事務員のキャリアアップ留学で英語とITスキルを学ぶ?

プロ野球選手・サッカー選手・女優・アーティスト・アイドル・歌手・モデル・YouTuberなど、子供の頃になりたかった職業と言うのは、社会人の今となっても人気の職業となっています。
そうした中で、上記のような職業と比較して、圧倒的に地味なイメージなのにもかかわらず、『事務員』が驚きの人気職業となっている事について皆様ご存知でしょうか?
そこでここでは、すでに事務員として勤務していらっしゃる方には『英語やスキルアップしてキャリアアップできる留学』について、転職してこれから事務員になろうと思っていらっしゃる皆様には『事務員のための転職キャリアアップ留学』について、詳しく案内させていただきたいと思います。
ちょっと長いご案内になっているかと思いますが、楽しみながら最後まで読んでいただけましたら幸いです。
そもそも事務職のイメージとは?

そもそも事務職のイメージとは一体どのように思われているのか、皆様はご存知でしょうか?
まず初めに思い当たる事は、『給料が安い!』と言う点かと思いますが、事務員の給料は平均年収で約330万円で、その中でも貿易事務の平均年収は360万円と突出しています。
一方で、医療事務の平均年収は約290万円となっており、一般事務・営業事務など様々な事務員としてのお仕事がありますが、その中でも最低の年収となっております。
しかしながら、座って出来る仕事として他の調理師や警備員のような立ち仕事でもないため、結婚をしたり歳をとった後でも長年勤務することもできるため、事務員としての仕事はかなり人気職となっています。
そのため、最近では人材難だと言われ続けている日本ですが、その中でも事務員のお仕事は常に求人募集待ちが続いている状況で、企業から募集が出ても1~2人と少数となっており、企業によっては1人の採用枠に対して200人ほどの就職希望者からの応募が殺到する状況にとなっています。
ちなみに、ココア留学の募集は『留学カウンセラー』や『オフィス事務』での採用になりますが、毎回、募集枠に対しての応募は約100倍ほどになります。
※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます
割合 | |
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Excel・Accessなどデータ集計・加工スキル | 63% |
Word・PowerPointなど資料作成スキル | 58% |
精神的な成長 | 39% |
ビジネスマナー | 38% |
英語力 | 31% |
接客マナー系のスキル | 28% |
電話対応 | 25% |
経理系のスキル | 22% |
医療・福祉・介護関連 | 16% |
Webデザイン・コンテンツ系のスキル | 16% |
IT・プログラミング | 10% |
販売 | 9% |
金融関連 | 8% |
秘書 | 8% |
英語以外の外国語 | 7% |
その他 | 4% |
※ 1,981名がアンケートに回答(複数回答可能)。
(エン派遣:2019年度調べ)
事務職の人たちに人気なスキルアップ!

続いて事務職として働いている皆さんが、「一体どのようなスキルについて興味があるか?」についてお話しさせていただきたいと思います。
一昔前であれば簿記などがスキルアップとして人気の習い事だったのですが、最近ではITの一辺倒となっており『Excel・Word』などのオフィスソフトの技術から、『画像・動画加工や資料作成ソフト』などの使い方に人気が集まっています。
また、最近の『社会人が伸ばしたいスキル』として特徴的なのが、『精神的なもの』や『社会人としての礼儀・マナー』で、例えばテレビのバラエティ番組においても、心理テストやマナー講座等のプログラムが人気な理由が分かります。
人気がなくなりつつある英語力
そうした中で、事務職やオフィスで働く方々にとって人気がなくなりつつあるスキルアップ対象となっているのが『英語力』です。
以前ならば、駅前留学やマンツーマン英会話など『OLの習い事と言えば英会話』と言う時代もありましたが、最近では、英会話に通っても『仕事で英語が使えるようにならない』と言う現実を知っている方々が増えたためスキルアップに利用される人たちが減ってきています。
また、英会話に通う方々は、どちらかと言うと『既に英語を使う仕事に就いている方々がさらなる英語力が必要になって勉強する』と言う利用方法に変わってきている傾向があります。
留学エージェントとしては少し寂しい話ではありますが、実際、翻訳アプリの性能が上がってきたことと、現在の中高生の英語力がかなり高くなってきているため、『英語をプラスのスキルとして考えるのを諦める』と言う社会人の方々が増えてきています。
※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます
割合 | |
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長く働き続けられそう | 60.3% |
給与が低そう | 44.1% |
出世できなそう | 34.1% |
残業が少なそう | 30.2% |
責任の重い仕事をしなくてよさそう | 14.9% |
高度なスキルはいらなそう | 12.9% |
仕事が簡単そう | 11.0% |
ルーティン業務が多そう | 2.9% |
※ 働く女性308人にアンケートの結果(複数回答可能)。
(Woman type:2014年度調べ)
事務職員のための留学ってどんなの?

