留学に靴は持っていく?知っておきたい海外の靴事情!
留学相談者のかたから「留学には何足の靴を持っていけばいいですか?」や「どのような靴を留学にもっていけば良いのか?」といったご質問をお受けすることがあります。
そこでここでは、留学の靴事情について詳しく説明させていただきたいと思いますので、もし皆様のお時間が許されるようでしたら最後までお付き合いください。
留学にたくさんの靴は必要ない?
留学期間にもよりますが、留学生の中にはスーツケースの中に4~6足も詰め込み渡航することを考えていらっしゃるかたもいますが、結論からお伝えすると、留学期間中に必要な靴の数は2~3足で十分だったりします。
そこでまずは「留学にはどのような靴が必要になるのか?」という靴の種類のお話から始めさせていただきたいと思います。
スニーカー
留学生にとって最も必要な靴といえばスニーカーです。
特に留学期間中は、スクールのアクティビティーや小旅行、それに散歩など日本にいるときよりも歩く機会が増えます。
そのため、歩きやすさを重要視したスニーカーは留学の必需品と言えるものとなっているのですが、最近ではダイエットや筋トレのためにランニングや運動を始められる方が多いので、トレーニング用としても準備しておくと良いです。
「どんな靴を持っていこうか?」と考えたときに、絶対にはずしてはいけないのがスニーカーになりますので、忘れないように持参するようにしてください。
- 留学にスニーカーは必須!
- トレーニング用としてのスニーカーも準備しておくと良い!
サンダル
次に「留学に必要でしょうか?」と言う質問が多いのがサンダルです。
特に、カナダやイギリスといった比較的寒い国々に留学予定の方よりも、フィリピンやオーストラリアといった暖かい地域に留学される方からサンダルに関する質問を数多くお受けするのですが、サンダルはちょっとした外出等に便利なので、日本から持参して頂きたいものになります。
また、海外のビーチサンダルは、どうしても日本製と比較してクオリティが低かったり、サイズが大きいものが多いため、海や川へと出かける予定の有る無しに関係なく、軽い物ですので持参して頂ければと思います。
- サンダルも留学に必須!
- 海外のビーチサンダルはサイズが合わないものが多い
パーティー用の靴
そして「パーティー用の靴は持参すべきですか?」というご質問についてですが、実は、海外では毎週末のようにパーティーやイベントが行われているため、正直、あると重宝します。
日本ではダンスや音楽とは無縁だったかたも、留学にいくと異文化交流の中で、どうしてもクラブや社交場に出ていく機会が生まれてしまいます。
ただ、パーティー用の靴は高価なケースが多いので、スーツケースに入れてしまうことで型崩れが心配になったり、荷物の重量が増えてしまうことにも繋がりますので、実際にパッキングしてみて余裕がありそうならば持参するようにしてください。
また、荷物の関係上、持って行くことが難しい人や靴を持っていらっしゃらない場合には、最悪、留学先でも購入することは可能ですのでご安心ください。
- パーティー用の靴はスーツケースや荷物に余裕があるなら持って行く!
「スニーカーやサンダルは必須!」「パーティー用の靴は状況に応じて!」ということですね!
そうです!
スニーカーは必ず日本で何度か履いて、慣らしておくようにしてください!
海外で靴を購入する時の注意!
次に、海外で靴を購入するときの注意について紹介させて頂きたいと思います。
海外で靴の購入には何に注意する?
日本でも海外ブランドの靴を購入する機会は数多くあるため、多くの方はご存じかと思いますが、海外製の靴は日本製の靴と比べて、足の甲の部分が比較的低く幅も狭めで作られていることが多いです。
日本人の多くは欧米人と比較して、足指ががっちりしていて甲高で幅が広くなっている人が多いため、海外製の靴が『甲低・幅狭』であるのに対して、日本国内では『甲高・幅広』なものが多く販売されています。
そのため、実際に試着して頂ければ分かると思うのですが、留学中に靴を購入しようとするとジャストサイズは甲や幅の高さが合わなかったり、甲や幅を合わそうとすると1サイズ大きめの靴を購入することになったりすることも珍しくありません。
もし「甲が高くて幅が広いです!」というかたがいらっしゃいましたら、どうしても靴擦れする可能性が高くなるので、『甲で足が止まること』と『靴の先が丸くなっているもの』を確認して購入されると失敗のリスクが小さくなるのでオススメです。
- 日本人の足の特徴から海外の靴が合わないことがある!
