留学出発直前に必要な準備をまとめてみた!2022年版
留学にいざ行くぞ!というタイミングで、何か忘れてそう・・、他に何かやってないことはあるかな・・と、何が不足しているか分からないのに、漠然と不安になったというお話を聞くことがあります。
渡航直前でワクワクされるお気持ちと同時に、このような不安な気持ちが襲ってくるものです。
そこで今回は、そんな漠然とした不安の解決のため、渡航までに忘れがちだけど、しっかり対処しておいたほうが良いことに焦点を当てて、お話してまいります。
出発直前!持ち物編
留学エージェントを通して留学される方は、よく持ち物リストや持っておいた方が良いものなどについてお話を伺われていることと思いますので、まずはそのリストをしっかり確認して頂ければと思います。
そして、持ち物を準備される中での、注意ポイントについてお伝えしていきます。
電子機器類の対応電圧の確認
留学に行くにあたり、パソコンやスマホ、タブレット端末などの精密機器を持って行くことは当然のことととなりましたが、意外とこれらの対応電圧を確認されていない方がいらっしゃいます。
多くの電子機器には対応電圧に幅が設けられているので、多くの国でそのまま使える使用になっておりますが、国によっては利用可能限度を超えている電圧で提供されている場合がございますので、よく確認です。
電子機器とはことなりますが、ドライヤーはよく海外で使ったら、火が吹いた!なんていうお話も聞きますので、確認しておいて損はありません。
そして、残念ながら海外の電圧に耐え切れず、故障してしまった電子機器は使えなくなってしまう場合がほとんどですが、日本の海外留学保険に加入されていらっしゃる方は物損扱いで補償対象になることもございますので、このような時に備えて、しっかりとした保険にご加入されることをお薦めいたします。
意外と重くなるスーツケースの重量
必要なものをどんどん詰め込んでいくだけですが、もちろんスーツケースの重量が上がっていき、ほとんどの生徒さんが渡航ギリギリまでパッキングに苦戦されていらっしゃるのを拝見します。
この時、ある程度のものは現地でも調達できますし、足りないものは渡航後にご家族から郵送して頂くことも出来ますので、季節分のお荷物だけご準備頂くようにすると、かなり身軽になるかと思います。
最終的に、数グラムの誤差であれば、手荷物に荷物を移すことで最悪対応できますので、預入荷物の制限重量においてもご確認いただくことをお薦めします。
また、フライトによって、預入荷物や持ち込める手荷物の数が異なる場合がございます。
スーツケースを2つ持って行きたいのに、チェックインの際に1つしか預け入れが出来なかった、なんてことになっては大変ですので、フライトをご予約の際によく確認されてください。
出発直前!役所手続き編
意外と忘れがちなのが、市役所・区役所などでの役所お手続きで、特に社会人で働かれていた方は、税金・年金手続きなどをしっかり整理しておく必要がございます。
扶養に入っている学生の方は、ご両親によく確認をされてみてください。
海外転出届を出すことによる影響
1年以上日本から離れる場合には、基本的に住民票を抜き、海外転出届を提出する必要がございますが、海外に転出するにあたり、日本で契約されていらっしゃる様々な事柄について確認が必要です(提出は出国前の14日以内から可能。自治体により1ヵ月前から受け付ける地域もあり)。
例えば、生命保険に加入されていたり、奨学金の返済をされていらっしゃる方は、そのお金の拠出を海外にいる間も続けるのか、続ける場合、何かしらの連絡を受け取る可能性があり、連絡先を変更しておかなければいけないなど細かいものをあげるときりがありません。
特に社会人の方や永住権取得を考えられている方向けですが、現在ご自身が契約されている事柄について余裕をもって確認されたほうがよいでしょう。
在留届
海外に3ヵ月以上渡航される際は、『在留届』を提出する必要があります。
こちらを提出することによって、海外での有事の際に政府からの情報が届いたり、サポートを受けやすいという点がございますので、こちらもご対応下さい。
ただし、在留届は海外転出届と違って、渡航後にも対応が可能ですので、焦って対応する必要はございません。
上記の事柄についてのプロは、役所や政府のスタッフさんとなりますので、詳しくはお住まいの地方自治体にてご相談ください。
1年以上の留学は、住民票を抜く必要があるんですね!
そうですね!役所のお手続きには時間がかかる場合や、人や地域によって手続きが異なるので、事前にお問い合わせされるようにしてください!
