小学生がGTEC CBTでハイスコア!留学で高校生を抜く?
ここにいらっしゃるお父様お母様の中には、「GTECって何?」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
実は、GTECはベネッセコーポレーションが行っている民間英語試験の1つで、皆様ご存知の英検やTOEICと並び『日本を代表する英語検定試験』になります。
そんな年々有名になってきているGTECですが、せっかくですので「小学生が留学をすることで高校生レベルのハイスコアをとることができる!」と言うお話をさせていただきたいと思います。
GTECについて、ここで初めて知ったお父様お母様や、子供たちの将来のためGTEC対策を考えていらっしゃる小学生の子供を持つご家族の方に最後まで読んでいただきましたら幸いです。
そもそもGTECとはどんな試験ですか?
GTECは、先にご案内したようにベネッセコーポレーションが運営してる英語資格試験の1つで、近年では、英検やTOEICと並び中高生の間で受験者が軒並み増えている英語試験になります。
最近では、GTECは約120万人以上の受験者が出ており、英検が350万人の受験者数であることを考えますと、今後の認知度は右肩上がりで上昇していくことが考えられています。
また、GTECの受験者の大部分は英検や他の英語試験と違って『受験者が中高生に集中している』ため、将来的には大学の民間試験導入の際に、利用される事はほぼ間違いありません。
GTECでは四技能がテストされる
次に「GTECがどのような試験か?」と言うと、その特徴として挙げられるのは『読む(Reading)・聞く(Listening)・書く(Writing)・話す(Speaking)』がテスト対象となっている点が挙げられます。
また、テストは3タイプで合計10種類が用意されており、英検やTOEICのように小中高生や大学生または社会人が同じ試験を受けるのではなく、全く違うバックグラウンドを持った方々のために、それぞれのテストが用意されているのも特徴的と言えます。
GTECのような総合的な英語力を伸ばすことをお考えの方のために、子供たちに体験型で英語学習だけで無く、世界を経験して頂く短期留学プログラムも御座います!良かったら合わせてご覧ください!
GTECで小学生がターゲットにすべきテストはどれ?
次に、3タイプ10種に分かれているGTECについて、もう少し詳しくお話しさせていただきたいと思います。
GTEC Junior(小学生~中学1年生)
GTEC Juniorはその名の通り、目安として小学生から中学校1年生までのジュニアの英語力の測定に対応しており、以下の表のようにスコアはGTECのオリジナルスケールであるジュニアグレードとして換算されます。
また、GTEC Juniorの特徴としてペーパー試験では無く、タブレットを用いた試験が導入されており、初めて受験をする小学生は操作に少し戸惑うことがあるようです(※ ここにいらっしゃる方のお子様は受験することは無いです)。
GTEC Junior(小学生~中学1年生) | |||
---|---|---|---|
満点 | 対応 | グレード | |
Junior 1 | 400 | 小5 | 1~4 |
Junior 2 | 480 | 小6 | 1~4 |
Junior Plus | 560 | 中1~ | 1~5 |
※ グレードはGTECオリジナルとなるJuniorグレードに対応。
GTEC Junior(小学生~中学1年生) | |||
---|---|---|---|
実施時間 | 出題範囲 | 受験方法 | |
Junior 1 | 約85分 | We Can! 1 (新学習指導要領対応小学校外国語活動教材) |
タブレットで受験 |
Junior 2 | 約90分 | We Can! 2 (新学習指導要領対応小学校外国語活動教材) |
|
Junior Plus | 約95分 | 中学1年生の教科書レベル (一部 中2レベル) |
GTEC(中学生・高校生)
次に、主に中高生が受験するGTECに関してですが、驚かれるかも知れませんが「今回はこちらのGTECテストを小学生が攻略してハイスコアを取得していくこと」になりますので注意深くご覧ください。
まず、GTECの特徴として、そのスコアはCEFRと言う指標におきかえ換算されると言う点があります。