そうした中で将来オフィスワーク、つまり事務職として働きたい皆様や、現在事務職員として働いていて『スキルアップ・キャリアアップをしたい!』と考えている皆様にとって、留学は意味があるものなのでしょうか?
そこで続いては、現在事務員として働いていらっしゃる皆様の『キャリアアップ留学』と、今後転職して事務員を目指される皆様のための『転職留学』についてご紹介させていただきたいと思います。
既に事務員のキャリア留学
既に事務員として日本で勤務されていらっしゃる皆様には、日本における就職として最も重要なキャリア(事務員としての職業経験)がありますので、留学に出る際には『スキルアップを目指したキャリア留学』を作る必要があります。
その際に注意していただきたいのは、海外留学中にアルバイトとして『日本食レストラン』や『清掃員』として働いてしまって、英語もほとんど使わないままにアルバイトだけして帰国してしまうと言う例です。
特に、こうした留学をされる方の大部分はワーキングホリデーを自分で手配された方や、キャリア構築を得意としていない留学エージェントを利用された方に集中してしまっており、実際に『留学に出たことがキャリア崩壊』となってしまうかたも非常に多いです。
先にご紹介させていただいたように『事務員は人気職業』ですので、例えば新卒で入社した会社よりも良い待遇で働こうと思った場合には、留学先ではそれ相応のスキルを身に付けて帰国しなければいけません。
そのため、海外でアルバイト生活をしてしまった方々の多くは、帰国後も飲食店でのアルバイトをしているケースをよく目にしますが、フリーターからの事務職への転職はかなり難しいと思っておいていただければと思います。
事務員になりたい転職留学
これから事務員になりたい皆様にとって大切なのは「これまでどのようなお仕事で働いてこられたか?」と「今ある事務員として有益なスキルは何かを知ること」です。
そのため一概には言えませんが、例えば事務員に必要なスキルとして挙げられる以下の3つの内、どれが足りないかを考える必要があります。
- IT技術
- コミニケーション能力
- 計算・経理スキル
事務経験がない方がオフィスワークをするためには、上記の3つのスキル能力を『どれだけビジネスレベルまで伸ばせるか?』が大きなポイントになります。
留学の際には必ず『英語だけ』と言うものではなくて、『英語+ IT技術』や『英語+経理スキル』と言った段階まで学ぶようにしてください。
海外のスクールでビジネスレベルの専門カレッジまで進学すると、コースには必ず『社会に出てからの即戦力を育成するというカリキュラム』になっており、IT関連の技術は日本とは違って99%必須の学問となっています。
そしてあわよくば、海外でのオフィスワーク経験もゲットするように、留学の前からカリキュラム設定をすることも忘れないようにしてください。
事務員のための理想の留学プランとは?

