留学全般

留学カウンセラーほど再評価されるべき仕事は無い!

留学カウンセラーと言うお仕事についてご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?1人1人の希望や将来に合わせた留学を提供したり推奨するお仕事。その本質とはどんなものなのか?詳しくご紹介させて頂きます。

留学カウンセラーはレベルの高い仕事である?

近年になって、留学カウンセラー留学コンサルタントが、留学に関するアドバイスを行う専門家の総称となっています。

これらの仕事は専門知識が必要となり、また英語を使う機会にも恵まれるため、実はかなり人気のある職種だったりします。ココア留学の場合でも1度の求人広告に対して300~600人ほどのご応募が集まります。

しかしこの留学カウンセラーと言う仕事ですが、人気のある職種であるにもかかわらず、悲しいほど感謝されない職業でもあったりします。

それは一体どうしてでしょうか?

ここでは、そんな留学カウンセラーや留学コンサルタントといった仕事に求められるスキルと、なぜ評価されることが少ないのか?というお話をさせていただきたいと思います。

留学カウンセラーを目指す方だけではなく、これから留学に出る方々にとっての留学カウンセラー選びの参考にして頂けましたら幸いです。

留学カウンセラーのリアルな仕事内容とは?

一般的な留学カウンセラーの仕事と言うのは、主に相談に来た留学生に対して語学学校や専門学校をご紹介することです。

そのため、皆様に見える職務範囲と言うのは、保険の窓口や不動産屋のスタッフのように、既存にあるサービスを紹介するだけのように思われがちです。

しかしその一方で、留学相談者側からは見えない、留学生のサポート対応・悩み相談・人生相談・学校との連携・保護者との連携など表に出ていない裏側の業務もたくさんあったりします。

待遇も厳しい?

「カウンセラーの給与は?」というと基本給が20万円を切る会社が多く、保険や不動産屋のように大きな契約時のコミッションボーナス(契約ボーナス)も無い中で、人の人生に1度あるか無いか?と言う大変責任のある『海外教育』という分野に従事することになります。

そのため、本気になって留学カウンセラーとして勤務されていらっしゃる方は、自分の失敗が直接的に自分の担当した留学生に返ってくるため、ミスをした日の夜などは悔しさや罪悪感でいっぱいになり、寝れなくなってしまうこともしばしばです。

さらに、手配しているものは『車』や『家』といった『モノ』として購入した実績を目で確認できるものではなく、『教育』という渡航した留学生の努力による協力が必要なモノになっています。

そのため、カウンセラーが必死に努力して留学手配・人生設計・学校手配・ビザ手配・航空券の手配・滞在先との連携など完璧な仕事をしたとしても、留学生の『やる気』や『留学への理解』が伴わない限りは「絶対に完璧な仕事にはならない」というもどかしさもあります。

留学生の協力

また、留学に関するクレームは『留学カウンセラーが完璧な仕事を行ったとしても起こり得る』という事実がさらに留学カウンセラーたちを苦しめています。

例えば、単位を落としてしまったり、留学先での人間関係でギスギスしてしまったり、アルバイト先を突然解雇されてしまったり、留学生から留学カウンセラーに向けてストレスを爆発される方もいらっしゃいます。

一見すると華やかなオフィスジョブではありますが、覚悟の無い方にとっては精神的にかなり辛い仕事だったりもします。

留学カウンセリングの現状

最近の留学カウンセリングはアルバイトやパート何の責任も無しに行ってしまうケースが横行しています。残念ながら日本の留学教育の最前線は以下のような現状になっておりますので、良かったら一緒にご覧ください。

無料の留学カウンセリングの内容がヤバすぎる!?

留学カウンセラーのステータスが低い理由とは?

そのような中、先にもご紹介させて頂きましたが一般的な留学カウンセラーの給与形態は、低い固定給にプラスされた歩合給となっていることが多く、一見すると仲良くオフィスに座っているカウンセラーたちは、実は、裏では隣に座るカウンセラー同士で生徒を取り合っていることもしばしばです。

そのため、留学のカウンセリングとは名ばかりで、実際は『営業』という風な状況になっているのが現実です。(留学会社の求人を見ると分かると思いますが、留学カウンセラーの求められるスキルとして、営業力といった記載がされています。ココアの採用では営業力ではなくコミュニケーション力を評価しています)

留学カウンセラーは日本の将来を背負っていくべき留学生たちの相談に乗り、夢の実現をお手伝いをする志の高いお仕事ですが、いつの間にか教育商売に特化したセールスパーソンになっているのですから、ステータスを低く見られても仕方ないのかもしれません・・。

しかしながら、これはあくまでも『一般的な留学会社』の留学カウンセラーと呼ばれる方々になるので勘違いされないでください。

留学カウンセラーを目指す人たちとは?

