留学すると結婚する人がなぜ多いのか?【恋愛心理学】
留学を希望している皆さまから、毎日のように「キャリアアップしたい!」や「語学力を向上させたい!」という相談をお受けしています。
しかしながら、20~40代女性からのご相談で、留学したい理由などをよくよく伺ってみると、実は、「このまま日本にいても恋愛できない気がするのです・・」や「ホントは海外で結婚して子育てするのが夢なんです!」と言う本音の部分が出てくることも少なくありません。
他にも「海外に行くことで逆に結婚できなくなるんじゃないですか?」という切実な悩みをお持ちの方も多いのですが、ここでは海外での留学生の恋愛事情などについて様々な角度からお話してみたいと思いますので、良かったら最後までお付き合いください。
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アメリカの研究データによると同じ学校に通った人たちが結婚する確率は「10~20%」もあったそうです。
特に、社会人になってからの進学になりますと、年齢的にも結婚する確率はもっと高くなっているかも知れませんよね?
実は『語学学校』での出会いは多い!?
はじめに、海外留学中に「カップルが成立したり結婚などに繋がる出会いがある場としてどのような場所があるのか?」というお話をさせて頂ければと思います。
それは何を隠そう『語学学校』となるのですが、皆様が想像するよりも何倍も高い確率でカップルが成立しやすい場所となっています。
語学学校で出会いが多い理由!
語学学校には世界中から「英語を学びたい!」という同じ志を持った人がたくさん集まってくるのですが、留学生は希望するコースや英語力によって国籍や年齢など関係なくバラバラに振り分けられます。
そのため、語学学校に通うと日本では絶対に出会うことがなかったタイプの人たちと、それこそ生まれた場所や肌や目の色などの制限を受けることなく出会うことになります。
想像して頂ければ分かると思うのですが、世界の80億人と出会う可能性があるのが語学学校となるので、正直、「これ以上に出会いがある場は他にはない!」と言いきれてしまうような場所になっています。
- 語学学校には国籍や肌や目の色などに制限を受けることのない出会いがある!
恋愛に繋がりやすい語学学校
留学経験のあるお友達から「今までの自分のタイプとは全然違う人にトキめいてしまったの!」という話を聞いたことのある人もいらっしゃるのではないでしょうか?
語学学校は「英語力を伸ばす!」という共通の目的意識のもとに集まった仲間たちが一緒になって学ぶことができる環境となっているのですが、この『一緒になって英語を学ぶ環境』というのが恋愛に繋がる大きなポイントになります。
というのも、英語は人と人を繋ぐコミュニケーション・会話ツールになるため、他の勉強やスポーツなどとは違って、誰かと話をしたり意見交換をする中でスキルを伸ばしていくことが必須になります。
そのため、日本では『あこがれ』や『高嶺の花』で終わってしまうような相手とも強制的に話す機会が生まれるため、想像を超えるような恋へと発展することになることも珍しくありません。
- 一緒に語学を学ぶ環境だからこそ恋愛に繋がりやすい!
吊り橋効果も発動する?
他にも、語学学校では「恋愛に発展するために最強!」といわれることもある『吊り橋効果』という心理効果が発動しやすい環境も揃っています。
●吊り橋効果が起きる語学学校!
吊り橋効果(Dangling Bridge Effect)とは、アメリカの心理学者であるドナルド・ディトン(Donald Dutton)とアーサー・アロン(Arthur Aron)が1974年に発表した、「足元が不安定な吊り橋の上での出会いは平地での出会いよりも相手に対して魅力を感じる!」という心理効果のことを指します。
これはつまり、『人は気持ちが高ぶった状況や不安定な状況では他人に対して強い魅力を感じてしまう』ということを示しているのですが、実は、語学学校は吊り橋効果が起きやすい環境がそろっています。
というのも、語学学校にやってくる留学生のほとんどが初めての海外となっていて、意図せずとも自分も相手も精神的に高揚したり不安定な状況となっているためです。
そのため、語学学校に通うと分かるのですが、あちこちで吊り橋効果がおきて国籍や年齢なんて全く関係なく、ビックリするくらいカップルが成立します。
- 語学学校では『吊り橋効果』がバンバン起こる!
語学学校ってそんなにカップルが成立するのですね!
おそらく想像の3倍は成立します!
1~3ヵ月が経ったあと「え!あの子とあの子が付き合っているの?」となることも珍しくないです!
