留学するなら時代はSTEAM分野!って本当ですか?
皆さんは、『STEM分野』や『STEAM教育』という言葉について聞いたことはありますでしょうか?
実は、STEM分野やSTEAM教育というものは、皆様の留学を劇的に向上させる可能性があるものだったりしますので、ここでは2019年にココア留学が記載した元記事と比較しながら紹介させていただきたいと思います。
そもそもSTEAM分野ってなに?
さて、「そもそもSTEM分野やSTEAM教育とは一体どういう意味なのか?」、その定義について紹介させて頂きます。
一般的にSTEM分野と呼ばれるものは、科学:Science・技術:Technology・工学:Engineering・数学:Mathematicsの頭文字をとった教育分野になります。
このSTEM分野に対して、芸術:Artを加えたものが、STEAM分野やSTEAM教育と呼ばれるものであり、世界中で注目されている教育分野になります。
- STEM分野に芸術(アート)を加えたものがSTEAM教育!
理系や文系とは違うの?
日本ではよく『理系』と『文系』で区別されがちですが、STEAM教育では理系や文系などの枠には囚われることなく、将来を見越したクリエイティブな人材を育成する教育分野となっています。
そのため、日本では文系として考えられている『芸術:Art』もSTEAM分野に組み込まれています。
- STEAM教育はクリエイティブな人材を育成する教育分野とされている!
STEM分野っていう教育分野があるんですね!
STEM分野は、アメリカのオバマ元大統領が言及したことで一気に世界中に広がりました!
時代はAIに置き換えられない仕事?
STEM分野が世界的に重要な学問として取り上げられている最大の理由として、「AI(人工知能)に置き換えることが難しいから!」ということが教育専門家の間で挙げられています。
2014年にイギリスの名門オックスフォード大学に発表された研究によると、企業によるAIなどの導入により今後10~20年間で、現在ある職業のうち49%が人からAIに置き換えられることが予想されました。
AIに置き換えられない仕事とは?
つまり、日本にある職業のうち約半数が失われることになるという恐るべき予想が立てられているのですが、こうした中で『AIに置き換えられない仕事』としてどういうものが挙げられているのでしょうか?
そうです。勘の良い方ならお気づきかもしれませんが、AIが弱点としているクリエイティブ(創造的)という特徴にハマる職業になります。
それは例えば、新しいAIシステムの開発者やビックデータと呼ばれる膨大なデータの管理者、または人のために役立つロボット製作者や、感動的な芸術作品を作るアーティストや心に沁みる空間をデザインするデザイナーと言った職業が挙げられます。
●世界の教育トレンドとは?
つまり、世界の教育は『AIに置き換えることができない職業で活躍できる人材を育成する方向』で動いているわけです。
目をそらさず直視するのは怖いかも知れませんが、もうあと10年、20年もすると、就職活動のライバルとしてAI搭載のロボットが出てくることは間違いないというわけです。
- 上記はChatGPTが登場する前、2019年時点にてココア留学で予想していた未来です!
AI導入についての余談
実は、もう既に私たちの周りには多数のAIシステムが導入されており、職業を失う人が増えてきています。
例えば、コンビニのセルフレジの登場によりコンビニ店員の雇用は減っているといわれていますが、既にアメリカでは完全なる無人コンビニが誕生しています。
そのシステムというのは、商品の購入レジも必要なく、商品を手に取りカゴに入れた時点でAIを搭載したカメラが何をカゴに入れたかを把握して、店を出た瞬間に自動的にクレジットカード決済が行われるというシステムになっています。
●無人なのに万引きもできない?
こうしたシステムでは、顔による個人認識はもちろんのこと、動きによる判別なども行われているため、万引きも激減すると言われており、今後のシステム導入は急加速すると予想されています。
日本では、ローソンが2025年にも全国的に全店舗展開する予定で、「何人のアルバイトが解雇されることになるのか?」と想像するだけでも膨大な人数になることが考えられています。
- 無人コンビニは人手不足により導入が加速している!
え!ココア留学の予想がめちゃくちゃ当たってるってことですか?
実は、こちらの元記事は2019年に公開したもので、その時点で、AIにより仕事が奪われることを留学生の皆様に注意喚起しておりました!
世界中でSTEM分野が有利!
こうした世界的にSTEM分野での教育に人気が集まる中、日本の教育も急ピッチで変更が行われています。
例えば、先進国に遅ればせながらも、ようやく小学生のプログラミング教育が始まり、コンピュータを使って何かを学ぶという機会が今後は大幅に増えていくことが予想できます。
以下は2019年時点の予想記事です!
