留学全般

留学を失敗する詰め込みすぎる人の特徴とは!?

留学を失敗する詰め込みすぎる人の特徴とは!?のイメージ

留学に対して様々な思いを皆様もお持ちだと思いますが、留学を失敗する理由の1つとして『留学でやることを詰め込み過ぎている』というものがあります。

特に、留学に対して熱い思いを持たれていたり、貴重な機会だと考えていらっしゃる方になればなるほどハマりやすいポイントなので詳しくご紹介させて頂きます。

留学と観光・旅行は完全に別モノ!

留学と旅行に出ようとしているイメージ

実は、留学を失敗する人の多くは、大きく分けて2種類のパターンに分けられていたりします。

それは簡単にご説明しますと、以下の通りです。

  1. 留学を詰め込みすぎている
  2. 留学の中身がない

ここではタイトル通り『留学を詰め込みすぎている人への注意』について語らせて頂きたいと思いますが、皆様にまず避けておいて頂きたいNO.1は間違いなく『無計画な留学』だったりいたしますのでご注意ください。

無計画は『バックパッカー』や『世界一周の旅』といったものであれば、非常に魅力的な出会いや瞬間を演出するものになることも多いのですが、留学は必ず何かを学ぶことになるため、『計画が全て』と言える存在になります。

留学は海外に滞在することが目的ではなく、何かを修学・取得して帰国することが目的になることを事前に頭の片隅に置いておいてください。

留学期間に関しての要望が多すぎる!

退屈しているイメージ

前置きが長くなってしまって申し訳ございません。

それでは、「詰め込みすぎた留学」が失敗する理由について案内させていただきたいと思います。

留学希望者の多くは、どうしても留学費用削減のために、ワーキングホリデービザ等を使ったアルバイトを考える方々が多いです。

その一方で掲げている目標といえば、『英語がペラペラに話せるようになること』に加えて『国際的な資格の取得』や『サーティフィケートやディプロマ(専門・短大卒業資格)の取得』だったり致しますが、残念ながらワーキングホリデー期間中にはビザの関係上、学校のディプロマなどを取得することはできないケースがほとんどです。

ただ、上記のように国際的な資格を目指される方の場合は、比較的高い目標を掲げていただいているため、時間的なものに関しても長めに設定してらっしゃる方が多いので大きな問題にならない場合が多いです。

しかし気を付けて頂きたいのは、英語力向上に加え、『異文化交流』や『海外生活を体験してみたい』といった方々だったりします。

異文化交流を留学の目標として掲げられる方々は、その多くの場合、日本で英語を必死になって勉強している方では無く、海外旅行を経験して「もう少し英語を話せたら旅行がもっと楽しいのにな?」といった軽い感覚で留学に出ることを考えていらっしゃる方々だったりいたします。

そういった方が「海外で何か資格取得をしたい!」と言った目標を立ててしまうと一体どうなるのか?、何となく想像できてしまいますよね。

そうです。
英語学習・海外のアルバイト・文化体験・異文化交流・海外ボランティア・海外インターンシップなど、日本でも学業とアルバイトの両立をすることが大変なのに、海外での両立がどれほど難しいかは言うまでもありません。

全てが中途半端になってしまい、結果、帰国時に持ち帰るものも全て中途半端になってしまう方が沢山いらっしゃいます。

しかし、こうした結果的にスカスカな留学を持ち帰るようになってしまうのは、何も海外留学について浅く考えてらっしゃる方だけではなく、実は、留学に関して深く思い悩んでいる方々にとっても重要な落とし穴となってしまっているケースも少なくありません。

それがこれから話す留学期間中の体感時間についてです。

コロナで変わった留学
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コロナによって世界中の留学が大きく変わったことはご存じでしょうか?ここではそんなコロナ後の留学について詳しくご紹介させて頂いております!

コロナ禍で世界の留学に起きた恐るべき変化とは?

留学の体感時間は日本の約3~5倍!?

見ザル聞かザル言わザル

一般的に、留学経験のない方が個人で留学を設計される場合、日本での自分のスキルや実績をベースにして「自分が一体どこまでできるのか?」をイメージしながら留学を構築します。

しかし残念なことに、これが非常に大きな問題になります。

日本では、そのほとんどの場合において日本語を使って何かを学んでいるため、例えば、数学や社会といった教科についても漢字やひ平仮名など生まれ育った環境、つまり、日ごろからよく目にしているモノや使っているモノ(知識)を利用して学ぶことになります。

これが、第二、第三言語である英語を使って何かを学ぶと言う環境になりますと、本当に「自分がバカになってしまったんじゃないか?」と自身の能力を疑ってしまうほど学習に関する伸びが失われてしまいます。

これは、脳の記憶に関するプロセスの問題で、日本語で物事を理解する際であれば、自身の能力の内、10%を理解力に振りにして90%を記憶に振り分けると言う事ができているかと思います。

しかしその一方で、海外で留学生に起きる現実は、90%の能力を理解力に振り10%で記憶をしていくという状況だったり致します。

例えば、『世界史の授業で歴史上の人物の名前を覚えなくてはいけない』という状況を考えてみてください。その時、アルファベットで羅列された人物の名前より、カタカナで記載された名前のほうが覚えやすかったりしませんでしょうか?