- 甲高・幅広なかたは『甲で足が止まること』と『靴の先が丸くなっているもの』を選ぶとよい!
海外の靴と日本の靴の違いとは?
余談ですが、海外の靴は木型に合わせてサイズを調整されている一方、日本の靴は実際の人の足に合わせてサイズが調整されています。
そのため、同じサイズ表記であったとしても海外の靴のほうが大きめに作られていることが多いです。
また、アメリカやカナダ、それにイギリスなどではインチ表記が使われているケースが多いため、購入する際は事前にサイズについて知っておく必要があります。
以下に、一般的なサイズについてまとめてみましたので、スクリーンショットで撮るなど自分の近いサイズをメモしておいておくと便利です。
●靴のサイズ変換表(男性用)
日本 | イギリス | アメリカ | フランス |
---|---|---|---|
23.5 | 5 | 5.5 | 38.5 |
24.0 | 5.5 | 6 | 39 |
24.5 | 6 | 6.5 | 39.5 |
25.0 | 6.5 | 7 | 40 |
25.5 | 7 | 7.5 | 40.5 |
26.0 | 7.5 | 8 | 41 |
26.5 | 8 | 8.5 | 41.5 |
27.0 | 8.5 | 9 | 42 |
27.5 | 9 | 9.5 | 42.5 |
28.0 | 9.5 | 10 | 43 |
28.5 | 10 | 10.5 | 43.5 |
※ ブランドやメーカーによってもサイズは異なります
●靴のサイズ変換表(女性用)
日本 | イギリス | アメリカ | フランス |
---|---|---|---|
22.0 | 3 | 4.5 | 35.5 |
22.5 | 3.5 | 5 | 36 |
23.0 | 4 | 5.5 | 36.5 |
23.5 | 4.5 | 6 | 37 |
24.0 | 5 | 6.5 | 37.5 |
24.5 | 5.5 | 7 | 38 |
25.0 | 6 | 7.5 | 38.5 |
25.5 | 6.5 | 8 | 39 |
※ ブランドやメーカーによってもサイズは異なります
- 海外の靴のほうがサイズ表記よりも大きめに作られていることが多い!
サイズ通りに注文したのに大きさが合わない理由が分かりました!
ネットショッピングなどでサイズに失敗することが多いのも、サイズ表記の違いと、サイズの目安にしているものが木型と実際の足とで差があるためです!
最近の留学では必要な靴が増えた?
ここ最近、「留学に就活用の靴を持参すべきですか?」という質問をお受けする機会がかなり増えています。
それは、コロナ以降、大学生の海外インターンシップが人気になっていることや、海外移住・勤務を目指した留学が話題になっていることもあるのですが、海外の就職活動時の靴は日本とは少し違うため注意が必要です。
日本と海外の就職活動の違いとは?
日本と海外の就職活動の違いとして『面接の方法』を取り上げる人が多いですが、実は、靴や服装にも大きな違いがあります。
日本の就職活動の場合、リクルートスーツに就活シューズに就活用の鞄という、就職活動のためにきっちりとした服装に身を包み面接に挑むことが一般的ですが、海外では面接用の服装や靴は職業(職種)や業界によって大きく異なります。
例えば、パティシエとして海外インターンや就職をしたい方の場合には、バリバリのスーツ姿と言うよりも、直ぐにでも料理の技術を披露できるような服装が好まれますし、逆に、セールス(法人営業)やB to B(Business to Business)マーケティングなどの職業に就くことを考えている場合にはスーツを着こなすことにより好印象を得ることができます。
そのため、就職活動用の靴は「留学先でどのような職業につきたいか?」によって大きく変わっていくとお考え下さい。
- 海外の就職活動での靴選びは職業によって合わせること!