留学中は当然ながら街でも出会う!
「学校で出会えなかったら、もう結婚のチャンスはないのかな・・?」と思った方もいるかもしれませんが、もちろん学校ではなく『街』で出会うパターンも珍しくありません。
留学中は声を掛けられる?
留学中には、図書館で勉強しているときや通学しているとき、友達とカフェでコーヒーを飲んでいるとき、スポーツを楽しんでいるときなど、様々な場面で声を掛けられることになります。
軽い感じで声を掛けられると、日本では「はいはい、ナンパね!」と軽くあしらってしまうことも多いと思いますが、留学中は先に紹介した『吊り橋効果』も働いているため、ついつい相手の話を聞いてしまうことになります。
ナンパ師からすると「してやったり!」というような状況だと思うのですが、海外はそれがナンパ目的ではなくても、本当に声を掛けられる機会が多いので、それがまさかの将来に繋がるというのも珍しくありません。
そして、実は、ナンパをきっかけにして結婚に至るカップルも本当に多かったりします。
- 海外ではナンパも凄い数である!
- ナンパをきっかけにして結婚に至るカップルも多い!
絶対に1人で付いていかない!
ただし、どんなにカッコよかったり、綺麗な人だったとしても、街中で声をかけてくる人と会うときは、絶対に1人では行かないようにすることも覚えておいてください。
特に、ランゲージエクスチェンジやミートアップなどのイベントには、「必ず悪意を持った方が混ざっている!」と思って、どんなに話しやすい人だったとしても、簡単に1人でついて行くようなことは無いようにしてください。
海外は安全な国と言っても犯罪率は日本とは比較にならないほど高いので、トラブルに巻き込まれる可能性が高いことを忘れないようにしてください!
- 留学中に犯罪に巻き込まれることも珍しくありません!
※ グラフをクリックすると人数が表示されます
結婚全体(人) | 日本人同士(人) | 国際結婚(人) | |
---|---|---|---|
2021年 | 501,138 | 484,642 | 16,496 |
2020年 | 525,507 | 510,055 | 15,452 |
2019年 | 599,007 | 577,088 | 21,919 |
2018年 | 586,481 | 564,629 | 21,852 |
2017年 | 606,952 | 585,488 | 21,464 |
2016年 | 620,707 | 599,518 | 21,189 |
2015年 | 635,225 | 614,241 | 20,984 |
2014年 | 643,783 | 622,652 | 21,131 |
2013年 | 660,622 | 639,133 | 21,489 |
2012年 | 668,870 | 645,213 | 23,657 |
2011年 | 661,898 | 635,964 | 25,934 |
2010年 | 700,222 | 670,015 | 30,207 |
2009年 | 707,740 | 673,347 | 34,393 |
2008年 | 726,106 | 689,137 | 36,969 |
2007年 | 719,822 | 679,550 | 40,272 |
2006年 | 730,973 | 686,272 | 44,701 |
2005年 | 714,265 | 672,784 | 41,481 |
2004年 | 720,418 | 680,907 | 39,511 |
2003年 | 740,191 | 704,152 | 36,039 |
2002年 | 757,331 | 721,452 | 35,879 |
2001年 | 799,999 | 760,272 | 39,727 |
2000年 | 798,138 | 761,875 | 36,263 |
※ 国際結婚をするカップルは減ってきている。
(厚生労働省:2021年度調べ)
国際結婚をするカップルは減っているんですね・・。
日本で婚姻申請をしていないカップルが増えたのもあるのですが、国際結婚をするカップルは減っています!
出会いは偶然ではない?
これまで学校や街での出会いについて紹介させて頂きましたが、「それって偶然の出会いってことでしょ?」や「留学中に出会った人はラッキーだったに違いない!」と思われた方も少なくないのではないでしょうか?
しかしながら、実は、皆様が偶然の出会いについても、偶然ではなかったりしてしまうので留学は特別なのです!
恋愛にも使えるキャリア理論『プランドハップンスタンス』
『プランドハップンスタンス(Planned Happenstance)』という、1999年にアメリカのジョン・D・クランボルツ教授が提唱したキャリア理論についてご存じでしょうか?
