレキシブルに対応できるような計画を作るとなると、「プランニングのために一体どれほどの勉強量が必要になるのか?」についてお察し頂けるかと思います。

そのため、海外旅行の延長線上のような留学相談ではなくて、本格的なキャリア相談をしなくてはいけないことも併せて覚えておいてください!

  • 海外で本格的に稼げる留学を作ることが大切!
留学生
留学生

留学先では楽しむことばかりを考えていました・・。

COCOA
COCOA

留学を楽しむことは大切です!
でも、楽しむためには『お金』や『計画』が必要になることは忘れないでください!

留学費用をケチるのは?
お金がないのに留学!それって逆に損してない?

留学費用をケチってしまうあまり、逆に留学で大損されるかたも少なくありません。良かったら合わせてこちらも参考にしてみてください!きっと目からウロコです!!

お金がないのに留学!それって逆に損してない?

留学費用を稼ぐのは150万円で良い?

未来に向けて歩き出そうとしている女性

そして最後に、先にも紹介している『日本政策金融公庫』という国が賄っている教育奨学金システムを利用した、最短で効率のよい留学・キャリアアップのルートについて紹介いたします。

日本政策金融公庫の奨学金は「将来的に返済をしなくてはいけない」という教育ローンに近いものになりますが、銀行やクレジットカードと比べると国が運営しているだけあって、その返済金利は150万円ほどの教育奨学金であれば、5年間で+74,300円と格安に設定されています。

そこで、皆様にはキャリアアップのために300万円貯めるのではなく、奨学金を利用して最短・最速ルートにて留学されることをオススメいたします。

300万円全額貯めない留学とは?

まず、先に説明させて頂いた通り、留学でキャリアアップするためにはどうしても300万円程度の費用が必要になってきます。

ただ、それを日本のアルバイトなどでコツコツ貯めていては、気づいたら年齢も重ねてしまいますし、キャリアが崩壊してしまう危険性も少なくありません。

そこで、留学費用の内訳としては、自分で用意する費用としては150万円、そして政府から融資を受ける費用として150万円という形で300万円を用意されることをオススメいたします。

以下には、自分で150万円を貯めた後に100万円の教育ローンを受け返済するシミュレーションを作ってみましたのでご覧ください。

留学で日本政策金融公庫を活用する流れ!

  1. Step.1 留学相談をスタートさせて日本政策金融公庫から融資を受ける
    自己資金150万円+教育奨学金150万円でいよいよ留学スタートです!
    (※ 国の教育奨学金150万円を5年で返済した利息は1月で1,238円です)
  2. Step.2 海外で正社員として働けるレベルまでスキルアップする!
    年収2倍の達成を目指し英語力だけでなくスキルアップにもこだわります
    絶対に知りたい『転職キャリア留学』とは?
  3. Step.3 留学先で仕事スタート!
    留学生のスキルや英語力にもよりますが仕事スタートまでの目安は半年~1年半です
    (※ ステップを踏むことにより将来のキャリアに繋がらない仕事は絶対にしません)
  4. Step.4 海外or日本で働いて年収500~900万円を目指す
    正社員として海外で仕事をGETして奨学金返済のスタートです!
    (※ 公庫への返済は26,700円/月なので月収を3万円アップさせるだけで生活水準を落とす必要はないです)
  5. Step.5 留学でキャリアアップのルートに乗る!
    留学でキャリアアップルートに乗ったならば一気に返済してしまってもOKです!
    (※ 留学を上手に行うと平均70~150万円ほど年収は上がります)
  6. Final Step. 早い方なら2~3年で完済します!
    留学先で正社員になると給与は跳ね上がりますので早期返済完了の方も多いです!
    留学で英語力を伸ばして就職活動を完全攻略せよ!!
  • 先にキャリアをアップしてから後で働いて返すというのが勝ち組の考え方!
留学生
留学生

まずは働いて貯めないと・・とばかり考えていました。

COCOA
COCOA

残念ですが、働いて貯めたお金で留学している人よりも、親に借りたり金融機関から融資を受けたりしている人の方が成功者は多いです!
それは、スキルアップしてから働いたほうが給料は高くなるので効率が良いですもんね!

留学費用の効率の良い稼ぎ方は?半分を奨学金でコスパ最高?まとめ

椅子に腰かけ真剣にこちらを見つめる外国の男性

ここでは、留学の費用を効率よく貯める方法として、自分自身で貯める金額を150万円にして、日本政策金融公庫の利用額を150万円とすることで、非常にスムーズにキャリア構築から返済まで進めることをお伝えさせていただきました。

留学やワーキングホリデーにこうしたプログラムを組みこむ事は、留学生に対する深い理解と金融に関する知識、そして日本や海外の経済に関する幅広い知識も必要とします。

その知識レベルがどれほどのものかと言うと、例えば「来年のアメリカの景気はどうなりますか?」と聞かれた時に少なくとも簡単な見通し程度は答えられる知識を持った人間が留学プランニング時のミーティングに参加していることが求められます。

そのため、個人の簡単な判断だけで「300万円あったら良いんだよね~!」と言うふうに考えることだけは絶対に止めていただければと思います。

そして万が一、留学費用のプランニングができる人が身の回りにいないと思った時には、お気軽にココア留学へとご相談いただければ、しっかり相談した上で留学プランと奨学金返済までの流れを作り上げさせて頂きます!