ここにいらっしゃる小学生に目指して頂くCEFRに関しては、後ほど詳しく説明させていただきますが、ここでのポイントとしては『小学生が中高生レベルのGTECテストを受験してハイスコアを取ること』だとお考え下さい。
特に、『GTEC CBTでのハイスコアを取得』を目指しますので、CBTの項目は少し詳しくご覧いただければと思います。
GTEC(中学生・高校生) | |||
---|---|---|---|
満点 | 対応 | CEFR | |
Core | 840 | 中2~中3 | A1~A2 |
Basic | 1080 | 中3~高2 | A1~B1 |
Advanced | 1280 | 高1~高3 | A1~B2 |
CBT | 1400 | 高2後半~高3 | A1~C1 |
※ CEFRは英語国際標準規格で英検やTOEICなどでも換算可能。
GTEC(中学生・高校生) | |||
---|---|---|---|
実施時間 | テスト方法 | ||
ペーパーテスト | タブレット・PC | ||
Core | 約102分 | マーク式: Reading,Listening 記述式: Writing |
Speaking |
Basic | 約120分 | マーク式: Reading,Listening 記述式: Writing |
Speaking |
Advanced | 約120分 | マーク式: Reading,Listening 記述式: Writing |
Speaking |
CBT | 約175分 | - | PC利用 |
GTEC(大学生・社会人)
次に、ここにいらっしゃる皆様にはあまり関係ありませんが、大学生や社会人のためのGTECも用意されております。
しかしながら、子供と競いあって親子で受験される際も『GTEC CBT』の受験で構いません(子供たちにとっては同じ試験をお父様・お母様にも受験して頂けると喜んで勉強して頂ける傾向があります)。
また、大学生や社会人レベルの英語検定試験としては、やはり『英検』や『TOEIC』。それに海外を視野に入れるのであれば国際的に広く認知されている英語試験である『IELTS』の受験がおすすめです。
余談ですが、将来的に、子供たちが海外進学をする場合には『IELTS』の受験をすることになると思いますので、頭の片隅に『IELTS』についても留め置いて頂けたらと思います。
GTEC(大学生・社会人) | ||
---|---|---|
満点 | 対応 | |
Academic | 1000 | 大学生 |
Business | 1000 | 大学4年生~社会人 |
Business 公開会場版 |
1000 |
GTEC(大学生・社会人) | ||
---|---|---|
実施時間 | テスト方法 | |
Academic | 約50分 | PC利用 |
Business | 約50分 | PC利用 |
小学生はGTEC CBTで何点取れば良いか?
さて、それではいよいよ本題となりますが、「高校生が大学入試等のために受験するGTEC CBTで、小学生がどうすればハイスコアが取得できるか?」と言うお話をさせていただきたいと思います。
そもそも、GTEC CBTは『高校卒業レベルの英語力』までを対象として作られたテストになるため、測定結果の範囲がかなり広範囲に広がります。
下の文部科学省発表の『CEFR対照表』をご覧になっていただければ分かります通り、『CEFRで換算するとA1~C1レベルの範囲で測定』されますので、いわゆる日本の中学生レベルから英語力トップレベルまでの範囲で英語力測定が可能と言うことになります。
しかしながら実際には、GTEC CBTは高校3年生の大学受験のために作られたテストであるため、ハイスコアとして想定されているのが海外大学で学習するレベルまでとなっております。
そのため満点レベルとして想定されている英語力と言うのは、世界基準の英語検定試験となっているケンブリッジ検定やIELTSと比較して容易なものに設定されています。
また、実際に小学生は満点レベルを取得する必要は全く無く、英検2級レベルとなる『CEFR B1レベル』の取得を目指しているだけでも、学校の先生たちがビックリするレベルとなります。
そこでここにいらっしゃる小学生の皆様には、『CEFR B1レベル』つまりは『GTEC CBTスコア1000点の取得』を目指していただければと思います。
GTEC CBT1000点の難易度とは?