では、本物の留学カウンセラーとは一体どういった人たちなのでしょうか?

留学カウンセラーを志す方々の多くは、当然のことながら留学経験者でなければならないため、必然的に高学歴なケースがほとんどです(1年以内の留学経験では厳しいです)。

さらにその志は高く、自分自身が留学時に留学カウンセラーに助けられた経験があったり、人のお世話になった経験から、「次は自分が新しい留学生を助ける番だ!」と考えて就職を希望するカウンセラーも少なくありません。

当然、高学歴に加えて海外の長期滞在経験や語学力のある彼らにとって、外資系を始めとする給与的に好条件を提示してくれる会社も沢山ある中で、留学カウンセラーという職種を選んでいる訳ですから、その人材的なクオリティは非常に高いです。

また、求人倍率としてココアの場合を例に挙げると平均300倍程度となっているため、非常に狭き門を潜り抜けた人が留学カウンセラーになっているとお考え下さい(コロナで一般の留学会社は大幅に収縮してしまったため、コロナ禍では600倍以上となっています)。

留学生

300倍ってココア留学のカウンセラーってそんなに倍率が高いんですか!?

COCOA

そうなんです!特にココア留学は最低でも半年以上かけて本物のカウンセラーになるように知識だけでなくて、教育者としての心構えなども育成していくため超人気となっています!元JAXAや教師、大使館職員など求人募集をしていない時も履歴書が届くほどなんですよ!

理想の留学カウセリングスタイルとは?

そして最後に、理想とされる留学カウンセラーが行うカウンセリングのスタイルについて案内させていただきます。

理想となる留学カウンセリングのスタイルとは、留学カウンセラーが一対一と言う立場で生徒と向き合い、時には出資者である両親に対しても留学生の味方になり、そして代弁者となり、サポートするカウンセリングスタイルです。

また留学相談者が「こんな留学はどうだろう?」と希望する留学が、プロである留学カウンセラーから見ると「全く良いと思わない」、あるいは「その相談者にとってマッチしていない」と思われる時には、自分の利益を度返しして留学生に対してハッキリと指摘するカウンセラーです。

その際は、たとえ相談者の気分を悪くしたとしても、希望する留学がマッチしていない理由を、しっかりと相談者に伝えてくれる人が本物のカウンセラーです。

留学カウンセラーは営業では無いため、相談者の機嫌をとって何かを売りつけることが職業ではないとお考え下さい。

例えば、留学カウンセラーからすると相談者の機嫌だけとって利益率の高いフィリピン留学を中心になって売ってさえいれば利益は大きくなりますが、相談者には、その後のキャリアや帰国後の再就職があることを少しでも良いので心の片隅において頂けたらと思います(ココア留学には職業あっせんの国家資格が付与されています)。

留学カウンセリングの現状

よく考えずに語学留学をあっ旋してしまって、その相談者のキャリアが崩壊してしまうことは良くあります。良かったら一般的な留学生が帰国後にどのような状況になるのかも知っておいてください。

留学から帰国後にぶつかる5つの悩みを徹底解説!

どうすれば本物の留学カウンセラーを見極められるか?

そして最後の最後に、留学生の立場からすると「どうすれば本物の留学カウンセラーを見極められるのでしょう?」というお話を付け加えさせて頂きます。

答えは非常に簡単です。

・私は俳優女優になりたいです。
・私はプロ野球選手プロサッカー選手になりたいです。
・私は世界で活躍する音楽家になりたいです。
 そして、そんな私に合った留学を作って下さい。

このように相談してみて下さい。

通常、こういった留学を、一般的な留学カウンセラーが特別に作っていることはありません。もっと言うと調べてもくれません。

学校の話ばかりされて、お金の話ばかりで将来が決まっていくようならば、その留学カウンセラーさんは、『パッケージの留学』を販売している販売員と何も変わりません。

プロ留学カウンセラーはどんな留学相談であったとしても、必ず「時間をください」と相談者に対して伝え、「過去の事例はどんなものになったか?」さらには「他に良いものが無いか?」または「新しくできることはないか?」とよりマッチした留学を模索して相談者の留学を作り上げます。

そして、考え抜き、調べ抜き、相談者と話した上で、「その留学が将来に渡って考えても本当に有益かどうか?」を導き出し返答します。

ココアでは、1人の留学生に対してのミーティング回数は、カウンセラーが意見を出し合う形で、留学決定までに最低でも5回は行われて決定が行われています。

一生に一度の留学です。少なくとも営業目的の留学カウンセラーがオススメされるままに、目線の低い留学を経験されることがないようくれぐれもご注意ください。