大学生なら長期で留学すべき?その本当の理由とは?

ここにいらっしゃる多くの大学生の皆さんが考えていらっしゃるのは、留学の中でも渡航期間が3ヵ月以内になる短期留学だったりするのではないでしょうか?
しかしながら、実は「大学生が経験すべき留学は短期留学ではなく長期留学だったりする!」ということについて、まだ知らない方もきっと多いはずです。
ここでは、そんな長期留学や短期留学についてお考えの大学生の皆様とそのご家族のために、『大学生が長期留学を選択すると良い理由について』詳しくご紹介させていただきたいと思います。
大学生の短期留学のメリットは無い?

まず、大学生の皆様にとって1番気をつけていただきたいことは、今後、大学を卒業して社会に出る上で「学生時代にやり残したことがないようにすること!」だったりいたします。
それは、社会に出られた大学の先輩方に聞いていただけたら直ぐ分かると思いますが、社会人になると趣味や自分のやりたいことに使える時間や体力が全く無くなってしまうからです。
そのため「子供の頃の夢は海外留学でした!」という方や、「将来、海外に移住したり、世界で生活してみたいな!」と、ぼんやりとでも考えていらっしゃる学生の方なら、確実に学生の間に留学を経験することを強く推奨させていただきます。
「やっぱり社会人になると、仕事を辞めて少しだけ留学してきます!」なんて、さすがに簡単にはできませんし、周りからの評価が物凄く厳しいものになってしまいます。
海外長期滞在や留学、それにワーキングホリデーに憧れのある大学生の皆様には、学生時代に悔いを残さないように絶対に海外留学を経験していただきたいのですが、実際には、JASSOの2023年度「日本人学生留学状況調査」では、大学等が把握している日本人学生の海外留学者89,179人のうち、1か月未満の留学は57,044人で全体の約64.0%を占めています。
そこで、まずは「短期留学に行くと一体どれほどの効果が見られるか?」というお話をさせていただきたいと思います。
- 社会人になると仕事を辞めて留学に行く余裕が無くなる
- 仕事を辞めて留学に行くと周りの目が厳しくなる
短期留学の効果は大学生では厳しい!
大学生の多くは、留学に出るメリットや目標として『語学力の向上』を挙げますが、残念なことに短期留学で語学力向上についてのメリットはほとんど無いという風に考えておいた方が良かったりします。
というのは、英語力というのは『筋肉』と似ていて、使えば使うほど成長していく一方で、使わなければどんどんと衰えていくようになっています。
また、長期間かけて鍛えた筋肉と同じように、長い期間で鍛え上げた英語力は衰えにくい特徴があり、たとえ途中で勉強を止めてしまったとしても、勉強前の水準まで英語力が落ちるのには短期間で鍛えた英語力と比較して時間がかかることが分かっています。
それはちょうど、高校時代に陸上競技をバリバリにやっていた人が、大学生になって陸上部などの運動部に入って練習をしていなくても、『一般の学生と比較して足が速い人が多い』ということと重なります。
短期間で鍛えた英語力の現実?
一方で、短期間で鍛えられた筋肉は、当然のことながら短期間で劣化してしまう訳ですが、これはダイエットのためにジムに1ヵ月通って痩せた人が、その後、2週間前後で結局はダイエット前の体形に戻ってしまっている話がそこら中にあることでも、何となく想像しやすいと思います。
つまり1週間、寝る間も惜しんで必死で勉強して1万単語を覚えても、継続が無ければ帰国して1週間で全て忘れてしまうというのが現実という訳です。
また、英語のように英単語を何千・何万単語と覚える必要があるものを短期間で覚えることができたとしても、順番に記憶から取り出すのではなく、必要なタイミングで必要な単語のみを選んで出し入れするなんてことができる人は天才と呼ばれます。
語学学習を効率的に行うための鉄則として昔から言われているのは、『幼少期から学び始める』か『深い記憶に留めるために時間を掛けて学ぶ』のどちらかです。
そのため、大学生になってしまった皆様にとって、短期留学で語学力を上げようとするのは、「正直、ちょっと難しい・・」と思っておいてください。
- 時間を掛けて学んだ英語は忘れにくい
- 短期間で学んだ英語は、忘れやすかったり使えなかったりすることが多い

そう言われてみたら、子供の頃に英会話をやっていた人って、大学生になっても発音が良いことが多いですよね?

音楽の絶対音感のように、幼少期に語学教育に触れた方は『特別な耳』を持つことができるので、英語の聞き取りが得意だったり、発音が綺麗だったりするんです!
留学期間でクラスメイトが変わってくる?