続いては事務員の皆さんと、これから事務員を目指す皆様のために『事務員のための理想の留学プラン』とは一体どういったものなのか?案内させていただきたいと思います。
そこで、以下に事務員の皆様のための『理想の留学モデル』を作ってみましたのでご覧いただければと思います。
事務員の理想の留学準備ステップ
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- Step.1 留学相談をスタートさせる【留学6~8ヵ月前】
- 留学相談のスタートさせて、留学に関してある程度のプランニングを考えていきます
(※ 永住権を視野にいれるのであれば最初の段階から考える必要があります)
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- Step.2 留学計画を立てる【留学3~5ヵ月前】
- 『語学の計画』や『将来のライフプランの設計』を行います
社会人留学やワーホリの90%以上が苦しむ理由とは?
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- Step.3 英語力を測定して留学期間と時期を決める【留学3~5ヵ月前】
- 学校のオンラインテスト(民間の英語試験)などを受講して英語力を診断します
(※ 英語力を明確化することで語学学校期間やカレッジ期間、さらに就労までの期間も分かります)
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- Step.4 学校の申し込みを行う【留学3~5ヵ月前】
- 学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
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- Step.5 ビザ手配をスタートさせる【留学3~5ヵ月前】
- カウンセリングのプランに合わせて必要なビザを手配し完了させる
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- Step.6 退職調整や航空券・荷物の準備をする【留学3ヵ月前】
- 会社の退職時期の調整と航空券や保険の手配
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- Step.7 住民票を抜くなど役所の手続きを済ませる【留学1ヵ月前】
- 会社の退職・留学によって役所での手続きが幾つか発生します
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- Step.8 荷物をパッキングして出発!
- 荷物の最終チェックをして留学に出発します!
留学に必要・便利な持ち物リスト【2023年(コロナ対応版)】【印刷可】
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- Step.9 留学生活スタート!
- 海外に慣れる⇒学べる・働ける環境を作るの順で動きます
(※ 当然、学校では英語を使ってIT技術やカウンセリングなどの専門的なキャリアまで身に付けます)
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- Step.10 インターンシップorボランティア【就労体験期間】
- 必要に応じて海外でキャリア育成に向けてのステップを踏む
(※ 特に事務職のキャリアが無い方はこのタイミングでキャリアを積み上げます)
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- Step.11 滞在延長or帰国!【帰国予定3ヵ月前】
- 就労資格を使って更に滞在期間を延長させて英語力やスキルに磨きをかける!
(※ ここで帰国ルートに入る場合にはStep.12をスキップしてください)
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- Step.12 海外での就労経験+収入!【就労期間】
- 海外では日本の商社をターゲットにしている企業などもあります
(※ 必ずここで現地企業のオフィスワークを行います。就職難易度は3~500人に1人レベルです)
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- Step.13 帰国前に就職カウンセリングを受ける!【帰国予定2ヵ月前】
- 帰国をしてしまう前に必ず就職カウンセリングを受け、帰国と同時に面接を手配する
(※ 先にキャリアコンサルを入れることで自分に足りないスキルを確認。場合によってはStep.11で留学期間の延長へ)
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- Step.14 帰国!
- 帰国前に留学先での銀行や賃貸契約などを全て切ってから帰ります
(※ 帰国後には面倒ですが役所の手続きなども済ませます)
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- Step.15 企業面接!【帰国2週間以内】
- 帰国前に手配しておいた企業との面接を受けます
(※ 英語力と現地での経験もプラスされているので高収入の貿易事務なども視野に入ります)
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- Step.16 就職していよいよ日本での新生活スタート!【帰国1ヵ月以内】
- 滞在先の相談もココアで合わせて手配しているので新生活がスムーズにスタートします!
事務員のキャリアアップ留学で英語とITスキルを学ぶ?まとめ

事務員の留学について様々な角度からお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
もし留学やワーキングホリデーを簡単に考えてしまっている方がいらっしゃいましたら「意外と留学って難しいんだな?」と思ってしまったかもしれません。
しかしながら、実は、留学に出ること自体はとても簡単で、最近では小学生であっても1人で海外留学にドンドンと出て行っており、英検2級位は軽く取得して帰国します。
ただし、社会人の皆様が小学生と同じではさすがにいけませんよね?
なかなか留学計画を作ることが難しいですが、今回のお話が皆様のキャリアアップに少しでもつなげていただければうれしいです。
そして、もし何かお助けできるようなことがありましたらココア留学へとお気軽にご相談いただければと思います。