大学生留学

大学生が留学中に経験すべきはインターンorボランティア?

大学生が留学中に経験すべきはインターンorボランティア?のイメージ

「海外インターンシップとボランティアってどっちが良いのだろう?」と迷われている大学生は、本当にたくさんいらっしゃいます。

そこでここでは、海外インターンシップとボランティアについて詳しくご紹介させて頂きたいと思います!

大学生が悩む海外インターンかボランティアか?

海外の風景

大学生の留学相談者から「夏休みや春休みを利用して留学に行くことはできますか?」や「休学制度を利用して留学に行くのはどうでしょうか?」というご質問をお受けすることが御座います。

正直なところ、大学生が短期で海外留学へ行く場合、その多くの場合が海外旅行に行くのとあまり変わらないというのが現実だったりしてしまいます。

しかしながら、コロナ以降は、中学生・高校生の留学とは違い、留学後の就職活動を視野に入れた大学生が増え、ただ海外へ行って英語を学ぶだけでなく「自分自身の成長につながるような経験をしたいと考えている!」とおっしゃる方が急増しています。

そんな大学生にとって、留学中にしか得られないような経験ができ、就職活動に有利になるものとして、海外インターンシップと海外ボランティアが大きな人気となっています。

ここで多くの大学生が悩むのが、「私にとってインターンとボランティアどちらの経験をしたらよいの?」というポイントです!

そこでここでは、インターンシップとボランティアの違いについてはもちろんのこと、「皆様にはどちらの経験が向いているのか?」や「就職活動には有利なのか?」など、それぞれの特徴を踏まえてご案内させて頂きたいと思います。

これから長期休暇や休学などの制度を利用して海外留学に行こうと検討されている大学生の皆様はもちろんのこと、お子様がご留学を検討される方も、是非お時間のある時に最後までご一読いただけたらと思います。

  • 語学留学だけで留学に出る大学生が減っている
  • インターンシップやボランティアを考える大学生が増えている
留学生
留学生

コロナ以降、大学で学ぶだけじゃ不安になってしまって「海外でも生活できるくらいにならないといけない!」という風に思うようになりました。

COCOA
COCOA

コロナの影響で大学生の意識が本当に変化しました!
特に留学に対して質や効率を求められる方が本当に増えました!

海外インターンがマッチする人の特徴とは?

大学生が海外で学ぶ様子

まず始めに海外インターンシップについてですが、海外インターンシップ(インターン)とは『学生が海外企業などに入り、実際に就業経験を積んだりメンバーとして勤務することができるプログラムのこと』です。

インターンシップは、帰国後の就職活動で海外での就業経験をアピールしたい学生や、一般的なアルバイトなどでは働く機会を得ることが難しい『海外オフィス』で学びたい学生に人気があり、コロナ以降はカナダのCOOP留学など大学生から爆発的な人気になっていたりします。

実は、海外インターンはハードルが高く難しいように思われがちですが、「とりあえず大学には入ったけれどまだ将来やりたいことが見つかっていない」という方や、「なんの強みもなく卒業後の就職活動が不安」という学生にとって、最善の道を選ぶことができる可能性を上げる貴重な機会・留学となっていたりします。

また、国によっては有給でのインターンが可能だったり、実際に会社で給料をもらいながら働くことで売り上げ大学生でありながら社会人レベルのビジネス経験を下積みすることも不可能ではないため、生活を支えながら学べるというのも大きな特徴の1つなります。

海外インターンの更なる強みとは?

もう1つ海外インターンの大きな特徴としては、海外インターンへの参加には書類審査や実際に就職するレベルでの面接が必須になるため、インターンに参加した経験そのものが『海外企業から評価された人材である』という強みになります。

また、当然ながらビジネスレベルの英語力を持っているという証明にもなるため、履歴書への記載や『学生時代に力を入れてきたいこと(ガクチカ)』として面接時に発表することでも企業から大きな評価を得られる可能性が高いです。

加えて、インターンにおけるすべての工程を投げ出さずに修了したという実績というのは、1つの達成経験の保有者であることはもちろんですが、忍耐強さに関してもアピールできるようになるため、就職活動においての有利になることは言うまでもありません。

「就職活動でここまで大きな効果を出す海外インターン恐るべし!」ですよね!