現在の高校生は、残念ながらタブレットの操作方法の説明をしているような授業を受けておられますが、それも今後3~5年でプログラミング教育を受けた小学生の成長により、大幅に変わってくることは避けようのないことです。
つまりは、今の高校生たちでさえ『遅れた世代』へと直ぐに置き換えられてしまうという訳です。
少し真剣に考えていただければわかるかと思いますが、現在の社会人の置かれている状況は職種によって、将来はかなり厳しいことになることは言うまでもありません。
●現在の状況は?
上記は、2019年時点で紹介していた内容をあえて残したのですが、教員の中には「タブレットの使い方を知らない」などの問題も多数ある中、授業への導入や操作説明を行っていたことが分かります。
しかし、2023年現在では、小学生でさえ全員iPadを持っているという状況で、当時の高校生(現在の大学生)は教育的に取り残された世代になっており、大まかな予想が的中していることが分かります。
- 現在の大学生は教育の大きな変化を体験した世代!
留学におけるSTEM教育の人気度は?
そうした劇的な変化が訪れている中で、日本人留学生の大部分がSTEM分野での留学を希望せず、海外出稼ぎワーキングホリデーが人気という状況だったり致します。
もちろん、出稼ぎワーキングホリデーや出稼ぎ留学といっているようなものは、将来の仕事やキャリアについて考え作られたカリキュラムではないため、正直、「このままで大丈夫なのだろうか?」と、渡航後に不安になっている人が急増しています。
- 日本の留学・ワーホリのキーワードは出稼ぎに!
コロナ前は短期留学が人気だと聞きました!
コロナ以降は、短期留学は小中学生が行うものになり、大学生や社会人は『出稼ぎ』を希望する人が急増しました・・。
STEM留学に出たいなら?
さて、そんな希少なSTEM分野への留学ですが、どのようなものがあるのでしょうか?
実は、皆様が想像していらっしゃる以上に種類はたくさんあります。
よろしければ以下の流れを参考にしていただければと思います。
STEMの留学ステップ!
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- Step.1 .自分の英語力を見極める
- STEM分野は、留学の中ではレベル的にかなりハイレベルなものに分類されます。 そのため、先ずは自身の英語力を上げる必要があるかの判断を受けます(目安として最低TOEIC 800点以上)。
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- Step.2 STEM分野で何を目指すか?
- ITや工学分野など、幅広い分野があるため、カウンセリングなどにより方向性を絞ります。
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- Step.3 過去のキャリアが使えるか?
- 人によっては過去のキャリアを利用することで大幅に留学のコストパフォーマンスを上げることができます。
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- Step.4 渡航後どのくらいの期間で働けるかも視野に!
- 能力が高い方は多少英語力が足りなかったとしても、学生の間からバンバン仕事のオファーが入ってきます。
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- Step.5 最短でいつ渡航するか?
- 正直、STEM分野は他の国からするとあまりにも人気なため、既にスキルがなければ入れない学校も多数あります。
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- Step.6 学校の期間から逆算
- 最後に学校が決まれば、会社を辞めるタイミングもしっかりして、無駄な時間を日本で過ごさないようにするのも大きなポイントになります。
- STEM分野に進学すると企業側から就職のオファーが殺到することも!
あれ?記事の途中からSTEAMじゃなくてSTEMに変わってますか?
これに気づいたかた凄いです!
実は、2019年の時点から大きな変更があります。
留学するなら時代はSTEAM分野!って本当ですか?まとめ
さて今回は、主に社会人の皆様に向けてSTEMとSTEAM分野と呼ばれる留学についてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
実は、この元記事を執筆していたChatGPTが登場する前の2019年は、「Art(芸術)分野についてもAIに置き換えることは難しいだろう!」という風に予想されていましたが、2024年現在では、芸術関連の分野をAIがカバーしてしまうことが分かってきたため、文章中盤から『STEM分野』という表記に変更しました。
たった4年しかたっていないのに、劇的な変化が起こってしまったことが分かります。
「将来のために何を勉強すれば良いのか?」と迷ってしまう人もきっと多いと思いますが、答えは、本当に人によって違う時代になってしまいました。
そのため、もし分からなくなってしまった時には、是非、ココア留学のコンサルティングを受けて頂くことを強くオススメさせて頂きます。