プランドハップンスタンスとは、クランボルツ教授が成功したビジネスパーソン数百人に対して「なぜ成功できたのか?」とインタビューを行ったのですが、そのうちの8割が「今ある自分のキャリアは偶然によるものだ!」や「幸運だっただけだ!」と回答しました。
しかしながら、教授がさらに状況について掘り下げて調査していくと、その幸運は偶然ではありませんでした。
●必然となる偶然?
教授の研究によると、成功者の多くがキャリアを築くことができたのは偶然によるものだったのですが、その偶然のチャンスを掴むことができたのは、実は、チャンスを掴める状況に自分自身をコントロールしていたためということが分かりました。
つまり、結婚や恋愛においても出会いが偶然であるのであれば、その偶然のチャンスを掴むことができるかどうかは、チャンスを掴める状況に自分の行動をコントロールできているかどうかにあるわけです。
また、成功者の多くは偶然のチャンスが転がってきやすい場所に身をおくことも分かっており、出会いを希望する人もまた、「偶然の出会いが発生しやすい場所に自分の身を置いているかどうか?」によって成功率が大きく変わるわけです。
- 成功する人は偶然のチャンスを掴めるように行動している!
- 成功する人は偶然のチャンスが転がってくる場所に自分の身をおいている!
マズローの欲求5段階説からの恋愛心理学
また、心理学としては超がつくほど有名なマズローの法則において「恋人が欲しい!」という欲求段階がどのあたりになっているかについても併せて知っておいてください!
●マズローの欲求5段階
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- Level.1 生理的欲求
- 食事が食べたい・飲みのが欲しい・睡眠が取りたい
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- Level.2 安全欲求
- 安全が欲しい・安定したい・健康でありたい・お金が欲しい
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- Level.3 社会的欲求
- 友達が欲しい・恋人が欲しい・家族が欲しい・グループに属したい
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- Level.4 承認欲求
- 自尊心・自信が欲しい・達成感が欲しい・認めて貰いたい
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- Level.5 自己実現欲求
- 道徳的になりたい・創造性が欲しい・問題を解決したい
アメリカの心理学者『アブラハム・ハロルド・マズロー』によると「恋愛したい!」や「結婚したい!」という欲求は、人間の欲求としては『社会的欲求』という段階となっており、かなり初期の段階の欲求であるとされています。
- 「恋人が欲しい!」という思いは安全が確保された段階で生まれる!
「恋人が欲しいよ!」というのはLevel.3の欲求になるんですね!
吊り橋効果が出るのがLevel.2の段階なので、留学生の多くは『2→3』と一気にレベルアップするケースも珍しくないです!
物理的な距離が心の距離を近付ける!?
ここまで「海外留学にいくと恋人ができたり結婚するチャンスが広がるよ!」という話をいたしましたが、実は、留学に出ることで日本での結婚が近づくこともあります!
距離が2人の心を・・
カップルの内、どちらか1人が恋人をおいて留学に出てしまうと、2人の距離は物理的に海をまたいで広がってしまうことになります。
しかしながら、留学により逆に2人の心の距離を近づけるというケースも珍しくありません。
というのも、留学に出るまでは「いつでも気軽に会える!」や「電話やLINEでいつでも連絡がとれる!」と心のどこかで軽く見ていた恋人なのに、物理的な距離が生まれたことで「自分にとってどれほど大切な存在だったのか?」再認識させられることになるためです。
そのため、留学前は喧嘩ばかりしていたカップルも、気づけば「留学中に私のことを支えてくれたから・・」といった理由で、一気にゴールインするケースも本当に多いです。
- カップルのうちどちらかが留学に行くと帰国後に結婚になるケースが多い!
そっか!留学に行ったあとで結婚するケースも多いのですね!
このケースはめちゃくちゃ多いので、「結婚したいなら留学に行った方がよいのでは?」と思うほどです!
留学すると結婚する人がなぜ多いのか?【恋愛心理学】まとめ
ここでは留学と結婚について熱く語らせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
「留学に出ると結婚が遅れるのでは?」と、ご家族から心配されるケースもあるのですが、実際は真逆で、留学に出たほうが日本にいるよりも圧倒的に高くなると思って頂ければと思います。
特に、日本人女性は海外でモテるので、ココア留学生の中には、留学途中にそのまま海外で結婚してしまうケースも珍しくありません。
そこで、もしこちらに留学と結婚について迷っている人がいらっしゃいましたら、留学ルートの中に『理想の結婚』というものを加えた形で、オリジナル留学をお作りさせて頂ければと思います。