社会人留学

ホテル留学で外資系ホテルor転職してキャリア留学!?

ホテル関連の留学やワーキングホリデーのご相談は、皆様が想像していらっしゃるよりもはるかに多かったり致します。

その中でも特に多い年代は、大学生からの『外資系企業で働くための留学相談』や『短期間でのホテル有給インターンシップ経験付きの留学相談』です。

そこでここでは将来ホテルマン(ホテリエ)を目指していたり、現役の外資系ホテルでバリバリ働いていらっしゃる方のために、最新のホテル・ホスピタリティ留学と、ホテル勤務からの転職留学について案内させていただきたいと思います。

日本のホテル・宿泊業の現実とは?

まず初めに、これから日本のホテルもしくは日本の外資系ホテルで働こうと思っていらっしゃる皆様のために、日本のホテル・宿泊業のお仕事がどのような状況になっているかお話しさせていただきたいと思います。

実は、あまり知りたくない事ですが、厚生労働省の発表によると、日本で最も離職率ワースト1位、つまりは仕事を辞める機会が多い職業というのが宿泊業・飲食サービス業となっています。

そのため、ホテルで勤務していらっしゃる方々に話を聞いてみると「新入社員で入った子達の2人に1人は3ヵ月もたたずに辞めてしまったよ!」と言う声を聞く事も珍しくありません。

そうしたホテル勤務者が仕事を辞めるトップ3位の理由としては以下のようになっています。

  • 給料が安い
  • 労働時間が異常に長い
  • 勤務形態が不規則

やはり宿泊施設と言う性質上、夜勤で働くことも多くあるため、勤務形態はどうしてもバラバラになりがちで、さらにホテルで働くための国家資格もないため、同じ夜勤でも看護師のように特別手当がないのもホテルで働く人たちの辛い部分だといえます。

産業別入職率・離職率(単位: %)
  入職率 離職率
建設業 10.0 9.2
製造業 9.3 9.4
情報通信業 14.4 11.8
運輸業・郵便業 11.7 10.5
卸売業・小売業 13.1 12.9
金融業・保険業 10.4 11.1
不動産業・物品賃貸業 17.9 13.7
学術研究・専門技術サービス業 11.0 10.1
宿泊業・飲食サービス業 29.3 26.9
生活関連サービス業・娯楽業 28.1 23.9
教育・学習支援授業 16.2 16.6
医療・福祉 16.2 15.5
複合サービス事業 10.0 9.3
サービス業(他) 21.4 19.9
総合 15.4 14.6

※ 宿泊業・飲食サービス業の離職率は全業種でTOP。
(厚生労働省:2019年度調べ)

世界のホテリエの評価とは?

続いて、世界で働くホテルスタッフの評価と日本における評価の差についてお話しさせていただきたいと思います。

先にお話ししたように、日本でホテルマン(ホテリエ)の皆様たちの離職率は大変ひどいことになっていますが、特に新卒で入社した人たちの多くはホテリエとしての仕事に夢を抱いていることも多く、現実に打ちのめされる人も少なくないです。

そうした中、ホテリエをこれから目指す方や、既にホテルスタッフとして勤務していらっしゃる皆様に考えていただきたいのは、日本で勤務するホテルスタッフと海外で勤務するホテルスタッフの給与差についてです。

特にホテル業界では、ザ・リッツ・カールトンやコンラッド、マンダリンオリエンタルなど世界的に展開している外資系企業もたくさんあるため、お給料の差は気になりますよね?

そこで世界中のホテルスタッフ、特に受付として勤務していらっしゃる皆様の平均給与について比較してみましたので以下のグラフをご覧ください。

悲しいことに、日本のホテルの受付スタッフの給与が、主要留学先として挙げられる国々の中で最下位と言う結果になっています。

ホテル業界の離職率が高いのもなんだか分かってきた気がします。

※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます

世界のホテルスタッフの平均年収(単位: 円)
国名 給与(時給)
日本 978円
アメリカ 1,542円($13.84/hour)
カナダ 1,562円(C$17.99/hour)
イギリス 1,273円(£8.41/hour)
オーストラリア 2,222円(A$26.27/hour)
ニュージーランド 1,742円(NZ$22.20/hour)

※ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング2018年年間平均TTS為替レート採用。
(indeed:2019年度調べ)

ホテル留学とホテリエからの転職留学!