出発直前!入出国編
さて、いよいよ出発当日。
荷物や手続きが万全!という段階で過去にあった事例をもとに、気を付けたいポイントをあげていきます。
パスポートを忘れた!
いざ、チェックインしようと、必要書類を探った際に、パスポートが見当たらない!なんていう事例もございます。
そんなことないだろうと思いますが、ここが盲点で、あるに決まっているという慢心が一番大事なものを忘れてしまう原因にもなります。
渡航必要書類、お金、カード、スマホ、そしてパスポートなど、最低限渡航するにあたって必要なものの最終確認は必ずされて下さい。
各国で異なる入国審査や移民局の対応に苦戦
パスポートがあればOKである旅行とは違い、長期の留学となると違った続きもあります。
例えば、学生ビザやワーキングホリデービザの発行のために移民局に立ち寄った際、2~3時間待たされたり、そもそも移民局の場所がわからずさ迷ったりされたというお話も聞きます。
もちろん初めてのことで、落ち着けと言われても難しいこともございますので、このような事態でも焦らないために、事前に渡されている書類をファイリングして見やすくしておくとか、付箋を貼っていつでも出せるように準備をしておくなど書類の準備をしっかりしておくことで、冷静に対応することができるはずです。
また、アメリカ経由の場合はESTAの申請が必要なように渡航する国によっては、個別の入国審査制度を設けている場合がございます。
多くの場合、経由の場合でも申請が必要なことがほとんどですので、どの国で何の申請が必要なのかを確認されて下さい。
荷物が届かない・・・
経由便の場合に起こり得るケースですが、預入荷物が到着空港に届かない、いわゆるロストバゲッジが起こる可能性もゼロではありません。
荷物受取場(baggage claim)でひたすら待っていても荷物が出てこない!といったケースに見舞われた場合は、速やかに近くにいるスタッフにその旨を伝えるか、多くの場合はサポートデスクが近くにありますので、そちらに向かわれて下さい。
そして、留学エージェントを利用されている場合には、そのエージェントと送迎を利用する場合はピックアップスタッフにロストバゲッジで入国に時間が掛かっている旨を伝えてください。
この時、日本の保険に加入されている場合は、ロストバゲッジの保証が付いていることがほとんどですので、ご安心ください。
クレジットカード付帯の海外保険や海外現地の保険ですと、十分な補償が得られない場合がございますので、万が一のリスクを考え、慎重に保険を選ばれることをお勧めいたします。
渡航で慌てないために
それでは最後に渡航を慌てないために手順をご確認いただけるように、フローチャートをご用意させて頂きましたので以下をご覧ください。
渡航で慌てないためのステップ
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- Step.1 スーツケースや電子機器に目途をつける【渡航2~3ヵ月前】
- 購入金額が大きくなるであろうパソコンやスーツケースなどの検討は早めにしておくことで、
セールを利用してお得な時期を逃さず済みますし、いざ具体的に準備が始まった際に取り掛かりやすいです。
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- Step.2 荷物を整理する+書類の出力・整理【渡航1ヵ月前】
- 荷物リストなどを確認の上、準備できる小物などから順々に準備していきましょう。
データで送られてきた書類は出力したり、データであっても整理しておきましょう。
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- Step.3 書類の最終チェック【渡航2週間前まで】
- ファイルに整理すると同時に、漏れがないかを最終チェックしていきます。
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- Step.4 役所手続き+渡航手続き【渡航1週間前~】
- 渡航直前でないと手続きできなものもございますので、要確認です。
コロナ関連で追加提出が求められている書類などもございますので、改めて確認しましょう。
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- Step.5 最終手荷物確認【出発当日】
- 手荷物として持っておかなければいけないものの最終チェックを行ってください。
留学出発直前に必要な準備をまとめてみた!2022年版まとめ
知っていた!ということもあれば、そんなことまで気にしなければいけないのかとご存じなかったものまで様々ございましたでしょうか?
多くの場合は、渡航後に対応できることがほとんどですが、出来ればリスクは犯したくないものです。
特に初めての海外となる方は、そもそも渡航するだけで、緊張と不安でいっぱいいっぱいになられるかと思いますので、事前準備はしっかり行ってみてください。
有事の際は、ご利用の留学エージェントが全力でサポートして下さると思いますので、安心して皆さん渡航されてください。
皆さんが余計な心配なく渡航して、留学を楽しんでくださるよう精一杯サポートしていきますね!