靴を見る面接官は多い?
またまた余談ではありますが、海外の面接官の多くは、面接の際に就職希望者の靴を『必ず』と言って良いほどチェックします。
というのも、最近では少しずつ変わりつつありますが、欧米の文化圏では家の中でも靴を履いて生活することが多いため、靴に日々の生活態度が出やすく採用の手掛かりになることが多いためです。
ただ、面接官にチェックされるからといっても、なにも新品の靴である必要はなく、職業にマッチした靴であると共に、きちんと磨かれた靴であれば高評価の対象になるため、日本での就職活動ほど神経質になる必要はありません。
最も重要なのは職業と服装のマッチであることを忘れないでください。
- 職業に合わせた靴を選ぶことを忘れない!
スニーカーで面接に行くことを考えていました・・。
日本でも外資系企業を中心にスニーカーでの面接を歓迎する企業が増えてきていますが、悪目立ちすることだけは避けたいですよね!
ハイヒールは持っていくべき?
そして最後に、女性からよくある靴に関する質問として「留学にハイヒールは持っていったほうがいいですか?」というものがあります。
こちら、特に女性に気をつけていただきたいのは、海外に行くと日本人女性のための洋服のサイズや靴のサイズがなかなか見当たらないことが多いと言う点です。
女性用の小さいサイズはない?
靴のセレクトショップに入ってみても、気に入ったものはサイズが大きすぎたり、ようやくサイズがあった靴を見つけた時には、デザインが全く気に入らなかったりしてしまいます。
最近では、Amazonなどのインターネットサービスを使って靴を購入する留学生も増えてきていますが、国や地域によっては宅配環境がよくなかったり、届かなかったりするなどのトラブルがあるので注意が必要です。
ハイヒールはなかなか自分にぴったりのものを購入するのが難しいため、もしスーツケースに隙間があるならば一足で良いので忍ばせておくと安心です。
靴を明確にする留学準備ステップ
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- Step.1 留学中に就職・インターンシップを経験する予定ですか?
- 経験予定の場合はビジネスシューズの持参を視野に入れる
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- Step.2 女性 or 足が小さい方ですか?
- 小さめの靴は数が少ないので、日本からの持参を視野にいれます
-
- Step.3 温暖な地域に留学予定ですか?
- 少し良いサンダルを持参することをオススメします
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- Final Step. スーツケースの重さと隙間は?
- スニーカーは履いて行くとして、スーツケースの重さと空き状況に応じて、何足靴を持って行くか決めます
留学に必要・便利な持ち物リスト【2024年版】【印刷可】
- 小さめの靴は品ぞろえが悪いので注意が必要!
靴について心配していたので凄い参考になりました!
良かったです!
本当に困ったときは「日本から送る!」という手もあるので、過度に神経質になることだけは避けてくださいね!
留学に靴は持っていく?知っておきたい海外の靴事情!まとめ
こちらでは、留学と靴のお話をさせて頂きましたが、留学の目的や希望によって持参する靴の数や種類が大きく変わってくることについて伝わっていたら嬉しいです。
というのも、インターンシップや就職活動、それに永住権取得や学位取得など、人によって留学の目的が違ってくると必要になってくる靴の種類や数が大きく異なってしまうためです。
そのため、留学計画やスケジューリングが上手に組めていないと、「留学先で1度も履かない靴を持ってきてしまった・・」や「持ってきた靴は直ぐ履き潰れてしまった・・」ということにもなりかねないのでご注意ください。
また、ココア留学は『海外教育を通じたキャリアデザイン』を専門としている留学エージェントになりますので、もし、そうしたキャリア育成に興味がありましたら、以下よりご相談頂ければと思います。