まず初めにホテル留学についてお話をさせていただきたいと思いますが、ホテル留学は『ホテリエとして勤務されておりキャリアアップとして留学をされたい方』または『これからホテルスタッフとして働きたい方』にぴったりな留学となります。

以下のように簡単にまとめてみましたのでご覧ください。

ホテリエのキャリアアップのホテル留学!

ホテルへのキャリアアップ留学としてホテル留学を利用する場合、日本でのキャリアをふんだんに利用して海外でもポジションを勝ちとっていけるような留学を作り上げます。

例えば、シェラトンで働いているならば、世界中の人たちがそのホテル名について知っているため、そのキャリアを利用して海外のホテルでのインターンシップや勤務経験を勝ち取るようにスケジューリングします。

特に、語学学校進学の段階からもホテルへのコネクションを意識して、留学カリキュラムを組み込むことが大切になります。

ホテルスタッフを目指す人の経験に!

次に、ホテル留学をして、ホテルスタッフを目指すかたの大部分は大学生になるのですが、ポイントとしてホテル留学をアルバイトのようにしてしまわない事です。

特に近年では、リゾートバイトのように海外のホテルで有給インターンを経験して帰国するような留学プランがたくさんありますが、海外のホテルで清掃員をしてきたところで、残念ながら留学の評価対象にはなりません。

海外のホテルでアルバイトをするために海外留学をする位ならば、日本の外資系ホテルでアルバイトをしたほうがよほどホテリエとしての近道になるのは言うまでもありません。

ホテル留学として海外に出るのであれば、学ぶのは清掃だけではなくプラスしてホテルのマナーや働き方、そして接客方法などがしっかり学べる環境でインターンシップを経験する必要があるとお考え下さい。

ホテリエの転職留学は?

そして忘れてはいけないのが、既にホテルスタッフとして勤務されていらっしゃる皆様のキャリアアップを兼ねた転職留学についてです。

実は、ホテリエからの転職留学についてその方法と言うのは、ほぼ無限大に広がっており、男性の方の場合は外資系企業での勤務関連の留学を選択されたり、女性の場合はキャビンアテンダント(フライトアテンダント)や事務職にIT留学を目指される方もいらっしゃいます。

しかしながら、ホテリエ転職留学で最も大切なことは、1人1人の能力が全く違うため、必ず、それぞれに合わせたカリキュラムをオリジナルで作らなければいけません。

こうしたカリキュラム構築はなかなか1人ではできませんので、留学のプロに相談される事を強くおすすめさせて頂きます。

ホテルマンを目指す方の留学記事

ホテルマン(ホテリエ)を目指す方の多くが大学卒業後に留学を挟もうとしますが、正直、かなり厳しい状況になる方が多いです。是非、大学生の間に以下の記事をご覧ください!!

大学を卒業して留学すると就職がヤバいリアルな訳!

ホテル・スタッフの理想的な留学とは?