次に、皆様に知っていただきたいのは、GTEC CBTで1000点の取得の難易度についてですが、GTEC CBTを高校生1年生で取得すると、それでも周りの同級生や先生からは「凄い!」と言われるレベルになります。
それほど高難易度のものを小学生で取得しようとするわけですから、ただ単純に目的無く試験に挑んでいてもなかなか難しいと言わざるを得ません。
そこでここにいらっしゃる皆様には、『GTEC CBTで1000点を取得するまでの英語学習時間の目安』についてお話しさせていただきたいと思います。
GTEC CBT1000点の英語学習時間の目安
GTEC CBTで1000点取得(CEFR B1以上)を取得するには、『合計して約1600時間以上の英語学習時間』が必要だと言われています。
そうした中で、小学生の学校での英語学習時間は、教育改革によって小学3年生からの外国語教育が始まったとは言え、小学3年生から小学6年生までの『合計4年間で約200時間』しかありません。
つまりは、小学生が GTEC CBTで1000点取得を取得するには、差し引き『1400時間の英語学習時間が不足』してしまっていることを意味しています。
これを補うためには、『オンライン英会話』や『英語塾』または『家庭での学習』を行っていただくことになるのですが、さすがにこの時間を埋める事は日本の教育では難しいです。
それは、日本政府の教育カリキュラムでは、小学校低学年の間は『国語(日本語力)』の強化に力を入れられており、高学年になると『算数』に力が入れられるためです。
これではいつまでたっても英語力が伸びるはずが無いので、小学生がGTEC CBTで1000点取得を取得するなんて、『夢のまた夢である』と言わざるを得ませんよね・・。
GTEC攻略のヒントは文科省の教育カリキュラムにある
しかしながら、ここにいらっしゃる皆様には、是非とも、小学生の間にGTEC CBTで1000点取得を取得することを目指していただきたいと思います。
実は、その分かりやすい目安となるものが、『文部科学省が作った教育カリキュラムの時間』にあります。
それは、先ほども少しお話しした『国語の授業時間』に注目していただけると答えがおのずと見えてくると言う点なのですが、実は、小学6年間の間で小学生が国語を学習する時間は、宿題や家庭内の学習など一切なしに『1461時間』も割り振られています。
さらに日本にいる以上は日本語で日々生活しておりますので、『小学生の子供たちの日本語力つまり国語の成績が伸びるのは当然』ですよね?
つまりはこれと同じような環境を、子供たちのために少しでも多く作ってあげることで、英語力を軒並み向上させることができる訳です。
そして、そのような環境を唯一作ることができる方法と言うのが『小学生の海外留学』になります。
※ グラフ上の必要無い項目をクリックするとより詳しくグラフを変更できます。
英検 | GTEC | TOEIC | TOEFL | IELTS | 未受験 | |
---|---|---|---|---|---|---|
高校1年生 | 44.0 | 17.0 | 2.0 | 3.0 | 1.0 | 43.0 |
高校2年生 | 45.0 | 20.5 | 5.5 | 1.5 | 1.0 | 41.5 |
高校3年生 | 43.0 | 20.5 | 11.5 | 2.0 | 1.5 | 39.5 |
※ 高校生の英語検定の受験は英検かGTECに絞られている。
(学研調べ:2018年度調べ)
小学生は留学でGTECでハイスコアを取得する!
「小学生が海外留学するなんてまだ早すぎる!」と思われる方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、実は、現在の留学のトレンドはすでに中学生になっており、小学生の留学のお問い合わせは日に日に増えています。
既に、「高校生になって初めて留学を経験する!」と言う時代では無いことを皆様に知っておいていただければと思います。
そうした中で小学生が留学に出ると、一体どれほどの効果があると言うのでしょう?