海外インターンシップは「社会に出る前にビジネス経験を積みたい!」「将来何をしたいのかはっきり決まっていない!」「とりあえず留学してから自分のやりたいことを見つけたい!」といった学生にとっても、自分の興味をテストすることができるのでオススメだったり致します。

  • インターンシップは将来が不安な学生にも最適
  • 帰国後の就職活動に大きな効果を発揮する!
採用担当の留学経験者採用意向(単位: %)
  強くそう思う まぁまぁ
そう思う
どちらかというと
そう思う
どちらかというと
そう思わない
あまり
そう思わない
全く
そう思わない
割合(%) 8.8 22.8 32.0 23.8 6.0 6.8

※ 留学経験は7割以上の会社の面接で有効というデータ。
(トビタテ!留学JAPAN:2018年度調べ)

留学生
留学生

日本の企業採用の方も「70%の方が留学経験者を採用したい!」と思ってくれてるんですね!

COCOA
COCOA

ただし注意点としては8.8%の企業だけが『強い希望』なので、留学の質が求められることは間違いないので注意してくださいね!

ガクチカについて詳しく!
ガクチカで留学経験がアピールにならない理由とは?

「留学をガクチカとして発表することはどうなのかな?」と迷っている大学生の皆様は、是非、こちらのお話も併せてご覧になっておいていただけたらと思います!

ガクチカで留学経験がアピールにならない理由とは?

海外ボランティアがマッチする人の特徴とは?

動物を保護している容姿

次に海外ボランティアについてですが、海外ボランティアとは『実際にNGO団体などが活動する国際協力の現場に赴き、その土地に蔓延している貧困や環境の課題、動物保護問題などを解決するために現地スタッフと一緒に活動すること』です。

現地の実状を自分の肌で感じることで、普段ニュースで見るような社会問題を他人レベルではなく自分の感覚の一部として体感できるのもこの海外ボランティアの特徴です。

海外ボランティアに行く大学生は、「困っている人の役に立ちたい!」「海外に行って自分にできる手助けをしてみたい!」といった思いを持つ学生の他、「将来は動物愛護・人道支援などの仕事に携わりたい!」といった確固たる目標を持って参加する学生も少なくありません。

一般的に、こういった活動は善意で提供されているため、外国人が正規メンバーとして有給で携わることはかなり難しく、先にご案内した企業インターンシップとして参加するのも非常に難しいものになっていたりします。

また、基本的に有給での募集がないため、大学生にとってはボランティアだからこそ実現できる経験が多数あります。

無給だからこそできる!

当然ながらボランティアですので、その多くは無給での奉仕活動にはなりますが、ボランティアでしか出来ない特殊な経験や学びを得ることは、大学生にとって大きな財産となります。

特に、将来、困っている人への人道支援や、発展途上国の環境問題、動物愛護問題の解決などに携わりたいと考えている学生には、海外ボランティア以上の経験はありません。

  • 海外ボランティアは「誰かのために活動したい!」と考えている方にオススメ!
  • 無給なのでお金に余裕がある方にもオススメ!
留学生
留学生

たしかに「無給だから・・」というのはある意味大きいかも?

COCOA
COCOA

ボランティアは貴重な無料の労働力なので、受け入れる側も慎重に仕事を与えてくれるのがインターンシップとの大きな違いですね!

大学生のボランティア留学!
大学生が海外ボランティア応募前に知っておきたい3つの話

ボランティア留学に応募する前に、是非、知っておいて頂きたいお話をまとめてみました!ボランティア留学をお考えの方は参考にされてみてください!

大学生が海外ボランティア応募前に知っておきたい3つの話

就職活動での採用目線では?