次に、ホテリエの皆さんと、これからホテリエを目指される皆さん、そして転職希望の方々のために、ホテル留学のモデルプランを作ってみたのでご覧ください。

ホテルマン(ホテリエ)のためのホテル・転職留学

  1. Step.1 留学相談をスタートさせる【留学6~8ヵ月前】
    留学相談のスタートさせて、留学に関してある程度のプランニングを考えていきます
    (※ キャリアアップ・転職・海外永住希望・ホテリエを続けるか?自分の将来を少しイメージして相談を開始します)
  2. Step.2 留学計画を立てる【留学3~5ヵ月前】
    『語学の計画』や『将来のライフプランの設計』を行います
    (※ ホテリエとしての多くは転職先として英語力を生かしたキャビンアテンダントや外資系企業を希望されます)
    キャビンアテンダントは英語が必要!?CA留学とは?
  3. Step.3 英語力を測定して留学期間と時期を決める【留学3~5ヵ月前】
    学校のオンラインテスト(民間の英語試験)などを受講して英語力を診断します
    (※ 英語力を明確化することで語学学校期間やカレッジ期間、現地でのキャリアアップ期間も分かります)
  4. Step.4 学校の申し込みを行う【留学3~5ヵ月前】
    学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
  5. Step.5 ビザ手配をスタートさせる【留学3~5ヵ月前】
    カウンセリングのプランに合わせて必要なビザを手配し完了させる
    (※ 先にワーホリビザ等を取ってしまったら、以下のような計画が立てられないようになるので注意です)
  6. Step.6 休学・退職調整や航空券・荷物の準備をする【留学3ヵ月前】
    休学・退職の調整と航空券や保険の手配
    (※ 大学生の方は以下の休学留学についての記事も参考にしてみてください!)
    大学生の1年間の休学留学がトレンドになる格差社会とは?
  7. Step.7 住民票を抜くなど役所の手続きを済ませる【留学1ヵ月前】
    留学によって役所での手続きが幾つか発生します
  8. Step.8 荷物をパッキングして出発!
    荷物の最終チェックをして留学に出発します!
    留学に必要・便利な持ち物リスト【2024年版】【印刷可】
  9. Step.9 留学生活スタート!
    ホテリエを目指される方も転職留学の方もスタートは語学力アップからです!
  10. Step.10 インターンシップorボランティア【就労体験期間】
    ホテル留学の方は実際に世界のホテルで勤務体験を、転職希望の方は転職希望の職種でキャリアを積みます
  11. Step.11 滞在延長or帰国!【帰国予定3ヵ月前】
    大学生は難しいですが、社会人は就労資格を使って更に滞在期間を延長させて英語力やスキルに磨きをかける!
    (※ 大学生は帰国ルートに入るのでStep.12をスキップしてください)
  12. Step.12 海外での就労経験+収入!【就労期間】
    転職予定の職業で海外勤務を行いますがインターンも経験しているため給与も期待できます
    (※ 驚かれる方も多いですが、ホテリエからの転職職留学では海外で正社員として勤務します。アルバイトはキャリアにならないのでNGです)
  13. Step.13 帰国前に就職カウンセリングを受ける!【帰国予定2ヵ月前】
    帰国をしてしまう前にココアの無料就職カウンセリングを受け、帰国と同時に面接を手配する
    (※ 転職の場合には先にキャリアコンサルを入れることで自分に足りないスキルを確認。場合によってはStep.11で留学期間の延長へ)
  14. Step.14 帰国!
    帰国前に留学先での銀行や賃貸契約などを全て切ってから帰ります
    (※ 帰国後には面倒ですが役所の手続きなども済ませます)
  15. Step.15 企業面接!【帰国2週間以内】
    帰国前に手配しておいた企業との面接を受けます
    (※ 転職の場合も現地就労経験+英語力になるので、面接も順調に手配できます)
  16. Step.16 就職・復学して日本での新生活スタート!【帰国1ヵ月以内】
    滞在先の相談もココアで合わせて手配しているので新生活がスムーズにスタートします!

ホテル留学で外資系ホテルor転職してキャリア留学!?まとめ

日本の『おもてなし』を支えるホテリエを目指す皆さんと、既にホテリエとして活躍されていらっしゃる皆様にとって、良い情報提供ができたでしょうか?

正直言って『ホテル留学』と言うと、とても響きが良いのですが、その中身を見ていると『清掃員留学』や『雑用留学』となってしまっている方が、実は、ホテル留学の大部分を占めています。

もし、身の回りにホテル留学を経験された方がいらっしゃいましたら、是非、1度その留学の中身について尋ねてみてください。

『日本でインターンシップをした方が100億倍経験になるよ・・』と思われる方がほとんどだと思います。

ホテル留学は簡単なように見えて、実は、英語もトップクラスのレベルが必要になるため、作り込みはかなり難しい高度な留学になります。

もしここにいらっしゃる皆様のご友人が『清掃員留学』に出ようとしていらっしゃいましたら、「ねぇ、こんなことが書いてあるけどホントにその留学で大丈夫?」と一声だけで構いませんので、声をかけていただければと思います。

そしてその際、少しでもココア留学でお手伝いできるようなことがあればお気軽にご相談いただければうれしいです。

我々の『おもてなしスキル』は、残念ながら皆様ほどでは無いですが、出来る限り頑張らせていただきたいと思います。

最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。