例えば、小学5年生の子が夏休みに1ヵ月留学を経験したとします。
正直言って、小学5年生で親元を1ヵ月離れるなんて、生きてきた10年間を振り返ってみても、本当に大きな経験となることは間違いありません。
子供たちの中には、不安で不安で仕方ない子もいます。
しかしながら、小学5年生で夏休みや春休みの長期休みを使って、1ヵ月の海外留学を経験すると驚くほど英語力が伸びてしまいます。
例えば留学中、子供たちが8時間の睡眠を取るとして、残りの16時間は全て英語での生活になるとお考え下さい。
そうすると単純に子供たちが英語に触れる時間と言うものは、
16時間 × 30日(1ヵ月) = 480時間
になり、これは小学校3年生から6年生までの学校で英語学習として定められている時間数200時間の2.5倍になります。
もう少し突っ込んで言うと、小学生5年生のうち1ヵ月の留学さえ経験してさえいれば、『小学生の6年間の英語学習は全く必要ない』とも言えてしまいます。
しかし実際は、小学5年生で留学を経験したこの大部分は帰国後も、これまで以上に必死で英語を勉強するようになります。
「それは何故か?」
それは小学生にとって、初めて「英語を使って何かを伝えたい!」と思うことが留学先で必ずあるからです。
中には「私はこういったことを伝えたかったのに、海外からやってきたお友達に伝えることができなかった」と言う感想を留学後にいただくことがあります。
こういった、「自分にはできることと、できないことがある!」と言うことを知ることこそ、『留学』そして『教育』の醍醐味だと言うことは、皆様も気づいていただけたら嬉しいです。
小学生には必ず2度の留学をプランニングする!
さらに、「小学生は必ず2度の留学を経験していただきたい」と言う思いがココア留学には強くあります。
例えば、単純に先ほどのように5年生の夏に留学に出た子が、小学6年生の夏にも海外留学を経験したとしましょう。
そうすると英語学習時間は、夏休みのたった2度の留学を経験するだけで、『960時間』を突破してきます。
また、最も大きなポイントとしては、子供たちにとって「1度目の留学でできなかったことを、2度目の留学では必ず達成して帰ってくる」ということを留学カリキュラムに盛り込めることにあります。
自身の成長感じるだけでなく、1度目の留学で出会った海外から来た友人と、「来年の夏、またここで会おうね!」約束して帰国していると、帰国後もその交友関係はずっと続くことになります。
「外国の友達と1年後同じ場所で再会する」
これがいかに子供たちにとって大きな影響与えるかは、皆様も充分わかっていただけるかと思います。
友達に日本のことを伝えたくて沢山のメッセージを書いたり、家族のことを紹介したくてたくさんの写真を撮って送ったり、こうした経験は子供たちの一生を左右するものになることは言うまでもありません。
そして、6年生の冬。
何も思わず受験してみた『GTEC CBTでの1000点』。
こういったことが小学生たちの間で、毎年のように起こっていることを皆様にも知っていただければと思います。
海外留学を子供たちが経験することで、特に「英語の勉強をしなさい!」と叱ることは無くなります。
気がつけば子供たちの英語力は、お父様お母様の英語力の何倍にもなっておりますので。
小学生がGTEC CBTでハイスコア!留学で高校生を抜く?まとめ
いかがでしたでしょうか?
こういった小学生がGTEC CBTでハイスコアを取得するお話をすると、どんなお父様・お母様も目を丸くして私たちの声に耳を傾けていただきます。
しかしながら、実は、ココア留学関係者にとっては、小学生がGTEC CBTで1000点取ることは、毎日のように起こっている当たり前のことですので、『凄い!』と思うことがあっても『ビックリしてしまう!』という事はありません。
残念ながら、日本の留学教育は遅れていますので、ココア留学のように複数回の留学を「渡航前からの計画やカリキュラムに盛り込む」といったものが一切組み込まれておらず、特に小学生の場合は海外でホームステイをしてくれば合格と言う、悲しい空気が蔓延してしまっております。
しかし、それでは「あまりにも小学生と言う時間がもったいない!」と言うのが本音です。
ここにいらっしゃる皆様には、だまされたと思って、是非『小学5年生からの本格的な海外短期留学』を検討して頂ければと思います。
中学生になってしまうと反抗期に入ってきて、『留学が嫌だ』と言う子は、どんなに説得をしても『嫌だ!』と言ってしまいます。
「反抗期前に海外慣れをさせることができる小学生のうちの海外留学がどれほど大切か?」ここにいらっしゃる皆様にだけでも伝わっていれば幸いです。