学生が一緒に勉強している様子

次に、「帰国後の就職活動で海外インターンやボランティアがどのように評価されるか?」と言う点についてお話してみたいと思います。

一般的にはあまり知られていないことになりますが、就職活動、特に面接試験で重視される点は「インターンやボランティアに参加した事実ではなく、その活動の中で何を得たか?」という点だったりします。

例えば、「学生時代に頑張ったことは?」という面接官からの突然の質問に対して、「留学中に参加したインターンやボランティアでの経験を交えて自身が成長したエピソードや、経験から得られた考え方の変化など」をサラリと返すことができると、相手に好印象を残すことができるのは言うまでも無いですよね?

しかし、こうした経験をすることは簡単なことではありません。

そのため、「まだやりたいことが分からないけれど、誰かに言えるような経験をしたい!」という方がいらっしゃった場合は、あえて活動内容と自分との間にギャップがあるものを選んでみるということも視野に入れてみてください。

大学生の特権を使う!

このように、例えば自分の専攻分野や培ってきたキャリアと全く違うことを経験しようとするのは、社会人にとっては大きなリスクとなりますが、大学生にとっては「失敗を知ることや知見を広げる意味でも大きな機会となった!」として、企業からの評価は非常に高いです。

自分の想定範囲外の仕事や活動に携わってみることで、新しい知識や価値観を取り入れることができると同時に、思わぬ場面で将来やりたいことや自分の長所などが見つかることもありますので、少し視野に入れておいて頂ければと思います。

また、採用面接の際においても、本人の印象と、参加した活動や考え方との意外性があることで、面接官からすると「あれ?この子はなぜ海外でこの活動をしたんだろう?」といったふうに面接官の興味を引くことになることも考えられます。

大学生が海外で経験することは、インターンであってもボランティアであっても決して無駄になることはありません。

就職活動を意識したときに「インターンとボランティアのどちらを選ぼうかな?」って迷ったら、先ずは『将来やりたいこと』といった目的を考えて、次に「自身の成長につながるか?」、そして「他の人にはない強みになるか?」といった点を意識して決めてみると、就職活動が全く怖いものではなくなります!

  • 大学生だからこそ『失敗が許される』という環境を大いに使う!
  • インターン・ボランティアともに就職活動にはかなり有利
留学生
留学生

『有料のボランティア体験』みたいなものもあると思うのですが、そちらはどうですか?

COCOA
COCOA

そちらは完全にボランティアの人に労働力では無くお金を期待しているケースです。
参加料を払うことでボランティア先にお金が流れる『募金』に近いものだと考えておくと良いです!

大学生が留学中に経験すべきはインターンorボランティア?まとめ

海外の学生が子供たちと一緒に勉強する様子

さて、「海外インターンと海外ボランティアのどちらが就職活動に有利になるのか?」また、それぞれの特徴についてここまでいろいろとご紹介して参りました。

結果として「どちらを選択しても就職活動の際には有利になるよ!」と言うことが分かって頂けたと思いますが、更にそれを踏まえてどちらを選択するのかは「自分が将来何を仕事にしたいのか?」「どこで働きたいのか?」について考えてみることが大切だと言うことです。

そして、将来、語学力を生かしながら企業に就職したい人にはインターン、発展途上国の支援活動や、動物愛護の活動、人道サポート等をしたい学生にはボランティアが向いているとお考え下さい。

また、大学生の中には将来やりたいことが決まっていない方も多くいると思います。そんな方の場合には迷わず海外インターンシップの道へと進んでおいて頂ければと思います。

言い方が悪いですが、後で、潰しが効きます。

正直、大学生の皆様にはそうした気持ちで海外インターンシップやボランティア留学に参加して頂けたら嬉しいです。それは、両者ともに社会人にはできない経験を学生と言う立場を利用して行うことができるものになっているためです。

そして、ここにいらっしゃる大学生の皆様にとって、海外留学は逃げ道ではなく次の自分を見つけ出す『攻めの一手』として頂けたら幸いです。

最後に宣伝のようになってしまって大変恐縮ですが、ココア留学では『初回ご相談完全無料(通常のコンサルティング料金は3万円)』にて留学相談も行っておりますので、万が一困った事がありましたらお気軽にご相談いただけましたら幸いです。