高校卒業すぐに海外を目指すキャリア留学!?
コロナ以降、世界中で教育やキャリア育成の方法が大幅に変化しましたが、実は、高校生の卒業後の進路もまた大きく変化することになりました。
ここでは、そんな今後の進路について迷っている高校生の皆様と、そのご家族の皆様のために、高校卒業後の進路と海外でのキャリア育成について詳しくご紹介させて頂きます。
高校生が日本の大学進学を断る時代?
コロナ以降の傾向として、高校生が日本の大学進学を断って海外を目指す時代がやってきていることについて、皆様はご存知でしょうか?
おそらくここにいらっしゃるほとんどの方は、「そんなの信じられない!」とおっしゃるかと思います。
しかしながら、実際、『国内某名門大学』や『国内某入学難易度上位大学』より合格通知を受けた高校生たちから、「私は日本の大学には行かないので海外留学を作って欲しい!」と言うご相談・依頼が急増しています。
ここでは、日本に限界を感じ海外を目指したい高校生や、高校卒業後すぐに海外にお子様を送ることになるご家族のために、『高校卒業後すぐに海外でキャリアを構築する留学』について案内させていただきたいと思います。
少し長いお話になっているかと思いますが、もし良ければ最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
- 高校生が日本の大学進学を断って海外を目指す時代
クラスメイトから「日本で大学進学をしない!」と聞いて驚きました!
実は、「高校卒業後は海外でキャリア育成を目指したい!」という方から、コロナ以降は本当にすごい数になっています!
卒業すぐの海外アルバイトはイバラの道
最初に、高校生のよくあるご相談として「高校卒業後すぐに海外にワーキングホリデーで出たいんですが、サポートしていただけませんか?」というご相談です。
こうしたご相談が入った場合、プロの留学カウンセラーは以下のように返答をします。
プロの留学カウンセラーの回答
高校卒業後すぐに海外にワーキングホリデーで出たいんですが、サポートしていただけませんか?
○○君(○○さん)は、お父さんやお母さんが仕事から帰ってきたときに、「疲れたー」って言ってるのを聞いたことはない?
実は、社会に出てお金を稼いで、自分の生計を立て、家族の分まで頑張って働いてお金を稼ぐということは、もう社会に出て何年も働いてきた人にとっても本当に大変なことなの!
○○君(○○さん)は、これまで自分で学費やスマートフォン代、食事や家賃とか、全てを払ったことはないよね?
それをいきなり海外でする!ということがいかに大変なことか、留学に出る前に少しだけ覚えておいてね!
しかしながら、高校生の中には「私はいきなり海外に出て行って自分で全てできてしまう!」と、物凄い自信を持ってご相談にいらっしゃる方もおります。
そうした方の中には、実は、『天才』と呼ばれるような人も混ざっていて、本当に1人で海外に飛び出して行って皿洗いや日雇いのアルバイトなどで生計を立てることができてしまう方もいらっしゃいます。
しかしながら、そうした海外で生き抜く力を持った、本当に何万人かに1人逸材だからこそ、プロの留学カウンセラーの立場から見ると「海外で真剣にキャリアアップするルートを歩んだら大化けするんだろうな・・」と思ってしまう部分もあるので、自信のある方ほど本気のキャリア育成に関して興味を持って頂けると嬉しいです。
高校生が海外で生活できる?
そこで、高校生の皆様が学校卒業にワーキングホリデーで海外に出ようと考えた時、「日本でその生活が出来るかどうか?」一人暮らしなどを行いながら、就労しながらの炊事洗濯なども先に実践されることについてもオススメいたします。
どうしても海外では外国人扱いを受けることになりますので、日本で生計を立てることが難しい人が、良い雇用条件を求めてアルバイトを含めて就職活動を行うことは不可能に近いです。
「日本で出来ないことが突然海外で出来るようになることだけは絶対に無い!」ということだけ覚えておいて頂ければと思います。
- 生きるスキルが高い高校生こそキャリアを積むと大化けする!
- 日本で出来ないことが突然海外で出来るようになることだけは絶対に無い
就職内定者 | |
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2020年 | 97.9% |
2019年 | 98.1% |
2018年 | 98.2% |
2017年 | 98.1% |
2016年 | 98.0% |
2015年 | 97.7% |
2014年 | 97.5% |
2013年 | 96.6% |
2012年 | 95.8% |
※ 日本の高校生の就職希望者の就職内定率は驚異的に高いです。
(文部科学省:2021年度調べ)
海外の就職ってそんなに難しいのですね!
実は、日本の若者の失業率は世界で2番目に低くく(1位のソロモン諸島)、若者の仕事探しが『世界で見ると圧倒的に簡単な国』となっていることを覚えておいてください!