次に「長期留学と短期留学とではクラスメイトが変わってくる?」という、留学を考えていらっしゃる皆様にとって少しショッキングなお話をさせていただきたいと思います。
短期留学のクラスメイトは遊びがメイン?
留学会社には長短さまざまな留学相談をされる方々がいらっしゃるのですが、「大学生の長期留学参加者と短期留学参加者の傾向を比較して何か違いはありますか?」と聞かれると、「1番大きな違いは『やる気』の部分が違うかな?」とお答えすることになります。
そもそも短期留学参加者の大部分は、「本格的な留学ではなく留学を体験しよう!」と思って参加している人たちが大多数になっています。
そのため、どうしても長期留学参加者と比べて『留学に懸ける思い』の部分で大きな違いが生まれてしまいます。
大学生が長期留学に掛ける思い
それもそのはず、少し考えていただければ分かると思うのですが、1年以上の留学を考えて渡航を決意した大学生は少なくとも大学を休学して留学していることがほとんどで、大学によっては高い休学費用を支払って留学に出てきています。
人によって覚悟の大きさは違ってはきますが、少なくとも海外旅行の延長線上というような甘い認識の人はほとんどいないというのが本音です。
時々、「留学を失敗してしまった・・」という人がいますが、これは留学生の大部分である短期留学選択者の話がほとんどで、留学期間を短期間に設定してしまったため『覚悟のない留学生と一緒に留学期間を過ごしてしまい、そのまま一緒に帰国してしまったから・・』というのが原因となっているケースが散見されているのでご注意ください。
- 長期留学に出る大学生たちは覚悟が違う
- 朱に交われば赤くなるではないですが「留学中に誰と過ごすか?」も大切!
短期留学者の留学は春・夏・冬休み!
次に、留学における『春・夏・冬の長期休み』についてのお話です。
長期留学と短期留学の大きな違いとして、「留学生がどのタイミングで海外留学をしているか?」が大きなポイントになります。
皆様もご存知の通り、短期留学の99%は春・夏・冬のどれかの長期休みに海外留学を経験しますが、長期留学の方は、1年を通して海外で学習をするため『長期休み』や『季節感』といった縛りはありません。
そのため長期留学者からすると短期留学者は友達になってもすぐ帰国してしまう友人というカテゴリーに位置づけられるため、気がつけばどんどんと長期留学者や現地滞在者と一緒に生活するようになっていきます。
もちろん、先にご紹介させていただいたように、長期留学者は短期留学者と比較して意識レベルがかなり高いので、『長期留学者の英語力は短期留学を小分けに何度もする方と比較しても大幅に上昇する傾向』があります。
全体的な効率や条件などを考えても「やっぱり長期留学のほうがいいなっ!」と思ってしまいますよね?
- 長期留学の学生と短期留学の学生では距離が出来てしまう
| 割合 | |
|---|---|
| 身に付いた・ある程度身に付いた | 36% |
| あまり身に付いていない・身に付いていない | 64% |
※ 文部科学省「令和6年度 全国学生調査(第4回試行実施)」結果(2025年9月公表)より

周りの大学生を見ても『英語力に自信のある人』って本当に少ないと思います。

文部科学省の全国学生調査でも、大学教育を通じて『外国語を使う力』が「あまり身に付いていない」「身に付いていない」と答えた学生が64%でした。
つまり、大学の授業だけで十分だと感じている学生はまだ少ない、ということです。
長期留学にもあるデメリット!!

しかしながら、ここまで絶賛してきた長期留学にも、やはり大きなデメリットがいくつか存在しています。
そこで続いては、長期留学における大きなデメリットについてお話しさせていただきます。
長期留学はやっぱり費用が高い!
やはり長期留学を考える方にとって1番大きなハードルとなるものは『お金』、つまりは『留学費用』についてです!
特に、大学に通っている大学生にとって、長期留学をまかなうだけの予算が、正直言うと逆立ちしても全くないのが現実でしょう。
たとえ「留学効果の高い長期留学に出たい!」と思っても、年間250万円以上にもなる学費と海外滞在費を出すのは本当に難しいですよね?
費用的なハードルは大学生にとって超えるのが非常に難しい問題ですが、長期留学者の中には留学費用に関するデメリットを『奨学金』や『計画的な留学計画』でカバーしている方もいらっしゃいます。
大学生の留学費用に関しての参考材料
以下の記事では、大学生の留学費用について様々な内容をご紹介しています。きっと費用に困ったときの参考になると思いますので、お時間がある時に合わせてご覧ください。
- 長期留学の最大のデメリットは留学費用の高さ
長期留学中の失敗は尾を引く可能性が高い!
長期留学を計画される方のほとんどが、留学エージェントなどに相談しても留学先の学校やコースと費用の話ばかりで、留学が駄目だった場合の話を一切してくれません。
それは、留学エージェントは教育事業者ではありますが、どうしても『営業』というスタイルを持っているため、「留学が駄目だった場合や失敗した場合などのマイナスの話をすることがなかなかできない・・」という現実があるためです。
特に、留学カウンセラーの大部分は『歩合制による勤務』をしていますので、自分の生活を守るためには売り上げが最重要になるのは仕方ないことなのかも知れません。
ですので、ここにいらっしゃる大学生の皆様の中で、長期留学を希望されていらっしゃる方は『必ず駄目だった場合のプランBを用意すること』も心に留めていただければと思います。
- 長期留学の失敗は代償も大きくなる
- 失敗した時のプランBも用意しておく

留学カウンセラーの皆様も生活があるので営業に走ってしまう気持ちも分かります・・。

正直、教育事業はほとんどが薄利での運営を行っているため、大学に入っている留学エージェントやNPO法人なども同じような状況です。
プランBの大切さは皆様の方でも考えておいてください!
大学生のための理想の長期留学とは?

