社会人留学でキャリアが崩壊する?語学留学に注意。
社会人用のキャリアアップ留学関連の情報を探しても、正直、役に立たないことばかり出てくるのではないでしょうか?
それもそのはず、留学でキャリアを育成することは簡単なことではないことはもちろんですが、それをサポートするはずの留学会社や学校の進学相談は学校案内や紹介のみとなっており、キャリア育成に関して軽視されているためです。
キャリアアップ留学の本音?
はじめに、ほとんどの社会人留学経験者はキャリアアップに成功しているわけではないと言うことについて知っていただければと思います。
社会人留学の真実とは?
留学会社としてこんなことをお話してしまうと、会社の信用を傷つけてしまうことにもなりかねないのですが、包み隠さず本音でお話しさせて頂きますと、実は、「ほとんどの社会人留学生は留学によりキャリアを壊してしまっている!」という現実があります。
「そんな事ないよ!〇〇君はオーストラリアで働いたあと、帰国して、外資系企業に就職しているよ!」と言う反論の声はごもっともなのですが、社会人留学をお考えの皆様は、こういった情報にこそ気を付けて頂けたらと思っております。
と言うのも、こうした話には必ず何かしらの本音が隠されていることがほとんどだからです。
以下の社会人留学成功者あるあるをご覧になってみてください。
●社会人留学成功者の経歴の本音
- 大学留学経験して成功した → (実は)社会人留学の前に何度も留学を経験していた
- 留学でTOEIC満点になった → (実は)元々、英語が堪能
- 留学中は普通に勉強した程度です → (実は)留学中ほとんど寝る間もなく勉強していた
- 外資系企業に転職が成功した → (実は)留学しなくても転職できるレベルの人だった
- 留学してエリートになれた → (実は)留学前から優秀な大学等を卒業している。もしくは国家資格を持っていた
- 留学期間は短いです → (実は)海外の大学や大学院進学等など2~4年の留学経験者
- 留学に行くのが遅かった → (実は)社会人と言っても20代前半からの長期留学者
- 留学成功者の多くは謙遜して本音を語っていない!
- 社会人留学の成功を簡単にやっているように見える人ほど超優秀!
留学成功者はそもそも優秀!?
実際、ほぼ100%と言っても良いほど、社会人留学成功者は上記のうちのどれかに当てはまるので、身の回りの成功者の方がいらっしゃいましたら当てはめていただければと思います。
社会人留学を成功される方は、もともと優秀な人材だったり日本での成功者だったりすることがほとんどで、留学経験後に会社経営者になる方も少なくないですが、そうした方の多くは留学中に何かしらの形で新聞やメディアなどで取り上げられていたりします。
留学がその人を変えたというよりも、社会人留学によって「その人のキャリアがより伸びていった!」と言う印象となるケースがほとんどだとお考え下さい。
- 社会人留学は人の素質を伸ばすものになる!
20年以上生きてきて急に変わるのって難しいですよね・・。
社会人留学が成功への切っ掛けになることはあっても、留学者の素質や性格そのものが変わることはないので、期待しすぎには注意してくださいね!
社会人留学で成功する人は留学に行かなくても成功しているケースがほとんどなので!
留学相談先で人生が変わる?
さて、社会人留学の本音と真実について知っていただけたところで、続いては社会人留学の相談先についてのお話をさせていただきたいと思います。
社会人留学の相談先は注意する?
社会人が留学を相談する先として、最低限、重要な点としては、社会人留学についての適切な知識を持っていることが挙げられますが、残念ながら留学会社のほとんどは社会人留学を成功させる知識を全く持ち合わせておりません。
というのは、『社会人留学=語学留学』や『社会人留学=インターンシップ留学』と言う風に考えている会社がほとんどで、『留学カウンセリング=学校紹介』と思っているカウンセラーばかりだからです。
- 日本には本格的なキャリア相談を行っている機関はない!
- 学校紹介では社会人のキャリア育成はできない!
社会人留学のカウンセリングとは?
一般的に留学カウンセリングと呼ばれているものは『学校や資格の紹介に特化した留学案内』と言ったもので、例えば、海外留学中の生活や学校の様子、それに成功者の体験談などを交えながらご案内が行われます。
しかし、そのカウンセリング説明内容や構成は、社会人留学の説明においても専門学生や大学生がほぼ同じものとなっており、現状では学生に行われる留学説明を社会人の皆様も聞いているという状況です。
●社会人はキャリアにフォーカスする!?
さすがに日本で社会人として何年も働いてきた方が、語学留学やインターンシップやボランティア留学の説明を大学生と一緒になって聞いているようでは、「そこからキャリアアップに繋げることは非常に難しい!」というのは言うまでもありませんよね?
社会人留学をお考えの皆さんは、最低でも『語学留学の先』『インターン留学の先』『ボランティア留学のその先』を考えた、1人1人別々のキャリアに合わせた留学カウンセリングを受けなければいけないとお考えいただければと思います。
- 社会人留学を希望される方は学校案内を受けている場合じゃない!
- キャリアに繋がる留学カウンセリングを受けることは必須!