心配なのはやはり学歴が無い未来・・
次に、高校卒業後のワーキングホリデーを希望されていらっしゃるお子様がいらっしゃるご家族の皆様が、最も心配していらっしゃる『学歴』についてのお話をさせて頂きたいと思います。
ワーキングホリデーと学歴
高校を卒業した後にワーキングホリデーに行くと最終学歴は『高校卒業』という形になるのですが、日本では高卒であったとしても一定の制限が加えられますが、アルバイトだけで無く正社員として勤務する先を見つけることは不可能ではありません。
しかし、先にご紹介させて頂いた通り海外では、高卒で正社員として内定を取ることはもちろん「アルバイトとして働く先を見つけることも非常に難しい!」というのが現実だったりします。
そのため、日本のようにアルバイトで職業経験を積みながら正社員を目指したり、キャリアアップなどで次のステージを目指すことは絶望的な状況になっているため、たとえアルバイトが見つかったとしても、いわゆる3K(きつい・汚い・危険)な仕事となることだけは心に留め置いて頂ければと思います。
- 高卒ワーホリではキャリア育成はかなり困難
- 渡航先の国の人たちがやりたがらないような仕事(きつい・汚い・危険)しか見つからない
高卒留学でのキャリア育成とは?
ワーキングホリデーの難易度の高さについて知って頂けたところで、続いては『高校卒業後のキャリアアップ留学』についてご紹介させていただきたいと思います。
英語力を目指したキャリア
高校卒業後のキャリアアップ留学といってもその中身はさまざまですが、その中でも1番初歩的なキャリアアップのお話で『英語の習得(英検1級・TOEIC940点以上・IELTS6.5以上)』というものがあります。
高校卒業後すぐに語学留学する学生が英検1級レベルに到達するまでに必要な留学期間は、平均して約1年半~2年半と言われておりますが、この英検1級を取得できる英語力というのは日本の大学生の中でもトップレベルになります。
当然のことながら、20代前半の方で英語を先行している大学生でも一部の学生しか取得できない上級レベルの英語力を持ってさえいれば、たとえ高卒であったとしても、就職時にかなり強みになることは言うまでもありません。
高卒留学で更に学位を取得すると?
高卒留学では『英語力を身に付ける』というのは当然なことなのですが、その次のステージとして海外カレッジ卒業学位を取得するというレベルがあります。
こちらは高校卒業後、語学留学を行った後で、海外のカレッジや大学に進学して海外の学位を取得するルートになるのですが、例えば、海外のカレッジでIT系の学位や資格またはマーケティングやビジネス関連の学位まで持ち帰ってきていたらどのよう違いが出ると思いますか?
答えは簡単なのですが、『英検1級+海外の短大卒業レベルの学位』を持っている人材が、20歳や21歳な訳ですから欲しがらない企業があるはずはありませんよね?
正直、このレベルの人材になると20代中盤~後半までの人材と比較しても優秀な人材だと企業に判断されるレベルとなるので、人生を有利に運ぶことができるようになることはお約束できる段階となります。
高卒留学で更に職歴を取得すると?
さらに、こうした留学を作る場合、必ずと言って良いほど現地企業での就労経験・インターンシップ経験までを持ち帰っていただいております。
『英検1級+海外の短大卒業レベルの学位+職歴』まで来ると、海外での永住権取得チャンスもドンドン出てきます。
そして当然ですが、永住権資格が取れるチャンスがあると言うことは、海外でも必要にされている人材ということを意味しますので、日本に帰国したとしても、学歴どころか、超が付くほどのキャリア人材になっている訳です。
これは、高校卒業後のキャリアアップ留学のほんの1例にすぎませんが、たった2~3年ほどの留学期間でも、ここまで作り込むことができてしまうことについて少しだけ思っておいていただけますと幸いです。
- 高卒留学にするとキャリア育成が可能になる
- 海外で就労経験まで積み帰国する高校生も増えてきている
日本で進学しなくても海外でキャリア育成ができるなら帰国後も安心ですね!
正直、日本で働くよりも海外で働くことで給料が倍以上になることも珍しくないので、キャリア育成の大切さを感じてしまいますよね!
高校卒業すぐのキャリア留学まとめ
さて、ここまで高校卒業後すぐのキャリアアップ留学についてご説明させていただきましたが、ココア留学では帰国後の就職活動についても、大学で実際に教鞭をとっているキャリアコンサルタントを交えながらのサポートをご提供させて頂いております。
そうした留学エージェントは国内を探してもなかなか無いので、もしご興味が御座いましたら、ココア留学へのご相談も視野に入れて頂ければと思います。
また、世界では毎日のように新しい教育が生まれ、古い教育が廃れていきます。
特に、未来のある高校卒業後のキャリアアップ留学は、少なくとも海外の経済状況やビザやトレンドなどを追い続けていなければアドバイスさえできないデリケートなものとなっているので、少しだけ覚えておいて頂ければと思います。