他にも例えば中国の歴史を学ぶ際も、Guan YuやZhang Feiとアルファベットの名前で覚えるよりも、関羽や張飛といった漢字で覚えた方が頭に残りますよね?

これが留学生が留学プランを作るに際し、詰め込みすぎてはいけないと言う最大の理由になります。

つまりは、留学先で何かを達成しようと思った時に「日本の何倍も大変だよ!」ということが計算に入っていないことが大きなポイントになります。

時間の感覚も変わる

さらに最新の脳科学の研究によると、脳は刺激がたくさんあれば時間は遅く感じる、しかし、予定が詰め込みすぎてしまっていると時間が早く感じるというものがあります。

つまりは、留学に出て1~2ヵ月は本当にやることが多いため生活に慣れるだけで必死です。

そのため、あまりに予定が詰め込まれてしまうために時間は驚くほどのスピードで過ぎて行ってしまいます。

しかし半年目以降になりますと、今度は留学先の生活に慣れ、留学生のほとんどが日本におけるストレスから解放された入学生活を送るため、ゆっくりとした時間が流れ始めるようになります。

そうした『ゆっくりとした時間』を1ヵ月ほど過ごすと、今度は、そのゆっくりとした時間が幸せに感じられるようになり、「気づいたら1年という期間が終わってしまっていた」という方も少なくありません。

日本でも美味しいものを食べている時とか、好きな人と一緒に過ごす時間って凄い速さで過ぎていきますよね?その何倍もの感覚が留学中に起こることになります。

そのため、留学経験者の皆さんに聞くと、平均して「留学生活は日本の時間の3~5倍のスピードで過ぎていく」とお答えになられます。

これは冗談ではなく、留学でやることを詰め込み過ぎてしまうと、一瞬で留学期間は終わってしまうので本当にご注意ください。

留学経験3ヵ月以内・3ヵ月以上の意志の違い
質問 3ヵ月以内 3ヵ月以上
異文化でもリーダーシップが取れる 54.4% 62.5%
将来が明確になった 46.1% 54.9%
語学へのモチベーション 49.5% 42.7%

※ 長い留学期間を経験した人ほど語学へのモチベーションは下がり、他の事柄へと挑戦できるようになる
(文部科学省 平成29年度調べ)

留学生
留学生

正直、留学先では美味しいものも食べたいし、旅行も行きたいし、スポーツもしたいし、遊びにもいきたいし・・。

COCOA
COCOA

本当にそういう風になってしまいますよね!そうした中で、英語も学んで、学校の学位も修めて、アルバイトまでするってことって本当に大変なんです!!
忘れないでくださいね!!

留学を詰め込み過ぎないようにする方法

留学先を楽しんでいる様子

それではどのように留学を設計すれば良いのでしょうか?

答えは簡単です。

まず自分の能力を評価して、今の自分であれば月給20万円くらいは稼げるだろう?と考えたのであれば、今と同じように留学先で生活すると、自分の実力はその半分以下程度の月給6~10万円程度になると思っておいてください。

またどんなテストでも良いのですが、例えば数学のテストで80点取る人であれば、こちらもその半分以下の30~40点位の実力になると考えておいてください。

そうやって自分の力量を判断した上で、例えばキャリアチェンジを目指す留学を構築する場合、「コンピュータについての基礎知識の無い自分がIT留学をすることは本当に可能だろうか?」や「ビジネス経験が全くない自分が、海外におけるビジネスやマーケティングをすんなり受け入れることができるだろうか?」と心の中でシミュレーションしていただければと思います。

留学のプランニングって、本当に奥が深いですよね?

ココア留学では、留学生たちが海外で常にこうした事態になることを想定して、ここに合わせた留学をお作りいたしております。

こうしたものは、なかなか留学経験者であったとしても作り上げる事は困難だったりいたします。

今回こちらでお話しさせていただいたことを通して、少しでも多くの方に「留学にどれほど詰め込めば良いか?と判断するのは非常に難しい」ということを知っていただけましたら幸いです。

そして万が一ココア留学の力が必要になったときはお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

皆様に素敵な留学生活が訪れますように。