※ グラフをクリックすると割合が分かります
割合 | |
---|---|
後悔や失敗したと思ったことがある | 22.9% |
後悔や失敗したと思ったことが少しある | 36.8% |
後悔や失敗したと思ったことがあまりない | 30.1% |
後悔や失敗したと思ったことがない | 10.2% |
※ 約60%の人が転職を後悔している。
(ガジェット通信:2022年度調べ)
私は事務員として日本で3年間勤務してきました。海外でIT関連の事業で働くことを希望します!
海外のIT会社で勤務するには最低2~3年の勤務経験が必要になるんです!夢の海外IT会社で働くことを目指すなら、ココアで転職カウンセリングを受けて3~4年計画の海外留学を組み立ててみましょう!
カウンセリングは出来ることに焦点!
続いて、「海外教育を通じてキャリア育成を目指すことに特化した留学エージェントが行っている留学コンサルティングは一体どのようなものなのか?」というお話をさせて頂きたいと思います。
質の高い留学コンサルティングとは?
まず、キャリア育成やキャリアチェンジに特化した留学を行う場合、そもそもの目指す目標は『留学の成功』ではなく相談者の『将来の成功』となりますので、相談の難易度は一気に上がり、当然、『1回1時間程度のカウンセリングのみ』または『1人のカウンセラーの独断と偏見のみ』で留学の決定や案内をするようなことはできなくなります。
必ず、すべての留学生に対して個別のコンサルティングは最低3~5回、会議は最低2回以上と、複数人のカウンセラー(コンサルタント)による意見交換が何度も行われた中で、1人の留学相談に対して様々な角度から膨大な量の知識を使って進路やスケジュールを作り出していきます。
しかしながら、「実際にどのレベルの知識が注ぎ込まれてキャリアデザインをする方が良いのか?」というのは分かりづらいと思いますので、皆様には、社会人のキャリアアップ留学の作り方の一部をご覧になって頂けたらと思います。
- 社会人留学の成功は『留学の成功』ではなく『将来の成功』となる!
- キャリア育成を目指した留学相談はかなり難易度が高い!
転職を目指す留学相談者の場合
27歳で事務員として勤務されている社会人女性から、「海外留学でTOEIC750点から850点に伸ばして、外資系企業でマーケティングをやりたい!」と言ったご相談をお受けしました。
まず、高校生や大学生の留学と違い、社会人留学では「将来、どんなお仕事がしたいですか?」と言う質問への回答を『重要視してはいけない』と言うところから留学を考えていくことになります。
と言うのも、どうしても24~27歳からの留学になってきますと、正直、留学でキャリア育成やキャリアチェンジとなる転職を考えるには遅く、確率的に海外留学そのものがキャリアにとって大きなマイナスになることが多く、留学が大きなリスクを伴うものになってしまうためです。
●留学を避けることはできるか?
正直、TOEICのスコアを100点あげる程度であれば日本で働きながらでも十分可能ですし、すでにTOEIC750点を取得されていらっしゃるようなかたであれば、留学を経験せずとも目標を達成できる可能性も十分期待できるため、留学期間がブランクとなりキャリアが崩壊する可能性のほうが問題になってくることが予想されます。
そこで、こちらの方には、先ずは「留学を避けて転職することはできないか?」と言う点からカウンセリングを行っていく必要があります。
- 社会人留学でキャリアを考えるなら『やりたいこと』を重視してはいけない!
- 退職して留学に出ることで『ブランク』と思われる可能性もある
●留学したい思いが強いなら?
次に、外資系企業でのマーケティング部門への就職を目指して海外でキャリア育成をしようと考えると、最低でもカレッジへ進学してマーケティングを先行しディプロマ以上の学位を修め、その後、海外企業でのインターンシップなどで1~2年の就業経験を積むことが最低条件になります。
ただ、1~2年は海外企業にて就労経験を積むことができるような留学プログラムを組み込むと、海外留学から帰国したときの年齢は30~32歳くらいになるため、特に女性の場合には転職成功率が一気に下がってくるので注意が必要になります。
長期留学には予算が必要になってくることは当然のことですが、それ以上に、留学経験が逆に将来の可能性やチャンスを小さくしてしまってはいけませんので、「どれほどの思いを持って相談に来られているのか?」または「本当に留学が必要か?」や「どのレベルを目指すのか?」なども考慮して計画を立てていく必要があります。
- 留学期間の長さによって年齢が上がることにも注意する!
- 30代に入ると即戦力人材のみの採用となるので就労経験が必要になってくる!
●確率の高い仕事選びになってる?
また、『マーケティング』を考えていらっしゃるとのことなので、「マーケティングという分野で勤務される方がどのようなキャリアパスを歩んでいるのか?」についても考慮していく必要性があります。
マーケティング部門というのは販売戦略や事業戦略などを行う部門になるのですが、簡単にいうとマーケティングは企業における頭脳のような役割を果たすポジションになってきます。
そのため、マーケティング部門の良し悪しが企業の業績に大きく関わってくるため、職務に対する責任は非常に重く、一般的にカレッジや大学で学位を取った未経験の方が配属される部署ではなかったりします。
そのような高難易度で競争率の高い分野へと進学していくことなるため、実際、「どれくらいの確率で留学後に就職が可能になのか?」についても視野に入れておく必要があります。
- 「どれくらいの確率で留学後に就職が可能になのか?」を考えることも必須!