ココア留学では、大学生の留学をお作りする場合、口を酸っぱくして言い続けている言葉があります。
それは「留学目標が以下の3つになっていてはいけない!」という大きなポイントです。
留学目標として注意する3つ
- 英語力を伸ばす(コミュニケーション能力を上げる)
- 異文化交流(外国人の友人を作る)
- 視野を広げる(世界を見て判断材料を増やす)
こちらの3つの目標は、どこの留学エージェントのホームページを見ても、大きな目標として取り上げられていますが、残念ながら、これらの目標の設定は『中学生・高校生レベルの留学目標設定である』と考えてください。
大学生の長期留学ならば、この次のステージである「手に入れた英語力を使って何をするの?」「海外の友達と一緒にどういったことをしたいの?」「広がった自分の視野を利用して何がしたいの?」というところまで考えていただく必要があります。
「そのためにはどうすれば良いのでしょう?」
答えは非常にシンプルです。『大学生の期間すべてを留学期間だと設定し、計画的に行動する』ということです。
そこで、例えば長期留学のモデルケースとしては以下のようなプランニングができます。
大学生の長期留学のモデルケース
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- 大学1年生 英語の基礎学習
- 留学への準備をスタート
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- 大学2年生の春 短期留学を経験する
- 短期海外留学を経験(大学1年生時に学習した基礎分野を実践で試し、自分自身に長期留学が必要かどうかを判断する材料とする)
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- 大学3年生 永住権取得への判断
- 休学・長期留学に出発する(留学目的は、現地企業での有給インターンシップ、または国際機関でのボランティアを経験する等)
- プランB:万が一、家庭の事情や自分の体調不良等で帰国する必要が出てしまった場合、英語力が目標に到達することはないので、将来の仕事を念頭に置いて『体験』を重要視した日本での生活へとシフトする
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- 大学4年生(大学3年生) 帰国
- 就職活動に参加し、積極的に外資系企業のインターンシップにも参加する
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- 大学5年生(大学4年生) 大学卒業へ
- 留学時に得た大きな知識を利用して、大学生時代にやり残したことがないか?と改めて考えて、やり残したことに全て挑戦する
果たしてどれだけの大学生がこうした留学プランを事前に考え、渡航しているでしょうか?
おそらくほとんどいらっしゃいませんよね?
しかし、ココア留学を宣伝する訳ではないですが、実は、コンサルタント(カウンセラー)さんたちは毎日こうした大学生のためのミーティングやコンサルティングを行っているので、瞬時に5つくらいのモデルケースであればアイデアを出すことができてしまいます!!
ご興味があれば、1度ご連絡してみてください!
- 大学生は『大学生レベルの留学』を行うことを心掛ける
- 大学時代にやり残したことがないようにする

海外永住権や海外就職が大学卒業後に視野に入るなんて考えてもいませんでした!

ココア留学では『キャリアデザイン』と呼んでいるのですが、大学生の間に本格的なキャリアデザインを受けることができる機会は、正直、ココア以外ではほとんど無いと思います!
大学生なら長期で留学すべき?その本当の理由とは?まとめ

正直言って留学というものは、日本社会においてはまだまだ『富裕層のもの』という認識が残っています。
しかしながら、「将来の貧富の差を乗り越えるには、やはり勉強するしかない!」という経済評論家の方も少なくありません。
英語はどちらかというと学問というよりは道具のようなもので、箸を上手に持つからこそラーメンを美味しく食べることができるように、英語も上手に使うからこそ何かしらの利益を得ることができます。
そして中高生までの留学目的が『箸を使うことを学ぶ留学』であったとするのであれば、大学生の留学目的は『箸を使って上手にラーメンを食べること』となり、そうしなければいけない年代に入ってきています。
これはどうしても長期留学でなければ成し遂げることができない、非常に越えることが難しい大きな壁だったりします。
そして『箸を使って何を食べるか?』は大学生の皆様の自由です。
今回のお話をきっかけにして、大学生の皆様の中から1人でも「世界中に転がっている大小様々な夢や未来を1つでも多くつかんで、日本へと持って帰ってきてくれたら・・」、正直、それ以上の願いはないです。