●将来の景気と仕事の必要性は?
そしてもう1つ必ず考えておかなくてはいけないのは、将来における景気動向と仕事に対する需要に関してです。
マーケティングの仕事は、世界経済フォーラムやキャリア系の論文などにおいても、今後10年は無くなることのない仕事だと予想されているため、例えば、一般事務員、銀行員、警備員、タクシー運転手など将来的に無くなると予想されている職業ではないため、安心して留学には出て行けそうです。
ただし、留学のタイミングによって現地での就職が景気後退時期に重なってしまうと、留学生が就職することは非常に難しくなるので、留学先選びの際には留学先の景気動向についてもチェックしておく必要があります。
- 将来の職業の需要と就職時期の景気動向も視野にいれる!
●社会人の留学はキャリアの積み上げと流れ
社会人留学はやりたい事に左右されるのではなく、「今何ができて、そのスキルをどう活かして、海外でのキャリアにつなげていくか?」について動いていくことで成果が大きく変わってきます。
もちろん、老人介護からキャビンアテンダントへの転職を成功させたり、水泳コーチから保育士、事務員から海外展開中の企業でのマーケティングなどの転職留学を切り開いたりというケースも御座いますが、その全ては綿密に計算・計画された上で可能になるとお考え下さい。
そうしなければ、全体的に失敗してしまうケースがほとんどの社会人留学ですので、過去のキャリアを活かす形で留学を設計し、留学のクオリティを極限まで高めることは必須となっています。
- 一部の成功例にばかり目を取られないようにする!
- 自分には「何ができて・何をすべきか?」考えて留学を計画する!
こんな高いレベルで留学について考える必要があるんですね!
今回ご紹介しているのはキャリア育成に必要な知識のほんの一部でしかありません。
実際には、安全性はもちろんのこと、国別の特徴や気候、健康面や物価など様々なことを考えてご案内しているんですよ!
社会人留学でキャリアを壊さないために
それでは最後に、社会人の皆様がキャリアを壊さないために覚えておいていただきたいことをリストにまとめてみましたので、ご覧になってみてください。
社会人がキャリアを壊さない5箇条!
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- Step.1 留学はできるだけ早く
- 留学には準備期間もあり、1年の留学でも帰国したらプラス2歳になることを忘れない
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- Step.2 やりたい事はキャリアを繋げる
- やりたい事と現職のキャリアが全く違う場合、自分だけで決めないプロのカウンセラーに就職までのルートを作ってもらう
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- Step.3 できることで留学する
- ITエンジニアなど既にスキルがある方は、そのスキルを利用してキャリア育成をする
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- Step.4 いろいろ悩み過ぎない
- 社会人留学に出られる方の最大の注意は年齢です。悩んで最初の1歩が遅れることで最悪の結果になることも少なくありません
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- Step.5 大学生レベルで終わらない
- 大学生レベルのコースやプランに入っているとキャリア育成はとても困難になります
- 社会人留学には計画が必須!
芸能人でも留学に出ているので「私でもできるかな?」と思っていました・・。
彼らは既に日本で成功をしたうえで留学にいくことを忘れないでくださいね!
皆様が思っていらっしゃる以上に優秀な人が多いです!
社会人留学でキャリアが崩壊する?語学留学に注意。まとめ
キャリアアップやキャリアチェンジ留学というものは、難易度が非常に高いことから失敗するリスクについても高い留学になることを、社会人の皆様には、是非、知っておいて頂ければと思います。
例えば、26歳の友人から「子供のころから夢だった乗馬でオリンピック選手を目指します!」という話を聞くと、応援する気持ちはあれど「今まで乗馬とかしたことないのにできるの?」と思ってしまいますよね?
それは、確率、つまり友人が設定した目標の達成確率を考えたときに『低い』と感じてしまうため、「本当に大丈夫なの?」と思ってしまう訳です。
実際、社会人留学を通じて「キャリアアップして給料+待遇が上がったよ!」というケースや「未経験の職業に転職することができました!」というケースになられる方は一握りで、実際にインターネット上で出てくる成功事例の裏には、数えきれないほどの失敗事例があることも、是非、知っておいてください。
もし、あなたが想定している留学の成功率が1%だったとしたら、「100回やったら99回失敗するものに人生を賭けられるかどうか?」ということも考えていかなければいけません。
ココア留学は、正直、遊ぶことを目的とした留学や短期の社会人のお稽古留学のようなキャリアを意識しなくても良い留学についてサポートすることには向いていませんが、キャリアを落としたくない方や、将来について考えたいかた、または将来について不安を感じている留学生には最高の留学エージェントとなります。
現在ご予約が殺到しており全てのコンサルティングをお受けすることはできませんが、もし本気でキャリアの重要性について意識して頂けるようでしたら、以下よりお問い合わせ頂ければと思います。